39 / 103
ズメイ
しおりを挟む
「げえー!? なんなのこれ!?」
やっと俺たちはハリウッドにたどり着いた。しかしハリウッドは火の手が上がり、街並みは破壊されていた。
「私のハリウッドが!?」
悲しみにくれるセーラ姫。
「あれ? ハリウッドって、もっと小さくなかった? 私の頃はお城があっただけだったんだけど。」
100年ぶりに帰還したカトリーヌはハリウッドの変貌ぶりの方が災害よりも気になった。
「遅かったな。」
その時、男の声が聞こえてくる。
「おまえは!? アバーリッティア!?」
「おまえたちがやって来るということは、インビディア、アイアーレー、ラクサーリアは敗れたということだな。」
「そうだ! おまえたちに勝ち目はない! 降参するなら命だけは助けてやるぞ!」
「結構だ。もうスーパービアはハリウッド奥地までの道を作ってくれただろうし、ルシファーの抹殺のために別働隊も動いている。」
「なに!?」
「死しても我々が負けることはないだ!」
アバーリッティアは降伏する気はなかった。
「私には秘密兵器があるのだ!」
「秘密兵器!?」
「いでよ! ズメイ!」
「ガオー!!!」
「なんだ!? あの竜は!? 首がたくさんある!?」
現れたズメイは首が12本もあった。
「どうだ? ズメイのスケールは。世間ではバハムートが最強の竜だと言うが、本当はバハムートは、ただの巨大な魚だ。竜で最強なのはズメイなのだ!」
最強の竜ズメイを飼っているアバーリッティアも強いということになる。
「これは挨拶代わりだ。やれ! ズメイ! トゥエルブ・レーザービームだ!」
「ガオー!」
ズメイは12の首にエネルギーを一つに集め、12の首から一気に放つ。
「ああー!? ハリウッドの街が!?」
12の首は12の砲門となり、ハリウッドの街並みを焼き尽くしていく。
「酷い!? なんて酷いことをするの!?」
「どうせ人間は滅びる運命なのだ。私の手にかかって死ねることを感謝して死ぬがいい。今度はおまえたちの番だ。やれ! ズメイ!」
「ガオー!」
再びズメイが12の首にエネルギーを一つに集め始める。
「あんなものを撃たれたらひとたまりもないぞ!?」
ズメイの照準が俺たちに向いている。
「ギャオー!?」
その時だった。一筋の光が最強の12首竜ズメイを一瞬で消し去る。
「撃たせなければいいだけのことだ。」
光を放ったのは勇者カトリーヌであった。
「カトリーヌおばあ様! カッコイイ!」
セーラ姫は曾祖母に胸がキュンキュンするのであった。
つづく。
やっと俺たちはハリウッドにたどり着いた。しかしハリウッドは火の手が上がり、街並みは破壊されていた。
「私のハリウッドが!?」
悲しみにくれるセーラ姫。
「あれ? ハリウッドって、もっと小さくなかった? 私の頃はお城があっただけだったんだけど。」
100年ぶりに帰還したカトリーヌはハリウッドの変貌ぶりの方が災害よりも気になった。
「遅かったな。」
その時、男の声が聞こえてくる。
「おまえは!? アバーリッティア!?」
「おまえたちがやって来るということは、インビディア、アイアーレー、ラクサーリアは敗れたということだな。」
「そうだ! おまえたちに勝ち目はない! 降参するなら命だけは助けてやるぞ!」
「結構だ。もうスーパービアはハリウッド奥地までの道を作ってくれただろうし、ルシファーの抹殺のために別働隊も動いている。」
「なに!?」
「死しても我々が負けることはないだ!」
アバーリッティアは降伏する気はなかった。
「私には秘密兵器があるのだ!」
「秘密兵器!?」
「いでよ! ズメイ!」
「ガオー!!!」
「なんだ!? あの竜は!? 首がたくさんある!?」
現れたズメイは首が12本もあった。
「どうだ? ズメイのスケールは。世間ではバハムートが最強の竜だと言うが、本当はバハムートは、ただの巨大な魚だ。竜で最強なのはズメイなのだ!」
最強の竜ズメイを飼っているアバーリッティアも強いということになる。
「これは挨拶代わりだ。やれ! ズメイ! トゥエルブ・レーザービームだ!」
「ガオー!」
ズメイは12の首にエネルギーを一つに集め、12の首から一気に放つ。
「ああー!? ハリウッドの街が!?」
