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本田の予想
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「う~ん…?」
全部話終えた頃には、本田の頭もこんがらがっていた。
確かによくわからないことが多いし、説明能力のない私から聞いたらこんがらがるのも当たり前だと思った。
「宮川は遊びで五月に手をだしたのか、はたまた本気なのか…?」
そう呟く本田に対し小さく頷いてお酒を口に運ぶ。
「なんで洸も宮川もそんなめんどくさい態度取るんだよお…」
一気飲みのレベルにビールを飲んで、本田はため息をつく。
その後、9時ちょっと前まで飲んで私達は店を出た。
デロンデロンき酔っ払った本田と肩を組んで、自分より大きい身体を引きずるように歩いた。
本田の家はこのすぐ近くらしく、わざわざそこまでタクシーに乗るのも…と思いタクシーを呼ばなかったが。やっぱり呼んどいた方がよさそうだった。
「それでなっ、洸言ったんだよ。『ひろ兄みたいにかっこよくなりたい』って…」
もう何度目かわからない洸くんとのエピソードを言い、自分でそれに照れながらも話し続ける彼に目をやる。
肩にのしかかる重みがそろそろ限界で、一度途中にあった公園の入り口のベンチに座った。
暗闇のなか、LEDに変わった灯がうっすらと私たちを照らしている。
まだ洸くんの話をしている本田さんは、今日までの印象とは程遠い愛おしい。かわいい。恋する乙女という印象になった。
なぜかすごい可愛くてとても応援したくなるような本田さん。
だからこうやって介抱するのも苦じゃなくて、逆に自然と笑顔が溢れそうになる。
…よし、行くか。
少し休憩を挟んだから「本田さん、行きますよ」といい本田さんの肩に腕を通した。
すると…
「んっ…洸…」
彼は虚ろな目でそう言って、私の顎を掴み顔を近づけてきた
全部話終えた頃には、本田の頭もこんがらがっていた。
確かによくわからないことが多いし、説明能力のない私から聞いたらこんがらがるのも当たり前だと思った。
「宮川は遊びで五月に手をだしたのか、はたまた本気なのか…?」
そう呟く本田に対し小さく頷いてお酒を口に運ぶ。
「なんで洸も宮川もそんなめんどくさい態度取るんだよお…」
一気飲みのレベルにビールを飲んで、本田はため息をつく。
その後、9時ちょっと前まで飲んで私達は店を出た。
デロンデロンき酔っ払った本田と肩を組んで、自分より大きい身体を引きずるように歩いた。
本田の家はこのすぐ近くらしく、わざわざそこまでタクシーに乗るのも…と思いタクシーを呼ばなかったが。やっぱり呼んどいた方がよさそうだった。
「それでなっ、洸言ったんだよ。『ひろ兄みたいにかっこよくなりたい』って…」
もう何度目かわからない洸くんとのエピソードを言い、自分でそれに照れながらも話し続ける彼に目をやる。
肩にのしかかる重みがそろそろ限界で、一度途中にあった公園の入り口のベンチに座った。
暗闇のなか、LEDに変わった灯がうっすらと私たちを照らしている。
まだ洸くんの話をしている本田さんは、今日までの印象とは程遠い愛おしい。かわいい。恋する乙女という印象になった。
なぜかすごい可愛くてとても応援したくなるような本田さん。
だからこうやって介抱するのも苦じゃなくて、逆に自然と笑顔が溢れそうになる。
…よし、行くか。
少し休憩を挟んだから「本田さん、行きますよ」といい本田さんの肩に腕を通した。
すると…
「んっ…洸…」
彼は虚ろな目でそう言って、私の顎を掴み顔を近づけてきた
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