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4 黒い靄は私にしか見えないようです
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それからしばらくして、エヴァンズ子爵家に客人の来訪があった。
客人の来訪自体は珍しいことではないのだが、その客人、ベイカー男爵は、ちょっと不思議な来訪者だった。謎の黒い靄が片方の腕に纏わりついていたのだ。
お父様とベイカー男爵が話している間に、私はそれとなくお母様に黒い靄のことを聞いてみたが、お母様には見えていないようだった。
その日はベイカー男爵もすぐに帰宅したが、片腕に纏わりつく黒い靄が妙に気になる――誰かに話したい、と思った時に真っ先に浮かんだのは、ウィリアム様の顔だった。
彼なら、私たちの知らない魔法や、不思議な現象にも詳しいかもしれない。
ウィリアム様が私を訪ねてきて下さったのは、その翌日のことだった。
「ミア。それは恐らく『呪い』だ」
私がベイカー男爵の黒い靄についてウィリアム様に話すと、彼はいくつか私に質問をし、しばらく考えた末に人払いをした。そうした後に、黒い靄は『呪い』だという予想を教えてくれたのだ。
「『呪い』ですか……? でもそれって、教会にいらっしゃる聖女様たちにしか見えないものなのでは?」
「――君は、拾い子なのだろう?」
ウィリアム様のその言葉に、私はハッとした。
お父様やお母様は自分の子として大切に育ててくれたし、戸籍上も養子ではなく実子ということになってはいるが――確かに、私は拾われた子なのだ。
そのことを知るのは、私と両親、そして婚約を結ぶにあたって事情を知らされているオースティン伯爵とウィリアム様の、五人だけである。
偶然にも私の髪色はお母様のプラチナブロンドに近い銀色で、瞳の色はお父様の青色に近いマリンブルーだった。使用人たちも、私の兄弟も、私が養子であることには気づいていない。
悲しい顔をしてしまっていたのか、ウィリアム様は慌て始める。
「す、すまない。君を傷つけようと思って言った訳ではないのだ。君が何者であろうと、私は君のことを愛しているのだから」
「愛だなんて、そんなに軽々しく口にするものではありませんでしてよ」
「そっ……そうか、そうだよな……すまない」
ウィリアム様は何も言い返せないようで、しゅんとしてしまった。
ものすごく凹んでいるようだが、私は気にせず話を先に進める。
「それで、ウィリアム様がおっしゃりたいのは、私が実は聖女様の血筋なのではないかと――そういうことでしょうか?」
「あ、ああ。その可能性はある。大聖女の血を引く現在の聖女たちは、衣食住が保証される代わりに生活のすべてを教会に管理され、各地の教会に散らばっている。中でも王都の教会にはたくさんの聖女がいるが、自由な恋愛が許されない場所だ。隠れて恋人を作り、駆け落ちするものがいてもおかしくはない」
「そうですか……私にはあまり理解出来ませんわ」
仕事も生活も約束されている教会を出てまで恋人を選ぶなんて、恋をしたことのない私には到底理解出来なかった。
そうして安定を捨ててまで恋人を選んだ産みの母が、どうして私を捨てたりしたのか、それも全くわからない。
けれど、お父様もお母様も私を大切に育ててくれた。ウィリアム様は憐れみの情を視線に乗せて心配そうにしているが、私自身はそんなにつらくない。
先程悲しい顔をしたのは、捨てられたという事実より、大好きなお父様やお母様の血を分けてもらった子供ではない、という事実を思い出して切なくなっただけである。
「ところでウィリアム様、もし私が聖女様の血筋なのだとしたら、私にも聖魔法が使えるのでしょうか?」
「試してみる価値はあるな。――よし」
ウィリアム様はそういうと、左手の親指を自らの口元に持っていき、ガリッと噛んだ。親指からは、すぐに血が滲んでくる。
「な、何をなさるのです! き、救急箱を」
「ミア、その前に魔法を使ってみてくれ。魔力の練り方は前に話しているから、知っているだろう? 傷を癒す聖魔法の祝詞は――」
私は内心おろおろしながらも、傷ついたウィリアム様の指に手をかざして、傷を癒す祝詞を紡ぐ。
祝詞を唱え終わると、一瞬だけ傷の部分が白い光に包まれたものの、傷を塞ぐことは出来なかった。
「……ウィリアム様、申し訳ありません。救急箱を持って参ります」
一瞬でも期待した私がバカだった。
ウィリアム様もがっかりしているだろうか――そう思って恐る恐る顔を上げると、いつにも増してキラキラ輝く笑顔がそこにあった。
「い、い、今の……! 間違いない、聖魔法だよ! ミア、君は聖女の血を引いていたんだ!」
「え……え? でも、傷は治って……」
「ほら、よく見てごらん。傷口は完全には塞がっていないが、血が止まっているだろう?」
「あ……」
ウィリアム様がハンカチで指先を拭うと、確かに血は止まったようだ。もう、滲《にじ》んですらこない。
「もしかしたらあの時、本当は俺ではなく、ミアがその力のために狙われ――いや、何でもない。とにかく、君のこの力は、誰にも知られてはいけないよ。教会に狙われかねないからね。教会を信用してはいけない」
急に見せる真剣なその表情に、私は図らずもどきりとしてしまう。
新緑色の瞳が、真っ直ぐに私を射抜いていた。
「ミア。これから少しずつ聖魔法の練習をしよう。ただし、必ず誰も見ていない時に練習するんだ」
「え、ですが……私は聖魔法なんて使えなくても……」
「……ミアのこの力が、最悪な未来を回避する鍵になるかもしれないんだ。俺も俺に出来ることをするが、君自身を守るためにも……頼む」
「……最悪な未来? どういうことですの?」
「――すまない、それは忘れてくれ。だが、呪いを少しでも跳ね返せるように鍛錬してほしいんだ。お願いだ、ミア」
何がなんだかわからなかったが、真剣に頭を下げるウィリアム様に押し切られ、私は聖魔法の練習を始めることにしたのだった。
客人の来訪自体は珍しいことではないのだが、その客人、ベイカー男爵は、ちょっと不思議な来訪者だった。謎の黒い靄が片方の腕に纏わりついていたのだ。
お父様とベイカー男爵が話している間に、私はそれとなくお母様に黒い靄のことを聞いてみたが、お母様には見えていないようだった。
その日はベイカー男爵もすぐに帰宅したが、片腕に纏わりつく黒い靄が妙に気になる――誰かに話したい、と思った時に真っ先に浮かんだのは、ウィリアム様の顔だった。
彼なら、私たちの知らない魔法や、不思議な現象にも詳しいかもしれない。
ウィリアム様が私を訪ねてきて下さったのは、その翌日のことだった。
「ミア。それは恐らく『呪い』だ」
私がベイカー男爵の黒い靄についてウィリアム様に話すと、彼はいくつか私に質問をし、しばらく考えた末に人払いをした。そうした後に、黒い靄は『呪い』だという予想を教えてくれたのだ。
「『呪い』ですか……? でもそれって、教会にいらっしゃる聖女様たちにしか見えないものなのでは?」
「――君は、拾い子なのだろう?」
ウィリアム様のその言葉に、私はハッとした。
お父様やお母様は自分の子として大切に育ててくれたし、戸籍上も養子ではなく実子ということになってはいるが――確かに、私は拾われた子なのだ。
そのことを知るのは、私と両親、そして婚約を結ぶにあたって事情を知らされているオースティン伯爵とウィリアム様の、五人だけである。
偶然にも私の髪色はお母様のプラチナブロンドに近い銀色で、瞳の色はお父様の青色に近いマリンブルーだった。使用人たちも、私の兄弟も、私が養子であることには気づいていない。
悲しい顔をしてしまっていたのか、ウィリアム様は慌て始める。
「す、すまない。君を傷つけようと思って言った訳ではないのだ。君が何者であろうと、私は君のことを愛しているのだから」
「愛だなんて、そんなに軽々しく口にするものではありませんでしてよ」
「そっ……そうか、そうだよな……すまない」
ウィリアム様は何も言い返せないようで、しゅんとしてしまった。
ものすごく凹んでいるようだが、私は気にせず話を先に進める。
「それで、ウィリアム様がおっしゃりたいのは、私が実は聖女様の血筋なのではないかと――そういうことでしょうか?」
「あ、ああ。その可能性はある。大聖女の血を引く現在の聖女たちは、衣食住が保証される代わりに生活のすべてを教会に管理され、各地の教会に散らばっている。中でも王都の教会にはたくさんの聖女がいるが、自由な恋愛が許されない場所だ。隠れて恋人を作り、駆け落ちするものがいてもおかしくはない」
「そうですか……私にはあまり理解出来ませんわ」
仕事も生活も約束されている教会を出てまで恋人を選ぶなんて、恋をしたことのない私には到底理解出来なかった。
そうして安定を捨ててまで恋人を選んだ産みの母が、どうして私を捨てたりしたのか、それも全くわからない。
けれど、お父様もお母様も私を大切に育ててくれた。ウィリアム様は憐れみの情を視線に乗せて心配そうにしているが、私自身はそんなにつらくない。
先程悲しい顔をしたのは、捨てられたという事実より、大好きなお父様やお母様の血を分けてもらった子供ではない、という事実を思い出して切なくなっただけである。
「ところでウィリアム様、もし私が聖女様の血筋なのだとしたら、私にも聖魔法が使えるのでしょうか?」
「試してみる価値はあるな。――よし」
ウィリアム様はそういうと、左手の親指を自らの口元に持っていき、ガリッと噛んだ。親指からは、すぐに血が滲んでくる。
「な、何をなさるのです! き、救急箱を」
「ミア、その前に魔法を使ってみてくれ。魔力の練り方は前に話しているから、知っているだろう? 傷を癒す聖魔法の祝詞は――」
私は内心おろおろしながらも、傷ついたウィリアム様の指に手をかざして、傷を癒す祝詞を紡ぐ。
祝詞を唱え終わると、一瞬だけ傷の部分が白い光に包まれたものの、傷を塞ぐことは出来なかった。
「……ウィリアム様、申し訳ありません。救急箱を持って参ります」
一瞬でも期待した私がバカだった。
ウィリアム様もがっかりしているだろうか――そう思って恐る恐る顔を上げると、いつにも増してキラキラ輝く笑顔がそこにあった。
「い、い、今の……! 間違いない、聖魔法だよ! ミア、君は聖女の血を引いていたんだ!」
「え……え? でも、傷は治って……」
「ほら、よく見てごらん。傷口は完全には塞がっていないが、血が止まっているだろう?」
「あ……」
ウィリアム様がハンカチで指先を拭うと、確かに血は止まったようだ。もう、滲《にじ》んですらこない。
「もしかしたらあの時、本当は俺ではなく、ミアがその力のために狙われ――いや、何でもない。とにかく、君のこの力は、誰にも知られてはいけないよ。教会に狙われかねないからね。教会を信用してはいけない」
急に見せる真剣なその表情に、私は図らずもどきりとしてしまう。
新緑色の瞳が、真っ直ぐに私を射抜いていた。
「ミア。これから少しずつ聖魔法の練習をしよう。ただし、必ず誰も見ていない時に練習するんだ」
「え、ですが……私は聖魔法なんて使えなくても……」
「……ミアのこの力が、最悪な未来を回避する鍵になるかもしれないんだ。俺も俺に出来ることをするが、君自身を守るためにも……頼む」
「……最悪な未来? どういうことですの?」
「――すまない、それは忘れてくれ。だが、呪いを少しでも跳ね返せるように鍛錬してほしいんだ。お願いだ、ミア」
何がなんだかわからなかったが、真剣に頭を下げるウィリアム様に押し切られ、私は聖魔法の練習を始めることにしたのだった。
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