〇〇少女ワールド 3

渋谷かな

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ガス屋少女

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「何でもあり〇〇少女ワールド! お友達になろう! アハッ!」
 真理亜、お友達1億人キャンペーン実施中。

「え? ガス屋少女!? 私のコンビニはどうなるんだよ!?」
「ウリアちゃん。細かいことを気にしていると立派な大人になれないぞ。アハッ!」
「笑って誤魔化すな!」
 ウリアは元々はコンビニオーナー少女であった。
「じゃあ!? 私のコンビニで過労死したお父さんとお母さんも生きているという設定になるんだろうな?」
「それは無理。ガスの工事中にガス爆発で死んじゃったとかにしといてよ。」
「ああ~私は何て不幸な少女なんだ!?」
 ウリアの人生は変わらない。
「私は嬉しいわ。だってウリアちゃんとの主従関係が終了するんだもの。アハッ!」
 真理亜はウリアのコンビニでアルバイトをさせられていた。
「これで汚いオッサンとお金のために握手しなくていいのだ! アハッ!」
 カリスマ店員としてアイドルアルバイトとして、嫌々握手1回10万円でさせられていたのだった。
「さらば! アルコール消毒の日々! さよなら! アルコール依存症!」
 アイドル48では流行っていたらしいアルコール。
「ガス屋さんか地味だな。」
「でもガス屋さんがいなかったら、温かいお風呂に入れないのよ。ガス屋さんは大切なお仕事なのよ。」
「分かった。これが私の運命なのね。」
 ウリアは渋々だがガス屋を受け入れた。
「まったくウリアちゃんはコンビニオーナーで威張り散らしていた時の思い出に浸り過ぎる。」
 真理亜は思慮的だった。
「これで火属性はOK。火の必殺技を使って、敵の悲しみを燃やしてもらわないとね。最終的には鳳凰フェニックスを使ったり、宇宙から火星を落としたり、ド派手な戦闘シーンを演出してもらわないとね。アハッ!」
 ウリアのガス屋は、ド派手な戦闘シーンのためだった。
「そしてプライベートでは私とグループでアイドル活動をしてもう。これでCDやコンサート、握手会など現実社会にリンクすることに成功だわ。これでヒットは間違いなし! アハッ!」
 真理亜の野望である。
「ピピピピピ!」
 その時、ウリアのスマホが鳴った。
「スマホだ!? 契約もしていないのに!?」
 疑問は置いといて、ウリアは電話に出た。
「はい。〇〇少女ガス屋です。」
「すいません。ガスが漏れて困っているんですけど、修理してくれますか?」
「はい。分かりました。直ぐに伺います。」
 電話はガスの修理の依頼だった。
「行ってきます・・・・・・ガス屋さん。」
「がんばって。ド派手に戦うのよ。アハッ!」
「え・・・・・・。」
 ウリアは依頼のあった家のガスが充満している現場にたどり着いた。
「え!? こんなの死んじゃうよ!?」
「宜しくお願い致します。」
 依頼者は去って行った。
「マジか!?」
 ウリアはガスマスクをどこからか取り出し装備してガス工事を始めた。
「直る訳ないだろう!? 私にガスの修理知識がないのだぞ!?」
 ウリアは全身ガス塗れで意識が遠のいていく。
「やっぱりコンビニオーナー少女の方がいい! 他人をこき使う権限が私には必要だ!」
 早速、転職させられた後悔するウリア。
「こうなったら全てぶっ壊してやる! いでよ! ファイア・ソード!」
 ウリアはガス屋少女として火の剣を生み出す。
「くらえ! ガス! これが私のファイア・スラッシュだ!」
 ウリアの一撃が完全にガスを破壊する。周囲でガス爆発が起こる。
「良く燃えるろ! 町中のガス管が爆発すればいいんだ! アハッ!」
 町中のガス管に引火して、町中がど派手な爆発が起こりまくる。
「いただきます。」
 真理亜は白いご飯を食べようとしていた。
「ドカーン!」
 もちろん真理亜の家もガスの引火で大爆発した。
「うんな、アホな。」
 バタっと黒いご飯と共に倒れる真理亜。
「燃やすものがなくなった世界も寂しいな。もっと爆発させたかったのに悲しいな。アハッ!」
 焼け野原を爽快に眺め、悲しみに浸るウリア。
「ガス屋も悪くないな。私に歯向かう真理亜ちゃんは燃やし尽くせばいいのだ! アハッ!」
 ウリア、火属性のガス屋を気に入る。
「え? 町を元通りにしろ? 無理無理。だって私は復興のフェニックスを使えないもの。アハッ!」
 こうして火の○○少女としての一歩を踏み出したウリア。
「ガス工事終わりました。」
「ありがとうございます。」
 ウリアはガス屋として、やっていけるだろう。
「ガス屋もコンビニみたいにフランチャイズにして、ロイヤルティーを分捕ってやる! ワッハッハー!」
 たぶん。
 つづく。
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