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12.第五界
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足元の振動音はコウダにも伝わったらしい。
声がこわばってる。
「今のなんだ」
「わかんないけどスイッチっぽいの踏んだ」
なんにせよ、とにかく、絶対動いちゃいけない。
だって踏んだのが万一地雷だったら、足あげた瞬間アウトだから。
はは。…笑えねぇぞ。
恐怖で我知らず右足に力が入る。
バシュ
ツツツー
ツィワツィワ…ツィーワツィーワツィーーワツィーーワツィーーーーワッ…ツィーーーーワッ
カカカカカカカカカカカカカカカツツツトトトトトットトト
なんだなんだ??
電子音なのか機械音なのか。
タイプの違う超高音から超低音に、何かを打ち鳴らすような音。
一連の流れが繰り返されること数回。
ブブブブブッブッブッドンッドンッドンッドドドドッド
で、再び足元の振動。
ブブブブブッブッブッドンッドンッドンッドドドドッキイイイイーィィィン
うわっ!! モスキート音じゃんか。
コウダも俺ほどじゃないけど耳を押さえたりしてる。
お?
…止まった。
バシュン
ネトゲで見たようなウインドウが、『infomation』の看板のすぐ下らへんに浮かぶ。
どうやら地雷じゃなかった…のか?
このまま動けず俺一生オワター的なオチなのか?
まだ右足上げるにゃ早そうだ。
でもこのウインドウ、なんの仕組みで出てんだ?
VR?
スマホかざして出るやつしか見たことないけど。
こんなデカいウインドウがなんもない空中に出るなんて、どう考えても小説とかの影響にしか思えない。
状況、悪化したな。
苦いものが口の中に溢れる。
ピーンポーンパーンポーン
あれ? 校内連絡放送?? んな馬鹿な。
と同時に画面に現れたのはアバターらしき人型の画像。
どこと無くだけど武藤さんに似てる気がする。
かわいい系の女の人で、スズメバスのガイドさんっぽい制服。
髪型が昔話のお姫様っぽい、もみあげ? らへんがパッツンの黒髪ロングヘア。
日本人チックな顔と言ってもいいだろう。
「こんちには。
ようこそ月へ。
こちらは、観光案内です。
肉体をお持ちで、意思疎通NET対応装置移植をなさっていない、日本人向け、バージョンです。
高速音声対応装置移植済み・または高速音声対応ボディへの組み換え済みのお客様へ向けに切り替えも可能です。
切り替えしますか?」
どどど、どうしよ。
初めての疑問形。
この音声ガイドは『中』の人ってカウントになるのか?
聞かれてる内容も何のことだかわかんないし。
コウダを横目で見る。
向こうも横目で俺を見てる。
迷ってるんだろう。そりゃそうだ。
「高速音声対応装置移植済み・または高速音声対応ボディへの組み換え済みのお客様へ向けに切り替えも可能です。
切り替えしますか?」
同じ音声が再び流れる。
どうしよ。どうし…。
「かしこまりました」
ウインドウのお姉さんは何かに対して了解した。
え? え? 俺なんもしてねぇけど。
「このままの音声で解説致します」
冷静なその声と言葉に、ぞくっとする。
不意に耳元に来たコウダの囁きで耳に生あったかい空気が掛かった。
「俺が首を横に振ったからだ」
ゾワワッと全身総毛立つ。
…まじかよ。
モーションキャプチャしてんのか。
どっから?
カメラとかあんのか?
それらしきのは…見当たらない。
やめてくれよ。
ホラーじゃないよな? 機械による技術力だよな?
あ、でも。
でも、もしも、もしもだ。
その機械がなんかの意思をもってんだったら、もう弐藤さんに今の時点で俺達の存在、直通してんじゃねぇか?
「姿勢は楽にして下さって構いません」
…もういいのか?
『中』に入る度恒例の脂汗はまたしてもどこからともなく吹き出してくる。
解説はまだ始まらない。
じゃあ、もう信用ベースか。
これで死んだら…。
安藤さんとおっぱいと親父と母さんとじいちゃんと矢島と四月一日とオムライスと電子基板とその他もろもろが未練がましくよぎる。
最後の脳内画像、俺は、振り払ったりしねぇぞ。
そのまま、カチっと音をさせた所から足を、そーっと、上げた。
そして。
解説はまだ始まらない。
音もなく振動も爆発もなく。
…なにもなし!
ヨカツタ!!!! 地雷じゃなかったぁ~!!
でもまだ安心するには早いぞ。
そのままそーっと、足を下ろし、着地したい所のちょっと上らへんに足を浮かせて砂を払う。
大丈夫か、突起物とかないか?
砂の下は平たい板状の何かだった。
よし、じゃ大丈夫、か?
そっと足を降ろす。
こっちも特に何もなし。
顔をウインドウに向けると、また恐ろしいことに見計らったようなタイミングで説明が始まった。
「ここは、ヘカテー月面着陸計画の遺留物を展示しています。
へカテー月面着陸計画は…」
ビビり過ぎだったか…?
「こちらが当時の…」
ウインドウには過去ロケット発射映像が展開され、月に一歩踏み出すあの映像が展開され。
おお、やっぱこれ、まさかのフツーに観光案内…。
看板見た時の俺のしょぼい予想が的中するって、幸先いいんだか悪いんだか。
月で当ってたっぽいのはマルなんだけど、これで運使い果たしてないといいな。
「この後どうする?」
コウダに耳打ちする。
「さあ…テクノロジー自体は有り得なくない程度なんだけど、『肉体をお持ちの』って下りがちょっと引っ掛る。
よくその手の作品があるからだろうけど」
「その手のって?」
「人間の脳…というか精神構造をそのままデータ化できるようになる」
「ネトゲ廃人がまんまネトゲのファンタジー設定異世界にトリップできる感じ?」
それってなろう系ファンタジーじゃね?
だとすると主人公最強。あれ?
…この『中』の主人公は弐藤さん。
じゃ俺はモブだ。しかも殺られる側の…。
どんよりした仮設が浮かんだところでコウダが回答してくれた。
「それにかなり近いのもあるが、もうちょっと現実トレースとか、逆にもっと突飛なのもある」
それじゃ『俺=殺られるモブ』説は否定しきれないじゃないか。
それに『突飛』ってなんだ。
現実からするとファンタジーも突飛だけど、ファンタジーって聞くと何となくパターン化されるってことはそうでもないのか?
いや、でも、田中のエロ本秘話が実話なわけだし。
コウダにしたって平行異世界から来たとか言ってるからもう存在自体SFと言っても過言じゃないぞ。
何が突飛で何が突飛じゃないのかなんてこの際大した問題じゃないような。
「現実トレース路線だと、ゲームの世界や仮想現実に何らかの形で人間の精神構造が入り込んでいくようなもの。
1970年代・2000年代以降で合計複数回映画化されてる有名映画作品があるし、普通に全然SFっぽくないストーリーでも一部キャラクターだけそういう特殊能力があるような設定になってたりする作品もある。
小説になるともうちょっと映像化しにくい形が今のトレンドだ。
完全に人格までソフトウェア化されてて皆そこで生きてるとか、あとは…確か日本の作家だったと思うが、プラズマ生命体なんてのが出て来るのもある。
段階としては、ネットに人間が直接繋る、例えば首の後ろのプラグ挿す類の、さらに次フェーズだ」
饒舌なコウダの話を聞いて、プラグを挿す日本製漫画関連作品群とハリウッドの昔のーー確かなんとか兄弟が作ってたーー映画の両方が思い浮んだ。
プラズマって何? という質問が浮かぶよりも先に、安心感が全身を包み込んだ。
なーんだ、コウダ、あんまわかんないって言ってたけどそうでもないじゃん。
ピッぴーーー
ウインドウからの怪音は全身を包んでいた安心感に穴を開けた。
声がこわばってる。
「今のなんだ」
「わかんないけどスイッチっぽいの踏んだ」
なんにせよ、とにかく、絶対動いちゃいけない。
だって踏んだのが万一地雷だったら、足あげた瞬間アウトだから。
はは。…笑えねぇぞ。
恐怖で我知らず右足に力が入る。
バシュ
ツツツー
ツィワツィワ…ツィーワツィーワツィーーワツィーーワツィーーーーワッ…ツィーーーーワッ
カカカカカカカカカカカカカカカツツツトトトトトットトト
なんだなんだ??
