27 / 103
27話
しおりを挟む
「別にワックでなくても良いでしょ。ここで聞き出せば」
「二人とも消極的っ。どうして~、行こうよ~。あたしたち高校生になったんだよ。友達と一緒にファストフード店に言って駄弁るのって高校生の憧れじゃん。まさに青春じゃん」
二人にワックに行くことを断られた舞はショックを受けつつも、高校生の憧れや青春について熱弁する。
まさか舞も青春に夢見ている女の子だったとは。瑞希は心の中でため息を吐く。
どうして大人も高校生も高校生に青春を求めるのだろうか。
友達と帰り道、ワックに寄って買い食いすることが青春?
全然意味が分からない。
そもそもワックになんていつもで行けるし、別に青春なんて求めていない。
まさに青春は呪いだ。
「白鳥は金森の言っていることが分かるか?」
「ごめんなさい。私も分からないわ」
撫子は本当に分からなそうに首を横に振る。
「分からないなら試して見よう~。さぁ、二人とも帰る用意は終わってるから行くよ行くよ」
「ちょっと待て金森。私は行くとは一言も言ってないぞ」
「ちょっと金森さん。そんなに腕を引っ張らなくても……」
言葉では二人に勝てないと察したのか、舞は強引に瑞希と撫子の腕を組み引っ張っていく。
瑞希と撫子は強引な舞に抗議するが、舞の聞く耳を持たなかった。
瑞希も撫子も最初は抵抗したものの、途中で面倒になり諦めた。
舞を真ん中に腕を組む三人の姿は、傍から見れば仲良し三人組のようにキラキラ輝いていた。
「なんだ。瑞希ちゃんもちゃんと青春してるじゃないか」
三人して仲良く?廊下を歩く姿を見ていた尚美は嬉しそうな表情を浮かべていた。
だから学校で『瑞希ちゃん』言うな。
放課後の大通りは人が多い。
放課後ということもあり、自校の生徒はもちろん他校の生徒も帰宅ラッシュということもありたくさん溢れていた。
もちろん、高校生以外にもオシャレな大学生や、忙しそうなサラリーマン、あまり清潔感がない人まで、いろんな人種が大通りを行き来してた。
「もう学校の外なんだから離せ。恥ずかしいだろ」
「柊さんの言う通りよ。自分で歩くから離してくれないかしら」
学校の中でも恥ずかしいのに、学校の外で三人して腕を組みながら歩くのは想像するよりも恥ずかしい。
「仲が良いわね~、あの三人組」
「みんな可愛いわね」
「やっぱり高校生は青春よね~」
若い女子大生か男の娘か分からないが、瑞希たちを見て昔に思いをはせていた。
大学生ならつい数年前まで同じ高校生だっただろう。
それに大学生は大学生で夢のキャンパスライフがあるではないか。
それは青春とは呼ばないのだろうか?
甚だ疑問である。
「二人とも消極的っ。どうして~、行こうよ~。あたしたち高校生になったんだよ。友達と一緒にファストフード店に言って駄弁るのって高校生の憧れじゃん。まさに青春じゃん」
二人にワックに行くことを断られた舞はショックを受けつつも、高校生の憧れや青春について熱弁する。
まさか舞も青春に夢見ている女の子だったとは。瑞希は心の中でため息を吐く。
どうして大人も高校生も高校生に青春を求めるのだろうか。
友達と帰り道、ワックに寄って買い食いすることが青春?
全然意味が分からない。
そもそもワックになんていつもで行けるし、別に青春なんて求めていない。
まさに青春は呪いだ。
「白鳥は金森の言っていることが分かるか?」
「ごめんなさい。私も分からないわ」
撫子は本当に分からなそうに首を横に振る。
「分からないなら試して見よう~。さぁ、二人とも帰る用意は終わってるから行くよ行くよ」
「ちょっと待て金森。私は行くとは一言も言ってないぞ」
「ちょっと金森さん。そんなに腕を引っ張らなくても……」
言葉では二人に勝てないと察したのか、舞は強引に瑞希と撫子の腕を組み引っ張っていく。
瑞希と撫子は強引な舞に抗議するが、舞の聞く耳を持たなかった。
瑞希も撫子も最初は抵抗したものの、途中で面倒になり諦めた。
舞を真ん中に腕を組む三人の姿は、傍から見れば仲良し三人組のようにキラキラ輝いていた。
「なんだ。瑞希ちゃんもちゃんと青春してるじゃないか」
三人して仲良く?廊下を歩く姿を見ていた尚美は嬉しそうな表情を浮かべていた。
だから学校で『瑞希ちゃん』言うな。
放課後の大通りは人が多い。
放課後ということもあり、自校の生徒はもちろん他校の生徒も帰宅ラッシュということもありたくさん溢れていた。
もちろん、高校生以外にもオシャレな大学生や、忙しそうなサラリーマン、あまり清潔感がない人まで、いろんな人種が大通りを行き来してた。
「もう学校の外なんだから離せ。恥ずかしいだろ」
「柊さんの言う通りよ。自分で歩くから離してくれないかしら」
学校の中でも恥ずかしいのに、学校の外で三人して腕を組みながら歩くのは想像するよりも恥ずかしい。
「仲が良いわね~、あの三人組」
「みんな可愛いわね」
「やっぱり高校生は青春よね~」
若い女子大生か男の娘か分からないが、瑞希たちを見て昔に思いをはせていた。
大学生ならつい数年前まで同じ高校生だっただろう。
それに大学生は大学生で夢のキャンパスライフがあるではないか。
それは青春とは呼ばないのだろうか?
甚だ疑問である。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
今日の授業は保健体育
にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり)
僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。
その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。
ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。
友達の妹が、入浴してる。
つきのはい
恋愛
「交換してみない?」
冴えない高校生の藤堂夏弥は、親友のオシャレでモテまくり同級生、鈴川洋平にバカげた話を持ちかけられる。
それは、お互い現在同居中の妹達、藤堂秋乃と鈴川美咲を交換して生活しようというものだった。
鈴川美咲は、美男子の洋平に勝るとも劣らない美少女なのだけれど、男子に嫌悪感を示し、夏弥とも形式的な会話しかしなかった。
冴えない男子と冷めがちな女子の距離感が、二人暮らしのなかで徐々に変わっていく。
そんなラブコメディです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる