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第3部 エピソード2025
「夏」
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「夏」
今年も道東に暑い夏がやってきた。7月に入ると最高気温で30度を下回る日は無くなり、「真夏日」が連日続いた。
「ぎょへー、まだ朝8時やっていうのにもう30度越えかぁ…。健司君の作ってくれてる新型地下水空調が入ってるところはええけど、まだの所は毎日一斗缶の氷運びをせなあかんねんなぁ。」
と額に滴る汗を首にかけたタオルで拭きながら稀世は三朗の畜舎から真っ赤な太陽に目を向けた。
「川崎君の作ってくれたこの自動車のラジエーターを重ねた熱交換器はいいですね。ポンプで汲み上げた地下水を送風機で風を通すだけで15度から20度の冷気が供給されますんで畜舎全体が25度越えることはありませんからね。
今年はうちの牛は夏バテ無しでいっぱいミルクを出してくれると思いますよ。チーズ事業部の新商品開発もどんどん進んでますから頑張って出荷しないといけませんね!なっちゃんと陽菜ちゃん提案のドライメロン入りのモッツァレラチーズがあんなにバカ受けするとは思わなかったですね!次々とヒット作を出す彼女たちの発想力には脱帽ですね。」
と言いながら三朗は搾乳機を牛の乳首に装着しては、ポンプから次々と生乳缶に注入していく。
以前は40リットルで総重量47キロのミルク缶を使っていたのだが、まりあ達が冷蔵庫から出し入れできるように、今は総重量18キロの15リットルの小さい缶にしたので稀世は両手にひとつずつ持つと次々と軽トラックの荷台に乗せていった。
「チーズもそうですけど、5月に生まれた美咲ちゃんと真一君の所の肉牛も6頭中4頭が雌っていうベスト比率だったじゃないですか。来年は10頭の雌牛に「神標津牛」の精子で人工授精させられるんで、いまから上坊さんの店では来年に向けて予約を受け付けてくれてるって話ですよ。
肉牛飼育にチャレンジする酪農家も出てきてますから、5年後には神標津で年100頭出荷も見えてきてますよね。」
と搾乳の終わった三朗が機材を片付けながら稀世に話しかけると、ひょいひょいとミルク缶を運びながら息ひとつ切らせることなく稀世が笑顔で答えた。
「せやね。肉牛は中長期計画の中核のひとつやもんな。一応、決算ひと月前の7月末で今の「アグリ神標津」の分社に入る訳やから、忙しくなるでなぁ。決算終わって新会社の体勢が固まったら、「結婚式」挙げたいな。
広志さんと唯ちゃんに続いて徹さんと葵ちゃんもスピード婚ってな話やし、和樹君と多世ちゃんもそろそろってなもんやろ。あと、水面下で動いてる晶さんと靖君も秒読みって感じやな。
まあ、翔くんと心亜ちゃんはもうちょっとかかるやろうけど、「やってる」みたいやから赤ちゃんできたらそこも一緒で一気に6組の結婚式やで。まあ、その女の子6人の中で一番幸せなんは、サブちゃんと一緒になれる私やけどな!くすくすくす。」
2023年入村組は、結果的に東京の上坊に嫁いだ粋華を除けば、今のところ仕事が面白く、結婚意思のない祥と、東京行きを宣言している夏子と陽菜以外は全員が神標津村で世帯を構える見込みになっていた。
今年4月時点で発表した「新規社員募集条件」では、フルタイム成人社員は年収450万円を提示しており、大卒者からの応募も来ている上、年収360万円条件の高卒社員枠も他市町村から10件以上の応募があった。
夏休みの体験入村は、農学部、農業系高校に限定していた学生枠は元々20人で募集していたのだが、農業系以外の学生も含めて50人を超える応募があり、やむを得ず「7月後半からお盆」と「お盆から9月中旬」までの2期に分けざるを得なかった。
社会人の移住希望者は村役場とJAに任せている状況であり、JA理事を兼務する村長は「今年の移住者は50人越えは固いっぺ!」と恵比須顔である。
海の日を挟んだ7月19日から21日までの3連休は夏子と陽菜が中心となり、若手女子部と企画した「神標津フェスティバル2025」と銘打ったイベントが開かれた。大バーベキュー大会やバター、チーズ、ロ-ストビーフ等の手作り体験会がホームページで予告されていたことに加え、ゲストとして「フォアローゼス」の参加とミニライブも告知していたため、3日間で2000人を超える来村者とマスコミ関係者がやってきて大盛況でイベントを終えた。
8月に入ると今、本社として使っている直の家も手狭になってきたので、事業部分社計画が決定した後、直の家の裏山にプレハブ3階建ての社屋を設置した。夏子と陽菜からの意見でマスコミや見学者向けの商品のショールーム、資料閲覧室に加えて、小さなスタジオを設置して動画配信によるネットショッピングもできるようにしてある。
副島から京阪神エリアの営業を請け負う「販売代理店」の引き合いもあり、販路は自然発生的に拡大している。それとは別に今年の春前に副島から一つの新規提案があった。
「できたらアグリ神標津で「米栽培」やってみいへんか?国土最北端の水田は札幌から北に250キロ、稚内から南に90キロの遠別町に取られてしもたけど、国土交通省が公開してる土地利用状況を示す「国土数値情報」を調べると、稲作の最東端は神標津より西に位置する女満別やねん。
そのどちらも一般的な食用米の「うるち米」やなく遠別は「はくちょうもち」、「きたふくもち」、女満別は「きたゆきもち」っていう「もち米」をやっとるんやけど、その苗が手に入るんよ。
休耕地を開墾して神標津で「本土最東端米」として、木酢液と自然派肥料だけの「完全無農薬」でもち米を作って欲しいねん。基本的に京都の老舗和菓子店が「希少価値」を売りにしたいって話やから買い手は確保できてる。今年は「専売」契約で5反から10反作ってみてや。
あと余力があれば、大口ニーズとして価格高騰が続くコメ市場で在庫解放が予定されてる「備蓄米」にブレンドして「飲食店卸」の案件があるから多めに作ってもらう分にはかまへんで。」
「ふーん、相変わらずいろんな案件引っ張って来はるねんな。高級和菓子は確かに「無農薬」とか「契約農家」っていうのはええかもしれへんけど、飲食店はそんな事してコストに合うの?」
と稀世が尋ねると、副島は「ここだけの話やで…。」と前置きをして政府の備蓄米放出の裏側を語った。
コメ価格高騰の対応策として「政府備蓄米」の放出が計画されているが、その販売先は「指定量以上購入」が義務付けられる「随意契約」になるという。当然、大手食品商社か大手飲食チェーンが入札先と予測されている中、しっかりとした保管環境で備蓄された「古米」、「古古米」は良いが、保管状況が悪かったものや追加で放出される見込みの「古古古米」の味は必然的に「新米」とは比べ物にならないとの事だった。
「そこでや、農水省の役人は目先を変えて販売する事を裏裏で許可したんやな。コンビニのおにぎりや大手外食チェーンで「古古古米」って言われへんし、味付けでごまかすにも限界がある。圧力鍋で炊いたり、酒やみりんを入れて炊いて古い米油の臭いは隠せても、ふっくら感は全然足らん。
そこで「令和〇年産無農薬もち米混和」という表記を認めるようにするんやわ。そうする事で、安い備蓄米を高付加価値商業用加工米製品や飲食店販売で使い易くするってなもんや。おいちゃんも試作品食べたけど「新米」のもち米が入るだけで食感は劇的に変わる。後は、「イメージ」やからな。混和比率が「1%」でも混和は混和ってなもんやろ。カラカラカラ。」
「まあ、副島のおっちゃんが「勝算あり」って言うんやったら「元米農家」の来村者さんもおるから生産委託はできると思うで。」
の稀世の一言で決まった、「最東端の米」も9月の刈り取りを前にたわわに実をつけている。稀世の横で直がカップ酒を飲みながら呟いた。
「まさか「餅」を食う習慣が無かった神標津でもち米を作ることになるとは想像もしたことは無かったが、こうして実った稲穂を見ると「米の品種改良」というのは凄いもんじゃと思うのぉ。」
盆が明け、牧草地の「1番草」の刈り取りも終わり、牛肥とバクシート、超音波籾殻燻炭の追肥を行い「2番草」の収穫に備える典史と龍二の運転するトラクターが忙しそうに走り回る。徹と和樹が造り酒屋を回り「酒粕」と「削り米粉」を大量かつ安価で引き取って来たものを翔が裁断した「1番草」と混ぜ合わせ、来るべき冬に向けたサイレージ造りに汗を流している。
広志、三朗は真一を連れて、今春の新規入村者の畜舎を回り乳牛の管理方法の指導で忙しく走る毎日を過ごし、女性陣は「水耕栽培舎」での育成管理と「肉製品」、「乳製品」の製造と「商品発送作業」で充実した日々を送っている。
夕方6時、稀世が「あぁ、今日も忙しかったなぁ。もうすぐここに来て丸2年か…。なんかめっちゃ早かったなぁ。」と呟くと直が「稀世ちゃん、今日もご苦労じゃったな。久しぶりにサウナでゆっくりビールでもどうじゃ?」とねぎらいの声をかけてくれた。
今年も道東に暑い夏がやってきた。7月に入ると最高気温で30度を下回る日は無くなり、「真夏日」が連日続いた。
「ぎょへー、まだ朝8時やっていうのにもう30度越えかぁ…。健司君の作ってくれてる新型地下水空調が入ってるところはええけど、まだの所は毎日一斗缶の氷運びをせなあかんねんなぁ。」
と額に滴る汗を首にかけたタオルで拭きながら稀世は三朗の畜舎から真っ赤な太陽に目を向けた。
「川崎君の作ってくれたこの自動車のラジエーターを重ねた熱交換器はいいですね。ポンプで汲み上げた地下水を送風機で風を通すだけで15度から20度の冷気が供給されますんで畜舎全体が25度越えることはありませんからね。
今年はうちの牛は夏バテ無しでいっぱいミルクを出してくれると思いますよ。チーズ事業部の新商品開発もどんどん進んでますから頑張って出荷しないといけませんね!なっちゃんと陽菜ちゃん提案のドライメロン入りのモッツァレラチーズがあんなにバカ受けするとは思わなかったですね!次々とヒット作を出す彼女たちの発想力には脱帽ですね。」
と言いながら三朗は搾乳機を牛の乳首に装着しては、ポンプから次々と生乳缶に注入していく。
以前は40リットルで総重量47キロのミルク缶を使っていたのだが、まりあ達が冷蔵庫から出し入れできるように、今は総重量18キロの15リットルの小さい缶にしたので稀世は両手にひとつずつ持つと次々と軽トラックの荷台に乗せていった。
「チーズもそうですけど、5月に生まれた美咲ちゃんと真一君の所の肉牛も6頭中4頭が雌っていうベスト比率だったじゃないですか。来年は10頭の雌牛に「神標津牛」の精子で人工授精させられるんで、いまから上坊さんの店では来年に向けて予約を受け付けてくれてるって話ですよ。
肉牛飼育にチャレンジする酪農家も出てきてますから、5年後には神標津で年100頭出荷も見えてきてますよね。」
と搾乳の終わった三朗が機材を片付けながら稀世に話しかけると、ひょいひょいとミルク缶を運びながら息ひとつ切らせることなく稀世が笑顔で答えた。
「せやね。肉牛は中長期計画の中核のひとつやもんな。一応、決算ひと月前の7月末で今の「アグリ神標津」の分社に入る訳やから、忙しくなるでなぁ。決算終わって新会社の体勢が固まったら、「結婚式」挙げたいな。
広志さんと唯ちゃんに続いて徹さんと葵ちゃんもスピード婚ってな話やし、和樹君と多世ちゃんもそろそろってなもんやろ。あと、水面下で動いてる晶さんと靖君も秒読みって感じやな。
まあ、翔くんと心亜ちゃんはもうちょっとかかるやろうけど、「やってる」みたいやから赤ちゃんできたらそこも一緒で一気に6組の結婚式やで。まあ、その女の子6人の中で一番幸せなんは、サブちゃんと一緒になれる私やけどな!くすくすくす。」
2023年入村組は、結果的に東京の上坊に嫁いだ粋華を除けば、今のところ仕事が面白く、結婚意思のない祥と、東京行きを宣言している夏子と陽菜以外は全員が神標津村で世帯を構える見込みになっていた。
今年4月時点で発表した「新規社員募集条件」では、フルタイム成人社員は年収450万円を提示しており、大卒者からの応募も来ている上、年収360万円条件の高卒社員枠も他市町村から10件以上の応募があった。
夏休みの体験入村は、農学部、農業系高校に限定していた学生枠は元々20人で募集していたのだが、農業系以外の学生も含めて50人を超える応募があり、やむを得ず「7月後半からお盆」と「お盆から9月中旬」までの2期に分けざるを得なかった。
社会人の移住希望者は村役場とJAに任せている状況であり、JA理事を兼務する村長は「今年の移住者は50人越えは固いっぺ!」と恵比須顔である。
海の日を挟んだ7月19日から21日までの3連休は夏子と陽菜が中心となり、若手女子部と企画した「神標津フェスティバル2025」と銘打ったイベントが開かれた。大バーベキュー大会やバター、チーズ、ロ-ストビーフ等の手作り体験会がホームページで予告されていたことに加え、ゲストとして「フォアローゼス」の参加とミニライブも告知していたため、3日間で2000人を超える来村者とマスコミ関係者がやってきて大盛況でイベントを終えた。
8月に入ると今、本社として使っている直の家も手狭になってきたので、事業部分社計画が決定した後、直の家の裏山にプレハブ3階建ての社屋を設置した。夏子と陽菜からの意見でマスコミや見学者向けの商品のショールーム、資料閲覧室に加えて、小さなスタジオを設置して動画配信によるネットショッピングもできるようにしてある。
副島から京阪神エリアの営業を請け負う「販売代理店」の引き合いもあり、販路は自然発生的に拡大している。それとは別に今年の春前に副島から一つの新規提案があった。
「できたらアグリ神標津で「米栽培」やってみいへんか?国土最北端の水田は札幌から北に250キロ、稚内から南に90キロの遠別町に取られてしもたけど、国土交通省が公開してる土地利用状況を示す「国土数値情報」を調べると、稲作の最東端は神標津より西に位置する女満別やねん。
そのどちらも一般的な食用米の「うるち米」やなく遠別は「はくちょうもち」、「きたふくもち」、女満別は「きたゆきもち」っていう「もち米」をやっとるんやけど、その苗が手に入るんよ。
休耕地を開墾して神標津で「本土最東端米」として、木酢液と自然派肥料だけの「完全無農薬」でもち米を作って欲しいねん。基本的に京都の老舗和菓子店が「希少価値」を売りにしたいって話やから買い手は確保できてる。今年は「専売」契約で5反から10反作ってみてや。
あと余力があれば、大口ニーズとして価格高騰が続くコメ市場で在庫解放が予定されてる「備蓄米」にブレンドして「飲食店卸」の案件があるから多めに作ってもらう分にはかまへんで。」
「ふーん、相変わらずいろんな案件引っ張って来はるねんな。高級和菓子は確かに「無農薬」とか「契約農家」っていうのはええかもしれへんけど、飲食店はそんな事してコストに合うの?」
と稀世が尋ねると、副島は「ここだけの話やで…。」と前置きをして政府の備蓄米放出の裏側を語った。
コメ価格高騰の対応策として「政府備蓄米」の放出が計画されているが、その販売先は「指定量以上購入」が義務付けられる「随意契約」になるという。当然、大手食品商社か大手飲食チェーンが入札先と予測されている中、しっかりとした保管環境で備蓄された「古米」、「古古米」は良いが、保管状況が悪かったものや追加で放出される見込みの「古古古米」の味は必然的に「新米」とは比べ物にならないとの事だった。
「そこでや、農水省の役人は目先を変えて販売する事を裏裏で許可したんやな。コンビニのおにぎりや大手外食チェーンで「古古古米」って言われへんし、味付けでごまかすにも限界がある。圧力鍋で炊いたり、酒やみりんを入れて炊いて古い米油の臭いは隠せても、ふっくら感は全然足らん。
そこで「令和〇年産無農薬もち米混和」という表記を認めるようにするんやわ。そうする事で、安い備蓄米を高付加価値商業用加工米製品や飲食店販売で使い易くするってなもんや。おいちゃんも試作品食べたけど「新米」のもち米が入るだけで食感は劇的に変わる。後は、「イメージ」やからな。混和比率が「1%」でも混和は混和ってなもんやろ。カラカラカラ。」
「まあ、副島のおっちゃんが「勝算あり」って言うんやったら「元米農家」の来村者さんもおるから生産委託はできると思うで。」
の稀世の一言で決まった、「最東端の米」も9月の刈り取りを前にたわわに実をつけている。稀世の横で直がカップ酒を飲みながら呟いた。
「まさか「餅」を食う習慣が無かった神標津でもち米を作ることになるとは想像もしたことは無かったが、こうして実った稲穂を見ると「米の品種改良」というのは凄いもんじゃと思うのぉ。」
盆が明け、牧草地の「1番草」の刈り取りも終わり、牛肥とバクシート、超音波籾殻燻炭の追肥を行い「2番草」の収穫に備える典史と龍二の運転するトラクターが忙しそうに走り回る。徹と和樹が造り酒屋を回り「酒粕」と「削り米粉」を大量かつ安価で引き取って来たものを翔が裁断した「1番草」と混ぜ合わせ、来るべき冬に向けたサイレージ造りに汗を流している。
広志、三朗は真一を連れて、今春の新規入村者の畜舎を回り乳牛の管理方法の指導で忙しく走る毎日を過ごし、女性陣は「水耕栽培舎」での育成管理と「肉製品」、「乳製品」の製造と「商品発送作業」で充実した日々を送っている。
夕方6時、稀世が「あぁ、今日も忙しかったなぁ。もうすぐここに来て丸2年か…。なんかめっちゃ早かったなぁ。」と呟くと直が「稀世ちゃん、今日もご苦労じゃったな。久しぶりにサウナでゆっくりビールでもどうじゃ?」とねぎらいの声をかけてくれた。
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