電子音なのか機械音なのか。
タイプの違う超高音から超低音に、何かを打ち鳴らすような音。
一連の流れが繰り返されること数回。
ブブブブブッブッブッドンッドンッドンッドドドドッド
で、再び足元の振動。
ブブブブブッブッブッドンッドンッドンッドドドドッキイイイイーィィィン
うわっ!! モスキート音じゃんか。
コウダも俺ほどじゃないけど耳を押さえたりしてる。
お?
…止まった。
バシュン
ネトゲで見たようなウインドウが、『infomation』の看板のすぐ下らへんに浮かぶ。
どうやら地雷じゃなかった…のか?
このまま動けず俺一生オワター的なオチなのか?
まだ右足上げるにゃ早そうだ。
でもこのウインドウ、なんの仕組みで出てんだ?
VR?
スマホかざして出るやつしか見たことないけど。
こんなデカいウインドウがなんもない空中に出るなんて、どう考えても小説とかの影響にしか思えない。
状況、悪化したな。
苦いものが口の中に溢れる。
ピーンポーンパーンポーン
あれ? 校内連絡放送?? んな馬鹿な。
と同時に画面に現れたのはアバターらしき人型の画像。
どこと無くだけど武藤さんに似てる気がする。
かわいい系の女の人で、スズメバスのガイドさんっぽい制服。
髪型が昔話のお姫様っぽい、もみあげ? らへんがパッツンの黒髪ロングヘア。
日本人チックな顔と言ってもいいだろう。
「こんちには。
ようこそ月へ。
こちらは、観光案内です。
肉体をお持ちで、意思疎通NET対応装置移植をなさっていない、日本人向け、バージョンです。
高速音声対応装置移植済み・または高速音声対応ボディへの組み換え済みのお客様へ向けに切り替えも可能です。
切り替えしますか?」
どどど、どうしよ。
初めての疑問形。
この音声ガイドは『中』の人ってカウントになるのか?
聞かれてる内容も何のことだかわかんないし。
コウダを横目で見る。
向こうも横目で俺を見てる。
迷ってるんだろう。そりゃそうだ。
「高速音声対応装置移植済み・または高速音声対応ボディへの組み換え済みのお客様へ向けに切り替えも可能です。
切り替えしますか?」
同じ音声が再び流れる。
どうしよ。どうし…。
「かしこまりました」
ウインドウのお姉さんは何かに対して了解した。
え? え? 俺なんもしてねぇけど。
「このままの音声で解説致します」
冷静なその声と言葉に、ぞくっとする。
不意に耳元に来たコウダの囁きで耳に生あったかい空気が掛かった。
「俺が首を横に振ったからだ」
ゾワワッと全身総毛立つ。
…まじかよ。
モーションキャプチャしてんのか。
どっから?
カメラとかあんのか?
それらしきのは…見当たらない。
やめてくれよ。
ホラーじゃないよな? 機械による技術力だよな?
あ、でも。
でも、もしも、もしもだ。
その機械がなんかの意思をもってんだったら、もう弐藤さんに今の時点で俺達の存在、直通してんじゃねぇか?
「姿勢は楽にして下さって構いません」
…もういいのか?
『中』に入る度恒例の脂汗はまたしてもどこからともなく吹き出してくる。
解説はまだ始まらない。
じゃあ、もう信用ベースか。
これで死んだら…。
安藤さんとおっぱいと親父と母さんとじいちゃんと矢島と四月一日とオムライスと電子基板とその他もろもろが未練がましくよぎる。
最後の脳内画像、俺は、振り払ったりしねぇぞ。
そのまま、カチっと音をさせた所から足を、そーっと、上げた。
そして。
解説はまだ始まらない。
音もなく振動も爆発もなく。
…なにもなし!
ヨカツタ!!!! 地雷じゃなかったぁ~!!
でもまだ安心するには早いぞ。
そのままそーっと、足を下ろし、着地したい所のちょっと上らへんに足を浮かせて砂を払う。
大丈夫か、突起物とかないか?
砂の下は平たい板状の何かだった。
よし、じゃ大丈夫、か?
そっと足を降ろす。
こっちも特に何もなし。
顔をウインドウに向けると、また恐ろしいことに見計らったようなタイミングで説明が始まった。
「ここは、ヘカテー月面着陸計画の遺留物を展示しています。
へカテー月面着陸計画は…」
ビビり過ぎだったか…?
「こちらが当時の…」
ウインドウには過去ロケット発射映像が展開され、月に一歩踏み出すあの映像が展開され。
おお、やっぱこれ、まさかのフツーに観光案内…。
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月で当ってたっぽいのはマルなんだけど、これで運使い果たしてないといいな。
「この後どうする?」
コウダに耳打ちする。
「さあ…テクノロジー自体は有り得なくない程度なんだけど、『肉体をお持ちの』って下りがちょっと引っ掛る。
よくその手の作品があるからだろうけど」
「その手のって?」
「人間の脳…というか精神構造をそのままデータ化できるようになる」
「ネトゲ廃人がまんまネトゲのファンタジー設定異世界にトリップできる感じ?」
それってなろう系ファンタジーじゃね?
だとすると主人公最強。あれ?
…この『中』の主人公は弐藤さん。
じゃ俺はモブだ。しかも殺られる側の…。
どんよりした仮設が浮かんだところでコウダが回答してくれた。
「それにかなり近いのもあるが、もうちょっと現実トレースとか、逆にもっと突飛なのもある」
それじゃ『俺=殺られるモブ』説は否定しきれないじゃないか。
それに『突飛』ってなんだ。
現実からするとファンタジーも突飛だけど、ファンタジーって聞くと何となくパターン化されるってことはそうでもないのか?
いや、でも、田中のエロ本秘話が実話なわけだし。
コウダにしたって平行異世界から来たとか言ってるからもう存在自体SFと言っても過言じゃないぞ。
何が突飛で何が突飛じゃないのかなんてこの際大した問題じゃないような。
「現実トレース路線だと、ゲームの世界や仮想現実に何らかの形で人間の精神構造が入り込んでいくようなもの。
1970年代・2000年代以降で合計複数回映画化されてる有名映画作品があるし、普通に全然SFっぽくないストーリーでも一部キャラクターだけそういう特殊能力があるような設定になってたりする作品もある。
小説になるともうちょっと映像化しにくい形が今のトレンドだ。
完全に人格までソフトウェア化されてて皆そこで生きてるとか、あとは…確か日本の作家だったと思うが、プラズマ生命体なんてのが出て来るのもある。
段階としては、ネットに人間が直接繋る、例えば首の後ろのプラグ挿す類の、さらに次フェーズだ」
饒舌なコウダの話を聞いて、プラグを挿す日本製漫画関連作品群とハリウッドの昔のーー確かなんとか兄弟が作ってたーー映画の両方が思い浮んだ。
プラズマって何? という質問が浮かぶよりも先に、安心感が全身を包み込んだ。
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