その悪女は神をも誑かす

柴田

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確かめ合う心と交わるからだ(4) ※

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 腰骨を下からぶつけられ、簡単に跳ね上がる。ばちゅばちゅと淫らな音を立てて何度も下から大きく揺さぶられた。子宮口に先端を押しつけたまま小刻みに突かれ、中に注がれた精液が愛液と混ざってぼたぼたと滴っていく。この体位だと彼の下生えに花芯が擦れて、そちらでも勝手に気持ちよくなってしまった。

「ひ、ぁ、あ……ッ! ぁ……ッ!」

 今度はグウェンダルの長大な雄芯の先端が抜けそうになるくらい軽々と持ち上げられて、また自重で下に落ちる。身体を貫かれてしまいそうな衝撃が襲い、ちょろちょろと漏れ出た潮がグウェンダルの脚を伝い流れていった。

「ッは、こんなこと、私以外にはできないだろう?」

 メリーティアはグウェンダルにしがみついたままこくこくと頷いた。
 また声が漏れてしまいそうになるとキスで口を塞がれ、頭に酸素が回らなくなる。その状態で何度も気持ちいいところを擦られると、目の奥がバチバチと爆ぜるような感覚がした。また絶頂を迎えたが律動がやまず、快感がただただ増幅していく。

 四肢の感覚がなくなっていくほどの圧倒的な快楽の奔流だ。メリーティアは無意識に腰を引くが、がっちりと腕で抱えられているため逃げることは叶わない。少し暴れたくらいでは、グウェンダルの体幹はびくともしなかった。
 そのうえ上顎を舌でくすぐられ、身体から力が抜けてしまう。

「……おっと、大丈夫か?」

 グウェンダルの首につかまっていた腕がほどけた。落ちそうになったところを持ち上げられ、抱っこの体勢にされる。その拍子に肉槍は抜け、ふたりの腹の間に挟まれてびくびく脈打っていた。

「ずっと、イってて……、このまましんでしまいそう」
「あぁすまない。少し張り切りすぎてしまった。……もう少しだけ付き合ってもらえるか?」

 いつもこちらが見上げてばかりのグウェンダルに下から覗き込まれて、懇願するように見つめられる。甘えた声音に胸がどきどきと激しく鼓動した。
 グウェンダルの雄芯は硬いままだ。澄ました顔をしたこの男が、意外にも精力旺盛なことをメリーティアだけが知っている。彼の欲望を一心に受けるのは大変でもあるが、精も根も尽き果てるまで愛されるのは嫌いではない。
 ふーふーと息遣いを荒くした彼のものが、今にも爆ぜてしまいそうなほど膨らんでいるのを感じる。
 メリーティアは小さく頷いて同意した。

 グウェンダルはベッドに腰掛けると、メリーティアを向かい合わせで上に乗せる。雄芯の根本を握り、膣口に先端をあてがった。

 それを膝立ちになって見下ろしていたメリーティアは、唐突に陰茎から彼の手をどかした。代わりにメリーティアが握って支えると、自ら胎へ吞み込んでいく。先端を挿れてしまえば、あとは自重で深く埋めていくだけだ。グウェンダルの肩に両手を添え、ゆっくりゆっくりと腰を落とした。

「ぐ……ッ」
「……っ、ん……ふう、う……挿入った……?」

 快感を耐えながらグウェンダルを見下ろす。うねる肉筒が勝手に中のものを締めつけて、気持ちよくなってしまうのだ。自分の体重を支える膝はガクガクと震えていた。
 グウェンダルが気持ちよさそうに息を吐くのを眺めながら、力の入らない足で一生懸命上下に動く。前後にスライドするようにしたり、腰を大きく回したりと彼を気持ちよくさせたくてがんばるが、すぐに体力が限界を迎えた。

 抱き着いてこっそり休憩していると、突然ウエストをわし掴まれる。
 驚く間もなく力ずくで下へ落とされ、尚且つ思い切りガツンと突き上げられた。串刺しにされたかと思うほど深く貫かれ、メリーティアははくはくと空気を噛んだ。

「……私を焦らしているのか?」
「ちがっ、ちがう……ぁ、あ、あー……っ! 深ぁ、あ……イ、くぅ」

 どうやら全部を収めきれていなかったらしく、グウェンダルは我慢していた反動なのか容赦なく腰を打ちつけてくる。大きく掻き混ぜられているせいで中で空気が混ざり、突かれるたびに羞恥心を煽るような恥ずかしい音が鳴った。
 奥歯を噛み締めたグウェンダルの額には汗が滲んでいて、メリーティアを見上げる瞳は熱く濡れている。視線が絡むだけで子宮がきゅんと疼いた。

「イ、って、る……ッ、そんな、激しくしたら、またきちゃう……っあぁ!」
「私も……もう出そうだ。……ティア、もう少し激しくするから――」

 促されて口を開けると、すぐにキスで塞がれる。
 宣言どおり律動はさらに激しくなった。

「ン、んん……っ、いく、いくいく、いってる、いったぁ……も、だめ」
「もう少しだけ我慢してくれ」

 絶頂を何度も何度も重ねられ、頭の芯が痺れていく。ぎゅうぎゅうと食い締める襞を振り解くように引き抜かれ、また力強く押し込まれ、際限なく与えられる快感で腰から下が溶けてしまいそうだ。
 肌を叩く音と湿った水音が狭い部屋に響き、鼓膜さえ犯してくる。
 気を抜くと意識を飛ばしてしまいそうになり、そのたびに強く穿たれて現実に引き戻された。

「愛してる。……愛してる、メリーティア。……ッは、ティア、愛してる」

 たくましい腕で包み込むように抱擁しながら濃厚なキスをされ、上も下もぐちゃぐちゃに交わっていると、重なった肌からひとつになってしまいそうだ。
 いっそのこと溶け合ってしまいたい。

「……ッ、で、……るっ」

 ひときわ強く最奥へ押しつけられ、子宮に直接注ぐかのように熱いものが何度も中で広がる。射精のたびに腰や背中を震わせる様子が伝わってきて愛おしい。
 同時に達したメリーティアは、絶頂でうねる蜜壺で意図的に中を締めつけた。

「はっ、はぁ……ティア、……ティア」

 唇を何度も優しく啄んで、また深く舌を絡められる。

 この幸せな時間がずっと続けばいいのに――そう願いながらも、疲労困憊のメリーティアの意識はだんだんと薄れていった。

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