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ランク分け
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「殿、先に真面目に三国志のキャラクターのランク分けから取り組んだ方が良いと思われます。」
「そうです。渋子殿。先送りはいけません。小さな火種は根絶やしにしないと、後に大火事を引き起こします。」
シバちゃんとソウちゃんが渋子に進言する。
「わ~い! 二人のイケメンが私に声をかけてくれる! なんて幸せなゲームなんだ! 二人に任せるわ。取り掛かってちょうだい。」
「はい。」
渋子はイケメンに弱かった。
「三国志でSランクは、曹操、司馬懿、孔明の3人だけです。厳正に審査しました。」
「Aランクが関羽、趙雲。」
「Bランク、劉備、孫権。」
「Cランクは夏侯惇、夏侯淵、張飛、馬超、黄忠、陸遜。」
「Dランクに一般兵士。」
シバちゃんとソウちゃんは簡単にキャラクターのランク一覧表を作ってみせる。
「こうしてみると分かりやすいですね。」
「我々Sランクは唯一無二の存在にしておこう。課金しないと手に入らないとしましょう。」
「曹操クエストをクリアでもらえるのが私たちだと誰も課金しないので、Sランクの入手方法は課金者だけにしましょう。1万円でSランクのキャラクターを売りつけましょう。」
シバちゃんとソウちゃんは自分たちがSランクなので、既得権益を守るためにSランクは絶対に特別扱いするのだった。
「打開策としてこうしましょう。Cランクは、ほぼ全ての武将ですが、Aランクまではランクアップができる。だがランクアップのためには5000円の課金で、1ランクアップできますよ。」
「完璧ね。お金が儲かって仕方がないわ。これで渋子はお金持ち! アハッ!」
課金してもSが出なければ、AとBは課金ガチャの外れということになる。お客様に見えない闇レートで、1万円の課金でSランクが1枚もらえる設定である。
「あのね。ゲームのプログラムを作っているのは私なんですけど。」
天才ゲーム・プログラマーの姉の日向は、渋子たちの意見を取り入れてプログラミングをするのに大忙しだった。
「あ! たたたたたったたたたたたたったたたたあたったー! アター!!!」
日向は一子相伝の殺人拳のようにパソコンをハイスピードでタイピングする。
「できたわよ! キャラクターのランク・システム!」
「さすが! お姉ちゃん!」
「私、天才なので! もっと褒めてくれていいのよ? アハッ!」
「よっ! お姉ちゃん! 天才!」
「もっと! アハッ!」
「お姉ちゃん! 日本一!」
「もっと! もっと! アハッ!」
悪乗りするのが渋子姉妹である。
「仕える殿を間違えたんだろうか?」
「たまに私も思います。」
少し不安になるシバちゃんとソウちゃん。
つづく。
「そうです。渋子殿。先送りはいけません。小さな火種は根絶やしにしないと、後に大火事を引き起こします。」
シバちゃんとソウちゃんが渋子に進言する。
「わ~い! 二人のイケメンが私に声をかけてくれる! なんて幸せなゲームなんだ! 二人に任せるわ。取り掛かってちょうだい。」
「はい。」
渋子はイケメンに弱かった。
「三国志でSランクは、曹操、司馬懿、孔明の3人だけです。厳正に審査しました。」
「Aランクが関羽、趙雲。」
「Bランク、劉備、孫権。」
「Cランクは夏侯惇、夏侯淵、張飛、馬超、黄忠、陸遜。」
「Dランクに一般兵士。」
シバちゃんとソウちゃんは簡単にキャラクターのランク一覧表を作ってみせる。
「こうしてみると分かりやすいですね。」
「我々Sランクは唯一無二の存在にしておこう。課金しないと手に入らないとしましょう。」
「曹操クエストをクリアでもらえるのが私たちだと誰も課金しないので、Sランクの入手方法は課金者だけにしましょう。1万円でSランクのキャラクターを売りつけましょう。」
シバちゃんとソウちゃんは自分たちがSランクなので、既得権益を守るためにSランクは絶対に特別扱いするのだった。
「打開策としてこうしましょう。Cランクは、ほぼ全ての武将ですが、Aランクまではランクアップができる。だがランクアップのためには5000円の課金で、1ランクアップできますよ。」
「完璧ね。お金が儲かって仕方がないわ。これで渋子はお金持ち! アハッ!」
課金してもSが出なければ、AとBは課金ガチャの外れということになる。お客様に見えない闇レートで、1万円の課金でSランクが1枚もらえる設定である。
「あのね。ゲームのプログラムを作っているのは私なんですけど。」
天才ゲーム・プログラマーの姉の日向は、渋子たちの意見を取り入れてプログラミングをするのに大忙しだった。
「あ! たたたたたったたたたたたたったたたたあたったー! アター!!!」
日向は一子相伝の殺人拳のようにパソコンをハイスピードでタイピングする。
「できたわよ! キャラクターのランク・システム!」
「さすが! お姉ちゃん!」
「私、天才なので! もっと褒めてくれていいのよ? アハッ!」
「よっ! お姉ちゃん! 天才!」
「もっと! アハッ!」
「お姉ちゃん! 日本一!」
「もっと! もっと! アハッ!」
悪乗りするのが渋子姉妹である。
「仕える殿を間違えたんだろうか?」
「たまに私も思います。」
少し不安になるシバちゃんとソウちゃん。
つづく。
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