ヒョロガリ殿下を逞しく育てたのでお暇させていただきます!

冬見 六花

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「アァァッ!っ、……テ、オさまぁ……っ!」


薄紗の天蓋を下ろした広いベッドの中は、男女の性の熱と匂いがむせ返るほど充満していた。

「もっ、だめ……テ、テオさまっ!それ、やあぁ……!」
「エリシア、柔らかくて、熱くて、甘くて、美味しい。……堪らないよ」
「ヒアァッ!……っや、ンッ、っぁ……っ、んぅ」

逞しい腕にガッチリと掴まれた脚はだらしなく広げられ、秘部に顔を埋めるテオファルド様の表情は放った言葉を体現しているように恍惚としている。
その美麗な顔の口端には、テオファルド様の唾液なのか私の愛液なのかわからない液体が、部屋に灯る微かな灯りを反射している。



――あれから、もうどれほどが経ったのだろう。

キスをしながら互いの服を脱がせ、思っていた以上に逞しい体を持っていたテオファルド様の美しさに圧倒され、胸ばかり大きくなった自身の体に羞恥した。
あまり見ないでと懇願したのに、テオファルド様は私の手を取ってゆっくりと、そしてじっくりと体を見つめそのまま焦れるような遅さで私の肌に舌を這わした。

それからずっと味わわれている。

テオファルド様の愛撫はひどく粘着質で意地悪で、それでいてひどく気持ちよくて、ただただ享受される快感に喘ぐことしかできない。

「ヒグッ……っ、あぁ……っんゃあ!そこっ、ゃ、やあぁっ!」

刺激され続けて血が集結しジクジクとする花芯を、テオファルド様の舌先がさらに刺激し可愛がる。かと思えばそこを膨れ上がらせようと吸い付いてくる。
それだけで目の前が爆ぜそうなほどの快感なのに、テオファルド様の長く太い指が2本、ナカへと割りいって縦横無尽に蠢いてくる。

その動きが私に齎すのは、抗えない排泄感と強烈な快感。

「ンアァッ!……ッ、待っ、待ってぇ……テ、テオッ、さまぁっ……ッンン!」
「エリシアは僕のことを清廉潔白な男とでも思っていた?」
「アァァッ……ぁんっ、待っ、ぁ……っ゛」

埋め込まれた2本の指はナカを広げるような動きをしながら膣壁を撫でてくる。
お腹側を撫でられると快感と呼べる排泄感がより強くなってしまう。それが気持ちいいけど止めて欲しく手を伸ばしたが、テオファルド様の逞しくて広い肩に触れただけで制止にすらなっていない。

「僕はね、頭の中で何度も、何度も何度も何度も君を犯しながらも、ずーっと待っていたんだよ。君が僕を欲しがってくれることを。君の気持ちが育つことを。君が僕に打ち明けてくれたあの日からずっと」
「~~~~っ゛、ァッ、んんぅ!、っひゃぅ……ッ」
「だから僕は待てる男だと、我慢ができる男だと自分でそう思っていたんだけど……」
「アァッ!だめっ……ィっちゃ、っ、でちゃっ……ま、待ってぇ……ッッ゛」

ピチャピチャと、水面を叩くような音がテオファルド様の手が埋まる自分の秘部から聞こえてくる。
快感を求める本能と、醜態を晒したくないという理性が入り混じり、それすら気持ち良さへと昇華していくようだ。



「ここが僕の限界みたいだ」




――――ズドンッ、と大きな衝撃が襲った。




「~~~ッッッ!?……っぁ……ッ」


その後すぐ訪れた解放感。
お尻のあたりにジワジワと広がる濡れた感覚。
自身を蝕む、圧倒的快感。
そして遅れてやってきた少しの痛みと苦しみ。


「ハハッ!すごいな、エリシア。挿れられたと同時に潮を噴くなんて。どこまで君は僕を悦ばせてくれるんだ」
「っ……ぁ?……え?で、殿下っ……」
「あぁ、違うでしょ?エリシア。殿下、じゃなくて、テオ、でしょ?」

汗で体が光っているテオファルド様が、優しい笑みで私を見下ろしている。
だけどその赤い瞳には確かに熱い情欲がある。



挿れられた。
貫かれた。
破られた。
食べられた。



あぁ、これでやっと……――――






「テオ様のものに、なれた……」






思わず漏れた言葉と共に、眦から涙が溢れた。




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