【R18】半獣の見習い騎士が師匠の寝込みを襲おうとしたら、逆に襲われた話

みちょこ

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3話※

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 師匠の大きく骨張った手が一つずつシャツのボタンを外していく。

 肌が少しずつ晒されていく度に、心臓が大きく波打って。

 どう抵抗すれば良いか分からず、服を脱がそうとする師匠の手に触れようとしたものの、もう片方の手によって阻まれてしまった。

「ししょ……んっ」

 そのまま手を顔の横に押さえ付けられると同時に、師匠の唇が再び私の唇を覆った。ねっとりと這うように侵入した舌を、控えめに自らの舌先で触れれば舌が絡み合い、唾液がくちゅくちゅと混ざり合う音が室内に響き渡った。
 師匠は唇を一瞬足りとも離さないまま、器用にも私のシャツを全て脱がし、露になった胸に手を滑らした。

「は、んあっ」

 師匠の指が胸の敏感な部分に触れ、身体が小さく痙攣する。ちゅっちゅと音を立てて啄むようなキスを続けながら、師匠は胸の突起を押して、爪を軽く立て、弄り始めた。

「や、やっ……師匠……っ」

 小さな刺激が絶え間なく押し寄せて、身体がうねるように動いてしまう。密着した唇から自分のものとは思えない情けない声を漏れてしまい、頬がじんわりと熱くなっていって。師匠は唇を離すと、毛触りを嗜むように耳を厭らしく舐めた。

「ナーシャ。まだ此れからだぞ」

「はっ、うっ……」

 吐息混じりの師匠の声が、恋焦がれる相手の声が、耳元に落ちていく。師匠は耳に唇を落とすと、顔を私の胸に近付けた。

「あっ、あっ、師匠……っ」

 胸の突起が師匠の温かな舌に包まれ、身体がビクンと跳ねる。舐められ、甘噛みされ、吸われ、迸る熱に甘い吐息がこぼれる。

「……ナーシャ。お前の身体は白く、美しい。俺とは違うな」

 師匠は先端から唇を離すと、私の身体をぐっと抱き寄せた。素肌を密着させた状態で逞しい腕と胸に包み込まれ、身体の内側から熱が染み出していく。

「し、しょ……あんっ」

 師匠の顔を覗こうとした刹那、互いの胸の敏感な部分が触れ合い、身体が小さく跳ねた。師匠はそんな私を前に口元に笑みを綻ばし、突起同士が重なるように身体の位置をずらす。

「気持ちいいのか?」

「う、あっ、気持ちい……」

 師匠と自分のそれが、同じ部分が、触れ合っている。その事実だけで身体がおかしくなってしまう程の気持ち良さに見舞われた。

「し、ししょう……」

 息を乱しながら師匠の顔を見上げれば、顔が近付いてキスをされて。胸の奥から込み上げる愛おしさに、気付けば自ら師匠の唇を追い求めていた。

「し、師匠、好き、好きっ」

「ああ、分かっている」

 師匠の背中に腕を回し、唇に何度も吸い付く。ちゅぱちゅぱと唇が離れては吸い合う音が一層行為に熱を持たせ、口付けが更に深くなっていった。

「ナーシャ」

 音を立てて唇を離され、愛おしむように髪を撫でられる。そんな師匠の手を頬に擦り寄せながら、視線を持ち上げた。

「もっと気持ち良くさせてやる」

「は、師匠……っ……」

 師匠は手を下腹部へと滑らせると、そのまま服の中の陰部に指で直接触れた。

「何だ、もう濡れているのか」

 指は茂みに覆われた割れ目に侵入し、何かを探るように膣を行き来する。そしてとある部分で指を止めると、執拗にそこを弄り始めた。

「あっ、やっ、やっ、師匠、そんなとこっ」

 未知なる強い快楽に貪られ、全身が痺れるような甘い刺激に蝕まれる。師匠は手を止めることなく敏感な花芽に触れながら、快感に身を焦がす私を恍惚とした表情で見つめた。

「可愛いな、お前は」

「やっ……師匠……」

 師匠は涙で顔がぐちゃぐちゃになった私に口付けをすると、指を蜜が溢れ出した膣の入り口へと当てた。

「やっ……!」

 太く長い指が愛液に濡れた内部を擦りながら入っていく。腹部に籠る熱い感覚に身を捩らせたのも束の間、くちゅくちゅと厭らしい水音を立てながら指は穴を抉じ開けていった。

「ん、やっ、あっ」

「……キツいな。指、増やすぞ」

 指をどんどん増やされて、中をほぐすように広げられて。異物感の中に混じる微かな快感に悶えていると、汗だくの師匠が私の身体を片腕で抱き寄せた。

「ナーシャ。腰、上げるぞ」

「えっ、うっ、あっ……」

 指を引き抜かれると同時に、腰を僅かに持ち上げられる。視線を下ろすと、布越しに盛り上がった師匠のそれがベルトを外された事により露になり──息を呑み込んだ。

「お……」

 大きい、と思わず呟いてしまう程の大きさ。男性のそれなんて見たこともない、けど、間違いなく大きい。

 反り勃った師匠の先端が、蜜口にぐちゅりと厭らしい水音を立てて当てられる。柔らかくほぐされた入口は、まるでそれを待ち侘びていたかのようにじゅくじゅくと蜜を溢していった。

「や、師匠っ……」

 意識に反して興奮する下半身に、目尻を涙が伝っていく。思わず顔を掌で覆い隠そうとしたものの、師匠に腕を掴まれてしまった。

「ナーシャ。お前の可愛い顔をよく見せろ」

「やっ……恥ずかし……」

 師匠は微かに息を乱しながら、綺麗な顔をぐっと近づける。何かに耐えるように苦しそうな表情を見せる師匠に胸の奥が締め付けられ、気付けば自ら唇を重ねていた。

「し、しょう……私、初めて……」

「大丈夫だ。俺の首に腕を回せ」

 密着した唇同士を通して言葉を紡がれ、師匠の言う通りに腕を回す。そして足を師匠の腰に絡ませた刹那──ズブズブと入り口を抉じ開けるように、肉の楔が蜜壺へと侵入した。

「あ、やっ……!」

 内壁を圧迫しながら、太過ぎるそれが奥へと突き進んでいく。性器同士が擦れる感触に悲鳴に近い叫び声を上げ、師匠の背中を爪で抉った。

「し、師匠、か、らだが、からだが変になるっ」

「な、ナーシャ……」

 目の前の師匠の口から垂れた唾液が自分の口へと落ち、それを伝うように師匠の唇にしゃぶり付く。痛みを紛らわすように唾液塗れの唇を重ねる最中、楔は徐々に中へと侵入し──奥に達したところで、身体が大きく痙攣した。

「や、あっ、師匠……!」

「はっ、ナーシャ、お前のが、絡む……!」

 繋がり合った接合部を更に密着させようと、師匠はぐりぐりと恥骨を押し付ける。ぷっくりと膨れた花芽が潰れて新たな快感を生み出し、身体は痛みと気持ち良さに犯されていった。

「し、師匠、あっ、師匠っ」

「ナーシャ……!」

 舌を絡ませながら、互いの名を呼び合い、腰を更に速く揺らす。奥に先端が擦れる度に悲鳴がこぼれてしまい、泣きながら師匠にすがりついた。

「し、ししょ、怖い、あ、んっ」

「大丈夫、だ。ナーシャ、うっ……!」

 師匠は歯を食い縛りながら、楔を抜こうと腰を下ろす。痛みはあるのに師匠とまだ繋がっていたい──心の奥底に秘めた想いからか、咄嗟に師匠の腰に足を更に絡めて、接合部を密着させた。

「な、ナーシャ」

「ししょ、大丈夫、だか、ら、中で、出してっ……ししょうの、で、いっぱいにし、て」

 声にならない声で、想いを言葉に乗せる。師匠はゴクリと喉仏を上下に動かすと、楔を最奥へと突き上げた。

「は、うっ……!」

 熱を持った下腹部が快感で打ち付けられ、膣が楔をぎゅうぎゅうに締め付ける。そして次の瞬間──先端から噴き出した欲望が放たれ、悦びに耐えるように背中が大きく仰け反った。

「っ……あ……」

 段々と力が抜けていく身体。ソファーから滑り落ちそうになったところを、師匠の逞しい腕の中に抱き寄せられた。
 

 ──ナーシャ。愛しているぞ。


 遠くなっていく意識の中、僅かに聞こえた師匠の言葉。愛しいその声に余韻を覚えたまま視界は狭まっていき、夢の中へと堕ちていった。

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