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一章:教育されてます!
作家様は大学生 19*
しおりを挟む「教えてくれないんですか? 何をオカズにしたかなんて、男同士なんですから、知られても恥ずかしいことではありませんよ。因みに、僕は先輩で抜いてます」
さも当たり前だと言わんばかりに言い切る神流を恐る恐る窺い、確かに男同士で普通にする会話だと思い至る。
しかしながら、お前で抜いたと神流のようには言えない羽李である。
口を一文字に結び言えないと首を振って示した。
「そうですか。なら仕方ありませんね」
そう神流が言えば、諦めたかと安心して息を吐き出した。
「教えて下さらないのなら、体に聞いてみましょう」
ニッコリと笑顔で物騒な言葉を吐いた次の瞬間、羽李は股間に刺激を感じて思わず声を出していた。
「あっ……! 神流!?」
「声、抑えないと他の方に羽李さんが淫乱だってバレちゃいますよ?」
テーブルの下を窺うと、神流の足が羽李のズボンの合わせ目を撫でていた。
足での柔い刺激だが、達した時の妄想を思い出して、羽李の体は一気に熱くなる。
性器に血液が流れ込むのが解った。
固く芯を持ち始め、ムクムクと頭をもたげる。
「ふあ、んっ」
声がまた出てしまう。
急いで口を押さえた。
「あれ、足で触っただけで元気になりましたね。もしかして、僕にこうされること、想像して扱いたんですか?」
「ゃっ、ちがっ……! してないっ」
否定するも体は快感で震え、テーブルに両肘を着いて支える。
上体は前に倒れてしまい、今にも崩れてしまいそうだった。
「ちゃんと本当のこと言えたら、ご褒美あげますよ。お利口さんに言えますよね?」
ふふ、と含み笑いを浮かべ、神流は根本から先端に爪先を走らせ、亀頭で足を止めると、グリグリと刺激を与えた。
そうしながらも、手で優しく羽李の頭を撫でてやれば、ゆっくりと羽李の顔が上がり、涙目が神流を捉える。
「いっ、言ったら、もっ、しない?」
「はい、足は止めますよ」
羽李の問い掛けに頷く神流を目に、羽李は口を開いた。
「お、おれ、お前に触られるの想像した」
「どんな風に想像したんですか?」
目許を染めながらも一息に答えた羽李に、神流から質問がなされる。
その間も神流の足は止まることなく、羽李のペニスに刺激を加えていた。
「んっ、ん! 意地悪言われて、イクの止められて、お願いしたら足で踏まれて……おれ、イっちゃった」
「羽李さんって、そういう願望があるんですね。どうです? 実際に踏まれて」
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