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EXTRA FILM 2nd

封じられた忌まわしき記憶 ★★★

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    忘れ去られた記憶───。封じられた記憶───。決して、思い出したくもない記憶───。

    音雨瑠 空美は【残念美形の魔将】アスモダイオスとの戦闘で一方的な敗戦と屈辱を負わされるなか、それを越えるほどの苦しみを淫紋を植え付けられる形で身体に刻み込まれた。以来、空美は自分の内にが芽生え、時折自我を奪われることがあった。
    幸か不幸か、自我を奪われた間に起きたことは空美自身の記憶には一切として残らず、淫紋が下腹部に浮かび上がりそこから放たれる耀きを見つめることで暗示にかかってからはまるで別人へと成り果てる。ただ、そこには───、空美の深層意識へとなり変わろうとするもう一人の音雨瑠 空美を形作っていた。

「お?お嬢さん、この後ご予定は?」
「……ぇ?いや、得ないけど……」
(なんで、あーしラブホテルから出て来たんだろう?)

    歓楽街の道端で小太りした中年男性に話をかけられて、ふと疑問に思った。
    ダメだ思い出せないと、二日酔いなのかと思うほどにぼやけている頭を押さえて記憶を必死に手繰り寄せる。

    思い出せるはずもないのに────。

    空美は噂観測課の仕事がままならず、療養休暇を貰っていた。その間も、頭の中にはずっとアスモダイオスに敗北したことが離れず脳裏に取り憑いていた。何よりも、頭を掴まれて流し込まれた魔の瘴気が感電したように全身の隅々まで駆け巡ったを忘れられない。
    屈辱的な責め苦を受けたというのに、その身に受けたは何物にも代えがたいものであった。それでも、否定し受け入れ難いと空美の心はそれを越えるものを───、を求めるようになっていた。心が性の快楽を求めた瞬間、アスモダイオスが刻印した淫紋は効能を表に現し空美から自我を奪い取り、男性との淫らな行為へと導いた。

「飲みすぎたのかい?酒の臭いはしないが、そんな様子じゃ家にも帰れないだろ。どうだろう、此処はおじさんと一緒に休んでいかないかい?」
「あ、……いや……あ、ふ……?あー、し……一人でも……」
(疼く……。凄い……ムラムラするし~~)
「帰れ……る、から────大丈…………」
(さっきの人達じゃ物足りなかったし……♡)

    いやいやと頭を振って我に返る。酒を一滴も飲んでいない。ましてや、明後日から二日間に分けて精密検査をすることになっているのに、検査で引っかかるようなことをするわけにはいかないと自分に言い聞かせて中年男性の誘いを断るように突き放した。そのまま、よろよろと千鳥足になりながらもタクシーを捕まえられる開けた道路を目指して歩いた。
    すると、中年男性が残念そうに突き放された拍子に乱れた服装を整えて空美の背中を見届けていた。その下心丸出しの視線を浴びながら空美はなんとかタクシーを停めることに成功した。後部座席のドアが開き乗車する。運転手に向かう場所を伝えて歓楽街からタクシーを発車させた。

□■□■□■□■□

    部屋に入りテーブルにポーチバックを置いて洗面台へと足を運んだ。服を脱衣カゴに入れてバスルームに行き、程よく温めに設定したシャワーを浴びる。サイドポニーに結んだ髪を解いてシャンプーで髪の毛を丁寧に洗って、体も綺麗に洗い流してバスルームを出て歯も磨いた。
    ドライヤーで髪の毛を乾かし、再度髪を結ってヘアースタイルを整えて洗面台の灯りを消してベッドルームに向かった。

「いや~嬉しいね。まさか、おじさんとこんな高級なホテルに泊まってくれるなんてさ」
「ウフフ……、別にフツーっしょ♡それよりさぁ~~、本気マジ楽しませてくれるよねぇ?」

    なんと、そこには歓楽街で声をかけてきた中年男性がバスローブを着た状態で座っていた。空美はタクシーで歓楽街から離れた場所にある高級ラブホテルにやって来ていたのだ。すでに、生気のない眼でその場に立っている空美の下腹部には淫紋が浮かび上がっていた。
    滑るように空美の太ももへと手を伸ばす中年男性。それに応えるように上半身をくねらせて感じて魅せる。嬌声を中年男性の耳元で囁くように吐息として吐き、空美も中年男性の股間へと手を伸ばし裏筋を舐めるように指を転がして刺激を加えていった。一瞬で血管が浮きでるほどに勃起した中年男性はバスルームをガバッと脱ぎ捨てて空美をそのままベッドへと押し倒した。
    お互いに隠すこともしない裸体を重ねて唾液の交換を始める。舌を絡ませて吸い付くたびに中年男性の勃起したソレが淫紋のど真ん中を突く。

━━━ピィィィィン...

    その時、空美の淫紋が妖しく耀き出した。しかし、二人ともそんなことには目もくれずに息ごと唾液を吸い出す行為へとエスカレートさせていった。中年男性の先端からはガマン汁が溢れ出して淫紋に染みをつけるように、空美の下腹部に付着させて糸を引いていた。

「あっ……、ねぇ?フェラしてあげよっか?」
「おっ?嬉しいね。それじゃあ早速────」

    立ち上がった中年男性はベッドから降りると、興奮しきってパンパンに膨れ上がって反り返るソレを空美の頬にペチペチとぶつけた。

「やんっ♡チンポビンタとか、本気マジ興奮アガるんですけどぉ~~~♡♡」

    ガニ股になって自分の秘部に指を突っ込みながら媚びる。中年男性もそれに更に興奮を覚えたのかビクンビクンとソレ自体がかのように上下させ横に振って往復ビンタをした。顔中にガマン汁でマーキングされた空美が淫らに湯気の出る吐息を発しながら口を開いて、中年男性の肉便器となる服従の姿勢を見せた。
    すると、空美の口の中はあっという間に中年男性のソレで埋め尽くされた。すぐさまジュポジュポと卑猥な音を立たせてしゃぶりつき、同時に秘部へ突っ込んだ指の出し入れを加速させた。

「んんっ!?────────んッ♡♡♡」

    空美は中年男性が達するよりも先に果ててしまった。
    口を離して息を整えようとする空美を再びベッドに押し倒して、今度は胸の谷間にソレを挟んで腰を振り始める。気が付くと、空美自身も驚くほどに大きくなった乳房は中年男性のソレを挟み込むことが容易に出来るサイズになっていた。
   女性は性的興奮をしている時、乳房が張って大きくなるとはいうが空美はDカップこそ通常時であるが、今のサイズは明らかにFカップは容易に超えていた。そんなことに驚いている暇もなく、谷間に塗り込むように咥えてついた空美の唾液と中年男性のガマン汁が混ざった特製ローションが付着する。
    擦りあげられる程に痺れるほど気持ちのいい快楽に意識を落としていく空美に、ご褒美だというタイミングで中年男性は欲望の丈を込めて乳内射精なかだしした。

ブッピュ、ドッピュゥゥゥゥ────────ッッ!!!!

    こってりとした白濁液が空美の胸を白く染めあげていき、腰を突き上げたタイミングで放たれた精液が顔にかかった。その生命の熱を肌で感じた空美も腰を突き上げて絶頂イッた。中年男性がトランポリンでもするかのように弾むほど勢いよくブリッジ状態になって、愛液を垂れ流す。

「はぁ、はぁ……、はぁ……♡」
「────。」
「にゃ、にゃに…こりぇ?あ~、し……こんにゃろ……ひら、ない……♡」
「そうだろうね。さぁ、本番はここからだよ?」
「?……ふぇ?」

    絶頂の余韻に浸って寝転んでいる空美の下半身を開いて、秘部の手を押し当てる中年男性。ビクッと身体を震わせると、まだイッた感覚が収まっていない空美のクリトリスをつまみ電気振動を加えるように高速で振動させて、更なる快楽を与えていった。
    狂うほど連続絶頂したイキ続けた空美の腟内はこれまでにないほどにグチョグチョと淫猥的な音で蠱惑的な匂いを放っていた。そして、これだけの快楽を味わいたかったのに感じることできずに苛立っていたことを知り、更なる高み絶頂の先を求めて中年男性の有り得ないほどに太くて大きいソレを受け止めた。痛みすらも快感となった蜜穴は恐るべき膣圧でみこすり半で中年男性を果てさせた。

「ぐ、ぅぅぅ……。ふっ、流石はだなぁ♪犯し甲斐があるぜ♪」
「嘘ぉ♡まだ勃起すんのぉ~~?本気絶頂マジイキ確定っしょ♡これぇぇぇ♡♡♡」
「お前、まだ気付いていないのか?」

    “中年男性”は、その姿をすでに姿ではない悪魔の姿へと変えていた。人の姿をした時よりもひと回り強大で強靭なソレを激しくピストンして、空美をイかせ続けた。喘ぎ声をあげる喉もとを押さえつけるように首絞めセックスへと発展させて空美の子宮に、堕性だしょうの精液を流し込むように永続射精なかだししながら同じリズムでピストンを続けた。

    例えようのない快楽にさせられている空美の耳元で、【バフォメット】と真名を名乗った。絶頂するイクことに意識を集中する事しか出来ない空美は、【バフォメット】が淫紋に刻まれた効能により《怪異を持つ者か怪異でしか快感を得られないカラダ》にされたことを教えてもらうが、そんなことはどうでもよくなっていた。

「なんだ。すでに怪異失墜堕ちているみたいだな。だというのに、何故アスモダイオス様の淫紋は成長しない?」
「ギギィ……♡ぎぼぢ、い゛い゛♡♡もっとぉ♡も゛っ゛ど…………、あーしのこと────犯しでぇ゛ぇ゛ぇ゛」
「うおっ!?コイツッッ!!??くぉおぉ────ッッ!?」

     首絞めしていた両手を掴んで拘束を解く凄まじい力に一瞬驚く【バフォメット】であったが、すぐに両手を軽々と握り締めて腕を交差させて腰元に固定させて子宮までの出し入れのし易い体勢で更にスパートをかけていく。それがあだとなったか、空美の快楽を貪る気持ちが腟内にこもり肉襞にくひだの一つ一つが精を搾る取るように【バフォメット】のソレに絡みついて、射精のペースを狂わせた。

ドバァ──、ドバァ──、ドバァ──、ブピュッブピュッ...ドププゥゥゥ、ビュルルルル────ドババァァァ────ッッッッ!!!!

    悪魔級の怪異。それも性に特化したものであっても限界はある。
    その限界ギリギリのところまで搾り取られている【バフォメット】は、これ以上やっても空美が【知恵の女神】ミネルヴァ諸共に完全に壊れてしまうだけで、アスモダイオスの目的が果たせなくなってしまう。それだけは避けるべきと空美と蜜穴からソレを引き抜く機会を窺っていた。
    バチンバチンと跳ねる空美のカラダ。人間では到底継続することは困難な激しすぎるピストンで固定された腕を全力で振り回しているかのようにブルンブルンに弾む乳房。それらを目に入れるだけで【バフォメット】のソレは、射精したことを忘れて勃起させられて再起してしまう永久機関に陥っていた。

「イグ、イギュ────ッッッ♡♡い゛ぃ゛……ぐ、ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛────ッッッッッッ♡♡♡♡♡♡あはっ、あはっ、────アヘェ……おっ♡ほぉ♡♡♡」

    全身をデタラメな方向に畝らせて、最高絶頂アクメをキメる空美を見計らって一気に引き抜きベッドから離れる。一人空気砲にでもなったかのように枕元にクッションすべてをたくしあげて弾んで激突して大の字に近い体勢でひれ伏した。
    そんな空美を見ても尚、そそり立つソレを【バフォメット】は必死に自分の手でシゴいて精巣に残った堕性だしょう精液を絞り出して倒れている空美にすべてぶちまけた。壊れるほどの快楽に打ちのめされたところにトドメの大量射精スペルマは、普通の人間であってもオーバーキルだろう。まともに浴びてしまった体液が堕性だしょう精液である以上、容赦のない強制絶頂を強いられるのは必至。

━━━キュィィィィ────ン...バチバチ...ピチュイィィン...

    とっくにキャパオーバーを迎えていた果て続けることしか出来ないセックスから意識を手放した空美の下腹部で耀く淫紋の形状が、女性の子宮と卵巣を彷彿させる紋様へと変わり、外縁部に天使の翼を象ったような紋章が追加された。
    【バフォメット】が放った堕性精液は、【知恵の女神】ミネルヴァを堕とすための液体であるため、すべて空美の皮膚や粘膜に吸われるように空美の胎内へと入り込んで、セックスをしていたのが嘘のように乾いている状態で空美が気絶している光景だけが残っていた。

□■□■□■□■□

    人間の容姿に戻った【バフォメット】は、ソファーに崩れるように座り込んで休んでいた。するとそこへ闇のオーラが空間を裂くように出現し、中から淫紋を刻印した主が姿を出した。

「ご苦労だったな【バフォメット】。オレの方も、こいつさえなければ直接堕としに来れたというのにな」
「これはこれは、アスモダイオス様。この女、【知恵の女神】ミネルヴァを宿しているとは……。本当に堕とすおつもりですか?」

    怪異を堕落させることはよくある話だ。それは、その怪異としてのを果たさせるために行なう手段の一つであるからだ。
    しかし、相手が使となれば話は別だ。本来の役割りが正道のものであるものならば尚のこと難しくなってくることを知っているからこそ、【バフォメット】は忠義で仕えているアスモダイオスへ意義を申し立てようとしていた。

「心配すんなよ。オレには考えがあってやってることだ。空美コイツから感じたのさ……」
「何をですか?まさか、それは────」
「そのまさかさ。空美コイツ胎内なかには、【知恵の女神】ミネルヴァと一緒にも潜んでいる。オレはそいつを────」


︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎─── させる ───


    宣言を終えると、気絶している空美の頭を───。次いで胸、腹、脇腹、臍と手の甲でピアノの鍵盤を奏でるように撫でて、子宮の位置を指し示すように成長した淫紋に指を当て封印の呪術式を組んで淫紋のレベルを一つ前に戻して記憶も消した。
    空美のココロとカラダ。その両方が同時に堕ちる時、アスモダイオスが望んでいたが起きる。新たなインフェクターに相応しいになり得るそのをうっかり割ってしまわないように、慎重に事を運ぶためにも今は空美のカラダにのみ快楽を刻み込むことに専念させる。

    やがて、闇の中へと姿をくらましたアスモダイオスと次なる作戦の指示を受けた【バフォメット】は消えた。

     その後、空美はこの記憶を思い出すことなく精密検査へと趣き淫紋の成長に抗おうとする【知恵の女神】ミネルヴァの働きこそが、淫紋を成長させていることを知らずに時折、暗示にかかっては何人もの男を抱いたのであった。
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