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しおりを挟む「あぁ、よかった。濡れてる。気持ちよくなってくれてたんだな」
自分の体でもっとも見られたくないところをヤマトに見られてしまっている。
そして見ているというよりも目に焼き付けているかのように私の秘部を見るヤマトの顔は安堵と恍惚が混ざったような表情だった。
「み、見ちゃいや、だめっ……や、ヤマト、だめぇ……」
「んな涙目で期待してるような顔して誘うなよ、くそ可愛いな。心配しなくとも期待に応えてやっから」
「えっ、ち、ちがっ……待っ!そ、そこ汚っ……――――キャウゥゥッッ!!」
秘裂をベロンと舐められたかと思うと、その上にある秘蕾をパクリと食まれ熱い口内の中で舌が縦横無尽に動く。感じたことのない強烈な感覚と、ヤマトが自分の股に顔を埋めるという淫靡な光景に目を逸したくて、後ろ手に枕を強く握りながら与えられる快感に体を震わせるしかない。
「アァ!、んっ……ッヒ、グッ……ぁう、……ゃん、ゃああっ…だ、だめ、だめぇ!」
「声やべっ……」
「ンァ……っは、……んん゛~~~~~っ………やまっ、と……そりぇ、っゃあ、んっ!」
「ははい、はひ」
「―――あぁ゛っ!!そこっ……しゃべ、…ダメェ、……っあ、っはぅうぅぅ~~……っん、……ッヒャ、っゃあ」
ジュルジュルとわざと水音を出して秘蕾を吸われるとただでさえ強い快感に恐ろしい程酔いしれてるのに聴覚から犯されているようで、為す術がない。
自分の神経が集中しているソコを温かく湿った舌が蠢くことに例えようのない感覚に陥る。
「ココもちょっとずつ慣らそうな。あぁ、すっげぇ濡れてる」
秘蕾から唇や舌は離さずに、武骨な指が秘裂に纏う蜜を掬うようになぞっている。
「ヒッ!ぁっ……っゃあ、………ッ…ん、あっ…」
「ラキ、俺の名前、呼んで?」
私の耳がヤマトの声を必死に拾うように前を向く。
甘い蜜を更に煮詰めたようなトロ甘い声に胸が苦しい。比喩でもなんでもない。本当に苦しいのだ。
「ャ、ヤマト……っ………やまとぉ……ヤ、ヤマト……」
言われた通り名前を必死に呼ぶと、嬉しそうな笑みを私に返してくる。そしてその表情のままジュルリと舌を吸うようなキスをされ、すぐに離され脚間へと戻っていった。
「俺の可愛いラキ。指入れるから力、抜けるか?痛くしねぇようにがんばっから、俺を信じて?」
「んっ…が、がんばるぅ……」
「ハハハッ、力抜けって言ってんだからがんばんなよ。っんとにバカみてぇに可愛いな」
ヤマトがフハハッと笑ってくれたことが嬉しくて、フッと力が抜けた。
それを目敏く気付いたヤマトの指がクポっという音と共に私のナカへとジワリジワリと入っていく。
「―――ンンンッ、……っは、ぁ……や…まと……っぁ、ゆ、指っ……っんぅ、」
「痛いか?」
フルフルと首を振ると、ヤマトが安心したように微笑み、顔のそばにあった私の膝にキスをした。
「じゃあ、どんな感じ?教えて」
「へ、変……な………っン……ぁ」
「変な感じだけ?」
ナカにいるヤマトの指が肉壁を撫でるようにしながらググっと奥へ進む。
「―――んあっ!!……きゃ、ぅぅんん……わか、なっ……ただっ……」
「ただ、…何?」
「ゃ、まとが……触って、くれるの……ぅれしっ……も、もっと……触って……?」
「―――っ、おまっ……っとに、可愛すぎて腹立つっ」
「ひぃぅ、……っ、ああぁぁっっ!!!」
入口付近まで指が抜かれたかと思った瞬間にナカに入り込む質量が増えた。それだけでも視界が白みかけたのに秘蕾をまた口内に入れて舐め回され、体が恐いほどにビクビクッと震えていく。
「ダッ!だめだめっ、やま、と!!……なん、か…きちゃっ!……あ、あっ、んん、あぁ゛っ!」
「イッて。ラキ」
ピチャピチャと犬のように秘蕾を舐めながら、グチョグチョと私の秘部から水音がしている。排泄感にも似た背徳的快感に私は自分を投げ入れた。
「――――――ンア゛アアァァッッ!!!!」
下腹から迫ってくる淫楽に、私を声を上げることしかできずに涙でなのか何なのか白む視界に艶然と笑むヤマトを見た……―――
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