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ドライブ3

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車酔いしてしまう私のせいで、ずっと車に乗っているというのは不可能だった。

ただカラオケは個室になってしまうし、映画は雰囲気がそうなってしまうからいけないとタケさんは笑った。



…もちろん何もしないことは知ってる。

タケさんが私に対してそうゆうことをするわけは無いし、もちろん私もそんな気はない。

だからと言って駒井さんがそれをどう思うかは別だった。



「そうなると…。というか、男女二人きりだとどこへ行ってもあまりいい感じではないですよね」

カーナビでレジャー施設を探しつつそう言う彼に「ですね」と苦笑する。


少しあくびをしかけたタケさんに、そういえば眠いんだよねと思い出し、タケさんが寝ていられる尚且つ私がお金を使わず一人でも行ける場所…



「あ」

ひとつだけ思いついた。

「すいません…あそこはどうでしょう…」



私の提案に、タケさんは驚きつつも車の進行方向を変えた。
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