82 / 103
82話
しおりを挟む
「白鳥。体調が悪いのか」
「別に普通よ。それじゃー私は最初に教室に行ってるわ」
「白鳥っ」
瑞希は撫子の体調を心配し慮るのだが、撫子はそっけない態度で教室に行ってしまった。
今日の撫子は機嫌が悪い、もしくは体調が悪いということはすぐに分かった。
でも原因が分からない。
もし、家のこととか女性特有の生理現象、生理とかだったら瑞希には想像もできない領域なので、なにもしてあげることできない。
「おはよー瑞希ちゃん。どうしたの、昇降口で立ち尽くして」
撫子と入れ替わるようにやって来てあいさつをする舞。
「おはよう。今白鳥に会って挨拶をしたのだがなんだか様子がおかしくてな」
「様子がおかしい? 具体的にどんな感じでおかしいの?」
靴を履き終えてから舞は撫子に尋ねる。
その表情は本気で友達を心配している表情だった。
「昨日までは普通だったと思うんだが、今日あいさつをしたら物凄く冷たく接された」
「ふむふむ。確かに昨日までは普通だったよね。もしかして家で嫌なことがあったり……もしかして生理でホルモンバランスが崩れて大変なのかも」
舞も瑞希と同じ結論にいたったらしい。
瑞希は撫子という人間ではないから分からないが、これぐらいしか撫子が冷たい原因は思いつかない。
それにもしこれが生理によりものだったら、瑞希ではなにもしてあげることができない。
自分では気づかないうちに撫子のことを気にかけていることに瑞希は気づいていない。
「とりあえず教室に行ったら聞いてみるか」
「それが一番だね。あたしたちがここで考えるよりも本人に聞いた方が早いもんね」
昇降口で瑞希と舞が撫子のことをあーだこーだ話していても答えには辿り着けない。
二人とも撫子本人ではないのだから。
瑞希と舞が撫子が冷たい理由を考えてもそれは推測でしかなく、正解ではない。
その後、瑞希と舞は教室に行ったのだがそこに撫子の姿はなかった。
撫子は瑞希同様友達が少ないというかいないだろう。
だから他クラスに行って時間を潰していることはありえない。
ここから考えられることは、どこか一人になれる場所でホームルームの時間まで時間を潰しているということだ。
闇雲に探すのはコスパが悪いと言うことだったので、瑞希と舞は教室で撫子を待った。
でもいくら待っても撫子は教室には現れず、ホームルーム始まる一分前に撫子は教室に現れた。
もちろん、ホームルームまで時間がないので結局瑞希は撫子に話しかけることはできなかった。
でもこれで分かった。
それは確実に撫子が瑞希を避けているということを。
「別に普通よ。それじゃー私は最初に教室に行ってるわ」
「白鳥っ」
瑞希は撫子の体調を心配し慮るのだが、撫子はそっけない態度で教室に行ってしまった。
今日の撫子は機嫌が悪い、もしくは体調が悪いということはすぐに分かった。
でも原因が分からない。
もし、家のこととか女性特有の生理現象、生理とかだったら瑞希には想像もできない領域なので、なにもしてあげることできない。
「おはよー瑞希ちゃん。どうしたの、昇降口で立ち尽くして」
撫子と入れ替わるようにやって来てあいさつをする舞。
「おはよう。今白鳥に会って挨拶をしたのだがなんだか様子がおかしくてな」
「様子がおかしい? 具体的にどんな感じでおかしいの?」
靴を履き終えてから舞は撫子に尋ねる。
その表情は本気で友達を心配している表情だった。
「昨日までは普通だったと思うんだが、今日あいさつをしたら物凄く冷たく接された」
「ふむふむ。確かに昨日までは普通だったよね。もしかして家で嫌なことがあったり……もしかして生理でホルモンバランスが崩れて大変なのかも」
舞も瑞希と同じ結論にいたったらしい。
瑞希は撫子という人間ではないから分からないが、これぐらいしか撫子が冷たい原因は思いつかない。
それにもしこれが生理によりものだったら、瑞希ではなにもしてあげることができない。
自分では気づかないうちに撫子のことを気にかけていることに瑞希は気づいていない。
「とりあえず教室に行ったら聞いてみるか」
「それが一番だね。あたしたちがここで考えるよりも本人に聞いた方が早いもんね」
昇降口で瑞希と舞が撫子のことをあーだこーだ話していても答えには辿り着けない。
二人とも撫子本人ではないのだから。
瑞希と舞が撫子が冷たい理由を考えてもそれは推測でしかなく、正解ではない。
その後、瑞希と舞は教室に行ったのだがそこに撫子の姿はなかった。
撫子は瑞希同様友達が少ないというかいないだろう。
だから他クラスに行って時間を潰していることはありえない。
ここから考えられることは、どこか一人になれる場所でホームルームの時間まで時間を潰しているということだ。
闇雲に探すのはコスパが悪いと言うことだったので、瑞希と舞は教室で撫子を待った。
でもいくら待っても撫子は教室には現れず、ホームルーム始まる一分前に撫子は教室に現れた。
もちろん、ホームルームまで時間がないので結局瑞希は撫子に話しかけることはできなかった。
でもこれで分かった。
それは確実に撫子が瑞希を避けているということを。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
陰キャの俺、なぜか文芸部の白髪美少女とバスケ部の黒髪美少女に好かれてるっぽい。
沢田美
恋愛
この世の中には、勝者と敗者がいる。
――恋人がいて、青春を謳歌し、学校生活をカラフルに染める勝者。
そしてその反対側、モブのように生きる俺・高一賢聖(たかいちけんせい)。
高校入学初日、ぼっちを貫くつもりだった俺の前に、
“二人の女王”が現れた。
ひとりは――雪のように白い髪を持つ、文芸部の女神・瀬良由良(せらゆら)。
もうひとりは――バスケ部の全国エースにして完璧超人、不知火優花(しらぬいゆうか)。
陰キャ代表の俺が、なんでこの二人に関わることになるんだ!?
「文芸部、入らない?」
「由良先輩、また新入生をたぶらかしてる〜!」
平凡で静かな高校生活を夢見ていたのに――
気づけば俺の毎日は、ラブコメと混乱で埋め尽くされていた。
青春なんて関係ないと思ってた。
だけど、この春だけは違うらしい。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
**俺、東大院生の実験対象にされてた。**同居している美人家庭教師のやばい秘密
まさき
青春
俺は今、東大院生の実験対象になっている。
ある雨の夜、アパートの前にずぶ濡れの美女が立っていた。
「家庭教師です。住まわせてください」
突然すぎる申し出に困惑しながらも、なぜか断れなかった。
桐島咲楽、東大大学院生。成績は天才、料理は壊滅的、距離感はおかしい。毎日転ぶ、焦がす、なぜか距離が近い。そのくせ授業は鬼のように丁寧で、俺のことを誰よりもよく見ていた。
偏差値42だった俺の成績は、気づけば上がっていた。でも、それより気になることがある。
咲楽さんが、研究ノートに何かを書いている。「被験者」という文字が、見えた気がした。
距離が近いのは、データのためか。褒めてくれるのは、実験のためか。でも、あの顔は。あの声は。
「データじゃなくて、私がそう思っています」
嘘をついているような顔じゃなかった。
偏差値42の俺に、東大院生の美女が押しかけてきた。ドタバタな毎日の中で、俺の心臓が休まる暇がない。これはドキドキなのか、心配なのか。それとも、もう恋なのか。
不器用な天才と、鈍感な高校生の、やばい同居生活。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる