10 / 43
一.喋る黒猫と自称魔女の少女
10.基本的猫権
しおりを挟む
「謙人、特に聴いても仕方がないよ。有子には別に魔法の力なんてありはしないし、占いだなんて出来るはずもない。全ては有子のくだらない妄想って訳さ」
「わーっ。くだらなくなんてないよ。魔法の力だよ。あと有子じゃなくて、ありす。ありすって呼んでよぅ」
「はいはい。ありすね」
何度目かもわからないやりとりを繰り返すと、ミーシャは僕の顔をちらりと横目で見やる。
「謙人、君は有子の言う事を信じる必要はないよ。有子はただの中二病だし、魔法の力なんて有りはしない。まさか君はクッキーを食べれば体が大きくなって、ドリンクを飲めば体が小さくなるとでも思っているのかい」
相変わらずの皮肉のきいた口調で告げると、前かがみになって大きくその背を伸ばす。
しっぽがぴんとまっすぐ立っていた。
「喋る猫がいるんだから、時計をもったウサギや狂った帽子屋や、魔法が使える少女がいても不思議じゃないとは思うよ」
「残念ながらボクは耳から耳まで続くような笑みは浮かべたことがないけどね」
ミーシャはやれやれとあきれた様子でつぶやく。
ありすより何より彼女が一番非現実的だと思うのだけど、確かにここにいるのだから疑いようもなかった。
ふすまの間から夏の少し湿った空気が流れ込んでくる。
ただ都会のむせるような熱気はなくて、どこか澄んだ匂いとともに部屋の中を満たしていく。
「もう。ミーシャは何の話をしているの」
「君の話だよ。ああ、でも君はもしかしたら三月だけに三月ウサギなのかもしれないけどね」
ミーシャの返しにありすはきょとんとした顔をのぞかせていた。
どうやらありすはありすと名乗っている割には不思議の国の住人ではなさそうだ。
「ミーシャが何を言ってるのかわからないけど、なんとなく悪口だっていうのはわかった。もう、すぐ人を馬鹿にするんだから」
ありすはぷぅと口元を膨らませると、素早くミーシャを抱きかかえる。
「そんなことばかりいってると吸っちゃうんだからね」
「わぁ。それはやめてくれ。あれはこちらは何も楽しくない」
止めるミーシャの声も聴かず、ありすはミーシャの体に顔を埋める。それからその匂いを嗅ぎながら、すぅはぁと大きく息をしていた。
「うわー。猫権侵害だ。やめてくれー」
じたばたと暴れるがありすはしっかりと抱きかかえて離そうとはしなかった。
そしてしばらくしてから、ゆっくりと口を離す。
わずかにミーシャの毛が湿っていた。
「ふぅ。堪能堪能」
ありすは満足した様子で、顔は離したものの、両手でミーシャを抱きかかえていた。
ミーシャはばたばたと暴れるように手足を動かそうとするが、しっかりと捕まっているため、ほとんど身動きができないでいる。
「全く君はいつも勝手なことをするんだから。ボクにも基本的猫権があるんだよ。一に猫は全てにおいて自由である。二に猫は気ままである。三に猫は何者にもとらわれるべからず。これらは何をおいても守られなければいけないんだ」
ミーシャは少し興奮して言いつのるが、ありすは馬耳東風と言った様子で全く聴いてはいない。
「だってミーシャ可愛いんだもん。猫は吸うものだよね」
「君は猫をドラッグか何かと勘違いしているんじゃないか。ボクには到底理解できないね」
ミーシャはなんとか体をよじってありすの腕の中から離れると、すぐに駆けだして少しありすから距離をとる。
「謙人、君からも有子に馬鹿な事はやめるように言ってくれたまえ」
「わわわっ。有子って言わないで。ありす。ありすって呼んでよぅ」
ありすは慌ててぱたぱたと大きく手を振っていた。
いつもならここで「はいはい。ありすね」とミーシャが返すところなのだが、今のミーシャはご機嫌斜めな様子で、それには無言のまま何も答えない。
怒りのマークが見えそうなほどに、目をつり上げていた。
「全く。猫が猫らしく生きるためには吸われるなどもっての他なのだよ。ボクは基本的猫権を宣言する。あとは君達で勝手にやってくれ」
言いながら部屋に置かれたタンスの上へと飛び乗って、その上で毛繕いを初めたかと思うと、腕をなめて顔を洗い出す。よほど吸われたのが腹に据えたらしい。
「ミーシャは自分の世界に行ってしまいましたし、今日のところはこの辺でお開きにしましょうか」
ありすはぽんと柏手を打つと立ち上がり、ふすまを開く。
ありすはふわふわとした髪をなびかせながら、縁側の方へと向かっていく。
「ゆっくり休んでくださいね。それから明日は特に何もやることはないですから、一日ゆっくり村の中でも探索してください。何もない村ですけど」
ありすは頭を下げると、それからにこやかに微笑む。
「謙人さん、おやすみなさい」
「ああ、おやすみ」
夜の挨拶を交わすと、ありすはふすまを閉めてそれからとたとたと廊下を歩く音が遠ざかっていく。
僕は片隅に置かれていた書斎机の前に移動して腰掛ける。
「占い……か」
思わず声に出してつぶやく。
どんな占いで出た結果なのだかはわからないけれど、ずいぶん出来すぎた占いだとは思う。まるで僕がこの村に訪れる事がわかっていたかのようだ。
この村の止まっていた時間を動かす、とは何の事だろうか。確かにこの村は小さく来訪者も少ないだろう。だから普段とは違う事になるという意味であれば、確かに村の時間は動き出したのかもしれない。
あるいは前後の関係を見るならば、出来ていなかった春渡しと言う祭りが出来るようになったという意味なのかもしれない。
共に過ごし誓いを立てるというのは春渡しの祭りそのものの事だろうか。
ただそれにしても三月を愛しみと言うが、ありすの事は可愛いとは思うものの、特別な感情は抱いていないし、数日の間にそこまで変わるとも思えない。
それに全てを壊しとはどういう意味だろうか。
よくわからない占いだった。
「謙人。有子の占いなんて適当なんだから、気にするだけ無駄だよ。偶然君が訪れただけであって、何か真実を含んでいる訳では無い」
タンスの上からミーシャの声が聞こえてくる。どうやら落ち着きを取り戻したらしい。
「今までだって適当な占いをいくつも聴いてきたけれど、当たった試しなんてないんだから。今回のもただ春渡しをしたいと思う有子の気持ちが占いという形をとって表れただけで、深い意味なんてないんだ。たまたま君がここに訪れたから、それっぽく見えているに過ぎない」
「そうかもしれない」
うなずいて、僕はタンスの方へと視線を送る。
恐らくミーシャの言葉の方が真実には近いのだろう。僕はたまたま出会ったからそう思えているだけで、ありすに魔法の力なんて無いと考える方が自然ではある。
ただそれでも偶然以上のものを感じずにはいられなかった。喋る猫がいる以上はありすに魔法の力がないと決めてかかる訳にもいかない。
仮にありすに魔法の力がないとしても、僕がこの村にきた意味が何か隠されているような、そんな気すらしていた。
しかしそう思う僕の心など見通しているのか、ミーシャは大きくあくびをしてから話し始める。
「偶然だよ。有子はちょっと妄想が行きがちだけど普通の女の子だよ。何の力も持っていない。だから気にせずに仲良くしてやってほしい。ここ猫鳴村は特に見所もない、ごく普通の村だ。特別な事なんて何もない。ボクが少しばかり特別なだけなんだ。君は何も気にせず普通にしていてほしい」
ミーシャはそのままタンスの上で話は終わりとばかりに丸くなっていた。そのまま睡眠の体制に入ったらしい。
「おやすみ、謙人」
ミーシャはそのまま静かに寝息を立て始める。
どこか胸の中にしこりのようなものを残しながらも、僕もそろそろ眠りにつく事にした。
「わーっ。くだらなくなんてないよ。魔法の力だよ。あと有子じゃなくて、ありす。ありすって呼んでよぅ」
「はいはい。ありすね」
何度目かもわからないやりとりを繰り返すと、ミーシャは僕の顔をちらりと横目で見やる。
「謙人、君は有子の言う事を信じる必要はないよ。有子はただの中二病だし、魔法の力なんて有りはしない。まさか君はクッキーを食べれば体が大きくなって、ドリンクを飲めば体が小さくなるとでも思っているのかい」
相変わらずの皮肉のきいた口調で告げると、前かがみになって大きくその背を伸ばす。
しっぽがぴんとまっすぐ立っていた。
「喋る猫がいるんだから、時計をもったウサギや狂った帽子屋や、魔法が使える少女がいても不思議じゃないとは思うよ」
「残念ながらボクは耳から耳まで続くような笑みは浮かべたことがないけどね」
ミーシャはやれやれとあきれた様子でつぶやく。
ありすより何より彼女が一番非現実的だと思うのだけど、確かにここにいるのだから疑いようもなかった。
ふすまの間から夏の少し湿った空気が流れ込んでくる。
ただ都会のむせるような熱気はなくて、どこか澄んだ匂いとともに部屋の中を満たしていく。
「もう。ミーシャは何の話をしているの」
「君の話だよ。ああ、でも君はもしかしたら三月だけに三月ウサギなのかもしれないけどね」
ミーシャの返しにありすはきょとんとした顔をのぞかせていた。
どうやらありすはありすと名乗っている割には不思議の国の住人ではなさそうだ。
「ミーシャが何を言ってるのかわからないけど、なんとなく悪口だっていうのはわかった。もう、すぐ人を馬鹿にするんだから」
ありすはぷぅと口元を膨らませると、素早くミーシャを抱きかかえる。
「そんなことばかりいってると吸っちゃうんだからね」
「わぁ。それはやめてくれ。あれはこちらは何も楽しくない」
止めるミーシャの声も聴かず、ありすはミーシャの体に顔を埋める。それからその匂いを嗅ぎながら、すぅはぁと大きく息をしていた。
「うわー。猫権侵害だ。やめてくれー」
じたばたと暴れるがありすはしっかりと抱きかかえて離そうとはしなかった。
そしてしばらくしてから、ゆっくりと口を離す。
わずかにミーシャの毛が湿っていた。
「ふぅ。堪能堪能」
ありすは満足した様子で、顔は離したものの、両手でミーシャを抱きかかえていた。
ミーシャはばたばたと暴れるように手足を動かそうとするが、しっかりと捕まっているため、ほとんど身動きができないでいる。
「全く君はいつも勝手なことをするんだから。ボクにも基本的猫権があるんだよ。一に猫は全てにおいて自由である。二に猫は気ままである。三に猫は何者にもとらわれるべからず。これらは何をおいても守られなければいけないんだ」
ミーシャは少し興奮して言いつのるが、ありすは馬耳東風と言った様子で全く聴いてはいない。
「だってミーシャ可愛いんだもん。猫は吸うものだよね」
「君は猫をドラッグか何かと勘違いしているんじゃないか。ボクには到底理解できないね」
ミーシャはなんとか体をよじってありすの腕の中から離れると、すぐに駆けだして少しありすから距離をとる。
「謙人、君からも有子に馬鹿な事はやめるように言ってくれたまえ」
「わわわっ。有子って言わないで。ありす。ありすって呼んでよぅ」
ありすは慌ててぱたぱたと大きく手を振っていた。
いつもならここで「はいはい。ありすね」とミーシャが返すところなのだが、今のミーシャはご機嫌斜めな様子で、それには無言のまま何も答えない。
怒りのマークが見えそうなほどに、目をつり上げていた。
「全く。猫が猫らしく生きるためには吸われるなどもっての他なのだよ。ボクは基本的猫権を宣言する。あとは君達で勝手にやってくれ」
言いながら部屋に置かれたタンスの上へと飛び乗って、その上で毛繕いを初めたかと思うと、腕をなめて顔を洗い出す。よほど吸われたのが腹に据えたらしい。
「ミーシャは自分の世界に行ってしまいましたし、今日のところはこの辺でお開きにしましょうか」
ありすはぽんと柏手を打つと立ち上がり、ふすまを開く。
ありすはふわふわとした髪をなびかせながら、縁側の方へと向かっていく。
「ゆっくり休んでくださいね。それから明日は特に何もやることはないですから、一日ゆっくり村の中でも探索してください。何もない村ですけど」
ありすは頭を下げると、それからにこやかに微笑む。
「謙人さん、おやすみなさい」
「ああ、おやすみ」
夜の挨拶を交わすと、ありすはふすまを閉めてそれからとたとたと廊下を歩く音が遠ざかっていく。
僕は片隅に置かれていた書斎机の前に移動して腰掛ける。
「占い……か」
思わず声に出してつぶやく。
どんな占いで出た結果なのだかはわからないけれど、ずいぶん出来すぎた占いだとは思う。まるで僕がこの村に訪れる事がわかっていたかのようだ。
この村の止まっていた時間を動かす、とは何の事だろうか。確かにこの村は小さく来訪者も少ないだろう。だから普段とは違う事になるという意味であれば、確かに村の時間は動き出したのかもしれない。
あるいは前後の関係を見るならば、出来ていなかった春渡しと言う祭りが出来るようになったという意味なのかもしれない。
共に過ごし誓いを立てるというのは春渡しの祭りそのものの事だろうか。
ただそれにしても三月を愛しみと言うが、ありすの事は可愛いとは思うものの、特別な感情は抱いていないし、数日の間にそこまで変わるとも思えない。
それに全てを壊しとはどういう意味だろうか。
よくわからない占いだった。
「謙人。有子の占いなんて適当なんだから、気にするだけ無駄だよ。偶然君が訪れただけであって、何か真実を含んでいる訳では無い」
タンスの上からミーシャの声が聞こえてくる。どうやら落ち着きを取り戻したらしい。
「今までだって適当な占いをいくつも聴いてきたけれど、当たった試しなんてないんだから。今回のもただ春渡しをしたいと思う有子の気持ちが占いという形をとって表れただけで、深い意味なんてないんだ。たまたま君がここに訪れたから、それっぽく見えているに過ぎない」
「そうかもしれない」
うなずいて、僕はタンスの方へと視線を送る。
恐らくミーシャの言葉の方が真実には近いのだろう。僕はたまたま出会ったからそう思えているだけで、ありすに魔法の力なんて無いと考える方が自然ではある。
ただそれでも偶然以上のものを感じずにはいられなかった。喋る猫がいる以上はありすに魔法の力がないと決めてかかる訳にもいかない。
仮にありすに魔法の力がないとしても、僕がこの村にきた意味が何か隠されているような、そんな気すらしていた。
しかしそう思う僕の心など見通しているのか、ミーシャは大きくあくびをしてから話し始める。
「偶然だよ。有子はちょっと妄想が行きがちだけど普通の女の子だよ。何の力も持っていない。だから気にせずに仲良くしてやってほしい。ここ猫鳴村は特に見所もない、ごく普通の村だ。特別な事なんて何もない。ボクが少しばかり特別なだけなんだ。君は何も気にせず普通にしていてほしい」
ミーシャはそのままタンスの上で話は終わりとばかりに丸くなっていた。そのまま睡眠の体制に入ったらしい。
「おやすみ、謙人」
ミーシャはそのまま静かに寝息を立て始める。
どこか胸の中にしこりのようなものを残しながらも、僕もそろそろ眠りにつく事にした。
0
あなたにおすすめの小説
美味しいコーヒーの愉しみ方 Acidity and Bitterness
碧井夢夏
ライト文芸
<第五回ライト文芸大賞 最終選考・奨励賞>
住宅街とオフィスビルが共存するとある下町にある定食屋「まなべ」。
看板娘の利津(りつ)は毎日忙しくお店を手伝っている。
最近隣にできたコーヒーショップ「The Coffee Stand Natsu」。
どうやら、店長は有名なクリエイティブ・ディレクターで、脱サラして始めたお店らしく……?
神の舌を持つ定食屋の娘×クリエイティブ界の神と呼ばれた男 2人の出会いはやがて下町を変えていく――?
定食屋とコーヒーショップ、時々美容室、を中心に繰り広げられる出会いと挫折の物語。
過激表現はありませんが、重めの過去が出ることがあります。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
初恋の先生と結婚する為に幼稚園児からやり直すことになった俺
NOV
恋愛
俺の名前は『五十鈴 隆』 四十九歳の独身だ。
俺は最近、リストラにあい、それが理由で新たな職も探すことなく引きこもり生活が続いていた。
そんなある日、家に客が来る。
その客は喪服を着ている女性で俺の小・中学校時代の大先輩の鎌田志保さんだった。
志保さんは若い頃、幼稚園の先生をしていたんだが……
その志保さんは今から『幼稚園の先生時代』の先輩だった人の『告別式』に行くということだった。
しかし告別式に行く前にその亡くなった先輩がもしかすると俺の知っている先生かもしれないと思い俺に確認しに来たそうだ。
でも亡くなった先生の名前は『山本香織』……俺は名前を聞いても覚えていなかった。
しかし志保さんが帰り際に先輩の旧姓を言った途端、俺の身体に衝撃が走る。
旧姓「常谷香織」……
常谷……つ、つ、つねちゃん!! あの『つねちゃん』が……
亡くなった先輩、その人こそ俺が大好きだった人、一番お世話になった人、『常谷香織』先生だったのだ。
その時から俺の頭のでは『つねちゃん』との思い出が次から次へと甦ってくる。
そして俺は気付いたんだ。『つねちゃん』は俺の初恋の人なんだと……
それに気付くと同時に俺は卒園してから一度も『つねちゃん』に会っていなかったことを後悔する。
何で俺はあれだけ好きだった『つねちゃん』に会わなかったんだ!?
もし会っていたら……ずっと付き合いが続いていたら……俺がもっと大事にしていれば……俺が『つねちゃん』と結婚していたら……俺が『つねちゃん』を幸せにしてあげたかった……
あくる日、最近、頻繁に起こる頭痛に悩まされていた俺に今までで一番の激痛が起こった!!
あまりの激痛に布団に潜り込み目を閉じていたが少しずつ痛みが和らいできたので俺はゆっくり目を開けたのだが……
目を開けた瞬間、どこか懐かしい光景が目の前に現れる。
何で部屋にいるはずの俺が駅のプラットホームにいるんだ!?
母さんが俺よりも身長が高いうえに若く見えるぞ。
俺の手ってこんなにも小さかったか?
そ、それに……な、なぜ俺の目の前に……あ、あの、つねちゃんがいるんだ!?
これは夢なのか? それとも……
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
裏長屋の若殿、限られた自由を満喫する
克全
歴史・時代
貧乏人が肩を寄せ合って暮らす聖天長屋に徳田新之丞と名乗る人品卑しからぬ若侍がいた。月のうち数日しか長屋にいないのだが、いる時には自ら竈で米を炊き七輪で魚を焼く小まめな男だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる