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第4章 木でも獣でもない者たち
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「ナナカマドウシさん、イチョウという鳥の羽根はもしかして銀杏の葉ですか。ナナカマドウシさんの体が木とか木の葉でできているみたいに」
「そう、そのとおりだね。イチョウの体表は、体表というのは体の表面のことだが、一般的な鳥のような羽毛でなくて君たち人間から見ると植物の葉に見えるはずだ」
「そうですか、ああ、そうなんですね」
ミチは納得した。そしてうれしかった。
自分の目がおかしいわけではないのだ、さきほどの出来事は本当にあったことだ、そう思うと、障療院で感じた心細さがぐっと減った。
ミチはそのことをふしぎに感じた。
なぜ、自分が見たものを存在しないと言われて、あんなに心細くなったのだろう。おなかの底が抜けるような、力が消えていくような感触をミチは強くおぼえている。
(あ、そういうことか)と、ミチは思った。
「さっきぼくが見たものを砂森さんは見てないっていいました。ぼくは」
ミチはぐっと腹に力をこめた。
「ぼくは、そのことはぼくが枯内障だからだと思いません。ぼくは、ぼくの目と砂森さんの目がちがうものを見るからだと思います。どうしてかというと、それはぼくと砂森さんがべつべつの人間だからです」
一瞬、ミチのいる大きな洞のなかを沈黙が満たした。
だけどナナカマドウシはミチの声をきいている、とミチは感じた。ミチはナナカマドウシの返事を待った。枝や蔦や赤い木の葉でおおわれた洞のなかは、ひんやりした空気で満ちた。
が、おもむろに、ミチの待ったものがおとずれた。
大きくてやわらかな、そして低い声が洞のなかに満ちた。
「ふうむ。よろしい、つづけてごらん」
それは感心したような、はげますような言葉だった。
ミチはそう感じた。ミチはそのことがうれしかった。だから言葉をつづけた。
「ぼくもナナカマドウシさんもべつべつの人間、あ、人間じゃないのか、ええと」
「きみの言いたいことを私は理解していると思うよ。私ときみはべつべつの存在だ、そうだね」
「はい、それです。だからぼくが見るものとナナカマドウシさんが見るものは、もしおなじ場所を見ても、もしかしたらべつのものかもしれません。注意することや気になることがちがうかもしれない」
「ふうむ」
ナナカマドウシが低い声でうなった。
「きみは正しい。きみがいま言ったことは、とても重要な意味を持つ。ことに、我々アヤにとっては」
「え、どういうことですか」
「存在は万別だ。異なるものが異なるものを知覚し、それぞれが異なる解釈をする。それはとても正しい。だがものごとは多面的だ。万別というのも、それこそが万別な事象の一つだ。いいかね、このことはこの先、きみにとっても我々にとっても非常に重要になるかもしれない。もちろん、そうはならないかもしれないがね」
ナナカマドウシがなにを語ったのか、なにを考えているのか、ミチにはよくわからなかった。だがとにかく、ナナカマドウシは言った。
「いいだろう、やってごらん。きみ、私の目まで登ってきたまえ」
「はい」
ミチは再び枝に手をかけた。ナナカマドウシの目まで二メートルというところだ。すぐにさざめくような小さなゆれがミチの指先に伝わった。
「くすぐったいですか」
「そうだね、まあ少しね。だけど大丈夫、耐えられないほどではないよ。ああそうだ、待ちたまえ、いいことを思いついた。きみ、目の位置までのぼる必要はないよ」
ナナカマドウシが言った。
ミチが手をかけた太い枝が動きはじめた。
「うわっ」
ミチはあわてて両手でその幹にしがみついた。ガサガサと枝や木の葉がゆれた。
枝と枝が二つにわかれた。
裂け目がうまれた。それは横に長い空間だった。はじめは細長いひとすじの光で、その光はすぐに広がった。光さす空間はどんどん広がり、やがて大きく開いた。
「口だ」
ミチがつぶやくと、ナナカマドウシが返事をした。
「ここから外を見てごらん。それなら君は私をよじのぼらずにすむし、私もこれ以上くすぐったさを味わわずにすむ。われながらいい案だと思うが、どうかね」
「口を開けた状態でどうやって言葉を話しているんですか」
「それを説明すると長くなるし、うまく説明できるかどうか、私には自信がないが、それでもいいなら説明を試みよう」
「いえ、今はいいです」
ミチはなるべく丁寧に断った。どうも、ナナカマドウシの話は長くなりがちであるようだし、時間の余裕がいまのミチにはなかった。
ミチは幹にしがみついた両手のひらに力をこめて胴体を押しだした。
それから今度は片足をおなじ幹にかけた。
これで幹に腰かける体勢になった。
ミチは外を見た。
パッと目にとびこんできたのはまず山の木々だ。
そのあとすぐに視線を下へ向けて、ミチはポカンとして口と目を大きく開いた。
人がいた。ミチにとっては予想外の人間だった。いるなら聖だと思ったのだ。
その人もミチとおなじような顔をしてミチを見つめた。
二人しておどろきで固まった顔で見つめあうかっこうになった。
進一郎だ――進一郎の口が動いた。
かすかに彼の声がミチの耳にとどいた。
「なんでそんなところに」
ミチはいそいでナナカマドウシに声をかけた。
「ナナカマドウシさん、ぼくあの人と話がしたいです」
すると意外な言葉が返ってきた。
「あの人? あの人というのはだれかね?」
「下にいる人です」
ミチは思わず声を高めた。そして気づいた。ナナカマドウシの視界に進一郎が入っていないのだ。さきほどナナカマドウシの語った言葉はたしかに正しかったとミチは思った。おなじ景色のなかでミチとナナカマドウシはぜんぜんちがうものを見ているのだ、たぶん。
その場がゆれた。ミチは必死になってナナカマドウシの唇にあたる部分、パカッと開いた空間のへりに手をかけて転ぶのをふせいだ。
ナナカマドウシの頭が地面へ近づいた。
「ああ、たしかに人だね。気づかなかった」
進一郎の姿がミチに接近した。近づくにつれ進一郎の表情がおどろきからするどいものへ変化した。彼はまるで切りつけるような声をあげた。
「聖、走れっ。ここから離れろっ」
進一郎のすぐうしろに、聖がいた。進一郎がまるでナナカマドウシから聖をかばうようにして立っていることにミチは気づいた。でもそれは進一郎が声をあげるまでのことだった。
叫ぶのと同時に進一郎は前へ向かって駆けだした。そしてはずみをつけてナナカマドウシに飛びかかった。
「ふうむ、くすぐったい」
再びミチはさざなみのようなゆれを感じた。ナナカマドウシが笑いをこらえているのだ。ナナカマドウシにしてみればその体に人間が二人とりつくのは、人に虫がたかるようなものかもしれない、とミチは考えた。
その間に進一郎の手がナナカマドウシの口の縁にかかった。
進一郎がナナカマドウシをよじのぼったのだ。
「進一郎さん。」
「逃げるんだ、ほら、飛びおりるぞ。」
ミチは気づいた。進一郎はミチを助けにきたのだ。大きな、ものすごく大きなへんてこなやつの口のなかにいるミチを見て、ミチがそいつに食われかけていると考えたのだ。
ミチはいそいで言った。
「ちがう、そうじゃないんです、ぼくはナナカマドウシさんに助けてもらいました」
ナナカマドウシが声をあげた。
「ふうむ、きみくらいの年齢の人間が私に気づくとは」
進一郎がぎょっとした顔をした。
「どうやら津江さんの言う通りのようだ。なにか常にないことが起きている」
ナナカマドウシが動いた。
「そう、そのとおりだね。イチョウの体表は、体表というのは体の表面のことだが、一般的な鳥のような羽毛でなくて君たち人間から見ると植物の葉に見えるはずだ」
「そうですか、ああ、そうなんですね」
ミチは納得した。そしてうれしかった。
自分の目がおかしいわけではないのだ、さきほどの出来事は本当にあったことだ、そう思うと、障療院で感じた心細さがぐっと減った。
ミチはそのことをふしぎに感じた。
なぜ、自分が見たものを存在しないと言われて、あんなに心細くなったのだろう。おなかの底が抜けるような、力が消えていくような感触をミチは強くおぼえている。
(あ、そういうことか)と、ミチは思った。
「さっきぼくが見たものを砂森さんは見てないっていいました。ぼくは」
ミチはぐっと腹に力をこめた。
「ぼくは、そのことはぼくが枯内障だからだと思いません。ぼくは、ぼくの目と砂森さんの目がちがうものを見るからだと思います。どうしてかというと、それはぼくと砂森さんがべつべつの人間だからです」
一瞬、ミチのいる大きな洞のなかを沈黙が満たした。
だけどナナカマドウシはミチの声をきいている、とミチは感じた。ミチはナナカマドウシの返事を待った。枝や蔦や赤い木の葉でおおわれた洞のなかは、ひんやりした空気で満ちた。
が、おもむろに、ミチの待ったものがおとずれた。
大きくてやわらかな、そして低い声が洞のなかに満ちた。
「ふうむ。よろしい、つづけてごらん」
それは感心したような、はげますような言葉だった。
ミチはそう感じた。ミチはそのことがうれしかった。だから言葉をつづけた。
「ぼくもナナカマドウシさんもべつべつの人間、あ、人間じゃないのか、ええと」
「きみの言いたいことを私は理解していると思うよ。私ときみはべつべつの存在だ、そうだね」
「はい、それです。だからぼくが見るものとナナカマドウシさんが見るものは、もしおなじ場所を見ても、もしかしたらべつのものかもしれません。注意することや気になることがちがうかもしれない」
「ふうむ」
ナナカマドウシが低い声でうなった。
「きみは正しい。きみがいま言ったことは、とても重要な意味を持つ。ことに、我々アヤにとっては」
「え、どういうことですか」
「存在は万別だ。異なるものが異なるものを知覚し、それぞれが異なる解釈をする。それはとても正しい。だがものごとは多面的だ。万別というのも、それこそが万別な事象の一つだ。いいかね、このことはこの先、きみにとっても我々にとっても非常に重要になるかもしれない。もちろん、そうはならないかもしれないがね」
ナナカマドウシがなにを語ったのか、なにを考えているのか、ミチにはよくわからなかった。だがとにかく、ナナカマドウシは言った。
「いいだろう、やってごらん。きみ、私の目まで登ってきたまえ」
「はい」
ミチは再び枝に手をかけた。ナナカマドウシの目まで二メートルというところだ。すぐにさざめくような小さなゆれがミチの指先に伝わった。
「くすぐったいですか」
「そうだね、まあ少しね。だけど大丈夫、耐えられないほどではないよ。ああそうだ、待ちたまえ、いいことを思いついた。きみ、目の位置までのぼる必要はないよ」
ナナカマドウシが言った。
ミチが手をかけた太い枝が動きはじめた。
「うわっ」
ミチはあわてて両手でその幹にしがみついた。ガサガサと枝や木の葉がゆれた。
枝と枝が二つにわかれた。
裂け目がうまれた。それは横に長い空間だった。はじめは細長いひとすじの光で、その光はすぐに広がった。光さす空間はどんどん広がり、やがて大きく開いた。
「口だ」
ミチがつぶやくと、ナナカマドウシが返事をした。
「ここから外を見てごらん。それなら君は私をよじのぼらずにすむし、私もこれ以上くすぐったさを味わわずにすむ。われながらいい案だと思うが、どうかね」
「口を開けた状態でどうやって言葉を話しているんですか」
「それを説明すると長くなるし、うまく説明できるかどうか、私には自信がないが、それでもいいなら説明を試みよう」
「いえ、今はいいです」
ミチはなるべく丁寧に断った。どうも、ナナカマドウシの話は長くなりがちであるようだし、時間の余裕がいまのミチにはなかった。
ミチは幹にしがみついた両手のひらに力をこめて胴体を押しだした。
それから今度は片足をおなじ幹にかけた。
これで幹に腰かける体勢になった。
ミチは外を見た。
パッと目にとびこんできたのはまず山の木々だ。
そのあとすぐに視線を下へ向けて、ミチはポカンとして口と目を大きく開いた。
人がいた。ミチにとっては予想外の人間だった。いるなら聖だと思ったのだ。
その人もミチとおなじような顔をしてミチを見つめた。
二人しておどろきで固まった顔で見つめあうかっこうになった。
進一郎だ――進一郎の口が動いた。
かすかに彼の声がミチの耳にとどいた。
「なんでそんなところに」
ミチはいそいでナナカマドウシに声をかけた。
「ナナカマドウシさん、ぼくあの人と話がしたいです」
すると意外な言葉が返ってきた。
「あの人? あの人というのはだれかね?」
「下にいる人です」
ミチは思わず声を高めた。そして気づいた。ナナカマドウシの視界に進一郎が入っていないのだ。さきほどナナカマドウシの語った言葉はたしかに正しかったとミチは思った。おなじ景色のなかでミチとナナカマドウシはぜんぜんちがうものを見ているのだ、たぶん。
その場がゆれた。ミチは必死になってナナカマドウシの唇にあたる部分、パカッと開いた空間のへりに手をかけて転ぶのをふせいだ。
ナナカマドウシの頭が地面へ近づいた。
「ああ、たしかに人だね。気づかなかった」
進一郎の姿がミチに接近した。近づくにつれ進一郎の表情がおどろきからするどいものへ変化した。彼はまるで切りつけるような声をあげた。
「聖、走れっ。ここから離れろっ」
進一郎のすぐうしろに、聖がいた。進一郎がまるでナナカマドウシから聖をかばうようにして立っていることにミチは気づいた。でもそれは進一郎が声をあげるまでのことだった。
叫ぶのと同時に進一郎は前へ向かって駆けだした。そしてはずみをつけてナナカマドウシに飛びかかった。
「ふうむ、くすぐったい」
再びミチはさざなみのようなゆれを感じた。ナナカマドウシが笑いをこらえているのだ。ナナカマドウシにしてみればその体に人間が二人とりつくのは、人に虫がたかるようなものかもしれない、とミチは考えた。
その間に進一郎の手がナナカマドウシの口の縁にかかった。
進一郎がナナカマドウシをよじのぼったのだ。
「進一郎さん。」
「逃げるんだ、ほら、飛びおりるぞ。」
ミチは気づいた。進一郎はミチを助けにきたのだ。大きな、ものすごく大きなへんてこなやつの口のなかにいるミチを見て、ミチがそいつに食われかけていると考えたのだ。
ミチはいそいで言った。
「ちがう、そうじゃないんです、ぼくはナナカマドウシさんに助けてもらいました」
ナナカマドウシが声をあげた。
「ふうむ、きみくらいの年齢の人間が私に気づくとは」
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