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確かめ合う心と交わるからだ(2) ※
しおりを挟むグウェンダルはメリーティアが拒めないように後ろから抱き込む体勢にすると、ナイトドレスを脱がせる。それから肩や背中、うなじにキスをして、指で全身余すところなく触れていった。
ひさしぶりに感じるグウェンダルの体温は熱いくらいだ。肌を撫でられているだけなのに官能を引き出される。びくびくと跳ねる腰を押さえつけながら彼の指はへその窪みをなぞり、そのまま上へ伝っていって胸の膨らみを包み込んだ。
両手で胸を揉みしだかれ、乳首をきゅっとつままれる。すでに硬くなっていたそこは刺激を求めており、そんな些細な愛撫だけでメリーティアはたまらず声を上げた。触れているのかどうかもあやふやなほどの力加減ですりすりと撫でられて、思わず身体を捩る。
両手の中指の先が乳輪のふちを明らかに焦らす目的でなぞり、メリーティアがむずがる声を上げるとまた軽くつまみ上げられた。そのまま扱かれると身悶えるほど気持ちいい。
身体を強張らせたメリーティアは、その身を囲うようにして座っているグウェンダルのズボンを握り締めた。
下着を足から抜かれ、無意識のうちに忙しなくすり合わせていた膝を掴まれてぱかりと左右に開かれる。秘所に空気が触れるとひんやりと冷たくて、そこがひどく濡れそぼっていることを自覚した。内腿を撫でる手が中心に向かうにつれ、メリーティアは息を荒らげる。
「――君がどうしても嫌だと言うならしない」
内腿の際どい場所を揉まれ、腰が揺れる。そんなところにそんなふうに触りながら言われて、「嫌だ」なんて言えるわけがない。
ああは言ったけれど、グウェンダルに求められるのは素直にうれしかった。
「ぁ……ッ、さわ、って」
「承知した」
秘裂をなぞり愛液をまとわせた指で花芯をこねられる。途端にびりびりと電気が走るような快感が訪れ、メリーティアはグウェンダルの肩口に後頭部を擦りつけた。どっと溢れた愛液をまたすくって花芯に塗りつけられる。
さらに耳元でずっと囁かれているせいで、どちらに集中したらいいかわからない。「下から上に触るほうが好きか?」「それとも左右にこりこりと擦られたい?」「優しく触られるのが好きなんだな」なんて吐息混じりに聞かれると、意味も理解できずにただうんうんと頷くことしかできなかった。
もう片方の手で恥骨をぐっと押し上げられて包皮を剥かれる。敏感なそこを容赦なく、それでいてにゅりにゅりと柔らかに撫でられてはたまらない。
「あ、ぁ……っイ、く……!」
足をぎゅっと閉じて絶頂の余韻に震える。するとまた左右に大きく開かされたかと思えば、上からグウェンダルの腿を乗せられて閉じられないようにされてしまった。
おしりのほうまで蜜を滴らせた膣口に指が沈められる。二本一気に呑み込まされ、膣壁を指の腹で撫でるように圧迫された。じゅぷじゅぷと音が鳴るほど濡れている。グウェンダルの手つきはあくまで丁寧で、進め方もゆっくりなのに、彼に触れられていると思うとメリーティアの身体はあっという間に昂ってしまうようだった。
――媚薬を飲んだときでさえ、こうはならなかったのに。
「……ッ、ひ、ン!」
「私のことだけ考えていろ」
花芯をピンッと弾かれて、また軽く達する。
「考えてる……っ、グウェンのことしか考えられない……! あ、あ、あ……ッ」
血管の浮いたたくましい腕に押さえつけられ、彼の太い指が出入りする淫らなさまを、メリーティアはどきどきしながら見つめていた。胸が高鳴るほどに子宮がきゅんきゅんと疼き、蜜壺は彼の指を食い締める。
中を圧されながら花芯も刺激され続け、丸太のように太い腿で押さえつけられているにもかかわらず、メリーティアはびくびくと腰を跳ねさせて極まった。
指を引き抜かれると、とろりと糸を引くなまめかしい光景が眼前に広がる。
グウェンダルは愛液にまみれた指で秘所を撫でさすった。
「ここ、舐めてもいいか?」
秘所を軽く叩かれるとぺちょっと湿った音が鳴る。メリーティアは息を震わせてグウェンダルのほうを振り返り、彼をベッドに押し倒した。
「わたしもあなたを気持ちよくしたい」
「……ッ、ティア」
グウェンダルの股間に触れると、そこはすでに硬く滾っていた。ずっとおしりに当たっていたから気づかないはずがない。
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