始破、その冒険

たなぼたさん

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護衛任務

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さて、昨日の縄之との戦いも終わり次の日、学校が終わり事務所に来ていた。
「傷さん」
「ん?なんだい?」
「昨日なんか縄之とかいうやつが包菜さん探してましたよ」
「・・・探すんじゃなくてさらおうとしたんじゃないの?」
「ああ!確かに!」
と言って、昨日の戦いのことを話した。
「ふん・・・・。確かに、縄之と言うのはそれなりの使い手っぽいし、なんでここまで黒砂と言う大きな組織が彼女一人を狙うのか・・・。まぁ、本人に聞いてもいいけど・・」
「多分あいつ何も知りませんよ」
「だろうねェ」
「「・・・・・」」
「まぁ、いつもどうりやっててくれればいいよ。僕もここら辺の知り合いにいろいろ聞いてみるから」
「助かります」
傷さんはなぜか顔が広く、こういう時に活躍してくれる。
すると2階から
「ぐぁぁぁ!!!もう一回!もう一回!」
「無理だ。今日はもうやる気が出ない」
ばたばた騒ぎながら業と包菜さんが降りてきた。
「何だ?どうした?」
「格ゲーをしていてな」
「ああ、ふるぼっこにしたのか」
業は真面目な割に、格ゲーが得意だ。
「ひどい酷いひどぉいいぃぃぃぃ!!」
「うるさい!おい!腰にしがみつくな!あとゲームに負けただけでマジ泣きすんな!」
「あああああああ」
もはやゾンビのようになっている。こいつは頭銃で撃っても死なんな。
「しかし作。昨日襲われたとか」
「ああ、業は何ともなかったのか?」
包菜さんを探しているなら同じ事務所の業のとこにも行っている
「いや、俺のとこは何もなかっな」
「そうか・・いやそっちのほうがいいもんな!」
どうやら業には何もなかったらしい。ほっとしていると
「あ、そういえば依頼が来てるよー」
と傷さんの声
「え!マジですか!」
こんなに急に依頼が来るなんて・・!
「今回は護衛だね」
「護衛・・ですか?誰の?」
と業。
「えーと・・時見さんっていう人だね」
「え」
「は」
二人合わせて口を開けてしまった。いや、驚きで。
「時見って・・あの?」
「うん。僕たちみたいな能力者用の事務所は全国にある。そしてそれをまとめている組織「時見事務所」の時見さんだ。」
「それ・・俺たちなんかのとこになんで来てるんですか!?」
「さぁ?でもとりあえず行ってきてね。護衛開始は今日の深夜12時だから」
「えっ!ええええ!!!」
深夜12時って・・・
「あと6時間しかない!」
「おい作!急いで帰って10時に俺んちに来い!車で行くぞ!」
「わかった!」
「頑張って~」
のんきな傷さんの声を聴き、俺たちは事務所を飛び出した。

午後10時。業の家の前に到着。とりあえずインターホンを押す。
しばらくして
「おし。来たな。行くぞ」
中から業が使用人と思える人を連れてきていった。
ちなみに業は親が金持ちで家が超豪邸であり、番組とかで紹介されそうなレベルだ。ちなみに業が出てくるまで15分くらいかかった。
そこからしばらくして、使用人さんが車を持ってきてくれ、その車で時見の事務所に行くことになった。
「しかし、なんでこんな大きな依頼が来たんだろうな?」
と、業に聞いてみた。
「さぁ・・分からん・・。傷さんは知っているのかもしれんが・・」
傷さんは「さぁ?」と言っていたが本当に「さぁ?」なのかは謎である。
「・・・・そういや、傷さんの事って、俺ら案外知らないよな」
「確かにそうだな・・」
「めちゃくちゃ強かったりして!」
「・・・あり得るかもしれんのが怖いな・・・」
あの笑顔の裏に何が隠されているのか俺たちは知らない(何もないかもしれない)

で、なんやかんやで11時には時見の事務所についた。
「あ~ねむ・・。着いたな・・時見事務所・・・。」
「ああ、事務所と言う規模ではないがな」
時見事務所は外観は完全にグーグル本社みたいな感じのビルだ。
「さて、入るか」
「ああ」
俺たちは時見事務所に足を踏み入れた・・・。

フロントの女の人に要件を言い、通してもらった。
現在、地上15階に向かってエレベーターでずんずん上昇中である。
「おお・・高い高い」
「どんな高い高いだ。ミスったら死ぬどころじゃ済まんぞ」
業に突っ込まれるのと同時にエレベーターの扉が開いた。

そこは、大量の本が床から天井(見えない)までびっしりと埋まっていた。
「おお!こういうの、アニメとかで見たことあるぞ!」
「わかったから進むぞ」
15分ほど歩くと少しスペースが開いており、そこには銀髪長髪の青年と、同じく銀髪でロングヘアーの女の子が本を読んでいた。
すると、銀髪の青年がこちらにきずいたようだ。
「おお!来てくれたねェ」
と言い、こちらに近づいてきた。
「君たちが傷君のとこの・・・。私は「時見終未」時見事務所の所長だ。」
「こんばんわ。時見さん。僕は靱凰事務所の凰・業です」
「同じく靱破作です」
「うん。聞いてるよ。・・・じゃあさっそくで悪いけど、依頼をいいかな」
「はい・・。護衛とのことですか・・・。あの娘ですか?」
「ああ、そうだ。あの娘・・・。もとい私の子・・「時見アリス」をこれから3日、黒砂から守ってほしい」
黒砂ぁ!!俺は心の中でそう叫んでしまった。
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