35 / 78
第1部 エピソード2023
「来年の抱負」
しおりを挟む
「来年の抱負」
夏子と陽菜が宴会芸としての「ダンシングバター」を踊り終わった後、個人向けネット通販と「フォアローゼス提携商品」の売上見込みを皆の前で発表した。年明けには「アグリ神標津」で国内大手の通販ネットショップモールへの出品計画も併せて語られた。
「フォアローゼス」のおかげもあり、それまで全くの無名だった「神標津ブランド商品」がいきなり全国区商品となり「神標津」の名が「深夜テレビ放送」や「ネット」の中とは言え全国に広まった事に歓喜の声を上げた。
続いて晶から、肉関連製品、乳製品、野菜関連商品の業販状況が発表された。ローストビーフ、ステーキ・すき焼き用の高級部位だけでなく、「タン」、「テール」、「睾丸」、「尿道」は希少部位という事で「入り次第送ってほしい」とバックオーダーを抱えており、ホルモン・モツ関連、「ネック」や「牛すじ」も大阪の稀世のコンサルタントの師匠である「金城司法書士事務所」のフリーコンサルタントの副島のルートですべて市場に流れている。牛骨も「ボーンブロス」が好調であり、牛革は関西の老舗革製品に卸され、牛脂は自然派石鹸を製造している福祉作業所で使われることが決まっている。
「本当に頭蓋骨と脳みそ以外は全て商品として流通していきます。今年は休眠畜舎もアグリ神標津で借り上げて、牡の子牛も2歳まで育てて利益の一翼を担ってもらいます。
乳製品もOEMだけでなくオリジナルの「バター」、「チーズ」も流れ出しました。暖房畜舎と典史君が作ってくれてるデントコーンと直さんが話をつけてきてくれた酒粕と酒米粉のオーガニック混合飼料のおかげで搾乳量も好調です。
野菜工場も年明けに温度帯を変えた棟を立ち上げて、栽培する野菜の種類を順次増やしていきたいと思ってますので協力してくれる人員の募集もホームページや求人サイト、全国版ハローワークでかけていく予定です。
来年はアグリ神標津の飛躍の年にしましょう!」
と締めくくった晶の発表で再び歓声が上がった。
その次は典史とさくらからの「1月中に結婚します!」という正式報告で婚活メンバーたちは男女とも大いに盛り上がり、さくらのスイーツプロジェクトのスタートと地鶏を飼い始めることと、今、実験的に水耕栽培しているイチゴに加えてメロン、スイカにもチャレンジすることが宣言された。
典史からは来年は休耕地を再開拓し「一番草」と「デントコーン」の作付けを増やし、酒粕と純米酒、吟醸酒の削り米粉と併せた水分含有量50%以上の「サイレージ」造りを始めて近隣の町の酪農家にも積極的に直販を行う事と、休眠畜舎を活かした養頭数をこの2年でアグリ神標津メンバー平均で、全国の一業者当たり平均の103頭を超えるところまで増やすことを目標とすると語られた。龍二も「典史、さくらちゃんを積極的にバックアップし「神標津に骨を埋めるつもり」で心を入れ替えて頑張っぺ!」と宣言した。
「足寄農協、JA札幌そして3か月留学したニュージーランドでの大型酪農での経験をアグリ神標津に取り入れ、2次産品、3次産品の開発を営業の皆さんと進めていきたいと思います。稀世先生のおかげで、先細りのこの村に明るい将来が見えてきたと思います。来年も新たな仲間を増やし、競争力のある酪農家および農業集団にしていけるよう頑張ります!いや、ここは「ぱにゃにゃん!」ですね。」
と三朗が力強く皆に熱く語った。
その後、唯、葵、多世のデジタル営業部門メンバーが「販売チャネルが多岐にわたってきましたのでシステムを再構築してより効率の良い受発注システムを組み上げて、皆さんの生産活動と営業活動をバックアップしていきますのでよろしくお願いします。」と来年に向けての方針を述べた。
