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12話・休日とお出かけ
なんとなく、広い図書室の中で待ち合わせ場所は昨日勉強していた場所だろうと思った。
だから勘のままにそこにいけば、案の定分厚い本を広げたクミナクがそこにいた。
「クミナク……?」
そっと口を開けば、クミナクは顔を上げて、ライラを認めると僅かに目を開いた。その視線にびくりと肩をすくめてしまう。
「な、なによ」
それでも言葉は強気に言い返せば、クミナクは読んでいた本を閉じて、「いや」といった。
「髪を下ろしている姿は、はじめてみたな、と。……だが、髪くらいとかしてきたらどうだ。寝癖だろう。跳ねているぞ」
「うっ、クミナクが呼び出したんじゃない!」
「髪をとかす時間くらい待つ、甲斐性はあるつもりだけれど?」
初めてのやり取りに勝手がわからない。困惑するライラにクミナクは一つ息を吐き出して、本を手に立ち上がる。
「今日は休日だ。いつも休日は部屋か図書室に篭っているんだろう? ……王都のいい書店を紹介してやるから、ついてこい。図書室にはないようなものもある」
「へ?」
「聞こえなかったのか?」
「え、いや、うん?」
ばっちり聞こえていたけれども。内容が理解できないだけで。
頭に疑問符を浮べまくりのライラに今度はわかりやすくため息を吐き出して、クミナクはライラの予想もしなかった言葉を告げた。
「たまには息抜きも必要だろうということだ。根ばかりつめていてもいいことはない。経験談だけどね」
「……」
つい絶句してしまったライラから視線をはずして、クミナクは本棚の影を見る。
「フルールさん、この際覗き見は咎めないから、カラリーンを王都の街を歩いても恥ずかしくない格好にしてもらえないか」
「え? ツアカ?!」
クミナクの言葉に勢いよく振り返ったライラの視線の先ではぺろっと舌をだしたツアカがにまにましながら笑っていた。
「とーぜんよ。まっかせて! クミナク君はどんな感じが好み?」
「僕の好みは関係ないだろう」
「あら、そう? じゃ、ライラ部屋に戻りましょう! クミナク君、女の子のおしゃれには時間がかかるんだから、ちゃんと気長に待つのよ」
「わかっているよ」
「じゃあ待ち合わせは、そうね、食堂でいいかしら。あそこなら私服でも問題ないでしょう」
「ああ」
とんとん拍子に交わされていく会話に口を挟む隙も、はさませてもらえるわけもなく。
るんるんとなぜか上機嫌な友人に引っ張られながら、ライラは情けない声で「なんでえええええ」というしかなかった。
二日シャワーを浴びていないのだからまずはシャワーと浴室に突っ込まれて、久々に感じる熱いお湯をざっと浴びると気持ちが少しだけ浮上した。
軽く髪と体を洗ってタオルで余分な水分を拭ってからツアカに精霊術で髪を乾かしてもらう。精霊術士ならではの裏技だ。
そうして連れ戻された寮の部屋でライラはツアカにされるがままに着せ替え人形になっていた。
「うーん、これも似合うけど、なにかイマイチよね」
なにがイマイチなのかさっぱりわからないがツアカは気に入らなかったらしく、ライラにスカートとブラウスを脱ぐように急かした。
ちなみに現在ライラが身に纏っているのも、ずっとツアカから渡されているのも全てツアカの私物だ。曰く「ライラの服は可愛さが足りないわ!」とのことらしい。
「これとかどうかしら」
そういって渡されたのは、萌黄色のワンピースと白のボレロだった。右胸につけられた淡いオレンジのコサージュが目を引く。
すでに反論する気力も失っているライラが大人しく着替えれば、たがめすがめつライラをみたツアカが「ビンゴ!」と指を鳴らす。どうやら今回はお眼鏡に適ったらしい。
「服はそれでいいとして、髪よねー。ふふ、腕が鳴るわぁ」
「え、髪も?」
「あったりまえじゃない! いつもと同じなんて許さないんだから!」
気合万全迫力万端でそんなことをいわれてしまえば、ライラはこくこくと人形のように頷くしかない。
いわれるがままイスに座りツアカに背を向ける。
髪をくしけずられて、しばらくツアカは悩んでいたのか髪を意味もなくいじっていたようだが「そうだ」と呟いてからは早かった。
左サイドから編み込みをしてぐるりと右サイドまで持ってくる。
そのまま残った髪をまとめてサイドテールにして、これまたツアカの私物の可愛らしいピンクのシュシュで結ばれる。
くせっ毛の毛先はツアカの見事な手腕でくるりと自然に巻かれてしまった。
「耳元と胸元が寂しいから、これもつけてね」
そういって差し出されたのは鳥かごをモチーフにした細工のイヤリングと、鳥を象ったネックレスだった。慣れないので四苦八苦して身につければ。
「はい、出来上がり!」
満足そうなツアカの言葉に恐る恐るライラも立ち上がり、部屋においてある姿見の前に行く。そこに映る普段とは全く違う自分に思わず目を見開いた。
そこにはいかにも品のよさそうなお嬢様といった感じの自身が映っていて、故郷の村ではいつだって動きやすさ重視の服装をしていたから違和感が拭えない。
「ライラ、靴のサイズも私と一緒よね? まぁ、多少違っても我慢なさい。はい、このブーツ合わせて」
そういって差し出されたのがベージュと白に淡い桃色のはいったヒールのあるブーツだったから、よりいっそうなじみのないものに、ライラは思わず眉を寄せてしまった。
「その服に合いそうなの、これくらいなのよ。ほら、茶色だけどコサージュもかわいいでしょ?」
ブーツの側面を飾る花のコサージュはたしかにかわいい。茶色なので存在感を主張しすぎないのもいいだろう。
だけど、だけど。
「ツアカ、私ヒールのある靴なんてはいたことないよぉ」
思わず泣き言も漏れようというものだ。確かにこのブーツならワンピースにも似合うだろうが、どこに行くのかもわからないのにヒールのある靴を履くのはやや気後れする。
「なにごとも挑戦よ! それにそのブーツヒールそんなに高くないし」
「……いやもう、ヒールがあるだけで難易度が高い……履きます。履くからそんなジト目で見ないでー!」
泣き言を漏らすライラをじっと見つめるツアカの訴える眼差しに負けて、ライラは人生初のヒールつきのブーツに足を通した。
だから勘のままにそこにいけば、案の定分厚い本を広げたクミナクがそこにいた。
「クミナク……?」
そっと口を開けば、クミナクは顔を上げて、ライラを認めると僅かに目を開いた。その視線にびくりと肩をすくめてしまう。
「な、なによ」
それでも言葉は強気に言い返せば、クミナクは読んでいた本を閉じて、「いや」といった。
「髪を下ろしている姿は、はじめてみたな、と。……だが、髪くらいとかしてきたらどうだ。寝癖だろう。跳ねているぞ」
「うっ、クミナクが呼び出したんじゃない!」
「髪をとかす時間くらい待つ、甲斐性はあるつもりだけれど?」
初めてのやり取りに勝手がわからない。困惑するライラにクミナクは一つ息を吐き出して、本を手に立ち上がる。
「今日は休日だ。いつも休日は部屋か図書室に篭っているんだろう? ……王都のいい書店を紹介してやるから、ついてこい。図書室にはないようなものもある」
「へ?」
「聞こえなかったのか?」
「え、いや、うん?」
ばっちり聞こえていたけれども。内容が理解できないだけで。
頭に疑問符を浮べまくりのライラに今度はわかりやすくため息を吐き出して、クミナクはライラの予想もしなかった言葉を告げた。
「たまには息抜きも必要だろうということだ。根ばかりつめていてもいいことはない。経験談だけどね」
「……」
つい絶句してしまったライラから視線をはずして、クミナクは本棚の影を見る。
「フルールさん、この際覗き見は咎めないから、カラリーンを王都の街を歩いても恥ずかしくない格好にしてもらえないか」
「え? ツアカ?!」
クミナクの言葉に勢いよく振り返ったライラの視線の先ではぺろっと舌をだしたツアカがにまにましながら笑っていた。
「とーぜんよ。まっかせて! クミナク君はどんな感じが好み?」
「僕の好みは関係ないだろう」
「あら、そう? じゃ、ライラ部屋に戻りましょう! クミナク君、女の子のおしゃれには時間がかかるんだから、ちゃんと気長に待つのよ」
「わかっているよ」
「じゃあ待ち合わせは、そうね、食堂でいいかしら。あそこなら私服でも問題ないでしょう」
「ああ」
とんとん拍子に交わされていく会話に口を挟む隙も、はさませてもらえるわけもなく。
るんるんとなぜか上機嫌な友人に引っ張られながら、ライラは情けない声で「なんでえええええ」というしかなかった。
二日シャワーを浴びていないのだからまずはシャワーと浴室に突っ込まれて、久々に感じる熱いお湯をざっと浴びると気持ちが少しだけ浮上した。
軽く髪と体を洗ってタオルで余分な水分を拭ってからツアカに精霊術で髪を乾かしてもらう。精霊術士ならではの裏技だ。
そうして連れ戻された寮の部屋でライラはツアカにされるがままに着せ替え人形になっていた。
「うーん、これも似合うけど、なにかイマイチよね」
なにがイマイチなのかさっぱりわからないがツアカは気に入らなかったらしく、ライラにスカートとブラウスを脱ぐように急かした。
ちなみに現在ライラが身に纏っているのも、ずっとツアカから渡されているのも全てツアカの私物だ。曰く「ライラの服は可愛さが足りないわ!」とのことらしい。
「これとかどうかしら」
そういって渡されたのは、萌黄色のワンピースと白のボレロだった。右胸につけられた淡いオレンジのコサージュが目を引く。
すでに反論する気力も失っているライラが大人しく着替えれば、たがめすがめつライラをみたツアカが「ビンゴ!」と指を鳴らす。どうやら今回はお眼鏡に適ったらしい。
「服はそれでいいとして、髪よねー。ふふ、腕が鳴るわぁ」
「え、髪も?」
「あったりまえじゃない! いつもと同じなんて許さないんだから!」
気合万全迫力万端でそんなことをいわれてしまえば、ライラはこくこくと人形のように頷くしかない。
いわれるがままイスに座りツアカに背を向ける。
髪をくしけずられて、しばらくツアカは悩んでいたのか髪を意味もなくいじっていたようだが「そうだ」と呟いてからは早かった。
左サイドから編み込みをしてぐるりと右サイドまで持ってくる。
そのまま残った髪をまとめてサイドテールにして、これまたツアカの私物の可愛らしいピンクのシュシュで結ばれる。
くせっ毛の毛先はツアカの見事な手腕でくるりと自然に巻かれてしまった。
「耳元と胸元が寂しいから、これもつけてね」
そういって差し出されたのは鳥かごをモチーフにした細工のイヤリングと、鳥を象ったネックレスだった。慣れないので四苦八苦して身につければ。
「はい、出来上がり!」
満足そうなツアカの言葉に恐る恐るライラも立ち上がり、部屋においてある姿見の前に行く。そこに映る普段とは全く違う自分に思わず目を見開いた。
そこにはいかにも品のよさそうなお嬢様といった感じの自身が映っていて、故郷の村ではいつだって動きやすさ重視の服装をしていたから違和感が拭えない。
「ライラ、靴のサイズも私と一緒よね? まぁ、多少違っても我慢なさい。はい、このブーツ合わせて」
そういって差し出されたのがベージュと白に淡い桃色のはいったヒールのあるブーツだったから、よりいっそうなじみのないものに、ライラは思わず眉を寄せてしまった。
「その服に合いそうなの、これくらいなのよ。ほら、茶色だけどコサージュもかわいいでしょ?」
ブーツの側面を飾る花のコサージュはたしかにかわいい。茶色なので存在感を主張しすぎないのもいいだろう。
だけど、だけど。
「ツアカ、私ヒールのある靴なんてはいたことないよぉ」
思わず泣き言も漏れようというものだ。確かにこのブーツならワンピースにも似合うだろうが、どこに行くのかもわからないのにヒールのある靴を履くのはやや気後れする。
「なにごとも挑戦よ! それにそのブーツヒールそんなに高くないし」
「……いやもう、ヒールがあるだけで難易度が高い……履きます。履くからそんなジト目で見ないでー!」
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