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第二百十八話:ダガレス奪還2
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転移装置にて、プラメルからダガレスへと移動した俺達は、まさかの局面により、進行を止めていた。
いや、止めさざるを得なかった。
囲探索で確認した限りだと、この建屋内には無数の赤い反応が確認出来る。
プラメルの時よりも人数が多そうだな。
ここは、ダガレスの中央に聳え立つ王城の地下深く。恐らく地上まで50m位の地点だろう。
俺達の行く手を阻むのは、厳重に閉ざされている大扉だ。
中から押してもビクともしない。
俺の力でビクともしないのだから、恐らく魔術か封印の類で閉ざされているのだろう。
どちらにしても他に扉を開ける手段があるはずだ。
「どうやら、外から鍵が掛かっているようですね」
「えっと、来られる時は鍵は掛かってなかったんですよね」
「掛かってました」
掛かってたのかよ!
気を取り直して尋ねる。
「ちなみにその時はどうやって中に入ったんですか?」
「手をかざしたら開きました」
何その指紋認証みたいな未来文明は!
「えっと、今回はかざしても開かなかったですか?」
「まだ試してしません」
「……」
いや試そうよ!!
仮にも王族相手の為、心の中でしかツッコミを入れる事が出来ないこのもどかしさ…
クリスさんが扉に向かい、手をかざす。
重厚な扉は、ガタンと音を立てながら、ゆっくりと開いた。
「かざしたら開きました」
説明しなくても見てるので分かりますって!
気を取り直して先を急ぐ事にする。
クリスさんの話では、捕らえられた人達は、王城と同じ敷地にある離れの拘束塔と呼ばれている場所だ。
まずそこに行き、救出する事が先決だった。
出来る事ならば、誰にも気がつかれる事なく目的地へと到着したかったが、どうやらそう都合よく行かないらしい。
「そこの曲がり角に見張りが1人います」
上層に上がる為の1本道。
他に道はない。
「私がやる」
クロが前へと歩み出る。
無言の頷きで返し、それを確認すると。
!?
クロの姿が消えた。
え?
「ああ、転移か?」
ついつい声に出してしまった内容にジラが否定する。
「ユウ様。あれは、クロの固有スキル、疾風迅雷です」
何そのカッコいいスキル。
通路の先で、何かが倒れる音が聞こえた。
そして、クロがひょっこりと顔を覗かせる。
「終わり」
俺にも見えなかったんだけど、クロのやつヤバイくらい強くなってないか?
「クロは、魔王様に直々に稽古をつけて貰っていました。今の実力は恐らく私以上だと思います」
「はははっ…魔王様、クロは絶対安静で療養じゃなかったのかよ」
倒れている兵士もやはり、洗脳状態となっていた。
解除して、近衛隊に保護を任せる。
「それにしても、クロ強くなったな」
「魔王さ…様の鬼の特訓のおかげ」
ん、様をつけるのを一瞬躊躇したように聞こえたけど、気のせいだろう。
それに、何処と無く、震えているような気もするのも、恐らく気のせいだろう。
というか、気のせいであって欲しい。
魔王様、俺の大事なクロに一体何を…。
その後も3回交戦があったが、全てクロが一瞬で終わらしてしまった。
転移装置が置かれていたのは、地下3Fだったようで、階段を3回駆け上がると、1Fへと到達し、離れの拘束塔へと続く裏扉の前まで到達していた。
「この扉の先に3人いるみたいだ」
プラメルの時は、2人相手でもかなりの苦戦を強いられた。
何も考えずに力任せに進めるなら迷わず開けるのだが、そういう訳にも行かない。
扉を開けると即座に察知されて攻撃されるだろう。
透明化を使うにしても、どうしても扉を開ける必要がある。
「今度は私が行きます」
声を発したのは、先程までとは雰囲気の違う、明らかに戦闘態勢に入ったジラだった。
「策はあるのか?」
「クロだけじゃなく、私も成長した所をユウ様にお見せします」
それは策じゃないと思うんだが。
「分かった。任せるよ」
ジラは頭を下げらると、その場から消えた。
え?お前も消えるのか!
