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第2部 エピソード2024
「初搾りと初詣と新年会」
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「初搾りと初詣と新年会」
新年を迎えた元旦の午前6時54分、稀世は直の家のサウナの中で北海道での初日の出を迎えた。昨晩、夕方6時から6時間10分にわたって飲み続けたアルコールが残っている感があったので、今年初の搾乳である「初搾り」の時に酒が残っていては牛に失礼と思い「シャキッ」としておこうと思ったのだが、その心配は杞憂だった。
サウナで汗を流していると直が日本酒の4合瓶に2つのグラスを重ねて素っ裸で入って来て、「あけましておめでとさん。今年もよろしくな。」、「おめでとうございます。こちらこそよろしくお願いします。」と新年のあいさつを交わすと直は稀世にグラスを渡した。
「新年最初やのに、お酒の臭いさせて牛の前に行っていいもんなんかな?」
と素朴な質問を投げたが、直はまったく気にしない様子で稀世のグラスに酒を注いだ。
「カラカラカラ。うちの牛は「酒粕」食ってるんじゃぞ。同じ匂いを感じてもらってこそ、「仲間」って思ってもらえるんじゃろが。さあ、めでたい新年の一杯目じゃ。飲め、飲めの1年の始まりじゃい。」
よくわからない理屈だが、断る理由も無いのでありがたく今年最初の酒を相伴した。80度のサウナの中で飲む良く冷やされた酒は格別の喉越しだった。
午前7時、仲良く並んで畜舎に向かう真一と美咲の姿が目に入った。2人は勝手口の前で一礼すると、畜舎のドアを開けた。
「昨日生まれた預かりの3頭の子牛と出産後の母牛の様子見の為に、自分のところの畜舎より先にここに来たんじゃろ。」と直は感心して呟いた。直の畜舎での「初搾り」は午前8時の予定だったので、30分ほどでサウナを出て稀世は身支度を整えた。
掃除が終わり、すっかりきれいになったしめ縄がかけられた畜舎の中で搾乳機を使って「初搾り」が行われた。
「今年も1年、病気することなく元気な子牛を生んでしっかりと良い「乳」を出してくれな!」
直は日本酒の一升瓶を開けると、牛の餌である「サイネージ」の上に軽く振りかけてすべての牛にやさしく声をかけていった。
「じゃあ、「ポチ」君のところの「初搾り」を済ませたらここに集合でみんなで初詣でしたよね。」と直に確認すると美咲は真一と共に軽トラックに乗り込んで出て行った。
母屋に戻ると、2つの大鍋がコンロにかかっていた。一つの鍋は「地元の雑煮」で鮭の味噌仕立てで、イクラをトッピングする「親子雑煮」らしかった。もう一つの鍋は「関西出身」の新メンバーの為に「関西仕立て」の雑煮だった。
「北海道は開拓民の出身村の雑煮を引き継いでいる町が多いが、神標津村は、幕藩の時代は江戸、その後は結果的に撤退となった新潟の開拓団が入った際に、新潟で食べられていた鮭の親子雑煮に角餅になったらしいが、餅米どころか稲作も極東・極北限界で蕎麦と酪農しかできなかった神標津で正月に餅を食べるようになったのは戦後だそうじゃ。」
直の雑煮うんちくを聞きながら、女性陣は2種類の雑煮を味わった。その後、直から配られた「お年玉」のポチ袋には、夏子と陽菜も含めて全員均等に「良い年」にかけた「4114円」入っていた。
「初絞り」を終えた男性メンバーが集合すると、男性と美咲の畜産飼育に関わるメンバーは伊勢神宮内宮に祀られている「天照大神」に食事を提供する伊勢神宮外宮の主祭神で「農畜産業」の神様とされる「豊受比売神」が祀られている別海町にある「別海神社」に向かい、婚活目的もある女性陣は日本を代表する女性神「天照大神」を祀る中標津町の「中標津神社」に向かう事となった。
