26 / 103
26話
しおりを挟む
昼休み、椿にからまれたせいで五、六、七時間目の授業は全然集中することができなかった。
授業中、一色のことを思い出すたびにイライラが募り、同じ教室にいること自体ストレスだった。
「どうしたの瑞希ちゃん。午後の授業、ずっとカリカリしているようだったけど」
「別に。金森には関係ない」
放課後になり、舞は心配そうに瑞希に話しかける。
しかし、瑞希はとてもイラついていたせいで冷たく舞をあしらった。
ちなみに、椿たちリア充組は部活に行っているためこの教室にはいない。
「関係なくはないよ。だってあたしたち友達でしょ。昼休み前の瑞希ちゃんは普通だったのに、昼休み後の瑞希ちゃんはまるで別人のようにイライラしてた。昼休みになにがあったの?」
「いや、友達じゃな――」
「確かに柊さんがここまでイライラしているところ初めて見たわ。私も少し興味があるかも」
瑞希は別に舞のことを友達とは思っていない。
同じクラスで同じ部活で隣の席の女の子。これが瑞希の舞に対する認識だった。
それを否定しようと口を開いた時、廊下側の席に座っていた撫子が興味津々でやって来る。
「意外だな。白鳥がそんなこと言うなんて」
「そうかしら。別に普通だと思うけど」
「白鳥はそういうことに興味や関心とか示さないと思ってた」
「なぜそう思うのか分からないけど、私と柊さんの付き合いはまだ一週間ぐらいしか経ってないのよ。考えが短絡的過ぎない?」
確かに撫子の言っていることはもっともなことだった。
瑞希と撫子たちの付き合いなんてまだ一週間そこらしかない。
たった一週間の付き合いでなにを分かってた気になっていたのだろうか。
撫子に言われるまでもなく短絡的な考えだった。
「確かにあたしたちまだ一週間ぐらいしか一緒にいないんだよね」
ここで舞が一人考え込む。
「そうだ。せっかくだからワックに行かない?あたしたちまだお互いのことよく知らないでしょ。だから懇親会をしようよ。そして瑞希ちゃんがイライラしている理由も聞き出す。こういうのってため込むのは悪いんだよね~。愚痴は吐き出した方が楽になるよ」
舞はまるで名案を思いついたかのように目を輝かせながら、二人を遊びに誘う。
「私はパスだ。別に二人に話すほどのことでもない」
別に懇親会に興味がなかった瑞希はもっともらしい理由を付けて断る。
そもそも、瑞希のイライラの原因は舞のグループに所属している椿のせいである。
それを椿のグループである舞に聞かせても、舞も良い気がしないだろう。
授業中、一色のことを思い出すたびにイライラが募り、同じ教室にいること自体ストレスだった。
「どうしたの瑞希ちゃん。午後の授業、ずっとカリカリしているようだったけど」
「別に。金森には関係ない」
放課後になり、舞は心配そうに瑞希に話しかける。
しかし、瑞希はとてもイラついていたせいで冷たく舞をあしらった。
ちなみに、椿たちリア充組は部活に行っているためこの教室にはいない。
「関係なくはないよ。だってあたしたち友達でしょ。昼休み前の瑞希ちゃんは普通だったのに、昼休み後の瑞希ちゃんはまるで別人のようにイライラしてた。昼休みになにがあったの?」
「いや、友達じゃな――」
「確かに柊さんがここまでイライラしているところ初めて見たわ。私も少し興味があるかも」
瑞希は別に舞のことを友達とは思っていない。
同じクラスで同じ部活で隣の席の女の子。これが瑞希の舞に対する認識だった。
それを否定しようと口を開いた時、廊下側の席に座っていた撫子が興味津々でやって来る。
「意外だな。白鳥がそんなこと言うなんて」
「そうかしら。別に普通だと思うけど」
「白鳥はそういうことに興味や関心とか示さないと思ってた」
「なぜそう思うのか分からないけど、私と柊さんの付き合いはまだ一週間ぐらいしか経ってないのよ。考えが短絡的過ぎない?」
確かに撫子の言っていることはもっともなことだった。
瑞希と撫子たちの付き合いなんてまだ一週間そこらしかない。
たった一週間の付き合いでなにを分かってた気になっていたのだろうか。
撫子に言われるまでもなく短絡的な考えだった。
「確かにあたしたちまだ一週間ぐらいしか一緒にいないんだよね」
ここで舞が一人考え込む。
「そうだ。せっかくだからワックに行かない?あたしたちまだお互いのことよく知らないでしょ。だから懇親会をしようよ。そして瑞希ちゃんがイライラしている理由も聞き出す。こういうのってため込むのは悪いんだよね~。愚痴は吐き出した方が楽になるよ」
舞はまるで名案を思いついたかのように目を輝かせながら、二人を遊びに誘う。
「私はパスだ。別に二人に話すほどのことでもない」
別に懇親会に興味がなかった瑞希はもっともらしい理由を付けて断る。
そもそも、瑞希のイライラの原因は舞のグループに所属している椿のせいである。
それを椿のグループである舞に聞かせても、舞も良い気がしないだろう。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
友達の妹が、入浴してる。
つきのはい
恋愛
「交換してみない?」
冴えない高校生の藤堂夏弥は、親友のオシャレでモテまくり同級生、鈴川洋平にバカげた話を持ちかけられる。
それは、お互い現在同居中の妹達、藤堂秋乃と鈴川美咲を交換して生活しようというものだった。
鈴川美咲は、美男子の洋平に勝るとも劣らない美少女なのだけれど、男子に嫌悪感を示し、夏弥とも形式的な会話しかしなかった。
冴えない男子と冷めがちな女子の距離感が、二人暮らしのなかで徐々に変わっていく。
そんなラブコメディです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる