7 / 34
7話・手紙と図書室
火の精霊との交流の授業はやはり散々な結果に終わった。
近づく全ての精霊に逃げられ、最終的には教官に授業にならないから見学するようにとため息混じりに言われるという嫌な意味でいつもどおりの結果だった。
陰口で「無駄な努力」「アレだけ嫌われてたらどうあがいても無理」などなど色々今日も言われたが。
そうは言われても、現状を維持する気はライラには全くない。
本日も散々だった実技の反省点を図書室でノートに書き出し、改善案を自分なりに考える。
ヴィクトリア学園の図書室は、王立図書館に並ぶほどの蔵書量を誇る。
国境を問わず古今東西から集められた蔵書のほとんどは、精霊術、魔術に関するもので占められているが、本当にごく僅かにだがその他の娯楽系の本もある。
だがやはり勉学を学ぶ場である学園の図書室なので、天井までそびえたつ本棚にずらりと並べられた本たちはどれも分厚い専門書がほとんどだ。
図書室の広さは、勉強スペースを含めずに本棚が占める割合だけで六十人は入る講義室五つ分はあるのだから、その蔵書量もわかろうというものだ。
そんな図書室の窓際の勉強スペースでライラは頭を抱えていた。
精霊たちはライラをみるなり逃げていく。ライラの何が悪いのか精霊に聞くことはできない。
ミナが己の専属精霊である風の精に聞いてくれたそうだが、硬く口を閉ざしてしまうとのこと。
それは他の教諭たちの専属精霊も唯一ライラに姿を見せる風の精も同じだった。
ここまでくると、原因はライラにあるとしか考えられない。だが、原因が全くわからない。過去と今の違い。考えれば考えるほど煮詰まっていく。
気分転換にと勉強道具と一緒に入れていたレターセットを取り出した。クローバー柄の少しかわいいレターセットは、村で唯一の友達からのもらいものだ。
「これで私に手紙を書いて、近況を教えてくださいね」
と微笑んでいた友人の言葉に頷く形で、大量に持たされたレターセットを消費すべく毎日ライラはその日あった、たとえば寮の食事に好物がでたなど、なんでもないことからクミナクに言われた嫌味に、他の誰にもいえないでいる弱音から様々なことを書き連ねる。
今日は昨夜から徹夜で課題を片付けたことに、はじめての魔術師コースとの合同授業があったこと、やはりクミナクに嫌味を言われてしまったこと、やっぱり精霊とは上手くいかないといったことまで、細かく丁寧な文字で書き連ねて、便箋七枚を封筒に入れる。
変わりに常に持ち歩いている友人からの返信の手紙を取り出して、何度も読み返した文字列を読み直す。
何気ない日常を綴った手紙の最後には、いつも必ず。
『大丈夫、貴方には精霊の加護がついています。貴方は精霊に愛されている。自信を持って、胸を張りなさい。貴方は私の自慢の友人です』
そう書かれていた。流麗な文字を指でなぞって、そっとため息を吐く。
精霊に愛されていると、年上の唯一の友人は言ってくれる。その証明にライラには一匹だけだけど精が傍にいてくれると。
信頼しているし、その言葉自体は嬉しいから、否定はしない。それでも、現状は期待を裏切っているようで、心苦しくて。
どうにか、精霊とまた話がしたいのに、精霊はライラが視線を向けるだけで逃げてしまうのだ。
「あーあ……」
その理由が、まったくわからない、とペンを片手にノートの上に突っ伏す。首だけ動かせば、窓の外では風の精と木の精が戯れていた。本当に、視る事だけはできるというのに。
「……」
なんともなしに、手を伸ばす。
窓がある以上届くはずもない行為だったというのに、ライラの存在に気づいた風の精と木の精は蜘蛛の子を散らすように逃げていった。やるせなさが募る一方だ。
「なにやってるんだ、カラリーン」
はあああ、と大きなため息を吐いていたところに頭上から降ってきた嫌味満載の声。すでに聞きなれたその声に、ライラは視線をむけることもせず返事を返した。
「天才様にはわからないことですよーだ」
「……」
「いだっいだだだだだだいたい!」
ふーんと鼻を鳴らしたライラの頭をギリギリと締め付ける圧力。
机をバンバンと叩きながら痛みを訴え抗議する。涙目で見上げれば、それはそれは見目麗しい美形が額に怒りマークを確りつけていた。
「あーもうっ、ごめんなさい!」
「ふん、わかればいい」
本を数冊抱えているあたり、ライラのパートナーであるクミナクも図書室に用があったようだ。
クミナクとの関係も、頭が痛い理由の一つだとため息を吐き出したライラの頭をすぱーんと勢いよく本で叩かれる。
「?!」
突然の強襲に叩かれた頭を押さえて痛みから涙目で振り返れば、クミナクはしれっとした顔で。
「なんとなくムカついた」
などと、のたまった。
「~~~!」
文句は山ほど言ってやりたいし、仕返しだってしてやりたいが、文句を言えば二倍の量で理路整然とした嫌味が返ってくるのは実体験済みだし、仕返しなんてした日にはそれこそなにをされるかわからない。
両手をぎゅうっと握り締めてぶるぶると震えながら耐えるライラをよそに、クミナクは先ほどまでライラが手を伸ばしていた窓の外を見ていた。
「……そこに、精霊がいるのか?」
珍しくもクミナクからの問いにライラはぶすっとしたまま「さっきまでね」と一言だけ答えた。
イスに座りなおして、ノートをそれとなく閉じる。見られた日にはまた山のように嫌味が降ってくるからだ。
勉強にならない、と内心で文句を連ねつつ、別の教材を引っ張り出して広げる。
かたん、と静かな音がして正面に人の気配。まさか、と思いつつそろりと顔を上げるといつの間に迂回したのか目の前にクミナクが座っていた。教材を握る手が震える。
「む、むこうで勉強したらいいんじゃないかなぁ……! このあたりは精霊術の本ばかりだし……っ」
「今日は、精霊術の勉強をしにきた」
窓から視線をはずさないまま、平坦な声音でクミナクが告げた。
その声が、どこか寂しそうだったからライラは顔を隠すようにしていた教材からそろそろと顔を上げた。
遠くを見るように窓を見つめるクミナクの横顔は、ライラからみても文句なしに整っている。王子様と騒がれるのも納得できるほどに。
さらりと癖のない髪は、若干くせっ毛のライラからすればうらやましい。肩口と眉の上で綺麗にそろえられた紺色の髪。燃えるような赤を通り越した紅の瞳。
「……いいなぁ」
ぽつりと、言うつもりのない言葉が口から漏れた。
「?」
怪訝な顔で振り向いたクミナクに自身が口にしていたことに気づいてぱっと両手で口を押さえる。
教材がばたんと倒れた。だが、すでに遅い。一度口にしたことは戻らないのだから。
問い詰める視線に負けて、ライラは口を押さえていた手をどかし、ため息を一つ吐き出して、ついとクミナクの瞳を指差した。
「クミナクの瞳」
「僕の目?」
「うん。精霊の加護がある。それも、とびっきり強い」
燃えるような赤すら通り越した、紅の色。血よりなお紅い、紅。
それは、人間が本来持ちえる瞳の色を超越していて、火の精霊の強い加護を示している。
近づく全ての精霊に逃げられ、最終的には教官に授業にならないから見学するようにとため息混じりに言われるという嫌な意味でいつもどおりの結果だった。
陰口で「無駄な努力」「アレだけ嫌われてたらどうあがいても無理」などなど色々今日も言われたが。
そうは言われても、現状を維持する気はライラには全くない。
本日も散々だった実技の反省点を図書室でノートに書き出し、改善案を自分なりに考える。
ヴィクトリア学園の図書室は、王立図書館に並ぶほどの蔵書量を誇る。
国境を問わず古今東西から集められた蔵書のほとんどは、精霊術、魔術に関するもので占められているが、本当にごく僅かにだがその他の娯楽系の本もある。
だがやはり勉学を学ぶ場である学園の図書室なので、天井までそびえたつ本棚にずらりと並べられた本たちはどれも分厚い専門書がほとんどだ。
図書室の広さは、勉強スペースを含めずに本棚が占める割合だけで六十人は入る講義室五つ分はあるのだから、その蔵書量もわかろうというものだ。
そんな図書室の窓際の勉強スペースでライラは頭を抱えていた。
精霊たちはライラをみるなり逃げていく。ライラの何が悪いのか精霊に聞くことはできない。
ミナが己の専属精霊である風の精に聞いてくれたそうだが、硬く口を閉ざしてしまうとのこと。
それは他の教諭たちの専属精霊も唯一ライラに姿を見せる風の精も同じだった。
ここまでくると、原因はライラにあるとしか考えられない。だが、原因が全くわからない。過去と今の違い。考えれば考えるほど煮詰まっていく。
気分転換にと勉強道具と一緒に入れていたレターセットを取り出した。クローバー柄の少しかわいいレターセットは、村で唯一の友達からのもらいものだ。
「これで私に手紙を書いて、近況を教えてくださいね」
と微笑んでいた友人の言葉に頷く形で、大量に持たされたレターセットを消費すべく毎日ライラはその日あった、たとえば寮の食事に好物がでたなど、なんでもないことからクミナクに言われた嫌味に、他の誰にもいえないでいる弱音から様々なことを書き連ねる。
今日は昨夜から徹夜で課題を片付けたことに、はじめての魔術師コースとの合同授業があったこと、やはりクミナクに嫌味を言われてしまったこと、やっぱり精霊とは上手くいかないといったことまで、細かく丁寧な文字で書き連ねて、便箋七枚を封筒に入れる。
変わりに常に持ち歩いている友人からの返信の手紙を取り出して、何度も読み返した文字列を読み直す。
何気ない日常を綴った手紙の最後には、いつも必ず。
『大丈夫、貴方には精霊の加護がついています。貴方は精霊に愛されている。自信を持って、胸を張りなさい。貴方は私の自慢の友人です』
そう書かれていた。流麗な文字を指でなぞって、そっとため息を吐く。
精霊に愛されていると、年上の唯一の友人は言ってくれる。その証明にライラには一匹だけだけど精が傍にいてくれると。
信頼しているし、その言葉自体は嬉しいから、否定はしない。それでも、現状は期待を裏切っているようで、心苦しくて。
どうにか、精霊とまた話がしたいのに、精霊はライラが視線を向けるだけで逃げてしまうのだ。
「あーあ……」
その理由が、まったくわからない、とペンを片手にノートの上に突っ伏す。首だけ動かせば、窓の外では風の精と木の精が戯れていた。本当に、視る事だけはできるというのに。
「……」
なんともなしに、手を伸ばす。
窓がある以上届くはずもない行為だったというのに、ライラの存在に気づいた風の精と木の精は蜘蛛の子を散らすように逃げていった。やるせなさが募る一方だ。
「なにやってるんだ、カラリーン」
はあああ、と大きなため息を吐いていたところに頭上から降ってきた嫌味満載の声。すでに聞きなれたその声に、ライラは視線をむけることもせず返事を返した。
「天才様にはわからないことですよーだ」
「……」
「いだっいだだだだだだいたい!」
ふーんと鼻を鳴らしたライラの頭をギリギリと締め付ける圧力。
机をバンバンと叩きながら痛みを訴え抗議する。涙目で見上げれば、それはそれは見目麗しい美形が額に怒りマークを確りつけていた。
「あーもうっ、ごめんなさい!」
「ふん、わかればいい」
本を数冊抱えているあたり、ライラのパートナーであるクミナクも図書室に用があったようだ。
クミナクとの関係も、頭が痛い理由の一つだとため息を吐き出したライラの頭をすぱーんと勢いよく本で叩かれる。
「?!」
突然の強襲に叩かれた頭を押さえて痛みから涙目で振り返れば、クミナクはしれっとした顔で。
「なんとなくムカついた」
などと、のたまった。
「~~~!」
文句は山ほど言ってやりたいし、仕返しだってしてやりたいが、文句を言えば二倍の量で理路整然とした嫌味が返ってくるのは実体験済みだし、仕返しなんてした日にはそれこそなにをされるかわからない。
両手をぎゅうっと握り締めてぶるぶると震えながら耐えるライラをよそに、クミナクは先ほどまでライラが手を伸ばしていた窓の外を見ていた。
「……そこに、精霊がいるのか?」
珍しくもクミナクからの問いにライラはぶすっとしたまま「さっきまでね」と一言だけ答えた。
イスに座りなおして、ノートをそれとなく閉じる。見られた日にはまた山のように嫌味が降ってくるからだ。
勉強にならない、と内心で文句を連ねつつ、別の教材を引っ張り出して広げる。
かたん、と静かな音がして正面に人の気配。まさか、と思いつつそろりと顔を上げるといつの間に迂回したのか目の前にクミナクが座っていた。教材を握る手が震える。
「む、むこうで勉強したらいいんじゃないかなぁ……! このあたりは精霊術の本ばかりだし……っ」
「今日は、精霊術の勉強をしにきた」
窓から視線をはずさないまま、平坦な声音でクミナクが告げた。
その声が、どこか寂しそうだったからライラは顔を隠すようにしていた教材からそろそろと顔を上げた。
遠くを見るように窓を見つめるクミナクの横顔は、ライラからみても文句なしに整っている。王子様と騒がれるのも納得できるほどに。
さらりと癖のない髪は、若干くせっ毛のライラからすればうらやましい。肩口と眉の上で綺麗にそろえられた紺色の髪。燃えるような赤を通り越した紅の瞳。
「……いいなぁ」
ぽつりと、言うつもりのない言葉が口から漏れた。
「?」
怪訝な顔で振り向いたクミナクに自身が口にしていたことに気づいてぱっと両手で口を押さえる。
教材がばたんと倒れた。だが、すでに遅い。一度口にしたことは戻らないのだから。
問い詰める視線に負けて、ライラは口を押さえていた手をどかし、ため息を一つ吐き出して、ついとクミナクの瞳を指差した。
「クミナクの瞳」
「僕の目?」
「うん。精霊の加護がある。それも、とびっきり強い」
燃えるような赤すら通り越した、紅の色。血よりなお紅い、紅。
それは、人間が本来持ちえる瞳の色を超越していて、火の精霊の強い加護を示している。
あなたにおすすめの小説
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
「地味ブス」と捨てられた私、文化祭の大型スクリーンで王子様の裏の顔を全校生に配信します
スカッと文庫
恋愛
「お前みたいな地味女、引き立て役にもならないんだよ」
眼鏡にボサボサ頭の特待生・澪(みお)は、全校生徒が見守る中、恋人だった学園の王子・ハルトから冷酷に捨てられた。
隣には、可憐な微笑みを浮かべる転校生・エマ。
エマの自作自演により「いじめの犯人」という濡れ衣まで着せられ、学園中から蔑まれる澪。
しかし、彼女を嘲笑う者たちはまだ知らない。
彼女が眼鏡の奥に、誰もが平伏す「真実の美貌」と、学園さえも支配できる「最強の背景」を隠していることを――。
「……ねぇ、文化祭、最高のステージにしてあげる」
裏切りへのカウントダウンが今、始まる。
スクリーンの裏側を暴き、傲慢な王子と偽りのヒロインを奈落へ突き落とす、痛快・学園下剋上ファンタジー!
記憶喪失となった転生少女は神から貰った『料理道』で異世界ライフを満喫したい
犬社護
ファンタジー
11歳・小学5年生の唯は交通事故に遭い、気がついたら何処かの部屋にいて、目の前には黒留袖を着た女性-鈴がいた。ここが死後の世界と知りショックを受けるものの、現世に未練があることを訴えると、鈴から異世界へ転生することを薦められる。理由を知った唯は転生を承諾するも、手続き中に『記憶の覚醒が11歳の誕生日、その後すぐにとある事件に巻き込まれ、数日中に死亡する』という事実が発覚する。
異世界の神も気の毒に思い、死なないルートを探すも、事件後の覚醒となってしまい、その影響で記憶喪失、取得スキルと魔法の喪失、ステータス能力値がほぼゼロ、覚醒場所は樹海の中という最底辺からのスタート。これに同情した鈴と神は、唯に統括型スキル【料理道[極み]】と善行ポイントを与え、異世界へと送り出す。
持ち前の明るく前向きな性格の唯は、このスキルでフェンリルを救ったことをキッカケに、様々な人々と出会っていくが、皆は彼女の料理だけでなく、調理時のスキルの使い方に驚くばかり。この料理道で皆を振り回していくものの、次第に愛される存在になっていく。
これは、ちょっぴり恋に鈍感で天然な唯と、もふもふ従魔や仲間たちとの異世界のんびり物語。
最弱白竜ですが、なぜか学園最強の銀竜に番認定されました
斉藤めめめ
恋愛
竜の血を引く者だけが貴族になれるこの世界で、白竜は最も格の低い竜の証。
白竜の男爵令嬢リーゼロッテは、特待生として国内最高峰の王立竜騎学園に入学する。待っていたのは上位貴族からの蔑みと、学園を支配する四人の御曹司「四竜」。
その筆頭、銀竜公爵家の嫡男ルシアンに初日から啖呵を切ったリーゼは、いじめと嫉妬の嵐に巻き込まれていく。
それでも彼女は媚びない、逃げない、折れない。
やがてルシアンはリーゼから目が離せなくなり――
白竜の少女が、学園と王国の運命を変える。
身分差×竜×学園ラブファンタジー、開幕。
【完結】魔力ゼロと捨てられた私を、王子がなぜか離してくれません ――無自覚聖女の王宮生活――
ムラサメ
恋愛
伯爵家で使用人同然に扱われてきた少女、エリナ。
魔力も才能もないとされ、義妹アリシアの影で静かに生きていた。
ある日、王国第一王子カイルの視察で運命が動き出す。
誰も気づかなかった“違和感”に、彼だけが目を留めて――。
【完結】 異世界に転生したと思ったら公爵令息の4番目の婚約者にされてしまいました。……はあ?
はくら(仮名)
恋愛
ある日、リーゼロッテは前世の記憶と女神によって転生させられたことを思い出す。当初は困惑していた彼女だったが、とにかく普段通りの生活と学園への登校のために外に出ると、その通学路の途中で貴族のヴォクス家の令息に見初められてしまい婚約させられてしまう。そしてヴォクス家に連れられていってしまった彼女が聞かされたのは、自分が4番目の婚約者であるという事実だった。
※本作は別ペンネームで『小説家になろう』にも掲載しています。
物置部屋に追いやられた伯爵令嬢ですが、公爵様に見初められて人生逆転しました〜妹の引き立て役だったのに、今では社交界の花と呼ばれています〜
丸顔ちゃん。
恋愛
伯爵家の令嬢セレナは、実母の死後、継母と義妹に虐げられて育った。
与えられた部屋は使用人以下の物置、食事は残飯、服はボロ。
専属侍女も与えられず、家の運営や帳簿管理まで押し付けられ、
失敗すれば鞭打ち――それが彼女の日常だった。
そんなある日、世間体のためだけに同行させられた夜会で、
セレナは公爵家の跡取りレオンと出会う。
「あなたの瞳は、こんな場所に閉じ込めていいものではない」
彼はセレナの知性と静かな強さに一瞬で心を奪われ、
彼女の境遇を知ると激怒し、家族の前で堂々と求婚する。
嫁ぎ先の公爵家で、セレナは初めて“人として扱われ”、
広い部屋、美味しい食事、優しい侍女たちに囲まれ、
独学で身につけた知識を活かして家の運営でも大活躍。
栄養と愛情を取り戻したセレナは、
誰もが振り返るほどの美しさを開花させ、
社交界で注目される存在となる。
一方、セレナを失った伯爵家は、
彼女の能力なしでは立ち行かず、
ゆっくりと没落していくのだった――。
虐げられた令嬢が、公爵の愛と自分の才能で幸せを掴む逆転物語。
異世界に喚ばれた私は二人の騎士から逃げられない
紅子
恋愛
異世界に召喚された・・・・。そんな馬鹿げた話が自分に起こるとは思わなかった。不可抗力。女性の極めて少ないこの世界で、誰から見ても外見中身とも極上な騎士二人に捕まった私は山も谷もない甘々生活にどっぷりと浸かっている。私を押し退けて自分から飛び込んできたお花畑ちゃんも素敵な人に出会えるといいね・・・・。
完結済み。全19話。
毎日00:00に更新します。
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)