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#1 実験体
08 自分を守りたかった
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俺はいつものようにレビィを訪ねたが、レビィは取り込み中だった。
「ふざけるな!」
厚い扉の外まで、その怒鳴り声が聞こえてきた。
レビィがこれほど感情を顕にするのは珍しい。
俺は思わず、いけないと分かっていながらも聞き耳を立ててしまった。
「だから、これほど言っているのにまだ分からないのかジャック。私はルシーに迷惑をかけるようなことはしない。……はあ? お前は馬鹿か! 些末の問題でルシファーを困らせるな! 私やお前と違い、ルシファーは多忙だ、私の個人的なことにお前が目くじらを立てている、それだけの話に何故巻き込む!? 黙れ、お前は昔からそうだった、いつもいつも、一番近くにいるのにルシーが見えていない! 違う! 間違っているのはお前だ! 私のことは言うな、ルシファーの前で私の名を出すな、もしそうしたら、私のせいでルシファーが苦悩するようなことがあれば、私は……いいだろうお前の望み通り、消えてやる! ……間違っているのはお前だ、私は間違っていない! 忙しいんだ、もう二度とこんなくだらない用事でかけてくるな!」
どうやらレビィはそのまま通話を叩き切ったらしい。
ガッシャーン、みたいな音がして、それから部屋は静かになった。
ジャックさんは、一体何を言ったんだろうか。
俺にだってこんなに怒ることはないのに……
ジャックさんとレビィは確かに仲良しではないが、喧嘩をすることは珍しい。
ジャックさんはレビィのことが好きなので、基本的に全肯定だ。
レビィが一方的に怒るパターンばかりで、一方的な怒りはそんなに長続きしない。
何故レビィが怒るかといえば、ジャックさんは人に甘えるのが上手いので、時折ルシーを利用したりする。
どっちかというとルシーが利用されてあげてるだけなのだけど、それでもルシーのことを異常なほど崇拝しているレビィにしてみれば、そういうことは許せないのかもしれない。
あと、ジャックさんはレビィを愛しすぎていて、レビィは「気持ち悪い」と言って怒ることもある。
確かに、絵面としては十代の少年が若めの三十代に抱き着いたりしているわけなので、外から見ても気持ち悪い。
実際は年の離れた弟を猫可愛がりしているだけなのだけど、ルシーほどではないにしろジャックさんも糸が長すぎて、老化速度はレビィの方が早い。
「……入れ」
ノックの返事は、心なしかいつも以上に底冷えした声だった。
ここ三階だよレビィ。この下は冷凍庫か何かなの?
扉を開けて中に入ると、レビィは薄暗い部屋で頭を抱えている。
目線だけ上げて俺を認識し、「ああ」という呻き声とも溜め息とも取れないような声を上げた。
「……お前かブロウ。5924とは上手くやれそうか?」
「え、ああ……うん、まあ、そうだな。上手くやれそう……だよ」
レビィはすぐにまた机に伏してしまった。
一瞬見えた顔は真っ青だ、レビィは痩せた指先で頭を掻いた。
「そうか。それは良かった。攻撃性が高いと聞いていたが」
「いや、そうは思わなかったよ? 俺にもすぐ懐いてくれたし……なんかココアが好きみたいで、すげえ気に入ってくれて……その、レビィ? 俺はその……顔色が悪いように感じるんだけど?」
「私がか?」
声は平常と変わらず、レビィは淡々としている。
しかしどこか疲れているように感じて、俺はレビィが心配になった。
「うん、そうだよ……なんか、真っ青じゃ?」
さっきの怒鳴り声は聞かなかったことにして、尋ねてみる。
レビィは「私に言えた義理か?」と言った。
「またお前は裏の世界にどっぷり浸かって、これ以上ルシーを困らせるな。お前ときたら、恩は仇で返せと誰に教わった?」
あー、レビィ、機嫌悪いな。
淡々としてるけど、すごいイライラが伝わってくる。
用件だけ済ませて帰りたいという気持ち半分、今にもぶっ倒れそうなほど青ざめたレビィを見て心配する気持ち半分。
言われてみれば、明白だった。
何故昨日は気が付かなかったのかというくらい。
「お前は、昔からそういう子供だったな。お前はいつもいつもルシファーを心配させることが生きがいであるかのように振舞って、成人した今でも、ずっとそれは続いている」
レビィは吐き捨てるように呟いた。
頭痛がするのか、頭を抱えて机を睨んでいる。
「ああうん、それは本当に、申し訳ないと思ってるよ……」
「少しくらい、ルシファーを安心させてはどうなんだ? 私は夜も眠れん。知っているか? お前の好きな薬屋を、ジャックが潰そうと躍起になっているらしい。皮肉なものだな」
「……」
「昔から、いつもいつも、ルシファーはお前のことを可愛がっていた。お前はいつもルシファーに甘えてばかりで自立しようとしない」
俺は固まってしまい、何も言えないままにただ呆然と突っ立っていることしかできなかった。
こうして罵倒されることには慣れているつもりだったのに。
「私のことだって……」
そう言ってレビィは、顔を上げた。
そして俺と目が合い、すぐに目を伏せる。
「……私が死んだらどうする? お前はどこで身を立てるつもりだ」
「……え? あ……ど……どうして、そんなこと言うんですか……」
「私はお前より天寿が短い。お前の世話を焼くにも限界がある」
「いや……その……考えてません……」
「ああ、そうか」
レビィは冷たくそう言い放ち、それから顔を上げた。
目の下にはくっきりと隈が刻まれている。
「別に泣くことはない。私はお前に居場所を残すつもりだ、私が死んだとて、お前の居場所がなくなるわけではない。お前が努力しなくとも、せめて現状以上に悪化することはないようにしてある」
「……え、あ……」
言われて初めて、俺は自分が泣いていることに気づいた。
慣れているつもりだったが、やっぱり急に厳しいことを言われると傷つくらしい。
他人事みたいに思って、俺は無理矢理薄く笑おうとした。
上手くいかない。
「……ブロウ、お前は私のことが恐ろしいか?」
「え……」
「……今日は昨日の件を進めて貰って構わん」
冷たい声。
何か思い出したくないような記憶が蘇りそうになる。
「それから、これを確認しておけ」
ほとんど放心している俺に、レビィは睨みつけるようにしながら冷たく言い放ち、そのまま立ち上がった。
殴られでもするのかと俺は反射的に頭を庇ったが、その手にレビィは紙の束を握らせた。
「お前の仕事だ」
「ひっ……あ……はい……」
「分かったな」
「あ……分かりました……」
「分かったらさっさと行け」
俺は半ば叩き出されるようにして部屋から出た。
ようやく手の中に握っていた書類の束を見ると、向こう一週間の仕事が書いてあった。
正確には、世話が必要になる実験体のリストや、実験が終了、または予定終了日を迎えて引き上げになる実験室の一覧、そして、俺と同じような立場にある便利屋をやってる職員の連絡先、名前や担当場所。
「……」
レビィ……大丈夫なのか?
俺は気になったが、冷たく閉ざされた扉を見て何も考えないことにした。
気づけば、嫌な汗がにじんでいて、ぐっしょりと濡れていた。
もし、レビィが一人になりたいとか、疲れて休みたいと思っているのなら、俺は歓迎するような気がしてしまう。
「ええ、そうでしょうねましろ先輩」
「……」
「いいんですよ先輩。先輩はそういう人です。私はよく知っています。ええ、そうですとも」
「……あー、よし、分かった。考えることをやめよう。俺はココアとサンドウィッチを持って収容室に行く。それでいいよな?」
「ええ、そうなさってください」
ニタァ、と彼女が笑った。
俺はたまに、彼女が人に近い姿をしているのか、人が彼女に近い姿をしているのか、分からなくなることがある。
そしてそれは似ていて、異なるものだと知る。
彼女は俺の幻覚で、彼女は俺の死神で、俺だけに見える俺の後輩であり、友達なんだろう。
彼女は俺に疑問を投げかけ、そして俺はそれに対して苦悶し、それを眺めて彼女は笑う。
まるで悪魔のように。
それでも俺にとって、人間は彼女だけなんだろうと思う。
そこには簡単には言語化できないような、どこか複雑な感情があった。
ただ淡々と冷酷であるように見える彼女の笑顔とその言動に、俺が抱える闇の全てを隠すため、彼女に背負わせたものの重さを感じてしまう。
だから俺は今日も彼女から逃れられない。
彼女を失うことこそが俺の望む、そしてレビィが望む真の自立であり正常な状態なんだろうけど、それでも俺は、それを選択することができない。
「ふざけるな!」
厚い扉の外まで、その怒鳴り声が聞こえてきた。
レビィがこれほど感情を顕にするのは珍しい。
俺は思わず、いけないと分かっていながらも聞き耳を立ててしまった。
「だから、これほど言っているのにまだ分からないのかジャック。私はルシーに迷惑をかけるようなことはしない。……はあ? お前は馬鹿か! 些末の問題でルシファーを困らせるな! 私やお前と違い、ルシファーは多忙だ、私の個人的なことにお前が目くじらを立てている、それだけの話に何故巻き込む!? 黙れ、お前は昔からそうだった、いつもいつも、一番近くにいるのにルシーが見えていない! 違う! 間違っているのはお前だ! 私のことは言うな、ルシファーの前で私の名を出すな、もしそうしたら、私のせいでルシファーが苦悩するようなことがあれば、私は……いいだろうお前の望み通り、消えてやる! ……間違っているのはお前だ、私は間違っていない! 忙しいんだ、もう二度とこんなくだらない用事でかけてくるな!」
どうやらレビィはそのまま通話を叩き切ったらしい。
ガッシャーン、みたいな音がして、それから部屋は静かになった。
ジャックさんは、一体何を言ったんだろうか。
俺にだってこんなに怒ることはないのに……
ジャックさんとレビィは確かに仲良しではないが、喧嘩をすることは珍しい。
ジャックさんはレビィのことが好きなので、基本的に全肯定だ。
レビィが一方的に怒るパターンばかりで、一方的な怒りはそんなに長続きしない。
何故レビィが怒るかといえば、ジャックさんは人に甘えるのが上手いので、時折ルシーを利用したりする。
どっちかというとルシーが利用されてあげてるだけなのだけど、それでもルシーのことを異常なほど崇拝しているレビィにしてみれば、そういうことは許せないのかもしれない。
あと、ジャックさんはレビィを愛しすぎていて、レビィは「気持ち悪い」と言って怒ることもある。
確かに、絵面としては十代の少年が若めの三十代に抱き着いたりしているわけなので、外から見ても気持ち悪い。
実際は年の離れた弟を猫可愛がりしているだけなのだけど、ルシーほどではないにしろジャックさんも糸が長すぎて、老化速度はレビィの方が早い。
「……入れ」
ノックの返事は、心なしかいつも以上に底冷えした声だった。
ここ三階だよレビィ。この下は冷凍庫か何かなの?
扉を開けて中に入ると、レビィは薄暗い部屋で頭を抱えている。
目線だけ上げて俺を認識し、「ああ」という呻き声とも溜め息とも取れないような声を上げた。
「……お前かブロウ。5924とは上手くやれそうか?」
「え、ああ……うん、まあ、そうだな。上手くやれそう……だよ」
レビィはすぐにまた机に伏してしまった。
一瞬見えた顔は真っ青だ、レビィは痩せた指先で頭を掻いた。
「そうか。それは良かった。攻撃性が高いと聞いていたが」
「いや、そうは思わなかったよ? 俺にもすぐ懐いてくれたし……なんかココアが好きみたいで、すげえ気に入ってくれて……その、レビィ? 俺はその……顔色が悪いように感じるんだけど?」
「私がか?」
声は平常と変わらず、レビィは淡々としている。
しかしどこか疲れているように感じて、俺はレビィが心配になった。
「うん、そうだよ……なんか、真っ青じゃ?」
さっきの怒鳴り声は聞かなかったことにして、尋ねてみる。
レビィは「私に言えた義理か?」と言った。
「またお前は裏の世界にどっぷり浸かって、これ以上ルシーを困らせるな。お前ときたら、恩は仇で返せと誰に教わった?」
あー、レビィ、機嫌悪いな。
淡々としてるけど、すごいイライラが伝わってくる。
用件だけ済ませて帰りたいという気持ち半分、今にもぶっ倒れそうなほど青ざめたレビィを見て心配する気持ち半分。
言われてみれば、明白だった。
何故昨日は気が付かなかったのかというくらい。
「お前は、昔からそういう子供だったな。お前はいつもいつもルシファーを心配させることが生きがいであるかのように振舞って、成人した今でも、ずっとそれは続いている」
レビィは吐き捨てるように呟いた。
頭痛がするのか、頭を抱えて机を睨んでいる。
「ああうん、それは本当に、申し訳ないと思ってるよ……」
「少しくらい、ルシファーを安心させてはどうなんだ? 私は夜も眠れん。知っているか? お前の好きな薬屋を、ジャックが潰そうと躍起になっているらしい。皮肉なものだな」
「……」
「昔から、いつもいつも、ルシファーはお前のことを可愛がっていた。お前はいつもルシファーに甘えてばかりで自立しようとしない」
俺は固まってしまい、何も言えないままにただ呆然と突っ立っていることしかできなかった。
こうして罵倒されることには慣れているつもりだったのに。
「私のことだって……」
そう言ってレビィは、顔を上げた。
そして俺と目が合い、すぐに目を伏せる。
「……私が死んだらどうする? お前はどこで身を立てるつもりだ」
「……え? あ……ど……どうして、そんなこと言うんですか……」
「私はお前より天寿が短い。お前の世話を焼くにも限界がある」
「いや……その……考えてません……」
「ああ、そうか」
レビィは冷たくそう言い放ち、それから顔を上げた。
目の下にはくっきりと隈が刻まれている。
「別に泣くことはない。私はお前に居場所を残すつもりだ、私が死んだとて、お前の居場所がなくなるわけではない。お前が努力しなくとも、せめて現状以上に悪化することはないようにしてある」
「……え、あ……」
言われて初めて、俺は自分が泣いていることに気づいた。
慣れているつもりだったが、やっぱり急に厳しいことを言われると傷つくらしい。
他人事みたいに思って、俺は無理矢理薄く笑おうとした。
上手くいかない。
「……ブロウ、お前は私のことが恐ろしいか?」
「え……」
「……今日は昨日の件を進めて貰って構わん」
冷たい声。
何か思い出したくないような記憶が蘇りそうになる。
「それから、これを確認しておけ」
ほとんど放心している俺に、レビィは睨みつけるようにしながら冷たく言い放ち、そのまま立ち上がった。
殴られでもするのかと俺は反射的に頭を庇ったが、その手にレビィは紙の束を握らせた。
「お前の仕事だ」
「ひっ……あ……はい……」
「分かったな」
「あ……分かりました……」
「分かったらさっさと行け」
俺は半ば叩き出されるようにして部屋から出た。
ようやく手の中に握っていた書類の束を見ると、向こう一週間の仕事が書いてあった。
正確には、世話が必要になる実験体のリストや、実験が終了、または予定終了日を迎えて引き上げになる実験室の一覧、そして、俺と同じような立場にある便利屋をやってる職員の連絡先、名前や担当場所。
「……」
レビィ……大丈夫なのか?
俺は気になったが、冷たく閉ざされた扉を見て何も考えないことにした。
気づけば、嫌な汗がにじんでいて、ぐっしょりと濡れていた。
もし、レビィが一人になりたいとか、疲れて休みたいと思っているのなら、俺は歓迎するような気がしてしまう。
「ええ、そうでしょうねましろ先輩」
「……」
「いいんですよ先輩。先輩はそういう人です。私はよく知っています。ええ、そうですとも」
「……あー、よし、分かった。考えることをやめよう。俺はココアとサンドウィッチを持って収容室に行く。それでいいよな?」
「ええ、そうなさってください」
ニタァ、と彼女が笑った。
俺はたまに、彼女が人に近い姿をしているのか、人が彼女に近い姿をしているのか、分からなくなることがある。
そしてそれは似ていて、異なるものだと知る。
彼女は俺の幻覚で、彼女は俺の死神で、俺だけに見える俺の後輩であり、友達なんだろう。
彼女は俺に疑問を投げかけ、そして俺はそれに対して苦悶し、それを眺めて彼女は笑う。
まるで悪魔のように。
それでも俺にとって、人間は彼女だけなんだろうと思う。
そこには簡単には言語化できないような、どこか複雑な感情があった。
ただ淡々と冷酷であるように見える彼女の笑顔とその言動に、俺が抱える闇の全てを隠すため、彼女に背負わせたものの重さを感じてしまう。
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