お嬢様はツンデレ過ぎて彼氏ができない?

雨季島 ヨルタ

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第一話「お嬢様はツンデレすぎて告白できない」

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 さて、このお話は僕がお仕えする日本有数の大財閥、高須家令嬢ー高須桐絵タカスキリエお嬢様…超が付く大金持ち、容姿端麗、頭脳明晰、運動神経抜群、美的感覚に優れ、まさに絵に描いた「お嬢様」である。

 しかし、そんな一見完璧に写るお嬢様にも欠点が一つ…。 では、まずはこちらの映像をご覧頂こう。

 本日、早朝…、

「チョリース、高須お嬢様! 今日も激カワユイッスねー」

「別に貴方に褒められても嬉しくなんかありませんわ!」

 はい。 続きまして…。 お昼休み…。

「ヤッホー、みんなでシーメーDo? やっぱ皆で食べたほうが旨いしょ?」

「ふん、あ、貴方がどうしてもって皆でと言うなら、ご一緒してあげなくもないですわ!」

 この通りです。 最後にこちら…。 放課後…。

「オッツー、高須お嬢様ー!こんどの休みにカラオケでもDoよ?」

「貴方と休日までご一緒ですって? で、でも参加者次第では考えてあげないこともなくてよ」

 お解り頂けただろうか? そうなのです。 お嬢様はツンデレなのです。

 ちなみに先ほどから見切れている、こちらの男性…。 彼の名は杉山唐安スギヤマカラヤス。 通称「チャラ安」…まさか、こんなチャラ男にお嬢様が惚れるとは、些か予想外ではありましたが、お嬢様が杉山様との恋仲をお望みとあれば、不肖この黒木修クロキシュウ、お嬢様のためとあらば、一肌でも二肌でも脱ぎましょう! お嬢様ー! 泥舟に乗ったおつもりでいてくださいませー!

「…という訳なのですよ。 ご協力頂けませんか?」

「………はぁ」

 何故か、ため息をつかれてしまった。

「………はぁ。 ではっ、ありませんよ!宮守殿!」

 彼女は桐絵お嬢様のご親友であられる宮守天音ミヤモリアマネ殿、まさかこのように気のない返答をされるとは僕は全く考えもしませんでした。 正直ガッカリです。 しかも何ですか?その底抜けのアホを見るような目は?

「いや、貴方はアホよ。 ポンコツ執事よ」

「なっ!? 僕のどこが至らないと?」

「全て」

「ぐはっ!?」

 言葉の剃刀がジャックナイフですよ。 宮守殿。

 …と、とにかく「お嬢様はツンデレすぎて告白できない」のです!
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