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一.喋る黒猫と自称魔女の少女
1. 喋る黒猫と麦わらの少女
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一.喋る黒猫と自称魔女の少女
旅をしている。長い長い旅だ。
どこを目指しているのか、何を探しているのか。僕自身にもわからない。
ただもうずっと何かを探して旅をしている。
今はどこまでも続く線路の上をずっと歩き続けていた。もっとも電車はこない。それもそうだろう。もはや廃線になって何年も経つ。積まれた石の間からも夏草が姿を覗かせていた。踏みしめるたびに青い匂いが僕の鼻腔をくすぐってくる。
空を見上げてみる。ぎらぎらと強く主張する太陽の熱が、容赦なく僕へと降り注いでくる。暑い。とにかく暑い。
枕木も半ば朽ちて、さびついたレールが残されていなければ、ここが線路跡だということも忘れてしまいそうになる。
何となく石ころを蹴飛ばしてみる。遠くで高い金属をはじく音が響いた。ちょうどレールの先にでも当たったのだろう。
同時に「わわわっ」と甲高い声が響いた。
――声が響いた? こんなところで? 誰もいそうにないただ続く草むらの中で?
「もう。こんなところに石飛ばしたの、誰。神様にしかってもらいますよ」
聞こえてきたのは若い女の子の声だ。
そしてぼうぼうに生えた草むらの中から、その声の主は姿を現していた。
リボンのついた麦わら帽子の下から、野暮ったい長い黒髪の三つ編みを左右にぶら下げている。
その下には白い半袖のプルオーバーブラウス。ふわりと膨らんだ袖がアクセントになっていた。その上にプリーツの入ったエプロンのようなジャンパースカート。
縁の太いメガネがまたいっそうに彼女の田舎くささを増している。
年の頃は十三、四歳といったところだろうか。中学生くらいだろう。少なくとも僕よりかは一つか二つは年下だろうけれども、それほど離れてはいないとは思う。
背はかなり低い。そのせいもあって、最初は完全に草むらに埋まっていた。僕自身もそれほど身長が高い方ではないけれど、さらに輪をかけて小さい。
でもたぶんメガネを外したら、かなり可愛い子だろうとは思う。大きなくりっとした瞳と長いまつげが何よりも目を惹いた。
「あれ……ほんとに、どなた、ですか?」
彼女はきょとんとした顔を浮かべて、少し首をかしげる。
それから少し照れたように頬を赤らめて視線をそらす。
「まさかこんなところに村の人以外がいるとは思わなくて。ごめんなさい」
「いや、僕の方こそ人がいるなんて思わなくてごめん」
素直に頭を下げると、彼女はさらに深々と頭を下げる。
「私こそごめんなさいっ」
「いやいや僕こそごめんなさい」
「私の方こそごめんなさ――」
「君達二人して永遠に謝りあっていておかしいね。まったく」
不意にその声は響いた。若い、いやむしろ幼くすらある女の子の声だ。
思わず僕は辺りを見回してみるけれど、その声の主の姿はどこにも見えやしない。
「はぁ。全く。君はどこをみているんだい。ボクならここにいるだろう」
その声はかなり下の方から聞こえてきていた。
視線を送ってみると、一匹の黒猫が彼女の足下にちょこんと座っている。
「え……この黒猫が……!?」
「そうだよ。ボクだよ。君は言われないと誰が話しているかもわからないぼんくらなのかい?」
「……いやいやいやいや。猫が喋る訳が無いじゃないか。何か僕はおかしなものでも見ているのか……!?」
「訳が無いっていっても、いまここでボクが喋っているだろ。それとも君は何かい。君の目は自分で見たものを信じられないくらいの節穴なのかい」
黒猫はしっぽを大きく振りながらためいきをもらす。
猫がしっぽを大きく振るのはいらいらしている時だっけかと思い返すが、黒猫はそれを示すかのように目を細めて僕を見つめていた。
「もう。ミーシャ。そんなこといったらだめだよ。ごめんなさい。この子はミーシャっていいます。ちょっと口が悪いんだけど、悪い子じゃないから」
「口が悪いって、思った事を素直に口にしているだけだけどね。ボクには君の方が信じられないよ、有子」
「わーーー。有子って言わないで。ありす。ありすって呼んでよぅ」
麦わら帽子の少女は慌てて大きく手をふる。
「はいはい。ありすね。で、お客人が呆然としているみたいだけど」
彼女は黒猫の言葉にはっとしたように僕に向き直ると、あわててまたぱたぱたと手を振るう。
「ご、ごめんなさい。えっと私は三月ありすといいます。ありすと呼んでください」
「……有子じゃないの?」
「わーーー。だめですだめですってばっ。その名前で呼んだら。それは世を忍ぶ仮の名前なんです。本当はありす、ありすなんですっ」
大慌てで大きく手を上下に振るいながら、思いきり力説していた。
どうやら彼女は自分の名前が好きではないのか、あだ名で呼ばせたいらしい。
「まぁ、僕はそれでもかまわないけどね。いちおう自己紹介しておくと僕は四月一日謙人」
「わたぬき? それって四月一日って書く四月一日さん?」
「まぁそうだけど。こんな珍しい苗字よく知ってるね」
僕は感心して息を漏らす。だいたいよくて綿貫、たいていは「なにそれ」と言われるのがいいところだ。あまり一般に知られている苗字ではない。
まぁとあるアニメのおかげで一部の界隈には知られているようなので、もしかしたら彼女もそういう界隈の子なのかもしれない。
「ミーシャ、きいた!? 四月一日さんだって。まさか本当に現れるなんて思わなかった」
「もちろん聴いたさ。でも彼がその本人かなんてわからないけどね。ボクにはただの少年にしか見えない」
二人はなぜか僕の苗字で盛り上がっているようだった。
「あの四月一日さん。お願いがあるんです」
「はぁ。なんでしょう」
盛り上がっているありす達と対象に、僕の感情はすっと冷めていく。彼女達が何を言っているのか、さっぱりわからない。
「私と一夜を共にしてください!」
「ぶっ!? げほっげほっ!? なにいってんの、君!?」
唐突なお願いに思わず吹き出して咳き込んでしまう。冷めかけた感情が一気にほてりだしていく。
「何って、私と一夜を共にしてください、と言いました」
「ば、馬鹿な事いってるんじゃないよっ。なんで初対面の男にそんなこと言ってるのさ、君は!?」
慌てて声を張り上げるが、目線の先でミーシャがごろごろと転がりながら大笑いしているのが見える。
「あはははっ。あーーーはっはははっ。いや、これはいい。うん、まぁ、そうだね。そうなるよね。いや、さすが有子。天然にもほどがある」
「わーーーっ。だから有子と呼ばないでって、いってるのにっ。ありす。ありすって呼んでよぅ。それに何、天然って。私天然なんかじゃないよっ」
「まぁ、いいや。じゃあ、ありす。ちょっと耳を貸して」
ミーシャは言いながらも大きく跳躍すると、身軽にありすの肩に飛び乗っていく。
それから何やら彼女の耳元でささやいていたようだ。
「だからね。君がいう一夜を共にするっていうのはね……ぼそぼそぼそぼそ」
ミーシャが言葉を紡ぐたびに、ありすの顔が真っ赤に染まっていく。耳の後ろまで紅色が差していた。
「わーーっわーーーっわーーーーーっ。違います違いますっ。そういう事じゃありませんっ。そういう意味じゃないですからっ。ちょ、ちょっと付き合っていただきたい儀式があるだけなんですっ。村の祭事ですっ。イベントですっ。夜に行われるお祭りの話ですっ」
大きく両手をばたばたと振るいながら、慌てて自分の台詞を否定する。
「この村で行われる祭事の一つに三月と四月一日のペアで行う春渡しっていうものがあります。本当は三月の終わりに春を迎えるために行うのですが、今年はとうとう村の四月一日さんが誰もいなくなってしまって、お祭りが出来ていないんです。だから今年はまだ春が来ていなくって。でも、いま四月一日さんがここに来てくれたことで春渡しの祭事が出来そうだから。だからもし急ぎの用事がなければお祭りを手伝って下さいませんか?」
ありすは真剣なまなざしで告げる。
僕は旅をしている。長い長い旅だ。
だけどその目的も行き先も僕にはわからない。何のためになぜ旅をしているのか。
それを探して旅をしているのかもしれない。
だから急ぎの用事は何一つない。
「わかった。数日くらいの話なら話はきいてもいい」
僕は彼女の問いかけにうなずいていた。
「けど春渡しって、もう春どころか夏まっさかりだと思うけど」
「大丈夫です。ちょうど夏祭りも始めるところだったから、その前に儀式だけやってしまえば。春は無事きた事になりますから」
ぱたぱたと手をふりながら、ありすはお気軽な声で答える。
「そんなんでいいの? まぁ僕として何でもかまわないんだけど」
「いいんですいいんです。そうと決まれば、一緒に村に行きましょう。こっちです!」
草むらの中をかき分けながら、ありすは道を指し示す。
同時にミーシャがため息をもらしながらつぶやく。
「やれやれ。ありすはもう少し考えた方がいいとボクは思うけどね」
「善は急げっていうじゃない。さぁ、四月一日さん。いきましょう!」
ありすは草むらの向こう側へとつききっていく。
白い服が草で汚れないのかなと思いつつも、僕はありすの後を追いかけるように続いていた。
でもこの時僕は知らなかった。
この決断が僕の旅の意味を全て変えてしまうことを――――
旅をしている。長い長い旅だ。
どこを目指しているのか、何を探しているのか。僕自身にもわからない。
ただもうずっと何かを探して旅をしている。
今はどこまでも続く線路の上をずっと歩き続けていた。もっとも電車はこない。それもそうだろう。もはや廃線になって何年も経つ。積まれた石の間からも夏草が姿を覗かせていた。踏みしめるたびに青い匂いが僕の鼻腔をくすぐってくる。
空を見上げてみる。ぎらぎらと強く主張する太陽の熱が、容赦なく僕へと降り注いでくる。暑い。とにかく暑い。
枕木も半ば朽ちて、さびついたレールが残されていなければ、ここが線路跡だということも忘れてしまいそうになる。
何となく石ころを蹴飛ばしてみる。遠くで高い金属をはじく音が響いた。ちょうどレールの先にでも当たったのだろう。
同時に「わわわっ」と甲高い声が響いた。
――声が響いた? こんなところで? 誰もいそうにないただ続く草むらの中で?
「もう。こんなところに石飛ばしたの、誰。神様にしかってもらいますよ」
聞こえてきたのは若い女の子の声だ。
そしてぼうぼうに生えた草むらの中から、その声の主は姿を現していた。
リボンのついた麦わら帽子の下から、野暮ったい長い黒髪の三つ編みを左右にぶら下げている。
その下には白い半袖のプルオーバーブラウス。ふわりと膨らんだ袖がアクセントになっていた。その上にプリーツの入ったエプロンのようなジャンパースカート。
縁の太いメガネがまたいっそうに彼女の田舎くささを増している。
年の頃は十三、四歳といったところだろうか。中学生くらいだろう。少なくとも僕よりかは一つか二つは年下だろうけれども、それほど離れてはいないとは思う。
背はかなり低い。そのせいもあって、最初は完全に草むらに埋まっていた。僕自身もそれほど身長が高い方ではないけれど、さらに輪をかけて小さい。
でもたぶんメガネを外したら、かなり可愛い子だろうとは思う。大きなくりっとした瞳と長いまつげが何よりも目を惹いた。
「あれ……ほんとに、どなた、ですか?」
彼女はきょとんとした顔を浮かべて、少し首をかしげる。
それから少し照れたように頬を赤らめて視線をそらす。
「まさかこんなところに村の人以外がいるとは思わなくて。ごめんなさい」
「いや、僕の方こそ人がいるなんて思わなくてごめん」
素直に頭を下げると、彼女はさらに深々と頭を下げる。
「私こそごめんなさいっ」
「いやいや僕こそごめんなさい」
「私の方こそごめんなさ――」
「君達二人して永遠に謝りあっていておかしいね。まったく」
不意にその声は響いた。若い、いやむしろ幼くすらある女の子の声だ。
思わず僕は辺りを見回してみるけれど、その声の主の姿はどこにも見えやしない。
「はぁ。全く。君はどこをみているんだい。ボクならここにいるだろう」
その声はかなり下の方から聞こえてきていた。
視線を送ってみると、一匹の黒猫が彼女の足下にちょこんと座っている。
「え……この黒猫が……!?」
「そうだよ。ボクだよ。君は言われないと誰が話しているかもわからないぼんくらなのかい?」
「……いやいやいやいや。猫が喋る訳が無いじゃないか。何か僕はおかしなものでも見ているのか……!?」
「訳が無いっていっても、いまここでボクが喋っているだろ。それとも君は何かい。君の目は自分で見たものを信じられないくらいの節穴なのかい」
黒猫はしっぽを大きく振りながらためいきをもらす。
猫がしっぽを大きく振るのはいらいらしている時だっけかと思い返すが、黒猫はそれを示すかのように目を細めて僕を見つめていた。
「もう。ミーシャ。そんなこといったらだめだよ。ごめんなさい。この子はミーシャっていいます。ちょっと口が悪いんだけど、悪い子じゃないから」
「口が悪いって、思った事を素直に口にしているだけだけどね。ボクには君の方が信じられないよ、有子」
「わーーー。有子って言わないで。ありす。ありすって呼んでよぅ」
麦わら帽子の少女は慌てて大きく手をふる。
「はいはい。ありすね。で、お客人が呆然としているみたいだけど」
彼女は黒猫の言葉にはっとしたように僕に向き直ると、あわててまたぱたぱたと手を振るう。
「ご、ごめんなさい。えっと私は三月ありすといいます。ありすと呼んでください」
「……有子じゃないの?」
「わーーー。だめですだめですってばっ。その名前で呼んだら。それは世を忍ぶ仮の名前なんです。本当はありす、ありすなんですっ」
大慌てで大きく手を上下に振るいながら、思いきり力説していた。
どうやら彼女は自分の名前が好きではないのか、あだ名で呼ばせたいらしい。
「まぁ、僕はそれでもかまわないけどね。いちおう自己紹介しておくと僕は四月一日謙人」
「わたぬき? それって四月一日って書く四月一日さん?」
「まぁそうだけど。こんな珍しい苗字よく知ってるね」
僕は感心して息を漏らす。だいたいよくて綿貫、たいていは「なにそれ」と言われるのがいいところだ。あまり一般に知られている苗字ではない。
まぁとあるアニメのおかげで一部の界隈には知られているようなので、もしかしたら彼女もそういう界隈の子なのかもしれない。
「ミーシャ、きいた!? 四月一日さんだって。まさか本当に現れるなんて思わなかった」
「もちろん聴いたさ。でも彼がその本人かなんてわからないけどね。ボクにはただの少年にしか見えない」
二人はなぜか僕の苗字で盛り上がっているようだった。
「あの四月一日さん。お願いがあるんです」
「はぁ。なんでしょう」
盛り上がっているありす達と対象に、僕の感情はすっと冷めていく。彼女達が何を言っているのか、さっぱりわからない。
「私と一夜を共にしてください!」
「ぶっ!? げほっげほっ!? なにいってんの、君!?」
唐突なお願いに思わず吹き出して咳き込んでしまう。冷めかけた感情が一気にほてりだしていく。
「何って、私と一夜を共にしてください、と言いました」
「ば、馬鹿な事いってるんじゃないよっ。なんで初対面の男にそんなこと言ってるのさ、君は!?」
慌てて声を張り上げるが、目線の先でミーシャがごろごろと転がりながら大笑いしているのが見える。
「あはははっ。あーーーはっはははっ。いや、これはいい。うん、まぁ、そうだね。そうなるよね。いや、さすが有子。天然にもほどがある」
「わーーーっ。だから有子と呼ばないでって、いってるのにっ。ありす。ありすって呼んでよぅ。それに何、天然って。私天然なんかじゃないよっ」
「まぁ、いいや。じゃあ、ありす。ちょっと耳を貸して」
ミーシャは言いながらも大きく跳躍すると、身軽にありすの肩に飛び乗っていく。
それから何やら彼女の耳元でささやいていたようだ。
「だからね。君がいう一夜を共にするっていうのはね……ぼそぼそぼそぼそ」
ミーシャが言葉を紡ぐたびに、ありすの顔が真っ赤に染まっていく。耳の後ろまで紅色が差していた。
「わーーっわーーーっわーーーーーっ。違います違いますっ。そういう事じゃありませんっ。そういう意味じゃないですからっ。ちょ、ちょっと付き合っていただきたい儀式があるだけなんですっ。村の祭事ですっ。イベントですっ。夜に行われるお祭りの話ですっ」
大きく両手をばたばたと振るいながら、慌てて自分の台詞を否定する。
「この村で行われる祭事の一つに三月と四月一日のペアで行う春渡しっていうものがあります。本当は三月の終わりに春を迎えるために行うのですが、今年はとうとう村の四月一日さんが誰もいなくなってしまって、お祭りが出来ていないんです。だから今年はまだ春が来ていなくって。でも、いま四月一日さんがここに来てくれたことで春渡しの祭事が出来そうだから。だからもし急ぎの用事がなければお祭りを手伝って下さいませんか?」
ありすは真剣なまなざしで告げる。
僕は旅をしている。長い長い旅だ。
だけどその目的も行き先も僕にはわからない。何のためになぜ旅をしているのか。
それを探して旅をしているのかもしれない。
だから急ぎの用事は何一つない。
「わかった。数日くらいの話なら話はきいてもいい」
僕は彼女の問いかけにうなずいていた。
「けど春渡しって、もう春どころか夏まっさかりだと思うけど」
「大丈夫です。ちょうど夏祭りも始めるところだったから、その前に儀式だけやってしまえば。春は無事きた事になりますから」
ぱたぱたと手をふりながら、ありすはお気軽な声で答える。
「そんなんでいいの? まぁ僕として何でもかまわないんだけど」
「いいんですいいんです。そうと決まれば、一緒に村に行きましょう。こっちです!」
草むらの中をかき分けながら、ありすは道を指し示す。
同時にミーシャがため息をもらしながらつぶやく。
「やれやれ。ありすはもう少し考えた方がいいとボクは思うけどね」
「善は急げっていうじゃない。さぁ、四月一日さん。いきましょう!」
ありすは草むらの向こう側へとつききっていく。
白い服が草で汚れないのかなと思いつつも、僕はありすの後を追いかけるように続いていた。
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この決断が僕の旅の意味を全て変えてしまうことを――――
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