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ズメイ
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「げえー!? なんなのこれ!?」
やっと俺たちはハリウッドにたどり着いた。しかしハリウッドは火の手が上がり、街並みは破壊されていた。
「私のハリウッドが!?」
悲しみにくれるセーラ姫。
「あれ? ハリウッドって、もっと小さくなかった? 私の頃はお城があっただけだったんだけど。」
100年ぶりに帰還したカトリーヌはハリウッドの変貌ぶりの方が災害よりも気になった。
「遅かったな。」
その時、男の声が聞こえてくる。
「おまえは!? アバーリッティア!?」
「おまえたちがやって来るということは、インビディア、アイアーレー、ラクサーリアは敗れたということだな。」
「そうだ! おまえたちに勝ち目はない! 降参するなら命だけは助けてやるぞ!」
「結構だ。もうスーパービアはハリウッド奥地までの道を作ってくれただろうし、ルシファーの抹殺のために別働隊も動いている。」
「なに!?」
「死しても我々が負けることはないだ!」
アバーリッティアは降伏する気はなかった。
「私には秘密兵器があるのだ!」
「秘密兵器!?」
「いでよ! ズメイ!」
「ガオー!!!」
「なんだ!? あの竜は!? 首がたくさんある!?」
現れたズメイは首が12本もあった。
「どうだ? ズメイのスケールは。世間ではバハムートが最強の竜だと言うが、本当はバハムートは、ただの巨大な魚だ。竜で最強なのはズメイなのだ!」
最強の竜ズメイを飼っているアバーリッティアも強いということになる。
「これは挨拶代わりだ。やれ! ズメイ! トゥエルブ・レーザービームだ!」
「ガオー!」
ズメイは12の首にエネルギーを一つに集め、12の首から一気に放つ。
「ああー!? ハリウッドの街が!?」
12の首は12の砲門となり、ハリウッドの街並みを焼き尽くしていく。
「酷い!? なんて酷いことをするの!?」
「どうせ人間は滅びる運命なのだ。私の手にかかって死ねることを感謝して死ぬがいい。今度はおまえたちの番だ。やれ! ズメイ!」
「ガオー!」
再びズメイが12の首にエネルギーを一つに集め始める。
「あんなものを撃たれたらひとたまりもないぞ!?」
ズメイの照準が俺たちに向いている。
「ギャオー!?」
その時だった。一筋の光が最強の12首竜ズメイを一瞬で消し去る。
「撃たせなければいいだけのことだ。」
光を放ったのは勇者カトリーヌであった。
「カトリーヌおばあ様! カッコイイ!」
セーラ姫は曾祖母に胸がキュンキュンするのであった。
つづく。
やっと俺たちはハリウッドにたどり着いた。しかしハリウッドは火の手が上がり、街並みは破壊されていた。
「私のハリウッドが!?」
悲しみにくれるセーラ姫。
「あれ? ハリウッドって、もっと小さくなかった? 私の頃はお城があっただけだったんだけど。」
100年ぶりに帰還したカトリーヌはハリウッドの変貌ぶりの方が災害よりも気になった。
「遅かったな。」
その時、男の声が聞こえてくる。
「おまえは!? アバーリッティア!?」
「おまえたちがやって来るということは、インビディア、アイアーレー、ラクサーリアは敗れたということだな。」
「そうだ! おまえたちに勝ち目はない! 降参するなら命だけは助けてやるぞ!」
「結構だ。もうスーパービアはハリウッド奥地までの道を作ってくれただろうし、ルシファーの抹殺のために別働隊も動いている。」
「なに!?」
「死しても我々が負けることはないだ!」
アバーリッティアは降伏する気はなかった。
「私には秘密兵器があるのだ!」
「秘密兵器!?」
「いでよ! ズメイ!」
「ガオー!!!」
「なんだ!? あの竜は!? 首がたくさんある!?」
現れたズメイは首が12本もあった。
「どうだ? ズメイのスケールは。世間ではバハムートが最強の竜だと言うが、本当はバハムートは、ただの巨大な魚だ。竜で最強なのはズメイなのだ!」
最強の竜ズメイを飼っているアバーリッティアも強いということになる。
「これは挨拶代わりだ。やれ! ズメイ! トゥエルブ・レーザービームだ!」
「ガオー!」
ズメイは12の首にエネルギーを一つに集め、12の首から一気に放つ。
「ああー!? ハリウッドの街が!?」
12の首は12の砲門となり、ハリウッドの街並みを焼き尽くしていく。
「酷い!? なんて酷いことをするの!?」
「どうせ人間は滅びる運命なのだ。私の手にかかって死ねることを感謝して死ぬがいい。今度はおまえたちの番だ。やれ! ズメイ!」
「ガオー!」
再びズメイが12の首にエネルギーを一つに集め始める。
「あんなものを撃たれたらひとたまりもないぞ!?」
ズメイの照準が俺たちに向いている。
「ギャオー!?」
その時だった。一筋の光が最強の12首竜ズメイを一瞬で消し去る。
「撃たせなければいいだけのことだ。」
光を放ったのは勇者カトリーヌであった。
「カトリーヌおばあ様! カッコイイ!」
セーラ姫は曾祖母に胸がキュンキュンするのであった。
つづく。
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