17 / 33
第12話・隣国のお姫様
しおりを挟む
唐突に降ってわいたクーへの縁談に王家も公爵家も大騒ぎになった。
確かにわたしとクーの婚約発表はまだ正式にされていないので、クーに縁談が来てもおかしくはない。可笑しくはないのだが、ものすごく面白くない。
しかも求婚をしてきた隣国クラージュの姫君が我が国エクスレムにやってくることになって、出迎えの準備でクーもカークも忙しそうだ。
全然公爵家に遊びに来てくれなくなった。わたしは黙々と勉強と訓練に打ち込む日々。
つまらない。とってもつまらない!
でも、ここで駄々をこねられるような立場じゃないんだよなぁ。
お父様も忙しそうだし、というかお父様はちょっと嬉しそう。もしかしたらわたしとクーの婚約が白紙になったりするのかな……いやだな……せっかく手に入れた婚約なのに……。
一人で悶々と考えていると落ち込む時間が増える。今日も家庭教師が帰った後、机に突っ伏して唸っていると、息抜きのお茶を入れてくれたセイラが心配そうに声をかけてきた。
「ライラ様、あまり気を落とさないでください」
「セイラ……」
「大丈夫です! どんな姫君がいらしても、ライラ様のほうがずっと可愛いし、素敵です!!」
「そうかな、そうかなぁ……」
「自信を持ってください! クーリスト様はライラ様にメロメロですよ!!」
「めろめろ……」
「はい!」
力説してくれるセイラには悪いのだが、個人の魅力うんぬんより隣国の姫君というところがネックなのだ。
政治的にわたしとの結婚より、隣国との結婚の方が国益になると判断されれば正式発表前の婚約なんてすぐに破棄されるだろう。
悲しい……ただただ悲しい……隣国の姫君はいったい何を思ってクーに求婚なんてしてきたんだろう……それこそ政治的判断だろうか……。
「あれ? そういえば、わたし隣国の姫君としか聞いてないわ。お名前、なんていったかしら」
「ええと、たしかフレーレ・アスル・クラージュ様だったかと」
「?!」
げほ、と思わずむせて、セイラに「大丈夫ですか?!」と心配されてしまった。
わたしは目を白黒させながら、セイラが口にした名前を脳内で反芻する。
フレーレ・アスル・クラージュといえば、原作ゲームのパーティーメンバーの一人だ。
回復魔法が得意な後衛キャラで、預言者で聖女でもある女の子。
神の信託をその身に宿すといわれる数百年に一度生まれるかどうかという稀有な能力持ちで、勇者がエクスレムの出身だということも、預言していたという子だ。
聖女だけど、神聖な雰囲気は全然なくて、めちゃくちゃ泣き虫な女の子。年は原作ゲームでクーと同い年だから、わたしより一歳年上のはず。
「ま、まって、聖女フレーレさまが婚姻を……?! 彼女、聖女よね?!」
この世界での聖女の定義はわたしの世界とあまり変わらない。
神に仕える神聖な立場。処女でないとダメで、結婚や婚約なんてもってのほか。の、はず、なんだけど……?
わたしが驚きから捲し立てると、セイラはきょとんとした。
「聖女……ですか? そのようなお話は聞いたことがありません」
「えっ?!」
あ、まってまってまって、聖女の能力が覚醒するの何才だったっけ?! なんかゲーム中にちらっと触れていた気はする。でも思い出せない!!
カークなら、知っているだろうか。知ってたら、貴方は将来聖女になるから、って婚約を断れたり……しないよなぁ!
だって今度はそんなことを言い出したこっちが予知能力持ちだと思われてしまう。
わたしは引きつった笑みでセイラに「ごめんなさい、なにか勘違いしていたみたい。だれにも話さないでね」と念押しをするしかなかった。
* * *
結局、成す術なくフレーレが王城にやってくる日がきた。
わたしは一応公爵家の令嬢なので、お父様にくっついてお目通りすることに成功した。
まぁ、王様の思惑としては年の近い私を話し相手に、とかそんな感じだろうけど。
カークやクーには弟王子のキーラグエンの他にも妹姫がいる。ただ、妹姫のケーティミア・エイベル・アスクウィスは御年二歳。年は近いが話し相手はまだ無理なのだった。
ちなみにケーティミアは王妃様の子供で、しっかり金髪碧眼を受けついだ二歳にして美少女と表現するのがふさわしいかわいい子である。
まぁ、そんなアレコレは置いておいて、わたしがライラになって初めて入った王城の謁見の間でお父様の横に立って待っていること数十分。
謁見の間では一番奥で王様が玉座に座っていて、隣の椅子に今回の話の本題であるクーが座っている。さらに隣に王妃様がいて、カークは最前列で涼しい顔をしている。
いつもならクーが座っている場所は第一王子で王太子でもあるあるカークの場所なのだけれど、今回はメインが違うということだろう。
騎士がフレーレの到着を告げ、重厚な扉が重々しく開かれた。
従者と共に謁見の間に入ってきたフレーレは雪のような真っ白な髪を腰まで伸ばし、深海のごとき深い藍色の瞳をしていた。ものすごい美少女である。
でも、目の色が赤じゃないってことはアルビノってわけじゃないのかな。
そんなことを考えつつ、じっとしていると、フレーレが足を止める。
「この度は突然のことで驚かせてしまい、申し訳ありません」
小鳥の鳴き声のような可憐な声が耳に届く。わ、わぁ……声まで美少女だ……見た目もかわいいのに、声までかわいい……ライラの外見スペックもめちゃくちゃ高いけどそれとは別ベクトルの可愛さだ……これ、女のわたしでもわかる。
守りたくなる可愛さってやつだ……。
「ですが、わたくしはどうしてもクーリスト様と婚約を……結婚をしなければなりません」
両手を胸の前で組んで、訴えるように告げる美少女。
お、王様、頼むよ、情に流されないで……! クーの婚約者は正式発表前とはいえ、わたしなんです……!!
すがるように王様を見上げると、王様は無駄に蓄えた髭を撫でながら「ふむ」と頷いた。
ふむ、じゃないよ!!
「それは、例の託宣か?」
「はい」
さすが王様、聖女のことはご存じらしい。フレーレに鈴が転がるような可憐な声で頷かれて、わたしは泣きたくなった。
前世日本人だったわたしには馴染みが薄いが、この世界の人々は基本的に信心深いのだ。
神様も天使も悪魔も信じているし、だから勇者や魔王がいる。
そんな環境で「神様のお告げです」なんていわれたら……。
わ、わたし、クーの婚約者じゃなくなるの……? クーのこと、こんなに大好きなのに。
神様が許さないから? そんなの。
「わたしだってゆるさない……」
ぽつり、考えていた言葉が口からこぼれ落ちた。
確かにわたしとクーの婚約発表はまだ正式にされていないので、クーに縁談が来てもおかしくはない。可笑しくはないのだが、ものすごく面白くない。
しかも求婚をしてきた隣国クラージュの姫君が我が国エクスレムにやってくることになって、出迎えの準備でクーもカークも忙しそうだ。
全然公爵家に遊びに来てくれなくなった。わたしは黙々と勉強と訓練に打ち込む日々。
つまらない。とってもつまらない!
でも、ここで駄々をこねられるような立場じゃないんだよなぁ。
お父様も忙しそうだし、というかお父様はちょっと嬉しそう。もしかしたらわたしとクーの婚約が白紙になったりするのかな……いやだな……せっかく手に入れた婚約なのに……。
一人で悶々と考えていると落ち込む時間が増える。今日も家庭教師が帰った後、机に突っ伏して唸っていると、息抜きのお茶を入れてくれたセイラが心配そうに声をかけてきた。
「ライラ様、あまり気を落とさないでください」
「セイラ……」
「大丈夫です! どんな姫君がいらしても、ライラ様のほうがずっと可愛いし、素敵です!!」
「そうかな、そうかなぁ……」
「自信を持ってください! クーリスト様はライラ様にメロメロですよ!!」
「めろめろ……」
「はい!」
力説してくれるセイラには悪いのだが、個人の魅力うんぬんより隣国の姫君というところがネックなのだ。
政治的にわたしとの結婚より、隣国との結婚の方が国益になると判断されれば正式発表前の婚約なんてすぐに破棄されるだろう。
悲しい……ただただ悲しい……隣国の姫君はいったい何を思ってクーに求婚なんてしてきたんだろう……それこそ政治的判断だろうか……。
「あれ? そういえば、わたし隣国の姫君としか聞いてないわ。お名前、なんていったかしら」
「ええと、たしかフレーレ・アスル・クラージュ様だったかと」
「?!」
げほ、と思わずむせて、セイラに「大丈夫ですか?!」と心配されてしまった。
わたしは目を白黒させながら、セイラが口にした名前を脳内で反芻する。
フレーレ・アスル・クラージュといえば、原作ゲームのパーティーメンバーの一人だ。
回復魔法が得意な後衛キャラで、預言者で聖女でもある女の子。
神の信託をその身に宿すといわれる数百年に一度生まれるかどうかという稀有な能力持ちで、勇者がエクスレムの出身だということも、預言していたという子だ。
聖女だけど、神聖な雰囲気は全然なくて、めちゃくちゃ泣き虫な女の子。年は原作ゲームでクーと同い年だから、わたしより一歳年上のはず。
「ま、まって、聖女フレーレさまが婚姻を……?! 彼女、聖女よね?!」
この世界での聖女の定義はわたしの世界とあまり変わらない。
神に仕える神聖な立場。処女でないとダメで、結婚や婚約なんてもってのほか。の、はず、なんだけど……?
