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第1章 とても古い屋敷のなかで
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おばあさんは満足げにうなずき、それから体の向きをかえ口元に両手をあてると、
「進一郎どの―っ」
とよく通る声をあげた。
お堂にいた男子が顔をあげてこちらを見た。
正面から見るとメガネをかけているのがわかった。
すぐに、
「なんですか、津江さん」
という声が聞こえた。
「この子を書庫へ案内おしーっ」
進一郎がミチを見た。そしてうなずいた。
津江さんがミチの手を引いて歩きだした。津江さんの手はかさかさと乾いていた。
ミチはたずねた。
「津江さんもあの屋敷に住んでいるんですか」
「いんや。うらはボランティア」
急にカタカナの言葉が津江さんの口から出てきたので、ミチは変な気分になった。
「ボランティアですか」
「ひごめ館には何人もボランティアがいるえ。お客にガイドをしたり、焚火を焚いてみせたり、子どもにお手玉を教えたり。ああ、そう、焚火え。火を焚いていたら見つけたのよ」
津江さんが早足になった。
池のほとりまで来るとかがんだ。ミチは津江さんの手元を見た。
そこにはたしかに焚火のあとがあった。
ただし津江さんが拾いあげたのは、燃えた木切れや炭ではなかった。
津江さんは焚火のあとのすぐそばの土の上から、小石をひとつ、つまみあげた。
小指の爪ほどの、本当に小さな石だった。
しめった土にまみれたその石はくすんだ赤茶けた色をしていた。
津江さんはひとさし指の腹で小石から土をぬぐうと、池にその石をつけた。津江さんが水から引きあげたとき、ミチの目にはその小石がきらきらと輝いて見えた。
くすんだ色だったはずの小石はあざやかな赤い色に変化していた。
「これは、ひごめ石のかけら」
津江さんはその小石をつまんだままで親指とひとさし指をよりあわせるように動かした。何度もだ。
ミチの目の前で、津江さんの指の腹が赤くなっていった。
(小石の色が指にうつったのかな。)とミチは考えた。
津江さんが言った。
「こっちをお向き。そういえば、お前さまの名前は」
「道生です。仕田道生。前の学校ではミチって呼ばれてました」
津江さんは、何度目になるかわからないが、ミチの顔をつくづくとながめた。
特に目をのぞきこむようにして。
「どうやらお前さまは良い子どものようだ」
ミチはパチパチとまばたきをした。日ごろ褒められることが少ないので、どういう表情をしていいのかわからなかったのだ。
その間に津江さんの右手がミチの短い前髪をかきあげた。
そして津江さんは左手のひとさし指、赤くなった指をミチの額に押しつけた。
「さ、まじないぞ」
津江さんの指がぐいっと右から左へ動き、ミチの額に一本の線が引かれた。
さらにその線の下にもう一本。
なんだこれは、とミチは思った。
津江さんの指がなぞったところに自分の指でふれようとすると、津江さんがそれを止めた。
「これ、さわるでない。せっかくつけたのに消えてしまうぞえ」
「なんですか、これ」
「まじないと言ったえ。いいかえ、万が一アヤと出会っても、決して目を合わせぬようにしや」
「教えてください、アヤってだれですか」
津江さんの視線がミチからはずれた。
「ああ、進一郎どの、来たの。お前さまにも」
津江さんが赤くなったひとさし指を向けると、屋根つき橋をわたってやってきた進一郎は顔をしかめた。
「いや、いいです。このままで」
「まじないえ」
「自分のうちでおまじないは変ですよ。もうすぐ稽古がはじまりますし」
「ふむ、熱心でよいこと。さあ進一郎どの、この子はミチ。書庫まで頼むぞえ」
「こっちだ」
進一郎がミチをうながした。ミチはぺこりと頭をさげた。
「お願いします」
数歩進んでミチがふりかえると、津江さんが焚火のあとがあった場所でかがんでいるのが見えた。
ミチは津江さんの様子をじっと見た。
どうやら津江さんはさっきの赤い石のかけらをもとの場所へもどしているようだ。
焚火のあとの、すぐそば。
それから津江さんは顔をあげてこちらを見た。
ミチは津江さんにもぺこりと頭をさげてまた歩きだした。
津江さんに気をとられたぶん進一郎とのあいだに距離ができてしまったので、いそいで足を動かした。
すると、ほどなくしてあの屋根つき橋にたどりついた。
屋根つき橋は池の岸から先にものびていた。
津江さんがミチに隠居屋だと教えてくれた棟まで、ほそながい橋げたと屋根がつづいている。岸のうえに建つ部分は橋げたというより本当に渡り廊下だ。
進一郎が屋根の下を突っきって横断した。ミチもつづいた。
ミチはつぶやいた。
「あのおばあさん、変わってる」
進一郎が歩く速度をゆるめてミチを横目で見た。
「津江さんに会ったの、はじめてか。このへんの子じゃないな」
「転入生です。おとつい引っ越してきました」
「ああ。小学生か」
「六年です」
「ひごめ南、それとも北か」
「南。ひごめ南小学校です。ここからすぐのところ」
「おれも南小だったよ。」
「進一郎さんは高校生ですか」
「高校一年」
進一郎の言葉はひとつひとつが短いけれど、冷たくなかった。ミチはそう感じた。
ただしそれはここまで、ミチが気になっていたことをたずねるまでだった。
「稽古って剣道ですか?」
そのとたんに進一郎がふきげんな顔になった。
「ちがう。合気道」
「ええと、はい、あいきどう」
なじみのない単語をミチは声に出した。ぎこちない言いかたになった。
進一郎がじろりと横目でミチをにらんだ。
少なくともミチはにらまれたと感じた。
進一郎が言った。
「なんだ、君は剣道がやりたいのか。たしかにひごめ道場には剣道部もあるけど。あと柔道部も」
「ぼくはべつに剣道がやりたいわけじゃないです。ただ進一郎さんが袴をつけているから剣道かなと思いました」
ミチが正直に言うと、進一郎がますますむくれた顔になった。
「袴を見たら剣道だと思うなんて安直だ」
顔に出やすい人だなとミチは感じたが、同時に、自分がもの知らずなのはたしかだとも思った。
「ごめんなさい。合気道をよく知りません」
これはもっとやぶへびだった。進一郎はとうとうむっつりとだまりこんだ。
話せば話すほど進一郎の機嫌が悪くなっていくのをミチは感じた。
(知らなかったものは仕方ないのに)と思ったが、こういうときどうすれば相手の機嫌が直るのかわからないので、ミチは口を閉じた。
そしてこのあとは二人ともだまってひたすら足を進めた。
進一郎が足早にすすんだ。
ミチはあらためて、
(山のすぐそばだ)
と、屋敷をながめた。
ほんの間近に山がせまっている。ごく低い山だが、とにかく山にはちがいない。
建物のすぐそばに大きな木が立っているためもあって、屋敷の端っこはまるで山のなかにめりこんでいるように見えた。
ミチと進一郎は屋敷のなかでいちばん大きな棟、母屋へ近づいた。
この棟だけでふつうの家数件ぶんの広さに見える。
一階がぜんぶ縁側で囲われており、縁側の奥にガラス戸が並んでいた。
ガラス戸のサッシは黒ずんだ木だ。
西日のさしこみはぎりぎり縁まで届いてそこでおしまいだ。
奥の部屋はうす暗い。
そしてしずまりかえっていた。
(だれもいないのかな)とミチは考えた。
進一郎は母屋の端っこまでたどりつくと履きものを脱いで縁にあがり、ミチにもおなじことをするようにうながした。
母屋のどこかでボーンという音がした。
進一郎が言った。
「四時半。さっさとあがってくれ、五時に稽古がはじまるんだ」
「進一郎どの―っ」
とよく通る声をあげた。
お堂にいた男子が顔をあげてこちらを見た。
正面から見るとメガネをかけているのがわかった。
すぐに、
「なんですか、津江さん」
という声が聞こえた。
「この子を書庫へ案内おしーっ」
進一郎がミチを見た。そしてうなずいた。
津江さんがミチの手を引いて歩きだした。津江さんの手はかさかさと乾いていた。
ミチはたずねた。
「津江さんもあの屋敷に住んでいるんですか」
「いんや。うらはボランティア」
急にカタカナの言葉が津江さんの口から出てきたので、ミチは変な気分になった。
「ボランティアですか」
「ひごめ館には何人もボランティアがいるえ。お客にガイドをしたり、焚火を焚いてみせたり、子どもにお手玉を教えたり。ああ、そう、焚火え。火を焚いていたら見つけたのよ」
津江さんが早足になった。
池のほとりまで来るとかがんだ。ミチは津江さんの手元を見た。
そこにはたしかに焚火のあとがあった。
ただし津江さんが拾いあげたのは、燃えた木切れや炭ではなかった。
津江さんは焚火のあとのすぐそばの土の上から、小石をひとつ、つまみあげた。
小指の爪ほどの、本当に小さな石だった。
しめった土にまみれたその石はくすんだ赤茶けた色をしていた。
津江さんはひとさし指の腹で小石から土をぬぐうと、池にその石をつけた。津江さんが水から引きあげたとき、ミチの目にはその小石がきらきらと輝いて見えた。
くすんだ色だったはずの小石はあざやかな赤い色に変化していた。
「これは、ひごめ石のかけら」
津江さんはその小石をつまんだままで親指とひとさし指をよりあわせるように動かした。何度もだ。
ミチの目の前で、津江さんの指の腹が赤くなっていった。
(小石の色が指にうつったのかな。)とミチは考えた。
津江さんが言った。
「こっちをお向き。そういえば、お前さまの名前は」
「道生です。仕田道生。前の学校ではミチって呼ばれてました」
津江さんは、何度目になるかわからないが、ミチの顔をつくづくとながめた。
特に目をのぞきこむようにして。
「どうやらお前さまは良い子どものようだ」
ミチはパチパチとまばたきをした。日ごろ褒められることが少ないので、どういう表情をしていいのかわからなかったのだ。
その間に津江さんの右手がミチの短い前髪をかきあげた。
そして津江さんは左手のひとさし指、赤くなった指をミチの額に押しつけた。
「さ、まじないぞ」
津江さんの指がぐいっと右から左へ動き、ミチの額に一本の線が引かれた。
さらにその線の下にもう一本。
なんだこれは、とミチは思った。
津江さんの指がなぞったところに自分の指でふれようとすると、津江さんがそれを止めた。
「これ、さわるでない。せっかくつけたのに消えてしまうぞえ」
「なんですか、これ」
「まじないと言ったえ。いいかえ、万が一アヤと出会っても、決して目を合わせぬようにしや」
「教えてください、アヤってだれですか」
津江さんの視線がミチからはずれた。
「ああ、進一郎どの、来たの。お前さまにも」
津江さんが赤くなったひとさし指を向けると、屋根つき橋をわたってやってきた進一郎は顔をしかめた。
「いや、いいです。このままで」
「まじないえ」
「自分のうちでおまじないは変ですよ。もうすぐ稽古がはじまりますし」
「ふむ、熱心でよいこと。さあ進一郎どの、この子はミチ。書庫まで頼むぞえ」
「こっちだ」
進一郎がミチをうながした。ミチはぺこりと頭をさげた。
「お願いします」
数歩進んでミチがふりかえると、津江さんが焚火のあとがあった場所でかがんでいるのが見えた。
ミチは津江さんの様子をじっと見た。
どうやら津江さんはさっきの赤い石のかけらをもとの場所へもどしているようだ。
焚火のあとの、すぐそば。
それから津江さんは顔をあげてこちらを見た。
ミチは津江さんにもぺこりと頭をさげてまた歩きだした。
津江さんに気をとられたぶん進一郎とのあいだに距離ができてしまったので、いそいで足を動かした。
すると、ほどなくしてあの屋根つき橋にたどりついた。
屋根つき橋は池の岸から先にものびていた。
津江さんがミチに隠居屋だと教えてくれた棟まで、ほそながい橋げたと屋根がつづいている。岸のうえに建つ部分は橋げたというより本当に渡り廊下だ。
進一郎が屋根の下を突っきって横断した。ミチもつづいた。
ミチはつぶやいた。
「あのおばあさん、変わってる」
進一郎が歩く速度をゆるめてミチを横目で見た。
「津江さんに会ったの、はじめてか。このへんの子じゃないな」
「転入生です。おとつい引っ越してきました」
「ああ。小学生か」
「六年です」
「ひごめ南、それとも北か」
「南。ひごめ南小学校です。ここからすぐのところ」
「おれも南小だったよ。」
「進一郎さんは高校生ですか」
「高校一年」
進一郎の言葉はひとつひとつが短いけれど、冷たくなかった。ミチはそう感じた。
ただしそれはここまで、ミチが気になっていたことをたずねるまでだった。
「稽古って剣道ですか?」
そのとたんに進一郎がふきげんな顔になった。
「ちがう。合気道」
「ええと、はい、あいきどう」
なじみのない単語をミチは声に出した。ぎこちない言いかたになった。
進一郎がじろりと横目でミチをにらんだ。
少なくともミチはにらまれたと感じた。
進一郎が言った。
「なんだ、君は剣道がやりたいのか。たしかにひごめ道場には剣道部もあるけど。あと柔道部も」
「ぼくはべつに剣道がやりたいわけじゃないです。ただ進一郎さんが袴をつけているから剣道かなと思いました」
ミチが正直に言うと、進一郎がますますむくれた顔になった。
「袴を見たら剣道だと思うなんて安直だ」
顔に出やすい人だなとミチは感じたが、同時に、自分がもの知らずなのはたしかだとも思った。
「ごめんなさい。合気道をよく知りません」
これはもっとやぶへびだった。進一郎はとうとうむっつりとだまりこんだ。
話せば話すほど進一郎の機嫌が悪くなっていくのをミチは感じた。
(知らなかったものは仕方ないのに)と思ったが、こういうときどうすれば相手の機嫌が直るのかわからないので、ミチは口を閉じた。
そしてこのあとは二人ともだまってひたすら足を進めた。
進一郎が足早にすすんだ。
ミチはあらためて、
(山のすぐそばだ)
と、屋敷をながめた。
ほんの間近に山がせまっている。ごく低い山だが、とにかく山にはちがいない。
建物のすぐそばに大きな木が立っているためもあって、屋敷の端っこはまるで山のなかにめりこんでいるように見えた。
ミチと進一郎は屋敷のなかでいちばん大きな棟、母屋へ近づいた。
この棟だけでふつうの家数件ぶんの広さに見える。
一階がぜんぶ縁側で囲われており、縁側の奥にガラス戸が並んでいた。
ガラス戸のサッシは黒ずんだ木だ。
西日のさしこみはぎりぎり縁まで届いてそこでおしまいだ。
奥の部屋はうす暗い。
そしてしずまりかえっていた。
(だれもいないのかな)とミチは考えた。
進一郎は母屋の端っこまでたどりつくと履きものを脱いで縁にあがり、ミチにもおなじことをするようにうながした。
母屋のどこかでボーンという音がした。
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