あべらちお

Neu(ノイ)

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一章:可愛いキノコ、愛しい殺人鬼

秘密の関係 107

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ぶすう、と膨れた頬が愛らしい。
耳朶を歯で挟み、手の中の玉を揉んだ。
ぴくり、と微動する背中に舌を這わせる。
ナカに沈めた指を曲げながら引き抜いていく。

「司破さん。エロいのはおしまいですからね。ケーキが温くなっちゃうし。時間も限られてますから。僕、司破さんの誕生日すごく楽しみにしてたんです! 誕生日ですよ? 司破さんが産まれてきてくれなかったら、僕は幸せを知らずに死んでいくだけだったんですから。感謝したいんです。そ、れに。家族以外の誕生日を祝うのは、はじめて、だから」

ぴしゃん、と釘をさされた。
ふへへ、と弛い顔を魅せたかと思えば、明紫亜は恥ずかしそうに目を細め下を向く。
性的なことを目的にしていないからか、指を入れていても情事の時のような差し迫った恐怖を感じている様子はみられなかった。

「そう。エロいメシアをもっと堪能したかったが、仕方ないか。お前の初めてを奪うのは、嫌いじゃない」

身体を起こし足元に転がるシャワーヘッドを掴むとお湯を出して、股間の泡を流していく。
双丘の狭間にお湯を当てて指を食い込ませた。

「お、お湯、っ、入っちゃ、う」
「そんな大袈裟なもんでもないだろ。軽く流すだけだから」

シャワーから放たれる勢いのままに入り込むお湯に怯えた顔で司破を見詰めてくる明紫亜に微笑を向ける。
ふぬぬぬう、と頬を染めて司破から目線を逸らす彼は、行動の愛くるしさと放たれる擬音のような唸り声に大きな隔たりがあった。
いつものことではあるが、それがまた司破を可笑しくさせるのだ。

「本当にお前、色気の欠片もないキノコの癖に男を煽るのは上手いよな。意味不明だ。……そういうところも、愛しい、とか思っちまうんだからつくづく末期だわ」

くっくっ、と堪え切れない笑い声を口から漏らし、シャワーのお湯を当てながら猥路を抉る指を二本に増やす。
ぐぐっ、と力を込め熱いナカを探り、僅かに侵入してくるお湯と肉襞を馴染ませる様に指をくねらせて洗っていく。

「むんふふふー、男を煽るのに色気なんて必要ないですもん。エロいことを連想させてしまえば、後は勝手に興奮するのが男という生き物でしょ? 言葉とか匂いとか雰囲気で色気のなさはカバー出来る……気がします。童貞処女の僕にはよく解らないけど。視覚が駄目なら、他の感覚に訴え掛けるのって常套手段かなあ、と」

指を抜くと穴からタラタラとお湯が零れ落ち、明紫亜の太股を辿り落ちた。
更にお腹を押してナカに注いだものを出していく。
少しだけ苦しそうに眉を顰めた明紫亜の身体全体にお湯を掛け遣る。

「湯船入ってて」
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