わたしが驚きから捲し立てると、セイラはきょとんとした。
「聖女……ですか? そのようなお話は聞いたことがありません」
「えっ?!」
あ、まってまってまって、聖女の能力が覚醒するの何才だったっけ?! なんかゲーム中にちらっと触れていた気はする。でも思い出せない!!
カークなら、知っているだろうか。知ってたら、貴方は将来聖女になるから、って婚約を断れたり……しないよなぁ!
だって今度はそんなことを言い出したこっちが予知能力持ちだと思われてしまう。
わたしは引きつった笑みでセイラに「ごめんなさい、なにか勘違いしていたみたい。だれにも話さないでね」と念押しをするしかなかった。
* * *
結局、成す術なくフレーレが王城にやってくる日がきた。
わたしは一応公爵家の令嬢なので、お父様にくっついてお目通りすることに成功した。
まぁ、王様の思惑としては年の近い私を話し相手に、とかそんな感じだろうけど。
カークやクーには弟王子のキーラグエンの他にも妹姫がいる。ただ、妹姫のケーティミア・エイベル・アスクウィスは御年二歳。年は近いが話し相手はまだ無理なのだった。
ちなみにケーティミアは王妃様の子供で、しっかり金髪碧眼を受けついだ二歳にして美少女と表現するのがふさわしいかわいい子である。
まぁ、そんなアレコレは置いておいて、わたしがライラになって初めて入った王城の謁見の間でお父様の横に立って待っていること数十分。
謁見の間では一番奥で王様が玉座に座っていて、隣の椅子に今回の話の本題であるクーが座っている。さらに隣に王妃様がいて、カークは最前列で涼しい顔をしている。
いつもならクーが座っている場所は第一王子で王太子でもあるあるカークの場所なのだけれど、今回はメインが違うということだろう。
騎士がフレーレの到着を告げ、重厚な扉が重々しく開かれた。
従者と共に謁見の間に入ってきたフレーレは雪のような真っ白な髪を腰まで伸ばし、深海のごとき深い藍色の瞳をしていた。ものすごい美少女である。
でも、目の色が赤じゃないってことはアルビノってわけじゃないのかな。
そんなことを考えつつ、じっとしていると、フレーレが足を止める。
「この度は突然のことで驚かせてしまい、申し訳ありません」
小鳥の鳴き声のような可憐な声が耳に届く。わ、わぁ……声まで美少女だ……見た目もかわいいのに、声までかわいい……ライラの外見スペックもめちゃくちゃ高いけどそれとは別ベクトルの可愛さだ……これ、女のわたしでもわかる。
守りたくなる可愛さってやつだ……。
「ですが、わたくしはどうしてもクーリスト様と婚約を……結婚をしなければなりません」
両手を胸の前で組んで、訴えるように告げる美少女。
お、王様、頼むよ、情に流されないで……! クーの婚約者は正式発表前とはいえ、わたしなんです……!!
すがるように王様を見上げると、王様は無駄に蓄えた髭を撫でながら「ふむ」と頷いた。
ふむ、じゃないよ!!
「それは、例の託宣か?」
「はい」
さすが王様、聖女のことはご存じらしい。フレーレに鈴が転がるような可憐な声で頷かれて、わたしは泣きたくなった。
前世日本人だったわたしには馴染みが薄いが、この世界の人々は基本的に信心深いのだ。
神様も天使も悪魔も信じているし、だから勇者や魔王がいる。
そんな環境で「神様のお告げです」なんていわれたら……。
わ、わたし、クーの婚約者じゃなくなるの……? クーのこと、こんなに大好きなのに。
神様が許さないから? そんなの。
「わたしだってゆるさない……」
ぽつり、考えていた言葉が口からこぼれ落ちた。
12
あなたにおすすめの小説
ぽっちゃり令嬢の異世界カフェ巡り~太っているからと婚約破棄されましたが番のモフモフ獣人がいるので貴方のことはどうでもいいです~
翡翠蓮
ファンタジー
幼い頃から王太子殿下の婚約者であることが決められ、厳しい教育を施されていたアイリス。王太子のアルヴィーンに初めて会ったとき、この世界が自分の読んでいた恋愛小説の中で、自分は主人公をいじめる悪役令嬢だということに気づく。自分が追放されないようにアルヴィーンと愛を育もうとするが、殿下のことを好きになれず、さらに自宅の料理長が作る料理が大量で、残さず食べろと両親に言われているうちにぶくぶくと太ってしまう。その上、両親はアルヴィーン以外の情報をアイリスに入れてほしくないがために、アイリスが学園以外の外を歩くことを禁止していた。そして十八歳の冬、小説と同じ時期に婚約破棄される。婚約破棄の理由は、アルヴィーンの『運命の番』である兎獣人、ミリアと出会ったから、そして……豚のように太っているから。「豚のような女と婚約するつもりはない」そう言われ学園を追い出され家も追い出されたが、アイリスは内心大喜びだった。これで……一人で外に出ることができて、異世界のカフェを巡ることができる!?しかも、泣きながらやっていた王太子妃教育もない!?カフェ巡りを繰り返しているうちに、『運命の番』である狼獣人の騎士団副団長に出会って……
【完結】たれ耳うさぎの伯爵令嬢は、王宮魔術師様のお気に入り
楠結衣
恋愛
華やかな卒業パーティーのホール、一人ため息を飲み込むソフィア。
たれ耳うさぎ獣人であり、伯爵家令嬢のソフィアは、学園の噂に悩まされていた。
婚約者のアレックスは、聖女と呼ばれる美少女と婚約をするという。そんな中、見せつけるように、揃いの色のドレスを身につけた聖女がアレックスにエスコートされてやってくる。
しかし、ソフィアがアレックスに対して不満を言うことはなかった。
なぜなら、アレックスが聖女と結婚を誓う魔術を使っているのを偶然見てしまったから。
せめて、婚約破棄される瞬間は、アレックスのお気に入りだったたれ耳が、可愛く見えるように願うソフィア。
「ソフィーの耳は、ふわふわで気持ちいいね」
「ソフィーはどれだけ僕を夢中にさせたいのかな……」
かつて掛けられた甘い言葉の数々が、ソフィアの胸を締め付ける。
執着していたアレックスの真意とは?ソフィアの初恋の行方は?!
見た目に自信のない伯爵令嬢と、伯爵令嬢のたれ耳をこよなく愛する見た目は余裕のある大人、中身はちょっぴり変態な先生兼、王宮魔術師の溺愛ハッピーエンドストーリーです。
*全16話+番外編の予定です
*あまあです(ざまあはありません)
*2023.2.9ホットランキング4位 ありがとうございます♪
政治家の娘が悪役令嬢転生 ~前パパの教えで異世界政治をぶっ壊させていただきますわ~
巫叶月良成
ファンタジー
政治家の娘として生まれ、父から様々なことを学んだ少女が異世界の悪徳政治をぶった切る!?
////////////////////////////////////////////////////
悪役令嬢に転生させられた琴音は政治家の娘。
しかしテンプレも何もわからないまま放り出された悪役令嬢の世界で、しかもすでに婚約破棄から令嬢が暗殺された後のお話。
琴音は前世の父親の教えをもとに、口先と策謀で相手を騙し、男を篭絡しながら自分を陥れた相手に復讐し、歪んだ王国の政治ゲームを支配しようという一大謀略劇!
※魔法とかゲーム的要素はありません。恋愛要素、バトル要素も薄め……?