12の首は12の砲門となり、ハリウッドの街並みを焼き尽くしていく。
「酷い!? なんて酷いことをするの!?」
「どうせ人間は滅びる運命なのだ。私の手にかかって死ねることを感謝して死ぬがいい。今度はおまえたちの番だ。やれ! ズメイ!」
「ガオー!」
再びズメイが12の首にエネルギーを一つに集め始める。
「あんなものを撃たれたらひとたまりもないぞ!?」
ズメイの照準が俺たちに向いている。
「ギャオー!?」
その時だった。一筋の光が最強の12首竜ズメイを一瞬で消し去る。
「撃たせなければいいだけのことだ。」
光を放ったのは勇者カトリーヌであった。
「カトリーヌおばあ様! カッコイイ!」
セーラ姫は曾祖母に胸がキュンキュンするのであった。
つづく。
0
あなたにおすすめの小説
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
一億円の花嫁
藤谷 郁
恋愛
奈々子は家族の中の落ちこぼれ。
父親がすすめる縁談を断り切れず、望まぬ結婚をすることになった。
もうすぐ自由が無くなる。せめて最後に、思いきり贅沢な時間を過ごそう。
「きっと、素晴らしい旅になる」
ずっと憧れていた高級ホテルに到着し、わくわくする奈々子だが……
幸か不幸か!?
思いもよらぬ、運命の出会いが待っていた。
※エブリスタさまにも掲載
靴屋の娘と三人のお兄様
こじまき
恋愛
靴屋の看板娘だったデイジーは、母親の再婚によってホークボロー伯爵令嬢になった。ホークボロー伯爵家の三兄弟、長男でいかにも堅物な軍人のアレン、次男でほとんど喋らない魔法使いのイーライ、三男でチャラい画家のカラバスはいずれ劣らぬキラッキラのイケメン揃い。平民出身のにわか伯爵令嬢とお兄様たちとのひとつ屋根の下生活。何も起こらないはずがない!?
※小説家になろうにも投稿しています。
皇帝陛下の寵愛は、身に余りすぎて重すぎる
若松だんご
恋愛
――喜べ、エナ! お前にも縁談が来たぞ!
数年前の戦で父を、病で母を亡くしたエナ。
跡継ぎである幼い弟と二人、後見人(と言う名の乗っ取り)の叔父によりずっと塔に幽閉されていたエナ。
両親の不在、後見人の暴虐。弟を守らねばと、一生懸命だったあまりに、婚期を逃していたエナに、叔父が(お金目当ての)縁談を持ちかけてくるけれど。
――すまないが、その縁談は無効にさせてもらう!
エナを救ってくれたのは、幼馴染のリアハルト皇子……ではなく、今は皇帝となったリアハルト陛下。
彼は先帝の第一皇子だったけれど、父帝とその愛妾により、都から放逐され、エナの父のもとに身を寄せ、エナとともに育った人物。
――結婚の約束、しただろう?
昔と違って、堂々と王者らしい風格を備えたリアハルト。驚くエナに妻になってくれと結婚を申し込むけれど。
(わたし、いつの間に、結婚の約束なんてしてたのっ!?)
記憶がない。記憶にない。
姉弟のように育ったけど。彼との別れに彼の無事を願ってハンカチを渡したけれど! それだけしかしてない!
都会の洗練された娘でもない。ずっと幽閉されてきた身。
若くもない、リアハルトより三つも年上。婚期を逃した身。
後ろ盾となる両親もいない。幼い弟を守らなきゃいけない身。
(そんなわたしが? リアハルト陛下の妻? 皇后?)
ずっとエナを慕っていたというリアハルト。弟の後見人にもなってくれるというリアハルト。
エナの父は、彼が即位するため起こした戦争で亡くなっている。
だから。
この求婚は、その罪滅ぼし? 昔世話になった者への恩返し?
弟の後見になってくれるのはうれしいけれど。なんの取り柄もないわたしに求婚する理由はなに?
ずっと好きだった彼女を手に入れたかったリアハルトと、彼の熱愛に、ありがたいけれど戸惑いしかないエナの物語。
エリート警察官の溺愛は甘く切ない
日下奈緒
恋愛
親が警察官の紗良は、30歳にもなって独身なんてと親に責められる。
両親の勧めで、警察官とお見合いする事になったのだが、それは跡継ぎを産んで欲しいという、政略結婚で⁉
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる