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名探偵は小学生
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「犯人は・・・・・・おまえだ!」
私の名前は佐藤ポン子6才の小学生。人は私のことを名探偵ポーちゃんと呼ぶ。
「なぜ俺が犯人だと分かるんだ!? 違う! 俺は無実だ! 証拠はあるのか!? 証拠は!?」
容疑者の兄、佐藤ポンタ16才の高校1年生は抵抗する。
「証拠は・・・・・・この食べかけのチョコレートの歯型だ!」
「歯形!?」
「この独特の歯形は容疑者の家族の案かではお父さんでもお母さんでもない! お兄ちゃんしかいないのよ! よって犯人はお兄ちゃんだ!」
ポーちゃんの名推理。
「だってチョコが食べたかったんだもん。」
自白する兄。
「続きは署でかつ丼でも食べながら聞こうか。」
「すいませんでした。」
ピーポーパーポーとパトカーに乗せられて逮捕される兄。
「謝っても許さない。食べ物の恨みは怖いんだから。」
ポーちゃんは恨みを決して忘れない。特に食べ物系。
「新しいチョコレートを2枚買って来たら許してあげる。」
「ええ!? なんで2枚!? 僕が食べたのは1枚だけだぞ!?」
「倍返しだ!」
「そんな!?」
「抵抗するならチョコ3枚にしてもいいわよ。」
「お許しください! ポーちゃん様!」
「私に未解決事件はあり得ない!」
名探偵ポーちゃんの前に解決できない事件はなかった。
「ポーちゃん、ご飯にしなさい。」
「は~い。」
ポーちゃんママが子供たちにご飯を知らせる。
「ポーちゃん宿題はやったの?」
「お兄ちゃんがチョコの罪滅ぼしにやってくれる。」
「ええ!? なんで僕が!?」
「ポーちゃん。宿題は自分でやりましょうね。」
「は~い。」
ポーちゃんたちは食卓に移動する。
「ポーちゃん。将来は何になりたいんだい?」
「探偵。」
ごはんを食べながらポーちゃんパパが娘の将来の夢を尋ねる。
「それならもっと勉強しないといけないよ。どんな難事件も解決できるようにね。」
「は~い。」
ポーちゃんパパは子供の夢を利用して子供に勉強を促す。
「続いてのニュースです。」
食卓のテレビからニュースが流れてくる。
「渋谷の犬のハチ公像に線が6本書かれて、猫のハチ公像に落書きされました。」
痛々しいニュースの映像が流れてくる。
「悪い奴がいたもんだな。ハチ公像に落書きするなんて。」
「本当に許せないわ。」
「渋谷の守り神に悪戯するなんて、早く犯人が捕まればいいのに。」
家族も落書き犯に不快感を口にする。
「警察も犯人の足取りを追っていますが捜査は行き詰っています。」
警察も犯人をつかまえられずにいた。
「警察がダメなら、これは未解決事件だね。」
「そうね。どうせストリート落書きとかする若者の仕業だろうし。」
「犯人を特定するのは難しいわね。」
ポーちゃん家族もお手上げだった。
「ふっふっふ。」
その時、ポーちゃんが笑い出す。
「どうしたの? ポーちゃん。」
「まさか!? 犯人が分かったという?」
「はい。その通り。私は犯人が誰だか知っているわ。」
「なんだって!?」
「私に未解決事件はない!」
ポーちゃんは事件を既に解決していた。
「犯人は・・・・・・子供よ。」
「子供!?」
「子供なら落書きをしてもおかしくないでしょ。」
「そう言われてみれば。」
「確かに!? ストリート落書きする人たちなら、もっと芸術的な落書きをするはず!?」
ポーちゃんの説明には説得力があった。
「そう。子供が学校から自宅に帰るまでに気軽にやった落書きだから、線を6本書いただけの単純な犯行なのよ。」
「で、ポーちゃん。犯人はいったい誰なの?」
遂に核心に迫る。
「犯人は・・・・・・私だ!」
遂に自白するポーちゃん。
「はあ!?」
ポーちゃん家族も絶句する。
「あれは私が戌を猫にしたらカワイイかな? と思って書いた猫ちゃんの髭だもの。アハッ!」
愛嬌たっぷりのポーちゃん。
「ポーちゃん! あんたなにやってるのよ! 落書きは犯罪よ!」
「ごめんなさい。」
ポーちゃんママの雷が落ちた。
「・・・・・・ポーちゃん。直ぐに警察にいくわよ。」
「やっぱり。」
こうして近くの警察署に自首する6才の小学生。
「私に未解決事件はない!」
だって犯人は自分だもの。
つづく。
私の名前は佐藤ポン子6才の小学生。人は私のことを名探偵ポーちゃんと呼ぶ。
「なぜ俺が犯人だと分かるんだ!? 違う! 俺は無実だ! 証拠はあるのか!? 証拠は!?」
容疑者の兄、佐藤ポンタ16才の高校1年生は抵抗する。
「証拠は・・・・・・この食べかけのチョコレートの歯型だ!」
「歯形!?」
「この独特の歯形は容疑者の家族の案かではお父さんでもお母さんでもない! お兄ちゃんしかいないのよ! よって犯人はお兄ちゃんだ!」
ポーちゃんの名推理。
「だってチョコが食べたかったんだもん。」
自白する兄。
「続きは署でかつ丼でも食べながら聞こうか。」
「すいませんでした。」
ピーポーパーポーとパトカーに乗せられて逮捕される兄。
「謝っても許さない。食べ物の恨みは怖いんだから。」
ポーちゃんは恨みを決して忘れない。特に食べ物系。
「新しいチョコレートを2枚買って来たら許してあげる。」
「ええ!? なんで2枚!? 僕が食べたのは1枚だけだぞ!?」
「倍返しだ!」
「そんな!?」
「抵抗するならチョコ3枚にしてもいいわよ。」
「お許しください! ポーちゃん様!」
「私に未解決事件はあり得ない!」
名探偵ポーちゃんの前に解決できない事件はなかった。
「ポーちゃん、ご飯にしなさい。」
「は~い。」
ポーちゃんママが子供たちにご飯を知らせる。
「ポーちゃん宿題はやったの?」
「お兄ちゃんがチョコの罪滅ぼしにやってくれる。」
「ええ!? なんで僕が!?」
「ポーちゃん。宿題は自分でやりましょうね。」
「は~い。」
ポーちゃんたちは食卓に移動する。
「ポーちゃん。将来は何になりたいんだい?」
「探偵。」
ごはんを食べながらポーちゃんパパが娘の将来の夢を尋ねる。
「それならもっと勉強しないといけないよ。どんな難事件も解決できるようにね。」
「は~い。」
ポーちゃんパパは子供の夢を利用して子供に勉強を促す。
「続いてのニュースです。」
食卓のテレビからニュースが流れてくる。
「渋谷の犬のハチ公像に線が6本書かれて、猫のハチ公像に落書きされました。」
痛々しいニュースの映像が流れてくる。
「悪い奴がいたもんだな。ハチ公像に落書きするなんて。」
「本当に許せないわ。」
「渋谷の守り神に悪戯するなんて、早く犯人が捕まればいいのに。」
家族も落書き犯に不快感を口にする。
「警察も犯人の足取りを追っていますが捜査は行き詰っています。」
警察も犯人をつかまえられずにいた。
「警察がダメなら、これは未解決事件だね。」
「そうね。どうせストリート落書きとかする若者の仕業だろうし。」
「犯人を特定するのは難しいわね。」
ポーちゃん家族もお手上げだった。
「ふっふっふ。」
その時、ポーちゃんが笑い出す。
「どうしたの? ポーちゃん。」
「まさか!? 犯人が分かったという?」
「はい。その通り。私は犯人が誰だか知っているわ。」
「なんだって!?」
「私に未解決事件はない!」
ポーちゃんは事件を既に解決していた。
「犯人は・・・・・・子供よ。」
「子供!?」
「子供なら落書きをしてもおかしくないでしょ。」
「そう言われてみれば。」
「確かに!? ストリート落書きする人たちなら、もっと芸術的な落書きをするはず!?」
ポーちゃんの説明には説得力があった。
「そう。子供が学校から自宅に帰るまでに気軽にやった落書きだから、線を6本書いただけの単純な犯行なのよ。」
「で、ポーちゃん。犯人はいったい誰なの?」
遂に核心に迫る。
「犯人は・・・・・・私だ!」
遂に自白するポーちゃん。
「はあ!?」
ポーちゃん家族も絶句する。
「あれは私が戌を猫にしたらカワイイかな? と思って書いた猫ちゃんの髭だもの。アハッ!」
愛嬌たっぷりのポーちゃん。
「ポーちゃん! あんたなにやってるのよ! 落書きは犯罪よ!」
「ごめんなさい。」
ポーちゃんママの雷が落ちた。
「・・・・・・ポーちゃん。直ぐに警察にいくわよ。」
「やっぱり。」
こうして近くの警察署に自首する6才の小学生。
「私に未解決事件はない!」
だって犯人は自分だもの。
つづく。
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