※注意:作者が悪役令嬢知識ほぼゼロで書いてます。こんなの悪役令嬢ものじゃねぇという内容かもしれませんが、ご留意ください。
※あくまでこの物語はフィクションです。政治家が全部そういう思考回路とかいうわけではないのでこちらもご留意を。
隔日くらいに更新出来たらいいな、の更新です。のんびりお楽しみください。
【完結】モブの王太子殿下に愛されてる転生悪役令嬢は、国外追放される運命のはずでした
Rohdea
恋愛
公爵令嬢であるスフィアは、8歳の時に王子兄弟と会った事で前世を思い出した。
同時に、今、生きているこの世界は前世で読んだ小説の世界なのだと気付く。
さらに自分はヒーロー(第二王子)とヒロインが結ばれる為に、
婚約破棄されて国外追放となる運命の悪役令嬢だった……
とりあえず、王家と距離を置きヒーロー(第二王子)との婚約から逃げる事にしたスフィア。
それから数年後、そろそろ逃げるのに限界を迎えつつあったスフィアの前に現れたのは、
婚約者となるはずのヒーロー(第二王子)ではなく……
※ 『記憶喪失になってから、あなたの本当の気持ちを知りました』
に出てくる主人公の友人の話です。
そちらを読んでいなくても問題ありません。
【完結】 異世界に転生したと思ったら公爵令息の4番目の婚約者にされてしまいました。……はあ?
はくら(仮名)
恋愛
ある日、リーゼロッテは前世の記憶と女神によって転生させられたことを思い出す。当初は困惑していた彼女だったが、とにかく普段通りの生活と学園への登校のために外に出ると、その通学路の途中で貴族のヴォクス家の令息に見初められてしまい婚約させられてしまう。そしてヴォクス家に連れられていってしまった彼女が聞かされたのは、自分が4番目の婚約者であるという事実だった。
※本作は別ペンネームで『小説家になろう』にも掲載しています。
お兄様、冷血貴公子じゃなかったんですか?~7歳から始める第二の聖女人生~
みつまめ つぼみ
ファンタジー
17歳で偽りの聖女として処刑された記憶を持つ7歳の女の子が、今度こそ世界を救うためにエルメーテ公爵家に引き取られて人生をやり直します。
記憶では冷血貴公子と呼ばれていた公爵令息は、義妹である主人公一筋。
そんな義兄に戸惑いながらも甘える日々。
「お兄様? シスコンもほどほどにしてくださいね?」
恋愛ポンコツと冷血貴公子の、コミカルでシリアスな救世物語開幕!
【完結】海外在住だったので、異世界転移なんてなんともありません
ソニエッタ
ファンタジー
言葉が通じない? それ、日常でした。
文化が違う? 慣れてます。
命の危機? まあ、それはちょっと驚きましたけど。
NGO調整員として、砂漠の難民キャンプから、宗教対立がくすぶる交渉の現場まで――。
いろんな修羅場をくぐってきた私が、今度は魔族の村に“神託の者”として召喚されました。
スーツケース一つで、どこにでも行ける体質なんです。
今回の目的地が、たまたま魔王のいる世界だっただけ。
「聖剣? 魔法? それよりまず、水と食糧と、宗教的禁忌の確認ですね」
ちょっとズレてて、でもやたらと現場慣れしてる。
そんな“救世主”、エミリの異世界ロジカル生活、はじまります。
前世で孵した竜の卵~幼竜が竜王になって迎えに来ました~
高遠すばる
恋愛
エリナには前世の記憶がある。
先代竜王の「仮の伴侶」であり、人間貴族であった「エリスティナ」の記憶。
先代竜王に真の番が現れてからは虐げられる日々、その末に追放され、非業の死を遂げたエリスティナ。
普通の平民に生まれ変わったエリスティナ、改めエリナは強く心に決めている。
「もう二度と、竜種とかかわらないで生きていこう!」
たったひとつ、心残りは前世で捨てられていた卵から孵ったはちみつ色の髪をした竜種の雛のこと。クリスと名付け、かわいがっていたその少年のことだけが忘れられない。
そんなある日、エリナのもとへ、今代竜王の遣いがやってくる。
はちみつ色の髪をした竜王曰く。
「あなたが、僕の運命の番だからです。エリナ。愛しいひと」
番なんてもうこりごり、そんなエリナとエリナを一身に愛する竜王のラブロマンス・ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる