『最後に笑えりゃ勝ちなのよ ～９年で７度の地獄を乗り越えた２７歳の北新地ラウンジママの物語～』

「登場人物紹介」

「登場人物紹介」

『最後に笑えりゃ勝ちなのよ』

登場人物紹介

主人公　菅野夏子かんのなつこ（通称「秋田ちゃん」）
１９９５年（平成７年）８月８日、秋田県男鹿市北浦生まれ、いのしし年
単に８月の暑い日に生まれたので、お父ちゃんに「夏子」とつけられてしまう。
お父ちゃんに溺愛され、幼い時から漁船に乗って釣りに行ったり、定食屋の手伝いをしてきたので、船や料理は得意。お母ちゃんとは、北浦の美人姉妹（？）と地元テレビの取材が来るなど、地元の人気者に。
母親ゆずりの秋田美人。
すぐに人を信じてしまうお人好しの天然タイプ。
指紋相は「破天荒」、手相は運命線はとぎれとぎれ、マスカケ線という感情線と頭脳線が１本に重なる「転生天」で波乱万丈の人生を送り、母親の死後、７度の「地獄」を体験することになる。
信頼できる仲間と集い、「日本一福利厚生の良いラウンジ」のママとなる。

岩本さとみ
元大阪のキャバ嬢。
バリバリの関西弁の大阪気質。
バリ島で夏子と知り合い、帰国後は共同生活を始めともに仕事をこなす。
夏子がマグロ漁船航海に出ている間に、結婚し２児の母となるが世界的な流行り病をきっかけに離婚。
マザーズハローワークで夏子と再会する。

西沢まりあ
元保育士でERの看護師。
夏子と遠洋はえ縄マグロ漁船で１１か月、帰国後２か月の旅を共にする。
気さくで豪快な性格で夏子を「命の恩人」と可愛がる。
大阪で偶然に夏子と再会する。
頼りになる姉御肌の肝っ玉姉ちゃん。

お父ちゃん　菅野正かんのただし
１９４４年（昭和１９年）１０月１日,宮城県伊具郡枝野町（現各田市）生まれ、申年
２００４年（平成１６年）１０月、還暦祝いの最中に脳溢血で死亡
背は低く、小太り。お酒好きの陽気な性格。北浦漁港の近くで定食屋「正直屋」を営む。
出身地が同じ元海軍航空隊の撃墜王、菅野直中佐の親戚だったと信じているが、何の証拠もない。
１９９３年（平成５年）市役所の市民税課原付登録係に勤めていた、お母ちゃん（当時２４歳）に一目ぼれ。半年間、手作り弁当を送り続けてのプロポーズで結婚し夏子を授かる。
夫婦で、漁協関係者、釣り船客向けの定食屋「菅野食堂」を続けながら、時々、自ら船に乗り込む。
超が付くほどの子煩悩。


お母ちゃん　菅野美枝かんのみえ
１９６９年（昭和４４年）生まれ、酉年
２０１３年（平成２５年）４月、すい臓がんで死亡
「昭和最後の秋田小町」と地元では呼ばれ、高校卒業後、４年間東京の大学へ。卒業後、地元男鹿市役所に就職。男鹿市の観光課のポスターモデルにもなった美人市役所職員。
熱烈アップローチに押し切られ、２まわり以上違う正と結婚。
「菅野食堂」のマドンナとして、店を切り盛りする。
中学生になった夏子が店を手伝うときは、「お姉ちゃん」と客の前では呼ばせるおちゃめな面もある。ちなみにお父ちゃんのことは店では「おじいちゃん」と呼んだりする。