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一.喋る黒猫と自称魔女の少女
2.私は魔女なんです。
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さきほどの草むらから抜けて、いちおうは道らしき道を歩いていた。
ただ舗装はされておらず、むしろ獣道に近い。あまり人通りも多くはないのだろう。
「私は実は魔女なんです」
道中の世間話の中で、ありすはろくでもない事を告げていた。
「……魔女っていうと、あのほうきにのって空を飛んだり、魔法を使ったりする、あの魔女のこと?」
「そう。それですそれ!」
我が意を得たり、とばかりに指先を立ててこちらへと向けてくる。
むちゃくちゃうさんくさいんだけど、と思いつつも、すぐ隣に喋る黒猫がいるのだから彼女が本当に魔女であっても不思議はないかもしれない。
「だから私は魔法が使えるんです。まだまだ修行中の身ですけどねっ。今日も修行の一環で線路脇に生えている薬草を採りに来ていたんですよ」
言いながら彼女は手にした籠編みのバスケットを少し上に掲げる。
ちらっと見えた感じだとよもぎ等が入っていたようにも思える。よもぎの旬は春先だったと思うので、食べるにはもう薹が立っていて少々青臭いかもしれない。
「有子の魔女話がまた始まったか。ボクはもうその話はうんざりだよ」
「わわっ。だから有子って呼ばないで。ありす。ありすって呼んでよぅ」
ミーシャがためいき交じりにつぶやくと、すぐにありすがいつも通りの嘆願を始めていた。たぶんこのやりとりは何度となく繰り返されてきたのだろう。
「はいはい。ありすね。で、君ももういい年なんだから、その話はそろそろ終わりにしてもいいと思うんだけど」
「そ、そんなことないもん。私は魔女だもん。で、ミーシャが相棒の黒猫なの」
ありすは嬉しそうにミーシャの方をにこにこと微笑んでいる。
「相棒ねぇ。強いていうならボクは相棒というより、君の先生だと思うけど。今日だって一夜を共にする意味を教えてあげただろ」
「わーーーっわーーーっわーーーっ。その話はもう忘れて。忘れてください。はい、忘れます。忘れました。はい、何の話だったかなー」
「まぁ、いいけどさ。ボクが黒猫だからって、魔女っていう設定なのは安直すぎないか」
「設定じゃなくて、私は魔女なの」
ありすは口を膨らませながら、少し怒っているふりをしていた。
もっともそれほど本気で怒っている訳ではないのは、僕の目にも明らかだった。
「これは設定なの?」
「ちがいますっ」
「そうだね」
僕の問いに二人が同時に答える。ただありすはそのあと黙っていたけれど、ミーシャは後の言葉を続けていた。
「中二病という言葉があるけれど、有子はまさに中学二年生だからね。ちょうど真っ最中というところかな」
「なるほど。そういう事か」
納得してうなずくと、すぐにありすがぱたぱたと手をふって割り込んでくる。
「違います違いますっ。本当なんですっ。本当なんですってば。あと、有子って言わないで。ありす。ありすって呼んでよぅ」
「はいはい。ありすね」
ミーシャは完全に受け流していて、実際にありすと呼ぶつもりはなさそうだった。
喋る黒猫が現実にいるのだから、ありすが本当に魔女だったとしても、驚くには値しないかもしれない。それでもあまりに多くの不思議に囲まれてしまって、僕は戸惑いを隠せないでいた。
だからありすの魔女がただの若者の抱きがちな理想の設定であり、自分が自分以外の何かになりたくて背伸びしている女の子なのであれば、それはそれで微笑ましいとは思う。
僕だって自分が何者なのかもわからない。だからこうして旅をしている。
いまこうしてここにいる僕は、本当の僕なのだろうか。わからない。
そもそも僕とは何なのだろう。ありすより少し年上の少年。中学卒業後には学校にもいかず、一人ただ旅を続けている。
お金には困っていなかった。今は亡き両親が残してくれた莫大な財産がある。
いちおう今は年の離れた兄が僕の保護者という事になっている。
父が経営していた会社は兄が継いだが、それ以外の財産は文句の付け所もなく法律通りに分配してくれていた。
たぶん僕はこのまま働かなくても贅沢をしなければ一生を暮らしていけるだろう。
両親も兄もずっと質素な暮らしをしていて、おかげで僕は特に贅沢にも慣れていない。
だから、旅をしている。
兄は僕がそうしたいなら、そうしてみるのもいいと告げた。定期的に連絡を入れることを条件に、僕に自由にさせてくれている。
だから、旅をしている。
普通なら僕は高校生になるはずだった。だけど両親の死で僕は生きる意味がわからなくなってしまった。何をすればいいかすらわからなくなった。
だから、旅をしている。
だけど僕は何のために旅をしているのか、それすらもわからない。
自分のことすら良くわからないのだから、知り合ったばかりのありすのことなんてわかるはずもなかった。
「それでありすは魔女ってことは、どんな魔法が使えるの?」
僕の何気ない問いかけに、ありすの表情が明るく染まる。
「そう。そうなんですっ。私は魔法が使えるんです。魔法でいつか世界をみんな幸せにするのが夢なんです。まだ大した魔法は使えないけど」
再び手をぱたぱたと上下に動かしながら、バスケットの中からよもぎを取り出してくる。この手をぱたぱたさせるのは彼女の癖なのだろう。
「そのためにまず薬草とりなんです。ちょっとこの時期だともう苦みが出ちゃうかもしれないけど、まだぎりぎり使えるかなーって」
「使うって何に使うの?」
「草餅作ったり、よもぎ蒸しにしてよもぎ風呂にしたり」
「……普通だ」
「魔女の儀式ですよ?」
ありすは楽しそうにくるりと振り返る。
僕へとにこやかに微笑みかけると、それからまた背を向けて歩き出す。
「さてと、もう少しですよ。いきましょう」
ありすはどこか嬉しそうに道の先へと急ぐと、その後ろをゆっくりと黒猫のミーシャがついて行っていた。
「謙人。別に有子のことは、有子でいいんだよ。彼女につきあってありすと呼ぶ必要はない」
「ん。でも本人がそう呼ばれたいなら、それでいいかなとは思うけど。そんなに長いつきあいになる訳でもないし」
ミーシャの言葉に僕は軽く胸の前で手を広げて見せる。
「確かにその方が有子は喜ぶとは思うがね。それで二人が親密な関係になるなら、それもいいかもしれないな」
「特に親密な関係になる予定はないんだけど」
「ボクとしてはぜひ有子と仲良くしてもらいたいがね。この村には人が居ない。有子にとっては友達、あるいは恋人になれる相手は必要だからね」
ミーシャは口元のひげを揺らすと、しっぽをピンと立てていた。
「とりあえず恋人になる予定もないんだけど。まぁ友達くらいなら」
「ふふ。まぁ有子をよろしく頼むよ。君は有子とも歳も近いようだし、たぶんいい関係を築けると思うから」
「考えとく」
僕は少し照れくさくなって、ミーシャを置いて少し早足で歩き始める。ミーシャはその後をゆっくりとついてきているようだった。
「あー、ほら。二人とも、はやくー! もうすぐ村につきますよー!」
道の先で少し先にいっていたありすが振り返って、こちらに向けてぶんぶんと手を振っていた。
ただ舗装はされておらず、むしろ獣道に近い。あまり人通りも多くはないのだろう。
「私は実は魔女なんです」
道中の世間話の中で、ありすはろくでもない事を告げていた。
「……魔女っていうと、あのほうきにのって空を飛んだり、魔法を使ったりする、あの魔女のこと?」
「そう。それですそれ!」
我が意を得たり、とばかりに指先を立ててこちらへと向けてくる。
むちゃくちゃうさんくさいんだけど、と思いつつも、すぐ隣に喋る黒猫がいるのだから彼女が本当に魔女であっても不思議はないかもしれない。
「だから私は魔法が使えるんです。まだまだ修行中の身ですけどねっ。今日も修行の一環で線路脇に生えている薬草を採りに来ていたんですよ」
言いながら彼女は手にした籠編みのバスケットを少し上に掲げる。
ちらっと見えた感じだとよもぎ等が入っていたようにも思える。よもぎの旬は春先だったと思うので、食べるにはもう薹が立っていて少々青臭いかもしれない。
「有子の魔女話がまた始まったか。ボクはもうその話はうんざりだよ」
「わわっ。だから有子って呼ばないで。ありす。ありすって呼んでよぅ」
ミーシャがためいき交じりにつぶやくと、すぐにありすがいつも通りの嘆願を始めていた。たぶんこのやりとりは何度となく繰り返されてきたのだろう。
「はいはい。ありすね。で、君ももういい年なんだから、その話はそろそろ終わりにしてもいいと思うんだけど」
「そ、そんなことないもん。私は魔女だもん。で、ミーシャが相棒の黒猫なの」
ありすは嬉しそうにミーシャの方をにこにこと微笑んでいる。
「相棒ねぇ。強いていうならボクは相棒というより、君の先生だと思うけど。今日だって一夜を共にする意味を教えてあげただろ」
「わーーーっわーーーっわーーーっ。その話はもう忘れて。忘れてください。はい、忘れます。忘れました。はい、何の話だったかなー」
「まぁ、いいけどさ。ボクが黒猫だからって、魔女っていう設定なのは安直すぎないか」
「設定じゃなくて、私は魔女なの」
ありすは口を膨らませながら、少し怒っているふりをしていた。
もっともそれほど本気で怒っている訳ではないのは、僕の目にも明らかだった。
「これは設定なの?」
「ちがいますっ」
「そうだね」
僕の問いに二人が同時に答える。ただありすはそのあと黙っていたけれど、ミーシャは後の言葉を続けていた。
「中二病という言葉があるけれど、有子はまさに中学二年生だからね。ちょうど真っ最中というところかな」
「なるほど。そういう事か」
納得してうなずくと、すぐにありすがぱたぱたと手をふって割り込んでくる。
「違います違いますっ。本当なんですっ。本当なんですってば。あと、有子って言わないで。ありす。ありすって呼んでよぅ」
「はいはい。ありすね」
ミーシャは完全に受け流していて、実際にありすと呼ぶつもりはなさそうだった。
喋る黒猫が現実にいるのだから、ありすが本当に魔女だったとしても、驚くには値しないかもしれない。それでもあまりに多くの不思議に囲まれてしまって、僕は戸惑いを隠せないでいた。
だからありすの魔女がただの若者の抱きがちな理想の設定であり、自分が自分以外の何かになりたくて背伸びしている女の子なのであれば、それはそれで微笑ましいとは思う。
僕だって自分が何者なのかもわからない。だからこうして旅をしている。
いまこうしてここにいる僕は、本当の僕なのだろうか。わからない。
そもそも僕とは何なのだろう。ありすより少し年上の少年。中学卒業後には学校にもいかず、一人ただ旅を続けている。
お金には困っていなかった。今は亡き両親が残してくれた莫大な財産がある。
いちおう今は年の離れた兄が僕の保護者という事になっている。
父が経営していた会社は兄が継いだが、それ以外の財産は文句の付け所もなく法律通りに分配してくれていた。
たぶん僕はこのまま働かなくても贅沢をしなければ一生を暮らしていけるだろう。
両親も兄もずっと質素な暮らしをしていて、おかげで僕は特に贅沢にも慣れていない。
だから、旅をしている。
兄は僕がそうしたいなら、そうしてみるのもいいと告げた。定期的に連絡を入れることを条件に、僕に自由にさせてくれている。
だから、旅をしている。
普通なら僕は高校生になるはずだった。だけど両親の死で僕は生きる意味がわからなくなってしまった。何をすればいいかすらわからなくなった。
だから、旅をしている。
だけど僕は何のために旅をしているのか、それすらもわからない。
自分のことすら良くわからないのだから、知り合ったばかりのありすのことなんてわかるはずもなかった。
「それでありすは魔女ってことは、どんな魔法が使えるの?」
僕の何気ない問いかけに、ありすの表情が明るく染まる。
「そう。そうなんですっ。私は魔法が使えるんです。魔法でいつか世界をみんな幸せにするのが夢なんです。まだ大した魔法は使えないけど」
再び手をぱたぱたと上下に動かしながら、バスケットの中からよもぎを取り出してくる。この手をぱたぱたさせるのは彼女の癖なのだろう。
「そのためにまず薬草とりなんです。ちょっとこの時期だともう苦みが出ちゃうかもしれないけど、まだぎりぎり使えるかなーって」
「使うって何に使うの?」
「草餅作ったり、よもぎ蒸しにしてよもぎ風呂にしたり」
「……普通だ」
「魔女の儀式ですよ?」
ありすは楽しそうにくるりと振り返る。
僕へとにこやかに微笑みかけると、それからまた背を向けて歩き出す。
「さてと、もう少しですよ。いきましょう」
ありすはどこか嬉しそうに道の先へと急ぐと、その後ろをゆっくりと黒猫のミーシャがついて行っていた。
「謙人。別に有子のことは、有子でいいんだよ。彼女につきあってありすと呼ぶ必要はない」
「ん。でも本人がそう呼ばれたいなら、それでいいかなとは思うけど。そんなに長いつきあいになる訳でもないし」
ミーシャの言葉に僕は軽く胸の前で手を広げて見せる。
「確かにその方が有子は喜ぶとは思うがね。それで二人が親密な関係になるなら、それもいいかもしれないな」
「特に親密な関係になる予定はないんだけど」
「ボクとしてはぜひ有子と仲良くしてもらいたいがね。この村には人が居ない。有子にとっては友達、あるいは恋人になれる相手は必要だからね」
ミーシャは口元のひげを揺らすと、しっぽをピンと立てていた。
「とりあえず恋人になる予定もないんだけど。まぁ友達くらいなら」
「ふふ。まぁ有子をよろしく頼むよ。君は有子とも歳も近いようだし、たぶんいい関係を築けると思うから」
「考えとく」
僕は少し照れくさくなって、ミーシャを置いて少し早足で歩き始める。ミーシャはその後をゆっくりとついてきているようだった。
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