ジラの方は、魔族の専売特許である転移だろう。
ジラが消えて30秒としないうちに、目の前の扉が開かれた。
そこから出てきたのは、ジラだった。
戦闘モードではない、いつものジラだ。
「昏倒させていますので、洗脳解除をお願いします」
ジラにしても、さっきのクロにしても、2人ともこの短期間で相当強くなっている。
味方としては嬉しい限りだ。
その後、拘束塔へと辿り着いた俺達は、捕らえられていたエルフ達を発見した。
「クリスティーナ様!」
「王妃様が何故、ここへ…後ろの方々は?」
反応からするに、この狭い空間に30人近い人達が投獄されているようだ。
「私の助けに応じて下さった、エルフの里プラメルの方々と英雄様です」
あんまりその呼び名を広めないで欲しいんだが・・
取り敢えず、牢の鍵を強引に破壊して、解放する。
クリスさんが、誰かを探している。
「国王はここにはいないのですか?」
囚われのエルフ達が顔を見合す。
そして、何人かは下を向く。
「国王様は、閉じ込められる際に、自らを犠牲にして、我々を守って下さいました」
皆が一様に黙り込んでしまう。
クリスさんにしては、放心状態のように、小声で何度も名を叫んでいた。
「ユウ様、膨大な魔力の奔流を感じます」
!?
この近くに敵の反応はない。
「魔術か」
すぐに自分1人だけで、拘束塔の屋根へと転移する。
ほぼ同じタイミングで、ジラも転移で姿を現した。
ジラが上空を指差す。
「あれは」
見上げた先に見えたのは、まさに今この場を飲み込まんとする程の巨大な火の玉だった。
全長100m級の火の玉は、その存在感を誇張しつつ、真っ直ぐに飛んでくる。
あれは、やばい!
皆を連れて逃げるか?
いや、無理だ。間に合わない。
それにまだ再転移までのディレイ時間だ。
障壁ならば、十分に耐えれるだろう。
だけど、障壁の範囲では到底カバーしきれない。
防壁ならば、範囲は十分だが、恐らく強度が足らない。
などと考えていると、火の玉はすぐそこまで迫って来ていた。
ジラが何やら詠唱を始める。
詠唱に呼応し、小さな紫に発光する不気味な球体が出現する。
やがて、その小さな球体がどんどんと大きくなり、5m級のサイズにまで膨れ上がる。
俺の記憶の中では、ジラにそんな魔術はなかったはずだ。
しかし、一体それで何を。
「ユウ様、あれを対消滅させます。その反動で衝撃波が予想されますので、この建屋を覆う程の防護壁が使えますか?」
今は考えている時間はない。
「ああ、準備してるからいつでも使用出来るぞ」
「流石です、、では」
《全てを喰らう者》
怪しく光る球体がジラの元を離れ、迫り来る巨大火の玉へと向かう。
《防壁》
すっぽりと拘束塔と王城全てを覆う程の防護壁を展開する。
時間も限られていた為、中途半端な強度となってしまった。
念の為にと、次なる防壁を作る為の魔力充填に入る。
大小二つの球体が接触した瞬間、黒い円盤のような閃光が上空全体へと広がった。
さながら土星の輪っかを彷彿とさせる巨大な円盤が火の玉を吸い込んで、やがて消えた。
凄まじい衝撃音に警戒していたが、何の音も立てずに、100m級の巨大火の玉が跡形もなく消えてしまった。
「遅れて衝撃波が来ます」
隣のジラが、かなり疲弊しているのが伺える。
数秒の後、凄まじい衝撃波が俺達を襲う。
さながら、至近距離で台風の突風にさらされている感じなのだろうが、その全てを防壁が遮断する。
展開していた防壁と接触した瞬間、パキリとした鈍い音がし、若干肝を冷やしたが、保険で発動準備をしていた2連防壁を使うまでには至らなかった。
今の技を問う前にジラの方から話を切り出した。
「先程のスキルが私の|固有(オリジナル)スキルです」
クロの疾風迅雷にジラの全てを喰らう者か。
「クロにしてもそうだけど、反則に近い凄いスキルだな」
「触れた物が魔術であろうが物質であろうが全てを呑み込みます。その効果は絶大ですが、弊害もあります」
「魔力か?」
先程から辛そうにしているジラを見るに、恐らく魔力の殆どを消費するのだろう。
「そうです。威力調整が出来ないうえに一旦発動すると総魔力の8割程を消費してしまいます」
8割は確かにヤバいな。
ほぼ全快状態じゃないと使えないし、発動後は、魔力枯渇の脱帽間に苛まれてしまう。
ジラの肩に手を当て、魔力注入を行う。
俺の中にある魔力を直接ジラに供給する。
魔力注入の間、ジラの頬が若干朱色に染まり、吐息を漏らしていたのは、スルーしておく。
いや、止めさざるを得なかった。
囲探索で確認した限りだと、この建屋内には無数の赤い反応が確認出来る。
プラメルの時よりも人数が多そうだな。
ここは、ダガレスの中央に聳え立つ王城の地下深く。恐らく地上まで50m位の地点だろう。
俺達の行く手を阻むのは、厳重に閉ざされている大扉だ。
中から押してもビクともしない。
俺の力でビクともしないのだから、恐らく魔術か封印の類で閉ざされているのだろう。
どちらにしても他に扉を開ける手段があるはずだ。
「どうやら、外から鍵が掛かっているようですね」
「えっと、来られる時は鍵は掛かってなかったんですよね」
「掛かってました」
掛かってたのかよ!
気を取り直して尋ねる。
「ちなみにその時はどうやって中に入ったんですか?」
「手をかざしたら開きました」
何その指紋認証みたいな未来文明は!
「えっと、今回はかざしても開かなかったですか?」
「まだ試してしません」
「……」
いや試そうよ!!
仮にも王族相手の為、心の中でしかツッコミを入れる事が出来ないこのもどかしさ…
クリスさんが扉に向かい、手をかざす。
重厚な扉は、ガタンと音を立てながら、ゆっくりと開いた。
「かざしたら開きました」
説明しなくても見てるので分かりますって!
気を取り直して先を急ぐ事にする。
クリスさんの話では、捕らえられた人達は、王城と同じ敷地にある離れの拘束塔と呼ばれている場所だ。
まずそこに行き、救出する事が先決だった。
出来る事ならば、誰にも気がつかれる事なく目的地へと到着したかったが、どうやらそう都合よく行かないらしい。
「そこの曲がり角に見張りが1人います」
上層に上がる為の1本道。
他に道はない。
「私がやる」
クロが前へと歩み出る。
無言の頷きで返し、それを確認すると。
!?
クロの姿が消えた。
え?
「ああ、転移か?」
ついつい声に出してしまった内容にジラが否定する。
「ユウ様。あれは、クロの固有スキル、疾風迅雷です」
何そのカッコいいスキル。
通路の先で、何かが倒れる音が聞こえた。
そして、クロがひょっこりと顔を覗かせる。
「終わり」
俺にも見えなかったんだけど、クロのやつヤバイくらい強くなってないか?
「クロは、魔王様に直々に稽古をつけて貰っていました。今の実力は恐らく私以上だと思います」
「はははっ…魔王様、クロは絶対安静で療養じゃなかったのかよ」
倒れている兵士もやはり、洗脳状態となっていた。
解除して、近衛隊に保護を任せる。
「それにしても、クロ強くなったな」
「魔王さ…様の鬼の特訓のおかげ」
ん、様をつけるのを一瞬躊躇したように聞こえたけど、気のせいだろう。
それに、何処と無く、震えているような気もするのも、恐らく気のせいだろう。
というか、気のせいであって欲しい。
魔王様、俺の大事なクロに一体何を…。
その後も3回交戦があったが、全てクロが一瞬で終わらしてしまった。
転移装置が置かれていたのは、地下3Fだったようで、階段を3回駆け上がると、1Fへと到達し、離れの拘束塔へと続く裏扉の前まで到達していた。
「この扉の先に3人いるみたいだ」
プラメルの時は、2人相手でもかなりの苦戦を強いられた。
何も考えずに力任せに進めるなら迷わず開けるのだが、そういう訳にも行かない。
扉を開けると即座に察知されて攻撃されるだろう。
透明化を使うにしても、どうしても扉を開ける必要がある。
「今度は私が行きます」
声を発したのは、先程までとは雰囲気の違う、明らかに戦闘態勢に入ったジラだった。
「策はあるのか?」
「クロだけじゃなく、私も成長した所をユウ様にお見せします」
それは策じゃないと思うんだが。
「分かった。任せるよ」
ジラは頭を下げらると、その場から消えた。
え?お前も消えるのか!
ジラの方は、魔族の専売特許である転移だろう。
ジラが消えて30秒としないうちに、目の前の扉が開かれた。
そこから出てきたのは、ジラだった。
戦闘モードではない、いつものジラだ。
「昏倒させていますので、洗脳解除をお願いします」
ジラにしても、さっきのクロにしても、2人ともこの短期間で相当強くなっている。
味方としては嬉しい限りだ。
その後、拘束塔へと辿り着いた俺達は、捕らえられていたエルフ達を発見した。
「クリスティーナ様!」
「王妃様が何故、ここへ…後ろの方々は?」
反応からするに、この狭い空間に30人近い人達が投獄されているようだ。
「私の助けに応じて下さった、エルフの里プラメルの方々と英雄様です」
あんまりその呼び名を広めないで欲しいんだが・・
取り敢えず、牢の鍵を強引に破壊して、解放する。
クリスさんが、誰かを探している。
「国王はここにはいないのですか?」
囚われのエルフ達が顔を見合す。
そして、何人かは下を向く。
「国王様は、閉じ込められる際に、自らを犠牲にして、我々を守って下さいました」
皆が一様に黙り込んでしまう。
クリスさんにしては、放心状態のように、小声で何度も名を叫んでいた。
「ユウ様、膨大な魔力の奔流を感じます」
!?
この近くに敵の反応はない。
「魔術か」
すぐに自分1人だけで、拘束塔の屋根へと転移する。
ほぼ同じタイミングで、ジラも転移で姿を現した。
ジラが上空を指差す。
「あれは」
見上げた先に見えたのは、まさに今この場を飲み込まんとする程の巨大な火の玉だった。
全長100m級の火の玉は、その存在感を誇張しつつ、真っ直ぐに飛んでくる。
あれは、やばい!
皆を連れて逃げるか?
いや、無理だ。間に合わない。
それにまだ再転移までのディレイ時間だ。
障壁ならば、十分に耐えれるだろう。
だけど、障壁の範囲では到底カバーしきれない。
防壁ならば、範囲は十分だが、恐らく強度が足らない。
などと考えていると、火の玉はすぐそこまで迫って来ていた。
ジラが何やら詠唱を始める。
詠唱に呼応し、小さな紫に発光する不気味な球体が出現する。
やがて、その小さな球体がどんどんと大きくなり、5m級のサイズにまで膨れ上がる。
俺の記憶の中では、ジラにそんな魔術はなかったはずだ。
しかし、一体それで何を。
「ユウ様、あれを対消滅させます。その反動で衝撃波が予想されますので、この建屋を覆う程の防護壁が使えますか?」
今は考えている時間はない。
「ああ、準備してるからいつでも使用出来るぞ」
「流石です、、では」
《全てを喰らう者》
怪しく光る球体がジラの元を離れ、迫り来る巨大火の玉へと向かう。
《防壁》
すっぽりと拘束塔と王城全てを覆う程の防護壁を展開する。
時間も限られていた為、中途半端な強度となってしまった。
念の為にと、次なる防壁を作る為の魔力充填に入る。
大小二つの球体が接触した瞬間、黒い円盤のような閃光が上空全体へと広がった。
さながら土星の輪っかを彷彿とさせる巨大な円盤が火の玉を吸い込んで、やがて消えた。
凄まじい衝撃音に警戒していたが、何の音も立てずに、100m級の巨大火の玉が跡形もなく消えてしまった。
「遅れて衝撃波が来ます」
隣のジラが、かなり疲弊しているのが伺える。
数秒の後、凄まじい衝撃波が俺達を襲う。
さながら、至近距離で台風の突風にさらされている感じなのだろうが、その全てを防壁が遮断する。
展開していた防壁と接触した瞬間、パキリとした鈍い音がし、若干肝を冷やしたが、保険で発動準備をしていた2連防壁を使うまでには至らなかった。
今の技を問う前にジラの方から話を切り出した。
「先程のスキルが私の|固有(オリジナル)スキルです」
クロの疾風迅雷にジラの全てを喰らう者か。
「クロにしてもそうだけど、反則に近い凄いスキルだな」
「触れた物が魔術であろうが物質であろうが全てを呑み込みます。その効果は絶大ですが、弊害もあります」
「魔力か?」
先程から辛そうにしているジラを見るに、恐らく魔力の殆どを消費するのだろう。
「そうです。威力調整が出来ないうえに一旦発動すると総魔力の8割程を消費してしまいます」
8割は確かにヤバいな。
ほぼ全快状態じゃないと使えないし、発動後は、魔力枯渇の脱帽間に苛まれてしまう。
ジラの肩に手を当て、魔力注入を行う。
俺の中にある魔力を直接ジラに供給する。
魔力注入の間、ジラの頬が若干朱色に染まり、吐息を漏らしていたのは、スルーしておく。
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