両神社とも「国造り」の神である「大国主命」が祀神となっているので「商売繁盛」についての御利益は共通しているとの事だった。残りのメンバーは車の定員に合わせて振り分けられた。さくらはちゃっかり「別海神社」行きに割り振られていた稀世に代わってもらい典史と同じ車に乗り込んでいた。
女性陣を中心に農協のマイクロバスで初詣に向かった直は車内マイクで日本の「古代神話」について説明をした。
日本に現存する最古の歴史書とされる日本書紀、古事記の「記紀」で第一神とされる「天照大神」は、弟の「素戔嗚尊」との誓約で、アマテラスはスサノオの「十拳剣」を嚙み砕き「宗像三女神」を生みだし、スサノオはアマテラスの「八尺の勾玉」を噛み砕き「五皇子」をこの世に作り出し、その長男が「天忍穂耳命」だと語られ、「大国主命」はスサノオの第六世の孫とされていると説明があった。
話は「記紀」から少し飛躍し、日本の「古文書」についての解説に入った。その中のひとつに73代にわたり口伝伝承されてきたという「正統竹内文書」の説で車内は大いに盛り上がった。正統竹内文書の中ではアマテラスの夫はアメノオシホミミであり、スサノオとの戦争で負けたアマテラスはスサノオと和解のために結婚する事になったという説が語られた。
更に別の日本古来の文字である「神代文字」で綴られた古文書の「ホツマツタエ」でのアマテラスは「男」だったと説明があった。
「ぎゃおっ!直さん、それらをミックスすると男の「アマテラス」は長男であるアメノオシホミミと夫婦関係にあって、その後は弟のスサノオと夫婦になったって事ですやんな!男のアマテラスと息子と弟との「男男話」って2600年前から存在してたんや!日本最古の「BL」やったんですね!」
と自分都合でストーリーを組み、萌えまくる粋華の独自の解釈に車内は笑いに包まれていた事が、別海神社に向かった男性陣チームに知られるのは後の新年会の場での事だった。
初詣を済ませ、午後1時に神標津村に戻ると、いつもより少し早い午後の掃除と給餌を済ませ、2度目の搾乳を行った。牛糞燃料と地下水空調でしっかりと15度をキープした牛舎の乳牛たちは十分に乳を出してくれたのでいつも以上の生乳缶をプレハブ冷蔵庫に初納品した。
製造部のメンバーと営業関連メンバーは直の家の神棚の前で500シーシーのペットボトルでダンシングバターを作り、神棚に奉納を済ませた。
一通りの行事を済ませると、アグリ神標津メンバーによる新年会が始まった。昨晩の忘年会でたらふく飲んでいるので直以外はアルコールを控えめにしての宴となったが、「BL大好き腐女子」の粋華の暴走で会は荒れた。
初詣のマイクロバス車内での粋華の「日本神話ミックス2次創作」で皆が大笑いした後、すっかり酔いの回った粋華の「男性陣に聞きたいことがあるんやけどいいですかー?」の発言に直が「正月は無礼講じゃい。男どもは正直に答えんと投げ飛ばすからな!」と煽りを入れた。
「ちなみに、神標津村は高校卒業した若い女の子は長い間ナッシングやったって聞いてますけど、男性陣の女性経験はどうなってるんか知りたいでーす!」
の質問に青年部の5人と祥は宴会場の上座に並んで立たされた。
複数の彼女が居た過去があり、まともな女性経験があるのは祥だけで「ここ1年は「童貞」です。今は「自分の手」が恋人です。」の告白に女性陣は大笑いしたが、若手男性チームは尊敬の眼を祥に向けた。
さらに突っ込んだ粋華の質問で、三朗と真一が童貞である事が明らかになった。広志、龍二は「素人童貞」であり、筆おろしは札幌の「ススキノ」であると告白させられた。皆の興味が集まった典史は「すみません。もう婚約したって事でクリスマスに卒業させてもらいました。」と馬鹿正直に話したので真っ赤になったさくらを女性陣は冷やかした。
更に女性陣は真一に「美咲ちゃんとはどこまでいったん?」と問い詰めると、「ペロペロまでです。それだけで十分幸せです。」と皆の想像を掻き立てる回答だった。
盛り上がる会の粋華の次の質問は「若い女の子居れへん中、男同士でやっちゃうことってあるん?ほんまのところを聞かせてください!」だった。
アグリ神標津のメンバーは全員が「男性経験なし」の回答に、那依とまりあは「ほっ」としたが、龍二の「酪農学園大学」時代のエピソードで火がついた。龍二が入学した「農食環境学群」は男女比率が2対1で彼女を作る競争率は高く、学内でのヒエラルキーとしては札幌周辺や大規模農場の長男はモテたが、女学生の多くは「北海道大学農学部」に彼氏を求めており、神標津出身の自分には「チャンスのかけら」すらなかったと僻地出身者の「現実」を告白した。
宿泊研修中に自らが男の先輩に襲われそうになった「未遂事件」や、学友の家畜に対する「プレイ」に話が及ぶと、粋華のスイッチが入った。
「えっ、「家畜と」っていうのは、牛や豚とやっちゃうの?ちなみにその牛や豚は「雌」なん?それとも「牡」ともやってまうの?わくわく!」
「粋華ちゃん、バカ言うでないっぺ。牡とやるわけないだっぺ。やるのはもちろん雌だって話だっぺな。牡の牛とやるようなそんな「変態」はいないっぺ。」
龍二は「BL好き」の粋華の質問の意図を掴み切れず答えた返事に、直を筆頭に那依、まりあが腹を抱えて笑い転げていた。
「ぎゃはははは!牡の牛とやるのは「変態」で雌の牛なら「普通」ってか?広志、龍二、三朗、お前らうちの雌牛に「手」をだしたら、「入り身投げ」百連発したるからバカなことするんじゃないぞ!カラカラカラ。」
質問コーナーは終わり、その後の「席替え自由」タイムに入ると龍二の周りに女性陣の輪ができて、そこに広志、三朗と祥も混ざり雑談で大いに盛り上がり、新年会はお開きとなった。
新年を迎えた元旦の午前6時54分、稀世は直の家のサウナの中で北海道での初日の出を迎えた。昨晩、夕方6時から6時間10分にわたって飲み続けたアルコールが残っている感があったので、今年初の搾乳である「初搾り」の時に酒が残っていては牛に失礼と思い「シャキッ」としておこうと思ったのだが、その心配は杞憂だった。
サウナで汗を流していると直が日本酒の4合瓶に2つのグラスを重ねて素っ裸で入って来て、「あけましておめでとさん。今年もよろしくな。」、「おめでとうございます。こちらこそよろしくお願いします。」と新年のあいさつを交わすと直は稀世にグラスを渡した。
「新年最初やのに、お酒の臭いさせて牛の前に行っていいもんなんかな?」
と素朴な質問を投げたが、直はまったく気にしない様子で稀世のグラスに酒を注いだ。
「カラカラカラ。うちの牛は「酒粕」食ってるんじゃぞ。同じ匂いを感じてもらってこそ、「仲間」って思ってもらえるんじゃろが。さあ、めでたい新年の一杯目じゃ。飲め、飲めの1年の始まりじゃい。」
よくわからない理屈だが、断る理由も無いのでありがたく今年最初の酒を相伴した。80度のサウナの中で飲む良く冷やされた酒は格別の喉越しだった。
午前7時、仲良く並んで畜舎に向かう真一と美咲の姿が目に入った。2人は勝手口の前で一礼すると、畜舎のドアを開けた。
「昨日生まれた預かりの3頭の子牛と出産後の母牛の様子見の為に、自分のところの畜舎より先にここに来たんじゃろ。」と直は感心して呟いた。直の畜舎での「初搾り」は午前8時の予定だったので、30分ほどでサウナを出て稀世は身支度を整えた。
掃除が終わり、すっかりきれいになったしめ縄がかけられた畜舎の中で搾乳機を使って「初搾り」が行われた。
「今年も1年、病気することなく元気な子牛を生んでしっかりと良い「乳」を出してくれな!」
直は日本酒の一升瓶を開けると、牛の餌である「サイネージ」の上に軽く振りかけてすべての牛にやさしく声をかけていった。
「じゃあ、「ポチ」君のところの「初搾り」を済ませたらここに集合でみんなで初詣でしたよね。」と直に確認すると美咲は真一と共に軽トラックに乗り込んで出て行った。
母屋に戻ると、2つの大鍋がコンロにかかっていた。一つの鍋は「地元の雑煮」で鮭の味噌仕立てで、イクラをトッピングする「親子雑煮」らしかった。もう一つの鍋は「関西出身」の新メンバーの為に「関西仕立て」の雑煮だった。
「北海道は開拓民の出身村の雑煮を引き継いでいる町が多いが、神標津村は、幕藩の時代は江戸、その後は結果的に撤退となった新潟の開拓団が入った際に、新潟で食べられていた鮭の親子雑煮に角餅になったらしいが、餅米どころか稲作も極東・極北限界で蕎麦と酪農しかできなかった神標津で正月に餅を食べるようになったのは戦後だそうじゃ。」
直の雑煮うんちくを聞きながら、女性陣は2種類の雑煮を味わった。その後、直から配られた「お年玉」のポチ袋には、夏子と陽菜も含めて全員均等に「良い年」にかけた「4114円」入っていた。
「初絞り」を終えた男性メンバーが集合すると、男性と美咲の畜産飼育に関わるメンバーは伊勢神宮内宮に祀られている「天照大神」に食事を提供する伊勢神宮外宮の主祭神で「農畜産業」の神様とされる「豊受比売神」が祀られている別海町にある「別海神社」に向かい、婚活目的もある女性陣は日本を代表する女性神「天照大神」を祀る中標津町の「中標津神社」に向かう事となった。
両神社とも「国造り」の神である「大国主命」が祀神となっているので「商売繁盛」についての御利益は共通しているとの事だった。残りのメンバーは車の定員に合わせて振り分けられた。さくらはちゃっかり「別海神社」行きに割り振られていた稀世に代わってもらい典史と同じ車に乗り込んでいた。
女性陣を中心に農協のマイクロバスで初詣に向かった直は車内マイクで日本の「古代神話」について説明をした。
日本に現存する最古の歴史書とされる日本書紀、古事記の「記紀」で第一神とされる「天照大神」は、弟の「素戔嗚尊」との誓約で、アマテラスはスサノオの「十拳剣」を嚙み砕き「宗像三女神」を生みだし、スサノオはアマテラスの「八尺の勾玉」を噛み砕き「五皇子」をこの世に作り出し、その長男が「天忍穂耳命」だと語られ、「大国主命」はスサノオの第六世の孫とされていると説明があった。
話は「記紀」から少し飛躍し、日本の「古文書」についての解説に入った。その中のひとつに73代にわたり口伝伝承されてきたという「正統竹内文書」の説で車内は大いに盛り上がった。正統竹内文書の中ではアマテラスの夫はアメノオシホミミであり、スサノオとの戦争で負けたアマテラスはスサノオと和解のために結婚する事になったという説が語られた。
更に別の日本古来の文字である「神代文字」で綴られた古文書の「ホツマツタエ」でのアマテラスは「男」だったと説明があった。
「ぎゃおっ!直さん、それらをミックスすると男の「アマテラス」は長男であるアメノオシホミミと夫婦関係にあって、その後は弟のスサノオと夫婦になったって事ですやんな!男のアマテラスと息子と弟との「男男話」って2600年前から存在してたんや!日本最古の「BL」やったんですね!」
と自分都合でストーリーを組み、萌えまくる粋華の独自の解釈に車内は笑いに包まれていた事が、別海神社に向かった男性陣チームに知られるのは後の新年会の場での事だった。
初詣を済ませ、午後1時に神標津村に戻ると、いつもより少し早い午後の掃除と給餌を済ませ、2度目の搾乳を行った。牛糞燃料と地下水空調でしっかりと15度をキープした牛舎の乳牛たちは十分に乳を出してくれたのでいつも以上の生乳缶をプレハブ冷蔵庫に初納品した。
製造部のメンバーと営業関連メンバーは直の家の神棚の前で500シーシーのペットボトルでダンシングバターを作り、神棚に奉納を済ませた。
一通りの行事を済ませると、アグリ神標津メンバーによる新年会が始まった。昨晩の忘年会でたらふく飲んでいるので直以外はアルコールを控えめにしての宴となったが、「BL大好き腐女子」の粋華の暴走で会は荒れた。
初詣のマイクロバス車内での粋華の「日本神話ミックス2次創作」で皆が大笑いした後、すっかり酔いの回った粋華の「男性陣に聞きたいことがあるんやけどいいですかー?」の発言に直が「正月は無礼講じゃい。男どもは正直に答えんと投げ飛ばすからな!」と煽りを入れた。
「ちなみに、神標津村は高校卒業した若い女の子は長い間ナッシングやったって聞いてますけど、男性陣の女性経験はどうなってるんか知りたいでーす!」
の質問に青年部の5人と祥は宴会場の上座に並んで立たされた。
複数の彼女が居た過去があり、まともな女性経験があるのは祥だけで「ここ1年は「童貞」です。今は「自分の手」が恋人です。」の告白に女性陣は大笑いしたが、若手男性チームは尊敬の眼を祥に向けた。
さらに突っ込んだ粋華の質問で、三朗と真一が童貞である事が明らかになった。広志、龍二は「素人童貞」であり、筆おろしは札幌の「ススキノ」であると告白させられた。皆の興味が集まった典史は「すみません。もう婚約したって事でクリスマスに卒業させてもらいました。」と馬鹿正直に話したので真っ赤になったさくらを女性陣は冷やかした。
更に女性陣は真一に「美咲ちゃんとはどこまでいったん?」と問い詰めると、「ペロペロまでです。それだけで十分幸せです。」と皆の想像を掻き立てる回答だった。
盛り上がる会の粋華の次の質問は「若い女の子居れへん中、男同士でやっちゃうことってあるん?ほんまのところを聞かせてください!」だった。
アグリ神標津のメンバーは全員が「男性経験なし」の回答に、那依とまりあは「ほっ」としたが、龍二の「酪農学園大学」時代のエピソードで火がついた。龍二が入学した「農食環境学群」は男女比率が2対1で彼女を作る競争率は高く、学内でのヒエラルキーとしては札幌周辺や大規模農場の長男はモテたが、女学生の多くは「北海道大学農学部」に彼氏を求めており、神標津出身の自分には「チャンスのかけら」すらなかったと僻地出身者の「現実」を告白した。
宿泊研修中に自らが男の先輩に襲われそうになった「未遂事件」や、学友の家畜に対する「プレイ」に話が及ぶと、粋華のスイッチが入った。
「えっ、「家畜と」っていうのは、牛や豚とやっちゃうの?ちなみにその牛や豚は「雌」なん?それとも「牡」ともやってまうの?わくわく!」
「粋華ちゃん、バカ言うでないっぺ。牡とやるわけないだっぺ。やるのはもちろん雌だって話だっぺな。牡の牛とやるようなそんな「変態」はいないっぺ。」
龍二は「BL好き」の粋華の質問の意図を掴み切れず答えた返事に、直を筆頭に那依、まりあが腹を抱えて笑い転げていた。
「ぎゃはははは!牡の牛とやるのは「変態」で雌の牛なら「普通」ってか?広志、龍二、三朗、お前らうちの雌牛に「手」をだしたら、「入り身投げ」百連発したるからバカなことするんじゃないぞ!カラカラカラ。」
質問コーナーは終わり、その後の「席替え自由」タイムに入ると龍二の周りに女性陣の輪ができて、そこに広志、三朗と祥も混ざり雑談で大いに盛り上がり、新年会はお開きとなった。
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