イケメンマフィアの仰せのままに~断れるはずありません!

氷室ユリ

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第六章 揺るがぬココロ

45 辛口の愛情表現

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 念願の退院が許可され、外の空気を満喫するユイは晴れ晴れとした表情だ。
 そんなユイに寄り添うのは、ラウルと新たなもう一人、ドクター新堂である。

 新堂はまたもフォルディス邸で休暇のような日々を送る事となった。

 フォルディス邸の居間にて、新堂がラウルに向かって言う。
「また私までお世話になる事になってしまい済みません」
 その横からユイが口を挟む。「何言ってるの。新堂先生が付いててくれるから退院できたのよ?来てもらわないと困るわ」
 頷いたラウルは、真剣そのものの顔で言った。
「以前のように私が常に付いていられる訳ではない。今回は全面的にお前に任せる。くれぐれもユイをよろしく頼む」
「承知しました」

 ラウルはそう言ってユイにキスをすると、ダンを従えすぐに部屋を出て行った。

 二人になって、新堂が体勢を崩す。

「いやはや…いつになっても慣れないな!」ソファの背もたれに体を預けた新堂。
 それを振り返ってユイが聞き返す。「何に?」
「フォルディスさん達の圧、って言うのか」
「二人とも、もう先生に圧なんて掛けてないよ?」
「もう、か。前はあからさまに掛けてたもんな!」
「ふふっ、だね」ユイが笑う。

 その表情を見て、新堂が言う。「ユイ、笑い方、変わったな」
「え~、そう?どういうふうに?」頬に手を当ててユイが問う。
「説明が難しいが…何て言うか、大人っぽい」
「大人っぽいって…。私もう30半ばよ?いつまでも小娘じゃないからね!」
「だよなぁ。子供が3人もいるんだもんな…」しみじみと新堂が言った。
 あらゆる思いが交錯するこんな言葉だが、ユイには伝わらない。

「ねえ!先生は?結婚しないの?」
 幸せいっぱいの笑顔で返されて、そっぽを向く新堂。「するつもりもない」
「相変わらず寂しい人生送ってるのね~」
「知ったふうな口叩くな。今も昔も寂しくなんてない。生憎だったな!」
「強がりっ」ユイは肩で新堂を小突く。

 並んでソファに座っていた二人の距離はいつしか縮み、ユイは仰け反って座る新堂に顔を近づけて語り合っている。

「今となっては、強がって正解だったと思うよ」新堂はポツリと言った。
「え?」
「いや、何でもない」
――俺と一緒になってたら家族は作れない。こいつから母親になる権利を奪う資格なんて…俺にはない――

 それきり黙ってしまった新堂を、ユイはじっと見つめる。何を考えているのか探るが、そんな事は不可能だ。
――圧、かぁ…。先生はきっと、私達に会いたくなかっただろうな…――
「ゴメンね、先生…」ユイは無意識に謝罪の言葉を口にしていた。

「何だよ、突然。何を謝ったんだ?」
「…だって先生、もう私達に関わりたくなかったでしょ。正直に言って?」
「そうだな」
「やっぱり!だからごめんなさい」
「ユイのせいじゃない。こんな形でなければ会えないように仕向けたのも自分だ。ユイにはただ、元気で幸せでいてほしかったから」
「先生…」ユイの目に涙が浮かぶ。

「ほらまた泣く。息子達に見られたらまた悪者にされるな!」
「あっ、ゴメン…。だって言い方が…わざと泣かせようとしたでしょ!」
「バレたか」
「もう!ん?待って、さっき、自分で仕向けたって言った?」
「ん?言ったか?」

――ああしまった、余計な事を口走ったな…――
 とぼけながら、新堂は言い訳を考える。

 ケガや病気云々がなくても、会おうと思えば会えるのだ。それをあえてできないように仕向けた。会いたいと思ってしまう自分を律するために。
 それくらいに新堂はユイの事を想っている。
 そんな事を、今や人妻の幸せいっぱいに暮らしている女に語る必要はない。

「ユイが無茶しないようにな。好き好んで嫌味を言われたくはないだろう?」
「あ~そういう事!先生ったらホント意地悪だもんね~。そんなだから恋人できないのよ?」
「余計な世話だ。さあ、そろそろ動くか。いつもは何をしてる時間だ?」

 時計を見上げてユイが考える。「ん~と、トレーニング…かな」
「それは却下だ。他は?」
 ややムッとしながらユイが答える。「仕事の打ち合わせとか」
「も、却下だ。ちなみに仕事って?」

「言っとくけどマフィアじゃないから。聞く前から却下って言わないでよ!どうせろくでもない仕事だろうって?」
「おお、よく分かったな!人の心を読むなんて、もしやおまえもヴァンパイアになったか」
「まだ言ってる…」
――ラウルもヴァシルもヴァンパイアじゃなくてエスパーだけど!――

 一人立ち上がった新堂が、テラスに向かい外を眺めながら言う。
「天気もいいし、庭でも散歩するか。少しなら体を動かすのは賛成だ」
「少しなら、ね。ならお供いただける?先生」
「喜んで」
 おどけて腰を折る新堂に、ユイが手を伸ばす。

 その手を下から支えるようにして掴むと、新堂は悪戯っぽく笑った。
「お足元、ご注意ください、奥様?」
「ありがと!」

 二人はこんな小芝居をしながら居間を出た。


 フォルディス家の庭はかなり広い。ようやく敷地の端まで到達した二人。
「俺は少しって言ったぞ?歩きすぎだ!」
「あら先生、まだ3キロしか歩いてないわ。お疲れみたいね。運動不足なんじゃない?」

 お手上げポーズで首を左右に振った新堂の目に、屋敷に向かって来る黒光りする高級セダンが映る。
「誰か来たみたいだぞ」
「ああ、あれは双子達ね。そろそろ学校から帰って来る時間だから」
「車で送迎か。ま、ここから小学校まで遠いもんな」
「ええ」
 答えながら、ユイは車に向かって大きく手を振る。

 すると車窓が全開されて、子供達が負けじと手を振り返して来た。

「あの子達ったら…あんまり身を乗り出すと落ちるわよ?」
「母親の事が大好きなんだな」
「ラウルはあの通り甘やかすタイプじゃないでしょ。だから私は、分かりやすい愛情を注いてあげようと思って。ある意味じゃ私もスパルタだけど」
「だろうな!」

 新堂はそう言って笑いながらも、ユイを見つめる瞳を眩しさで細める。陽光の眩しさだけではなく、憧れのようなものもどこかで感じていた。

「…さあ、もう戻るぞ。子供に会いたいからって走るなよ?」
「誰がよ!」
 ユイが勢い良く新堂の背中を叩く。
「いって…っ!少しは手加減しろよ」
「先生が意地悪だからよ~だ!」
「おい、だから走るなって…っ、せめて前見て走れ!」

 ユイは後ろ向きに新堂に舌を出しながら小走りで先に進む。

「あっ…」
 バランスを崩したユイが後ろ向きのまま倒れる。
 地面に激突する寸前で、新堂が追い付き抱きかかえた。
「セーフ…。だから言ったんだ。本当にバカなのか?」
「…」
「ユイ?どうした」
 何も言わないユイに、不安を感じた新堂が顔を覗き込む。「おいユイ」

「何でもないよーだ!焦った?」
「あのなぁ。いい加減にしろ?」

「だ~って。先生が意地悪なんだもん。子供扱いの次はバカ呼ばわりって?ユイさんにも我慢の限度ってもんがあるんですっ」
「悪かった、ついな。久しぶりだから、楽しくてやめられなくなった」
「ホンット、性格悪い!」
「ご機嫌を直してください、奥様。戻ったら診察をしますから」
「何が奥様~よ、ラウルに言いつけるからね?」
「ええどうぞ。ならば私はお役御免でしょうね」
「診察は受けるわ。機嫌が直らないってだけよ」ユイの表情は険しいままだ。

 本気でヘソを曲げてしまったユイを見て、罪悪感が募る新堂。
――どうにも距離感が掴めない。茶化してないと、どんどん踏み込んでしまいそうになるんだ、少しは察してくれよ!――
 これは新堂なりの辛口な愛情表現という訳だ。

 大人の色気を放つユイは、以前にも増して魅力的だ。これはラウルが手塩にかけて仕立て上げた結果である。
 そこへ病の人間特有の儚さや憂いが加わり、さらに魅力が増している。手を差し伸べずにはいられない程の魅力を前に、気を抜けば抱きしめてしまうだろう。

「…ったく、俺を試すのはもう勘弁してくれ!」
 新堂はユイに聞こえないように呟いた。


 屋敷に戻ると、すでに双子達が帰っていた。

「ユイよりボク達の方が早かったね!ドクターとお散歩?」
「ええ。ねえ?窓からあんなふうに身を乗り出すのはやめてね?そのうち落ちるわよ?」
「気をつけるよ。それよりさ~、何だか仲良さそうだったね、二人!」
 ラドゥが鋭い事を言って来る。これにドキリとしたのは新堂だけだ。
「え~?どこが?」
 ユイは即答して全身で否定する。「逆よ、逆。ケンカしてたの!」

「そうそう。ユイに比べたら、君達の方がよっぽど大人かもな」
「そうやってまた怒らせる事言う!病気悪化したら先生のせいだからね?」
 ユイが口を尖らせて訴えると、それを受けて反応したのはシャーバンだ。
「ダメだよ!ユイの病気悪化したら、妹に会えないかもしれない…。ドクターの役立たず!」
「シャーバン!そういう事を言ってはダメ、先生に謝って。この人は私の命を何度も救ってくれた恩人なのよ?」

 ユイが本気で怒っているのが分かり、シャーバンは不服そうにしながらも頭を下げた。
「…ごめんなさい」

「いいよ、気にするな。今回ばかりは、その通りかもしれないしな…」
「え?何それ先生、どういう事?」
「別に深い意味はない。息子さんに叱られてしまった事だし、俺も気を締め直して取り組むとしよう」

 新堂の言い分には疑問が残ったが、シャーバンの発したある一言が甦り、ユイは首を傾げる。
――今、妹に会えないって言った?まだどっちか分かってないのに…――
「ねえシャーバン。さっき…」

 ここまで言いかけて、新たな人物に遮られた。

「ただいま!皆揃って何やってるの?」
「ヴァシル、お帰り。最近早いじゃない。お友達と遊ばないの?」
「だってユイの方が大事だもん」
「ヴァシ兄は、ガールフレンドよりもユイが大事だってさ!」
「うんうん、よろしい!いらっしゃい、ヴァシル」
 ユイはヴァシルを側に呼ぶと、思い切り抱きしめる。

「ぐっ、ぐるじいよ…ユイぃっ」
「ヴァシル、また大きくなった?いい感じの筋肉質、トレーニングはサボってないみたいね!」
「もちだよ!オレはユイみたいに強くなるんだから」
「ははっ!ヴァシル君、そこはお父さんみたいに、って言うとこだぞ」思わず新堂が突っ込む。

「ううん。ダーよりユイの方が強いから。能力を除けばね」
「能力?何のだ」
「だから超っ…!」
 またもぬうっと現れたダンが、背後からヴァシルの口を塞ぐ。
「ヴァシル様、今日は先に宿題を済ませましょう」
「いきなり何するんだよ、ダン!」
「さあさあ、参りますぞ!」

 そのままヴァシルはダンに引き摺られるようにしていなくなった。
 面白がって双子達がついて行き、部屋は二人だけになる。

「なあ、能力って?」
「え?さっ、さあ~」
 誤魔化しながらユイは思った。ヴァシルの能力で腹の子が女だと分かったのかもしれないと。

――女の子かぁ。ラウル、女の子欲しがってたからな。これは増々生まれてくれなきゃ困るわ――
 そして、ふと頭に一つの名前が浮かんだ。
――サラ。名前、サラにしよう!確かラテン語でお姫さまって意味よね。フォルディス家のお姫様、いいじゃな~い?――

 腹を擦りながら俯いているユイに、新堂は真顔で声を掛ける。
「おい、腹、痛むのか?」
 顔を上げたユイは穏やかな表情だ。「ううん。違うの。愛おしいな~って、ね」
「驚かすなよ…」
「仕返しじゃないからね?」
「分かってるよ。しかし、どの子もいい息子だな」

 新堂は行ってしまった子供達を思い返す。
――口の悪さはユイ譲りか。だが非を認めてきちんと謝れる。躾けは行き届いているようだ――

「ええ。知らない間にどんどん成長してる。きっとあっという間に大人になるわね」
「子供とはそういうもんだ」
「自分の時はあんなに長く感じたのに。不思議!」
「ああ…」
「あら先生、おまえはまだまだ大人になり切れてないだろ!って茶化さないの?」

「ユイはちゃんと母親をやってる。一人身の俺には何も言えないよ」
 思わぬ返答に目を瞬いたユイだが、日頃辛口なだけに褒められた反動は大きい。
「あんまり自信ないけど。そう言ってもらえると、勇気が湧くわ」

「おまえらしいよ、子供にも名前で呼ばせるところとかな!」
「ああ、それ。そこも自信のなさの表れかな。お母さんって呼ばれる事に抵抗が、とかね…。変でしょ」
「いや。別に。いいんじゃないか?フォルディスさんだって何も言ってないんだろ」

「うん。むしろ推奨派だから!あの人、ちょ~っと常識がね、ズレてて?」
 ユイがおどけて言うと、新堂がワントーン声を上げた。
「おお、気づいてたのか」

「こんだけお金持ちで、しかもマフィアのボスだし!こんな環境にいたら仕方ないんだろうな~って思うわ」
 どんなに愛し合っていても月日が経っても、分かり合えない部分はなくならない。
「そういう意味じゃ、新堂先生との方が付き合いやすいかな~。素の自分でいられるし。言いたい事言えるし?」

「…だから、そういう事言うなって」
「え?」

「フォルディスさんには言いたい事、言えないのか?」
「そういう訳じゃないけど。先生に言うみたいには…ほら、日本語と英語ってニュアンスも変わっちゃうでしょ」
 これまでもダンとは時々日本語で会話しているが、新堂が来てからは機会が増えた。二人きりの時は完全に日本語だ。

――何だ、そういう意味か…――
 新堂は内心ホッとしながらも、残念にも思う。

 例え結ばれなくても、誰よりも自分が分かり合える相手でいたかった。

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