2次産品製造部メンバーの那依、まりあが製造品目と生産量の目標を発表した後、常にサポートに当たってくれているガイル、麗、粋華が並んで順に言葉を継いだ。
「来年はどんな注文が来ようと納期を守れるように頑張ります。」、「新たなスタッフさんと役割分担をしながら注文が滞ることが無いようにします。」、「1月から肉の分割と切り出し・切り分けおよびパッケージングを精肉業者さんに教わり、自分たちでできるようになります。」
稀世は祥と夏子、陽菜と一緒に、関西、関東圏での取引開拓についての計画を手短にまとめて発表した。
「予定通りの売り上げを上げるには、人員増加も必要です。入村者を含めて新メンバーの募集ができるよう魅力のある農業法人を目指して精一杯走っていきますので皆さん、ご協力をお願いします。
みんなで儲かって、魅力的で、人が集まる村をつくるために来年は全速力でぱにゃにゃんだー!」
稀世が4人を代表して発声すると今日一番の盛り上がりを見せた。
その後、一郎と直の「激」と「喝」入れの言葉が続き、マイク代わりのビール瓶は広志のもとに戻って来た。
「もう少しで子牛の出産と初乳給餌を終えた真一と美咲ちゃんが戻ってきますので、皆さんで年越しを祝いたいと思います。」
と言うと社長自ら厨房に入り年越しそばの準備に入った時、時刻は午前11時50分を迎えていた。高齢の農協メンバーや体験入村の夫婦は先にそばを食べていたので帰宅し、ガイルの2人の娘もすっかり座敷の端で布団を掛けて寝入っている。
「遅くなりましたー、何とか今年のうちに3頭とも母子健康で無事に出産できました。3頭とも女の子だったんで良い出産締めになりましたね。」
「8時過ぎから、怒涛の一気出産だったんですけど、美咲さんのおかげでスムーズに進められました。年越しを皆さんと過ごせてよかったです。」
畜舎から戻って来た作業着の上にブルゾンを羽織っただけの美咲と真一を皆が温かく迎えた。美咲は十勝ワインのロゼ、真一はノンアルコールワインで改めて年末最後の乾杯を済ませると、来年は3年越しで「神標津ブランド」を立ち上げるために黒毛和牛の親牡牛の人工授精用の冷凍精子と雌の子牛6頭を購入するプランを発表し、3年後に「神標津ブランド」での「高級国産肉牛」出荷にチャレンジする事を皆に伝えた。
午後11時59分50秒。皆の希望で直のカウントダウンで新年を祝った。(あぁ、海外出張、婚約破棄、そしてこの村での長期コンサル活動…。今までの32年で一番激しい1年やったな。あぁ、明日の「初給餌」、「初搾り」式の後は「新年会」やな。新たな1年の為にがんばろか!)と思いながら「ニューイヤー」を祝い、忘年会は午前0時10分にお開きとなり、皆は新たな希望を胸に抱いて帰宅の途についた。
「第1部おしまい」
夏子と陽菜が宴会芸としての「ダンシングバター」を踊り終わった後、個人向けネット通販と「フォアローゼス提携商品」の売上見込みを皆の前で発表した。年明けには「アグリ神標津」で国内大手の通販ネットショップモールへの出品計画も併せて語られた。
「フォアローゼス」のおかげもあり、それまで全くの無名だった「神標津ブランド商品」がいきなり全国区商品となり「神標津」の名が「深夜テレビ放送」や「ネット」の中とは言え全国に広まった事に歓喜の声を上げた。
続いて晶から、肉関連製品、乳製品、野菜関連商品の業販状況が発表された。ローストビーフ、ステーキ・すき焼き用の高級部位だけでなく、「タン」、「テール」、「睾丸」、「尿道」は希少部位という事で「入り次第送ってほしい」とバックオーダーを抱えており、ホルモン・モツ関連、「ネック」や「牛すじ」も大阪の稀世のコンサルタントの師匠である「金城司法書士事務所」のフリーコンサルタントの副島のルートですべて市場に流れている。牛骨も「ボーンブロス」が好調であり、牛革は関西の老舗革製品に卸され、牛脂は自然派石鹸を製造している福祉作業所で使われることが決まっている。
「本当に頭蓋骨と脳みそ以外は全て商品として流通していきます。今年は休眠畜舎もアグリ神標津で借り上げて、牡の子牛も2歳まで育てて利益の一翼を担ってもらいます。
乳製品もOEMだけでなくオリジナルの「バター」、「チーズ」も流れ出しました。暖房畜舎と典史君が作ってくれてるデントコーンと直さんが話をつけてきてくれた酒粕と酒米粉のオーガニック混合飼料のおかげで搾乳量も好調です。
野菜工場も年明けに温度帯を変えた棟を立ち上げて、栽培する野菜の種類を順次増やしていきたいと思ってますので協力してくれる人員の募集もホームページや求人サイト、全国版ハローワークでかけていく予定です。
来年はアグリ神標津の飛躍の年にしましょう!」
と締めくくった晶の発表で再び歓声が上がった。
その次は典史とさくらからの「1月中に結婚します!」という正式報告で婚活メンバーたちは男女とも大いに盛り上がり、さくらのスイーツプロジェクトのスタートと地鶏を飼い始めることと、今、実験的に水耕栽培しているイチゴに加えてメロン、スイカにもチャレンジすることが宣言された。
典史からは来年は休耕地を再開拓し「一番草」と「デントコーン」の作付けを増やし、酒粕と純米酒、吟醸酒の削り米粉と併せた水分含有量50%以上の「サイレージ」造りを始めて近隣の町の酪農家にも積極的に直販を行う事と、休眠畜舎を活かした養頭数をこの2年でアグリ神標津メンバー平均で、全国の一業者当たり平均の103頭を超えるところまで増やすことを目標とすると語られた。龍二も「典史、さくらちゃんを積極的にバックアップし「神標津に骨を埋めるつもり」で心を入れ替えて頑張っぺ!」と宣言した。
「足寄農協、JA札幌そして3か月留学したニュージーランドでの大型酪農での経験をアグリ神標津に取り入れ、2次産品、3次産品の開発を営業の皆さんと進めていきたいと思います。稀世先生のおかげで、先細りのこの村に明るい将来が見えてきたと思います。来年も新たな仲間を増やし、競争力のある酪農家および農業集団にしていけるよう頑張ります!いや、ここは「ぱにゃにゃん!」ですね。」
と三朗が力強く皆に熱く語った。
その後、唯、葵、多世のデジタル営業部門メンバーが「販売チャネルが多岐にわたってきましたのでシステムを再構築してより効率の良い受発注システムを組み上げて、皆さんの生産活動と営業活動をバックアップしていきますのでよろしくお願いします。」と来年に向けての方針を述べた。
2次産品製造部メンバーの那依、まりあが製造品目と生産量の目標を発表した後、常にサポートに当たってくれているガイル、麗、粋華が並んで順に言葉を継いだ。
「来年はどんな注文が来ようと納期を守れるように頑張ります。」、「新たなスタッフさんと役割分担をしながら注文が滞ることが無いようにします。」、「1月から肉の分割と切り出し・切り分けおよびパッケージングを精肉業者さんに教わり、自分たちでできるようになります。」
稀世は祥と夏子、陽菜と一緒に、関西、関東圏での取引開拓についての計画を手短にまとめて発表した。
「予定通りの売り上げを上げるには、人員増加も必要です。入村者を含めて新メンバーの募集ができるよう魅力のある農業法人を目指して精一杯走っていきますので皆さん、ご協力をお願いします。
みんなで儲かって、魅力的で、人が集まる村をつくるために来年は全速力でぱにゃにゃんだー!」
稀世が4人を代表して発声すると今日一番の盛り上がりを見せた。
その後、一郎と直の「激」と「喝」入れの言葉が続き、マイク代わりのビール瓶は広志のもとに戻って来た。
「もう少しで子牛の出産と初乳給餌を終えた真一と美咲ちゃんが戻ってきますので、皆さんで年越しを祝いたいと思います。」
と言うと社長自ら厨房に入り年越しそばの準備に入った時、時刻は午前11時50分を迎えていた。高齢の農協メンバーや体験入村の夫婦は先にそばを食べていたので帰宅し、ガイルの2人の娘もすっかり座敷の端で布団を掛けて寝入っている。
「遅くなりましたー、何とか今年のうちに3頭とも母子健康で無事に出産できました。3頭とも女の子だったんで良い出産締めになりましたね。」
「8時過ぎから、怒涛の一気出産だったんですけど、美咲さんのおかげでスムーズに進められました。年越しを皆さんと過ごせてよかったです。」
畜舎から戻って来た作業着の上にブルゾンを羽織っただけの美咲と真一を皆が温かく迎えた。美咲は十勝ワインのロゼ、真一はノンアルコールワインで改めて年末最後の乾杯を済ませると、来年は3年越しで「神標津ブランド」を立ち上げるために黒毛和牛の親牡牛の人工授精用の冷凍精子と雌の子牛6頭を購入するプランを発表し、3年後に「神標津ブランド」での「高級国産肉牛」出荷にチャレンジする事を皆に伝えた。
午後11時59分50秒。皆の希望で直のカウントダウンで新年を祝った。(あぁ、海外出張、婚約破棄、そしてこの村での長期コンサル活動…。今までの32年で一番激しい1年やったな。あぁ、明日の「初給餌」、「初搾り」式の後は「新年会」やな。新たな1年の為にがんばろか!)と思いながら「ニューイヤー」を祝い、忘年会は午前0時10分にお開きとなり、皆は新たな希望を胸に抱いて帰宅の途についた。
「第1部おしまい」
11
あなたにおすすめの小説
『80年を超越した恋~令和の世で再会した元特攻隊員の自衛官と元女子挺身隊の祖母を持つ女の子のシンクロニシティラブストーリー』
M‐赤井翼
現代文学
赤井です。今回は「恋愛小説」です(笑)。
舞台は令和7年と昭和20年の陸軍航空隊の特攻部隊の宿舎「赤糸旅館」です。
80年の時を経て2つの恋愛を描いていきます。
「特攻隊」という「難しい題材」を扱いますので、かなり真面目に資料集めをして制作しました。
「第20振武隊」という実在する部隊が出てきますが、基本的に事実に基づいた背景を活かした「フィクション」作品と思ってお読みください。
日本を護ってくれた「先人」に尊敬の念をもって書きましたので、ほとんどおふざけは有りません。
過去、一番真面目に書いた作品となりました。
ラストは結構ややこしいので前半からの「フラグ」を拾いながら読んでいただくと楽しんでもらえると思います。
全39チャプターですので最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
それでは「よろひこー」!
(⋈◍>◡<◍)。✧💖
追伸
まあ、堅苦しく読んで下さいとは言いませんがいつもと違って、ちょっと気持ちを引き締めて読んでもらいたいです。合掌。
(。-人-。)
『夏子と陽菜の犯科帳4 THE FINAL~カルト新興宗教「魂の解放」から洗脳娘を救い出せ!~』
M‐赤井翼
現代文学
第3話から1年開いての「なつ陽菜犯科帳」の最終話です。
過去のお約束通り、最後はなっちゃんも陽菜ちゃんの「花嫁姿」で終わります!
今度の「敵」は、門真に転居してきた「武装カルト宗教組織」です。
偶然出会った、教団に妹を奪われたイケメン日南田大樹(ひなた・ひろき)の為になっちゃん&陽菜ちゃんと「やろうぜ会」メンバーが頑張ります。
武装化された宗教団体になっちゃん、ひなちゃん、そして「やろうぜ会」がどう戦いを挑むのか!
良太郎の新作メカも出てきます!
最終回という事で、ゲストとして「余命半年~」シリーズの稀世ちゃんと直さんも緊急参戦!
もう、何でもござれの最終回!
12月29日までの短期連載です!
応援お願いしまーす!
(⋈◍>◡<◍)。✧♡
『「愛した」、「尽くした」、でも「報われなかった」孤独な「ヤングケアラー」と不思議な「交換留学生」の1週間の物語』
M‐赤井翼
現代文学
赤井です!
今回は「クリスマス小説」です!
先に謝っておきますが、前半とことん「暗い」です。
最後は「ハッピーエンド」をお約束しますので我慢してくださいね(。-人-。) ゴメンネ。
主人公は高校3年生の家庭内介護で四苦八苦する「ヤングケアラー」です。
世の中には、「介護保険」が使えず、やむを得ず「家族介護」している人がいることを知ってもらえたらと思います。
その中で「ヤングケアラー」と言われる「学生」が「家庭生活」と「学校生活」に「介護」が加わる大変さも伝えたかったので、あえて「しんどい部分」も書いてます。
後半はサブ主人公の南ドイツからの「交換留学生」が登場します。
ベタですが名前は「クリス・トキント」とさせていただきました。
そう、南ドイツのクリスマスの聖霊「クリストキント」からとってます。
簡単に言うと「南ドイツ版サンタクロース」みたいなものです。
前半重いんで、後半はエンディングに向けて「幸せの種」を撒いていきたいと思い、頑張って書きました。
赤井の話は「フラグ」が多すぎるとよくお叱りを受けますが、「お叱り承知」で今回も「旗立てまくってます(笑)。」
最初から最後手前までいっぱいフラグ立ててますので、楽しんでいただけたらいいなと思ってます。
「くどい」けど、最後にちょっと「ほっ」としてもらえるよう、物語中の「クリストキント」があなたに「ほっこり」を届けに行きますので、拒否しないで受け入れてあげてくださいね!
「物質化されたもの」だけが「プレゼント」じゃないってね!
それではゆるーくお読みください!
よろひこー!
(⋈◍>◡<◍)。✧♡
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
『イージス艦長、インパール最前線へ。――牟田口廉也に転生した俺は、地獄の餓死作戦を「鉄壁の兵站要塞」に変える』
月神世一
SF
【あらすじ】
「補給がなければ、戦場に立つ資格すらない」
坂上真一(さかがみ しんいち)、50歳。
かつてイージス艦長として鉄壁の防空網を指揮し、現在は海上自衛隊で次世代艦の兵站システムを設計する男。
背中には若き日の過ちである「仁王」の刺青を隠し持ち、北辰一刀流の達人でもある彼は、ある日、勤務中に仮眠をとる。
目が覚めると、そこは湿気と熱気に満ちた1944年のビルマだった。
鏡に映っていたのは、小太りで口髭の男――歴史の教科書で見た、あの「牟田口廉也」。
しかも時期は、日本陸軍史上最悪の汚点とされる「インパール作戦」決行の直前。
部下たちは「必勝の精神論」を叫び、無謀な突撃を今か今かと待っている。
(……ふざけるな。俺に、部下を餓死させろと言うのか?)
現代の知識と、冷徹な計算、そして海自仕込みのロジスティクス能力。
すべてを駆使して、坂上(中身)は歴史への介入を開始する。
精神論を振りかざすふりをして上層部を欺き、現地改修で兵器を強化し、密かに撤退路を整備する。
これは、「史上最も無能な指揮官」の皮を被った「現代の有能な指揮官」が、確定した敗北の運命をねじ伏せ、数万の命を救うために戦う、逆転の戦記ドラマ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる