155 / 202
第六章 積もった金の使い時はいつか
閑話 ある奴隷少女の追憶 その三
しおりを挟むある日、
「くそっ! あの女め。奴さえ……奴さえいなければこんなことには。あのイザスタとかいうクソめがああぁっ!」
大切な用事があると言って朝から出かけていたクラウンが、全身ボロボロの有り様で帰ってきた。
イザスタという誰かへの恨み節をぶちまけながら、手当てしようとする奴隷達に八つ当たりで拳を振るう。私にも当たったが、弱っていていつもより痛くない。
場合によっては私達よりも高価な薬をふんだんに使い、どうにか身体の傷は完治したものの、魔力がほとんど空に近いらしくクラウンはしばらく安静にすることとなった。
その状態でも奴隷達に仕事を申し付けるクラウンだったが、弱っているため失敗しても折檻があまりなく、他の奴隷達はずっと寝たきりなら良いのにと噂しあっていた。
そして数日、ようやくクラウンの魔力も程々に回復してきた頃、
「ほぅ。てっきりあの場で実験体に殺されたかと思っていましたが、まだ生きていたようですね」
クラウンが誰かと連絡を取り合っているのをたまたま見かけた。クラウンは私を見ても置物か何かのように気にも留めない。それはそう。奴隷はそういう物だもの。
『命からがらといった所だけどね。……それより、これからのことを話し合いたいから一度合流したいの。迎えに来てもらえる? 場所はこの道具で大体分かるのでしょう?』
「構いませんとも。ただ周りにヒトが居る所には向かいたくありませんね。……そこから少し離れた所に岩場があった筈です。そこで二時間後に合流ではいかがですか?」
『……場所は構わない。でも三時間後にして。こちらにも色々と都合があるの』
「良いでしょう。では三時間後に」
それを最後に通信は切れる。どうしたのだろうか? クラウンの顔がまた妙なことになっている。
それはまだ万全ではない身体を使おうとすることの億劫さと、奴隷達が失敗した時に向けるどこか歪んだ笑みが混ざったような顔。
「クフッ! あの場で死んでいれば良かったものを。……まあ良いでしょう。多少の手間ではありますが、あの忌まわしい顔が苦痛に歪む様を見物するというのも中々に面白い趣向です。どんな風になるのか楽しみですよエプリ」
そしてクラウンはひとしきり嗤ったかと思うと、急に私を伴って出かけると周りに宣言した。どうやらさっきの連絡の相手と会う際私も同行させるらしい。
「さあて、やっと貴女が役に立つ時が来ましたよセプト。そのたった一つの取り柄である闇属性の力、存分に振るってもらいます」
クラウンの言葉に、私はただこくりと頷いた。
私は奴隷。どんなヒトであろうとも、ただ主人に尽くすだけなのだから。
もうすっかり日も落ち、空の三つの月が辺りを照らしている。
クラウンに同行して辿り着いたのは荒涼とした岩場。そこらにゴロゴロと身の丈ほどもある岩が転がり、ほとんど草木も生えていない。
ここがエプリというヒトとの待ち合わせの場所だった。
「クフッ! セプト。貴女は影に潜み、私が合図するまで待機していなさい」
私は頷き潜影で近くの岩の影に潜む。クラウンは私が潜んだのを確認すると、持っていた道具で周囲に隠蔽の魔法をかけた。
聞いた話によると、エプリと言うヒトは風属性の使い手で、周囲に居る生き物の動きを風で感じ取れるという。
わざわざ待ち合わせの相手から姿を隠すということは……あまり穏やかには進まないかもしれない。
予想した通り、始まりはクラウンの奇襲だった。死角である岩陰からのナイフの投擲。普通の相手ならこれだけで終わるだろう静かな一撃。
だけど、エプリというヒトはそれを覆した。飛来するナイフをギリギリで躱し、反撃の風刃を放って隠れていたクラウンを引きずり出す。
「クフッ。クフフフフ。な~ぜ分かったのですかぁ? 私がここに既に居たことに?」
「……私がここに来た時、周囲の様子を探ったけれど全く生き物の気配が感じられなかった。だけどそれはおかしいのよね。いくら近くにダンジョンがあって、こんなごつごつした岩場であったとしても、生き物が全くいないなんてあり得ないもの。……つまり何かあってここら一帯から居なくなったか、又は強力な隠蔽の魔法が使われているか。だからこれから来る相手より、ここに最初からいた何かに向けて集中していただけよ」
気配を消していたからこそ、逆に奇襲に気が付いたという。どうやら相当戦い慣れているみたいだ。
「それはそれは。私の能力を知っている貴女なら、空属性でこれからやってくるであろう私に向けて注意すると思ったのですが……いやいや残念」
「……さて。説明してもらいましょうか? 何故護衛である私を攻撃したのか。筋の通った答えが出来るのならね」
護衛? エプリがクラウンの? どういうこと?
二人の話の大半は分からないことだったけれど、どうやら以前クラウンがエプリを護衛として雇っていて、この前クラウンがボロボロになって帰ってきた時にその場に置いてきたらしい。
それで怒っているのかと最初思ったけれど、どうやらエプリが怒っているのは少し違うようだった。
「……先に言っておくけど、私は契約者が悪党だからといって契約を打ち切るつもりはないわ。契約において善悪を語るつもりは無い。依頼を引き受けた時点でそれをどうこう言う資格は無いもの。……私が問題にしているのは、アナタが依頼内容を偽った事」
「ふん。貴女のような使い捨ての道具に計画の全てを話すとでも?」
「道具……か。確かに一介の傭兵を信用して全てを話す依頼主は少ないわ。計画を隠す手合いはこれまで何度も見てきたから別に驚かないけど。……でもだからこそ、そういう手合いには直接会って契約を破棄することにしているの。ケジメとしてね」
その言葉を皮切りに、二人の戦いが始まった。クラウンは空属性の転移によって、毒付きナイフの投擲と直接の切り付けを織り交ぜながら攻撃していく。
だけどエプリは巧みに風を操ってナイフを対処していく。そして、
「……“風壁”」
「おぐっ!? うぐぐっ。な、何故正確に私が次に跳ぶ場所が」
一瞬の隙を突き、エプリの風壁が転移したクラウンを捕らえて地面に押さえつける。方法は分からないけれど、エプリは次にクラウンが跳ぶ場所が分かっていたらしい。
「……勝負はついたわね。私には次に転移で跳ぶ場所が分かる。空属性に頼りきりになっているアナタに勝ち目はないわ。……降伏しなさい。降伏しないと言うなら腕か足を切り裂いてそこらに放り出すわ」
その言葉を聞いて私が思ったのは、エプリがクラウンの護衛にはふさわしくないということだった。
クラウンはおそらくヒトの中ではかなり悪性の強いヒトなのだろう。他者をいたぶることを楽しみ、他者の不幸に喜びを覚える。そんなヒト。
だけどこのヒトは違う。倒れた相手をいたぶるようなこともせず、脅してはいるけど殺さずに降伏を勧める。仮にエプリがもし置いて行かれなかったとしても、考え方の違いで必ず衝突していただろう。どちらかといえばジロウと気が合ったかもしれない。
「…………クフッ。クフハハハハハハ」
「……何がおかしいの?」
「ハハハハハ。いやはや。これが嗤わずにいられますか? このぐらいで勝った気になっている貴女の滑稽さが実に愉快で。クフフフフ」
だからこそ私はほんの少し残念に思う。丁度クラウンの影は私の潜む岩影に接している。なので、
「フハハハハ。本当に愚かですねぇ貴女は。……私が一人でここに来ていると誰が言いました?」
その言葉を合図と見なし、私は影伝いにクラウンの影に移動。そっと影造形を発動してエプリに襲い掛かった。
私はクラウンの奴隷で、クラウンは私のご主人様なのだから。主人に尽くし命令を果たさなければならない。
ごめんねジロウ。やっぱりジロウの言ったように、私は平然と誰かを傷つけるヒトになったみたい。
咄嗟で反応が遅れたようだけど、それでもエプリは影造形の刃を片腕を掠めるだけで躱してみせた。
「くっ!? このぉっ」
それだけではなく、影から出ている私に向けて反撃の風刃を放ってきた。私は影に潜り直して風刃を回避する。
この技はジロウとの訓練の中で何度も使ったものだ。ジロウから言わせると、影の中は大抵の相手に対して安全地帯らしい。
『やっぱずっこいよなそれ。要するに自分だけ動ける空間が多いってことだからな。移動にも使えるし、隠密や緊急避難にも使える。それに影は大抵の場所にあるから練習しておいて損はないぜ』
彼の言ったそんな言葉を思い出しながら、素早く影を伝ってその場を離れる。一拍置いて今居た所に風弾が撃ち込まれるのを見て、私は内心冷や汗をかく。
「クフフフフ。ご紹介しますよエプリ。こちらはセプト。貴女の後任ですよ。本来なら事が済んだ後貴女を始末してからという話でしたが、居なくなったのでそのまま後任になってもらいました。……まあ多少順序が前後しましたが良いでしょう。どちらにしても……ここで貴女は死ぬのですからぁ」
クラウンはエプリが傷ついたのを見て一気に上機嫌になる。やはりこういうヒトなのだ。
だけど互いに長期戦は厳しい。こちらの潜影は使っている間どんどん魔力を消費するし、向こうも怪我で出血している。止血しないと辛い筈だ。
「……どうしたの? この通り私は片腕を負傷している。攻めかかるなら今じゃない?」
エプリは近くの岩に寄りかかりながら挑発するが、潜影の利点は場所を特定されないこと。大まかには絞れても正確な位置までは分からない筈。なら今は機会を待たなきゃ。
先に動いたのはエプリの方だった。
呼吸を整え体力の消費を抑えようとしていたみたいだけど、回復の為か何かを取り出すべく手をローブの中に入れる。……ここだ!
私はその瞬間再び影の刃を展開してエプリに攻撃を仕掛ける。片腕が怪我で使えず、もう片方もローブに入れた今なら迎撃は難しい。私は勝利を確信し、
「……“風刃”」
エプリがローブの内側から魔法で迎撃したことに、私は驚きを隠せなかった。
ローブが千切れ飛びながらも、エプリは迎撃した魔法で作った一瞬を使って影の刃を回避する。……いけない! 攻撃を誘われたっ!?
急いで影に潜ろうとしたが、それを見逃す甘い相手ではなかった。無詠唱で威力を度外視した風弾を乱射して私の動きを阻害し、そこに風で速度を上げて突っ込んでくる。
これまで遠距離戦をしてきた相手が急に接近戦を仕掛けてきたことに、私は一瞬慌ててしまう。
目前まで迫るエプリ。影に逃げ込もうにも風が邪魔をして動きが取れない。私はこれから来る痛みに備えて身体を固くし……そのままフッと身体が浮く感覚と共に地面に投げ出されていた。
ぶつかった? いや、これは前にも体験した転移の感覚。そして今転移を使えるヒトといえば、
「……クフッ。クフフフフ。油断しましたねぇ。エプリ」
エプリが私を見失った僅かな時間の間に、クラウンがその脇腹を毒のナイフで切り裂いていた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
後日譚追加【完結】冤罪で追放された俺、真実の魔法で無実を証明したら手のひら返しの嵐!! でももう遅い、王都ごと見捨てて自由に生きます
なみゆき
ファンタジー
魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。
だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。
……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。
これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜
のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、
偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。
水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは――
古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。
村を立て直し、仲間と絆を築きながら、
やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。
辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、
静かに進む策略と復讐の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる