ライブ!? 軽い文学部のお話 第1期

渋谷かな

文字の大きさ
12 / 69

魔法探偵シャーロット・ホームズ2

しおりを挟む
 私の名前は、シャーロット・ホームズ。16才の女子高生。魔法を使った犯罪が増えているのは「魔女王」という者が関わっていることが分かった。私は由緒正しき探偵の一族の末裔として、必ず謎を解いてみせる。
「私に解けない謎はない! キャッハッハー!」
 この物語は真実が魔法で歪められてしまう、魔法少女探偵のミステリーな物語である。

「うるさい! 授業中だぞ!」
「え・・・もう・・・朝ですか?」
 目覚めると、そこは教室。私は渋谷高校の生徒だった。
「おやすみなさい。」
「二度寝するな!」
「ゲフッ。」
 先生はカンカンに怒っていた。私は観念して目を覚ますことに決めた。
「こらー! シャロやん! 授業中に居眠りする奴があるか!」
「ハンズ先生、そんなに怒らないで下さい。今日は朝から飛行機のハイジャック事件を解決してきたんですから。」
 思いついた。刑事がハチ公とモヤイなので、登場人物の名前は渋谷の建物の名前にしよう。
「社会貢献ですよ! 社会貢献!」
 この時の私は自分が魔法少女で魔法が使えることに調子に乗っていた。

 朝、私が学校に登校して通学路を歩いている時、スマホに事件のニュースが流れてきた。
「渋谷上空の飛行機でハイジャック事件が発生!? 犯人は自分は魔法が使えると叫んでいる!?」
 私は魔女王が関係していると感じた。女の第六感というやつだ。
「なんですって!? 大変だ!? 何とかしなくっちゃ!」
 ハイジャックされた飛行機に乗っている人々も助けなくてはいけないと思った。
「魔女王について、何か分かるかもしれない!」
 私は魔法を使って悪いことをさせる、謎の存在、魔女王の手がかりが欲しかった。
「瞬間移動もいいけれど、犯人と出くわして、最悪の場合は人質の乗客を危険にさらしてしまうかもしれない!? ここは空を飛んで行くしかない! いでよ! 魔法の空飛ぶほうき! シャロ・シャロ・シャーロット!」
 私はほうきに乗り、大空に舞い上がり、ハイジャックされた飛行機を探す。
「見つけた! あれだ!」
 上空に飛んでいる飛行機を見つけた。私は見つからないように操縦席の中を見た。機長と副操縦士に魔法の杖を向けている犯人がいた。
「コクピットに一人。」
 私は意外にも冷静で、人質の乗客の命を救うべく、まず犯人が何人いるのかを確認することにした。
「私の体よ、飛行機の壁を通り抜けよ! シャロ・シャロ・シャーロット!」
 私は飛行機の中に突入を試みる。ここで瞬間移動や次元の入り口を開いて移動するのは芸が無いので、魔法が使えれば飛行機の壁を通り抜けることぐらい、朝飯前なのである。
「あの、すいません。犯人は何人なんですか?」
 私は乗客に紛れて座席に座った。そして隣の美人なお姉さんに聞いてみた。
「2人です。あの乗客の前にいる男と、操縦室にいる男です。」
「ありがとうございます。」
 私は犯人の数を正確に把握することに成功した。魔法が使えれば何でもできる。私は犯人を逮捕しようと動き出す。
「魔法が使えないように、拘束してやる! 見えない空気のロープ! ハイジャック犯人たちを縛ってしまいなさい! シャロ・シャロ・シャーロット!」
「ギャア!?」
「なんだ!? これは!?」
 ハイジャック犯の男たちは見えないロープに縛られて、身動きができなくなった。
「乗客のみなさん! もう安心してください! ハイジャックした犯人たちは、私の魔法で取り押さえました。」
 私は乗客の人々を安心させるために大声で呼びかけ、皆さんの前に姿を現わす。
「シャロやんだ!」
「あの女子高生探偵のシャロやんだ!」
「あの子、魔法少女よ!」
 警察の捜査にも協力してマスコミにも取り上げられている魔法少女の女子高生探偵の私の認知度は高かった。
「私の人気もまんざらでもないわね。キャッハッハー!」
 シャーロットは自分の人気に酔っていた。本当は呼ばれたくないが、シャロやんでも何でも好きに呼んでと諦めていた。
「さあ、こいつらを空港で警察に引き渡すか。遅刻だから学校に着いたら、また先生に怒られるんだろうな。」
 私の華麗なる活躍で、ハイジャック事件は解決した。
「俺たちに歯向かって、ただで済むともうなよ! 魔女王様が黙っていないからな!」
「魔女王ですって!? あなた魔女王について何か知っているの!?」
 拘束されているハイジャック犯が魔女王の名前を口にした。それを聞いた私は魔女王の情報を聞き出そうとする。
「教えて! 魔女王とは何者なの!?」
「魔女王様は・・・。」
「ブリザード。」
 その時だった。どこからか女の声が聞こえたような気がした。
「ギャア!?」
「こ、凍ってる!?」
 一瞬で犯人が氷に覆われて、凍死した。操縦席の犯人も同じく氷の棺桶に入っていた。
「クソッ!? 貴重な証人が、またしても殺されてしまった!? 魔女王について話し始めると、禁忌ワードなのか、口封じに自然発火や自然凍結するように、魔法が発動するようになっているのか!?」
 私は魔女王の手がかりを燃やされる次は、凍らされてしまった。
「魔女王、いったい何者なの!?」
 飛行機は無事に羽田空港に到着したのだった。

「さようなら。」
 学校が終わっり帰路を歩いていた。私は飛行機ハイジャック事件のことを考えていた。そして一つの仮定にたどり着いた。
「まさか!? いや!? だが可能性はある。もし魔女王のことを話そうとしたからといって、炎の魔法で口封じをしたら、飛行機が空中で家事を起こしてしまうかもしれない。逆に、わざわざ氷の魔法を選択したということは、乗客に危害や、飛行機が爆発してしまうことは避けたということ。」
 そして私が出した結論は。
「口封じをした者は、飛行機の中にいた! そう考えれば、炎の魔法ではなく、氷の魔法を使ったのも、無事に飛行機が空港に到着できたことにも納得がいく。魔法の遠隔操作や魔法が仕組まれていた訳じゃないんだわ!」
 その時、私は人気のない道を歩いていた。
「その通りよ。名探偵さん。」
 私の前に一人の女が現れた。

 つづく。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

まなの秘密日記

到冠
大衆娯楽
胸の大きな〇学生の一日を描いた物語です。

中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
 中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ  ★作品はマリーの語り、一人称で進行します。

1分で読める怖い話短編集

しょくぱん
ホラー
一分で読める怖い話を定期的に投稿しています。 感想などをいただけると嬉しいです。 応援よろしくお願いします。

おじさん、女子高生になる

一宮 沙耶
大衆娯楽
だれからも振り向いてもらえないおじさん。 それが女子高生に向けて若返っていく。 そして政治闘争に巻き込まれていく。 その結末は?

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

処理中です...