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相談事。2 sideユウ
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sideユウくん
ほぉーん…
春憂はそっちの仕事続けるのね
沙織ちゃんの頭を撫でながらなんとなくしっくりこない状況にもどかしい気持ちになる。
てっきりあの会社は葛西さんに譲るなりして手を引くのかと思っていたけど、そうではないみたいだな。
やめて欲しいけど止める権限なんてないと思ってるんであろう、はっきりと認めるとも嫌だとも言えない沙織ちゃんに少し同情する。
…あ、いいこと思いついた。
「沙織ちゃんさ、葛西さんと春憂が何喋るか気になるんだよね?」
俺の問いに今度ははっきりと頷く。
「じゃあさ、その日春憂を見送る時に盗聴器をポケットに入れてくれない?できれば一番バレない右の内ポケットに。」
盗聴器の言葉に「え?」と首をかしげる沙織ちゃんに「俺の部屋にあるから春憂が風呂入ってる時にでも取りにきて」と言って笑う。
良いのかなというように少し悩んだ表情を見せながら沙織ちゃんは頷いて「よろしくお願いします」と言った。
…久しぶりに春憂で遊べそうだ。
明日が楽しみで自然と口角が上がった
ほぉーん…
春憂はそっちの仕事続けるのね
沙織ちゃんの頭を撫でながらなんとなくしっくりこない状況にもどかしい気持ちになる。
てっきりあの会社は葛西さんに譲るなりして手を引くのかと思っていたけど、そうではないみたいだな。
やめて欲しいけど止める権限なんてないと思ってるんであろう、はっきりと認めるとも嫌だとも言えない沙織ちゃんに少し同情する。
…あ、いいこと思いついた。
「沙織ちゃんさ、葛西さんと春憂が何喋るか気になるんだよね?」
俺の問いに今度ははっきりと頷く。
「じゃあさ、その日春憂を見送る時に盗聴器をポケットに入れてくれない?できれば一番バレない右の内ポケットに。」
盗聴器の言葉に「え?」と首をかしげる沙織ちゃんに「俺の部屋にあるから春憂が風呂入ってる時にでも取りにきて」と言って笑う。
良いのかなというように少し悩んだ表情を見せながら沙織ちゃんは頷いて「よろしくお願いします」と言った。
…久しぶりに春憂で遊べそうだ。
明日が楽しみで自然と口角が上がった
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