90 / 242
第九十一話:12カ国合同晩餐会
しおりを挟む
長らく滞在していたガゼッタ王国を出発する日が訪れた。
出発前にこの国の王女でもあるシャロンに挨拶だけはしておこうと、俺は城を訪れていた。
「ユウさん丁度良い所に」
シャロンは、何故だか上目遣いでモジモジしていた。
何だろうか、熱でもあるのだろうか?
「私の恋人になって下さい!」
はい??
イキナリ何を言うかと思えば、話を聞くに条件付きで1日だけ、恋人のフリをして欲しいのだそうだ。
勿論そんな面倒くさい事は即時お断りだ。
ユイに何を言われるか分からないしね。
「お願いします!私にはユウさんにしか頼める人がいないんです・・」
なんで俺なのか疑問なのだが、取り敢えず引いてくれそうもないので、話だけは聞く事にした。
各国の王女が一箇所に集まり、晩餐会が開催されるそうだ。
3年に1度の恒例の行事なのだが、今回はとある条件が追加されたようだ。
”殿方即ち、恋人同伴である事”
つまりは、各国の王女が未来の王となる者をいわゆるライバルと呼べる他国の王女達に自慢する会らしい。
王族とは関わり合いたくない為、やはり断固拒否するしかない。
「そこを何とか!」
「無理です」
「絶対ダメですか?」
「絶対ダメです」
若干潤んだ瞳で尚且つ上目遣いで懇願してくる。
申し訳ないが、毎日のハーレム生活で耐性がついている俺はその程度で簡単に屈したりはしない。
可愛いのは認めるけどね。
でも可愛さだけならエレナの方が上だしね。
「これだけ頼んでも?」
「ダメなものはダメです」
「うぅぅ・・・」
本当に泣きそうな顔になってしまった。
涙は女性の武器だとか、泣き落としだとか、色々と言葉はあるが、男性は女性の涙に弱い生物だとこの身をもって改めて痛感した。
だがしかし今日の俺の意思は固い。
泣いたぐらいで決意が変わると思ったら大間違いだ。
部屋の扉をノックする音が聞こえた。
「シャロン、入るわよ」
中に入ってきたのは、この国の王妃でシャロンの母でもあるシュガーさんだった。
「あらあら、その様子だと口説くのに失敗したようね」
「えっと・・お久しぶりです、シュガー様」
「今更、様はよして頂戴。それに貴方には感謝しきれない程の恩があるわ。本当にありがとう」
シュガーさんは深々と頭を下げていた。
既に何度もお礼の言葉は貰っていた。
以前シュガーさんは絶界の魔女であるノイズに催眠の呪いを掛けられた事がある。
その呪いを解くのに一躍買ったのが俺なのだ。
「もうお身体の具合は宜しいのですか?」
「ええ、おかげさまで良好よ。何なら確かめてみる?」
シュガーさんは、その豊満なバストを俺の身体に押し当ててくる。
実にエロい。けしからん!
「ユウさん、私からもお願いするわ。一時的と言わず、ユウさんでしたら本当にその子を貰っても良くてよ」
「ちょ、ちょっとお母様!」
シャロンは赤面していた。
このままでは本当に押し切られそうなので、少し話題を変えよう。
「えっと、シャロン様には意中の相手とか許嫁とかいないのですか?」
「それがね、この子は昔から奥手で、異性の手を握るだけで赤面してたのよ」
「勘違いしないでね!む、昔の話よ」
「だからね、そういう相手はいないのよ。勿論あっちの方も、まだ・・ね」
シャロンは、カァーーっと頭から蒸気でも発しそうなほど赤面している。
釣られて俺まで赤面してしまう・・
この状況を楽しんでいるかのように笑っているシュガーさん。
性格悪いですよ・・
「それに各国の王女とお近付きになるチャンスよ。貴方の知っているアクアリウムのサナちゃんも来るし、今後旅を続けていくうえで、損にはならないと思うわよ」
サナか、確かに久しぶりに会ってはみたいとは思うけど・・。
亡国の騎士の連中に誘拐されたのを救って以来だな。
考えを変えようか。
どうせ関わらないようにしていても関わる運命な気がするし。
もしかしたら、これも神の策略か陰謀か?
”違うから!”
と言っている神メルウェル様の姿が思い浮かぶ。
ま、プラス思考で考える事にしようと思う。
これから新天地へと向かうんだし、その地の王族とコネがあった方が何かと良い事もあるだろう。うん。
「負けましたよ・・。分かりました。シャロン王女の一日限りの恋人役を受けさせて頂きます」
俺の言葉に二人が喜んでいた。
はぁ・・。
皆をどうやって説得しようか。
その後晩餐会の詳細を聞いた。
晩餐会に参加するのは、グリニッジの三大王国である、プラーク王国、ここガゼッタ王国、グラン王国を始め、地方の都市を含めると全部で12の町や都市だった。
勿論、水上都市アクアリウムのサナも参加との事なのだが、サナに男っ気あったっけ?
最後に大事な事を確認しておく必要がある。
この回答次第では、俺に待っているのは悲惨な未来だけだ。
「えっと、エルフとかは来ませんよね?」
「エルフって、あのエルフ?来るわけないじゃない。ユウさんは、会えるのが普通かもしれないですけど、エルフなんて、滅多に会えるものじゃないわよ。テュナの件は別にしてね」
良かった。ならば、大丈夫だろう。
もしもこんな会に参加するなんてバレたらとんでもない事になるかもしれない。
宿屋へと戻った俺は、皆に晩餐会の説明をして、この王国の出発が数日延びた事を告げた。
晩餐会は、ここガゼッタ王国の城内で開かれるようだ。
「美味しい料理をいっぱいお土産だよ!お兄ちゃん!約束だよ!」
「分かった分かった」
次の日、晩餐会用の衣裳合わせをするとの事で、再度城を訪れていた。
流石に普通の服装じゃダメだったようだ。
一般客ならまだしも、王族だけのパーティに下々の服装はマズいのだろう。
試着部屋に案内された俺は、試着地獄を予想していたのだが、準備されていたのはたったの1着だった。
「ちょっとこれを着てみて」
「あ、はい」
二人きりなのが、なんとも気まずい。
「えっと、ここで着ればいい?」
「ちょ、ちょっと!そこに試着室があるから!」
シャロンは、大げさに手で顔を隠して赤面していた。
実に可愛らしい仕草だ。
試着室で改めて服を確認すると、なんというかシルバーのタキシードのようなイメージに近いだろうか。
シルバーのベストに蝶ネクタイまで完備ときている。
「どう、かな?」
試着が終わり、試着室から出た俺はシャロンに感想を求めた。
シャロンは凝視しているだけで一向に返事が返ってこない。
「シャロン?」
「ふぇ?あ、えと、、に、似合ってますね、驚きました」
「ありがとう、何だかサイズもぴったりフィットしている感じなんだよね」
「それはそうよ。だってシャロンが毎晩徹夜で手作りで製作したんですもの」
どこから入ったのか、いつの間にかシュガーさんが後ろにいた。
え、手作り?
「ちょっと、お母様!それは言わない約束・・」
「いいじゃない、手作りだって聞いたら、彼も喜ぶわ」
親子のじゃれ合いに俺を巻き込まないでくれ・・。
そりゃ、手作りなんて言われれば、貰った方は嬉しさ倍増だろう。
シャロンが夜な夜な俺の為に作ってくれているのを想像すると・・悪くないな。
「ユウさんに合うのがなくて、仕方無しに作っただけですからね!」
「それにしては、毎晩楽しそうに作っていたように見えたけど」
「ああーもう!お母様は、外に出てて!!」
半ば強引に部屋の外に追い出されてしまったシュガーさんだった。
まぁ、気持ちは分かるよ・・
「ありがとう。こんな凄いの作るのに時間掛かったんじゃないのか?」
「そうでも無いわよ。無理言って私に付き合って貰ってるんだもん、せめてこれくらいはやらなきゃって思っただけなんだからね!」
あれ、最初の理由と違っている気がするが、触れないでおこう。
ちなみに恋人役である俺は、この王国の近衛隊に勤めている隊長という肩書きらしい。
身分の偽装にも程があるが、いいのだろうか・・。
「そこのベルトに、このレイピアを刺すのよ」
「ああ、気にはなっていたんだけど、そういう事だったのか。でも武器を持参して晩餐会に出てもいいのか?」
「いいのよ。ただのお飾りなんだから」
シャロンから受け取ったレイピアは、良く劇団とかで使われる刀身がゴムのようにしなるタイプだった。
見た目が大事という事らしい。
その後は、晩餐会での作法などを学んだ。
とても1日で覚えられるような感じではないので、残り2日間かけて、みっちりと特訓らしい。
はぁ、勘弁して下さい・・。
そりゃ、お貴族様のテーブルマナーとか知らない俺が悪いんだろうけどさ。
そんなこんなで、晩餐会当日まで、シャロン先生の厳しいマナー特訓が続き、当日を迎えた。
今俺は、ガゼッタ王国の国王と二人っきりで謁見の間で会話をしている。
「この度は、巻き込んでしまい、すまなんだな」
「いえいえ、私なんかには勿体無い役柄です。光栄です」
これっぽっちもそんな事は思っていなかったが、実の親に、ましてや国王に対して、嫌々です。なんて言える訳がないだろう。
「警備は万全なので、万が一の出来事も起きぬとは思うが、もしもの時はシャロンを頼むぞ。娘の騎士であってくれ」
「分かりました。この命に代えても、シャロン様をお守りします」
出発前にこの国の王女でもあるシャロンに挨拶だけはしておこうと、俺は城を訪れていた。
「ユウさん丁度良い所に」
シャロンは、何故だか上目遣いでモジモジしていた。
何だろうか、熱でもあるのだろうか?
「私の恋人になって下さい!」
はい??
イキナリ何を言うかと思えば、話を聞くに条件付きで1日だけ、恋人のフリをして欲しいのだそうだ。
勿論そんな面倒くさい事は即時お断りだ。
ユイに何を言われるか分からないしね。
「お願いします!私にはユウさんにしか頼める人がいないんです・・」
なんで俺なのか疑問なのだが、取り敢えず引いてくれそうもないので、話だけは聞く事にした。
各国の王女が一箇所に集まり、晩餐会が開催されるそうだ。
3年に1度の恒例の行事なのだが、今回はとある条件が追加されたようだ。
”殿方即ち、恋人同伴である事”
つまりは、各国の王女が未来の王となる者をいわゆるライバルと呼べる他国の王女達に自慢する会らしい。
王族とは関わり合いたくない為、やはり断固拒否するしかない。
「そこを何とか!」
「無理です」
「絶対ダメですか?」
「絶対ダメです」
若干潤んだ瞳で尚且つ上目遣いで懇願してくる。
申し訳ないが、毎日のハーレム生活で耐性がついている俺はその程度で簡単に屈したりはしない。
可愛いのは認めるけどね。
でも可愛さだけならエレナの方が上だしね。
「これだけ頼んでも?」
「ダメなものはダメです」
「うぅぅ・・・」
本当に泣きそうな顔になってしまった。
涙は女性の武器だとか、泣き落としだとか、色々と言葉はあるが、男性は女性の涙に弱い生物だとこの身をもって改めて痛感した。
だがしかし今日の俺の意思は固い。
泣いたぐらいで決意が変わると思ったら大間違いだ。
部屋の扉をノックする音が聞こえた。
「シャロン、入るわよ」
中に入ってきたのは、この国の王妃でシャロンの母でもあるシュガーさんだった。
「あらあら、その様子だと口説くのに失敗したようね」
「えっと・・お久しぶりです、シュガー様」
「今更、様はよして頂戴。それに貴方には感謝しきれない程の恩があるわ。本当にありがとう」
シュガーさんは深々と頭を下げていた。
既に何度もお礼の言葉は貰っていた。
以前シュガーさんは絶界の魔女であるノイズに催眠の呪いを掛けられた事がある。
その呪いを解くのに一躍買ったのが俺なのだ。
「もうお身体の具合は宜しいのですか?」
「ええ、おかげさまで良好よ。何なら確かめてみる?」
シュガーさんは、その豊満なバストを俺の身体に押し当ててくる。
実にエロい。けしからん!
「ユウさん、私からもお願いするわ。一時的と言わず、ユウさんでしたら本当にその子を貰っても良くてよ」
「ちょ、ちょっとお母様!」
シャロンは赤面していた。
このままでは本当に押し切られそうなので、少し話題を変えよう。
「えっと、シャロン様には意中の相手とか許嫁とかいないのですか?」
「それがね、この子は昔から奥手で、異性の手を握るだけで赤面してたのよ」
「勘違いしないでね!む、昔の話よ」
「だからね、そういう相手はいないのよ。勿論あっちの方も、まだ・・ね」
シャロンは、カァーーっと頭から蒸気でも発しそうなほど赤面している。
釣られて俺まで赤面してしまう・・
この状況を楽しんでいるかのように笑っているシュガーさん。
性格悪いですよ・・
「それに各国の王女とお近付きになるチャンスよ。貴方の知っているアクアリウムのサナちゃんも来るし、今後旅を続けていくうえで、損にはならないと思うわよ」
サナか、確かに久しぶりに会ってはみたいとは思うけど・・。
亡国の騎士の連中に誘拐されたのを救って以来だな。
考えを変えようか。
どうせ関わらないようにしていても関わる運命な気がするし。
もしかしたら、これも神の策略か陰謀か?
”違うから!”
と言っている神メルウェル様の姿が思い浮かぶ。
ま、プラス思考で考える事にしようと思う。
これから新天地へと向かうんだし、その地の王族とコネがあった方が何かと良い事もあるだろう。うん。
「負けましたよ・・。分かりました。シャロン王女の一日限りの恋人役を受けさせて頂きます」
俺の言葉に二人が喜んでいた。
はぁ・・。
皆をどうやって説得しようか。
その後晩餐会の詳細を聞いた。
晩餐会に参加するのは、グリニッジの三大王国である、プラーク王国、ここガゼッタ王国、グラン王国を始め、地方の都市を含めると全部で12の町や都市だった。
勿論、水上都市アクアリウムのサナも参加との事なのだが、サナに男っ気あったっけ?
最後に大事な事を確認しておく必要がある。
この回答次第では、俺に待っているのは悲惨な未来だけだ。
「えっと、エルフとかは来ませんよね?」
「エルフって、あのエルフ?来るわけないじゃない。ユウさんは、会えるのが普通かもしれないですけど、エルフなんて、滅多に会えるものじゃないわよ。テュナの件は別にしてね」
良かった。ならば、大丈夫だろう。
もしもこんな会に参加するなんてバレたらとんでもない事になるかもしれない。
宿屋へと戻った俺は、皆に晩餐会の説明をして、この王国の出発が数日延びた事を告げた。
晩餐会は、ここガゼッタ王国の城内で開かれるようだ。
「美味しい料理をいっぱいお土産だよ!お兄ちゃん!約束だよ!」
「分かった分かった」
次の日、晩餐会用の衣裳合わせをするとの事で、再度城を訪れていた。
流石に普通の服装じゃダメだったようだ。
一般客ならまだしも、王族だけのパーティに下々の服装はマズいのだろう。
試着部屋に案内された俺は、試着地獄を予想していたのだが、準備されていたのはたったの1着だった。
「ちょっとこれを着てみて」
「あ、はい」
二人きりなのが、なんとも気まずい。
「えっと、ここで着ればいい?」
「ちょ、ちょっと!そこに試着室があるから!」
シャロンは、大げさに手で顔を隠して赤面していた。
実に可愛らしい仕草だ。
試着室で改めて服を確認すると、なんというかシルバーのタキシードのようなイメージに近いだろうか。
シルバーのベストに蝶ネクタイまで完備ときている。
「どう、かな?」
試着が終わり、試着室から出た俺はシャロンに感想を求めた。
シャロンは凝視しているだけで一向に返事が返ってこない。
「シャロン?」
「ふぇ?あ、えと、、に、似合ってますね、驚きました」
「ありがとう、何だかサイズもぴったりフィットしている感じなんだよね」
「それはそうよ。だってシャロンが毎晩徹夜で手作りで製作したんですもの」
どこから入ったのか、いつの間にかシュガーさんが後ろにいた。
え、手作り?
「ちょっと、お母様!それは言わない約束・・」
「いいじゃない、手作りだって聞いたら、彼も喜ぶわ」
親子のじゃれ合いに俺を巻き込まないでくれ・・。
そりゃ、手作りなんて言われれば、貰った方は嬉しさ倍増だろう。
シャロンが夜な夜な俺の為に作ってくれているのを想像すると・・悪くないな。
「ユウさんに合うのがなくて、仕方無しに作っただけですからね!」
「それにしては、毎晩楽しそうに作っていたように見えたけど」
「ああーもう!お母様は、外に出てて!!」
半ば強引に部屋の外に追い出されてしまったシュガーさんだった。
まぁ、気持ちは分かるよ・・
「ありがとう。こんな凄いの作るのに時間掛かったんじゃないのか?」
「そうでも無いわよ。無理言って私に付き合って貰ってるんだもん、せめてこれくらいはやらなきゃって思っただけなんだからね!」
あれ、最初の理由と違っている気がするが、触れないでおこう。
ちなみに恋人役である俺は、この王国の近衛隊に勤めている隊長という肩書きらしい。
身分の偽装にも程があるが、いいのだろうか・・。
「そこのベルトに、このレイピアを刺すのよ」
「ああ、気にはなっていたんだけど、そういう事だったのか。でも武器を持参して晩餐会に出てもいいのか?」
「いいのよ。ただのお飾りなんだから」
シャロンから受け取ったレイピアは、良く劇団とかで使われる刀身がゴムのようにしなるタイプだった。
見た目が大事という事らしい。
その後は、晩餐会での作法などを学んだ。
とても1日で覚えられるような感じではないので、残り2日間かけて、みっちりと特訓らしい。
はぁ、勘弁して下さい・・。
そりゃ、お貴族様のテーブルマナーとか知らない俺が悪いんだろうけどさ。
そんなこんなで、晩餐会当日まで、シャロン先生の厳しいマナー特訓が続き、当日を迎えた。
今俺は、ガゼッタ王国の国王と二人っきりで謁見の間で会話をしている。
「この度は、巻き込んでしまい、すまなんだな」
「いえいえ、私なんかには勿体無い役柄です。光栄です」
これっぽっちもそんな事は思っていなかったが、実の親に、ましてや国王に対して、嫌々です。なんて言える訳がないだろう。
「警備は万全なので、万が一の出来事も起きぬとは思うが、もしもの時はシャロンを頼むぞ。娘の騎士であってくれ」
「分かりました。この命に代えても、シャロン様をお守りします」
0
あなたにおすすめの小説
私を幽閉した王子がこちらを気にしているのはなぜですか?
水谷繭
恋愛
婚約者である王太子リュシアンから日々疎まれながら過ごしてきたジスレーヌ。ある日のお茶会で、リュシアンが何者かに毒を盛られ倒れてしまう。
日ごろからジスレーヌをよく思っていなかった令嬢たちは、揃ってジスレーヌが毒を入れるところを見たと証言。令嬢たちの嘘を信じたリュシアンは、ジスレーヌを「裁きの家」というお屋敷に幽閉するよう指示する。
そこは二十年前に魔女と呼ばれた女が幽閉されて死んだ、いわくつきの屋敷だった。何とか幽閉期間を耐えようと怯えながら過ごすジスレーヌ。
一方、ジスレーヌを閉じ込めた張本人の王子はジスレーヌを気にしているようで……。
◇小説家になろう、ベリーズカフェにも掲載中です!
◆表紙はGilry Drop様からお借りした画像を加工して使用しています
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~
二階堂吉乃
恋愛
同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。
1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。
一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
【完結】嫌われ公女が継母になった結果
三矢さくら
恋愛
王国で権勢を誇る大公家の次女アデールは、母である女大公から嫌われて育った。いつか温かい家族を持つことを夢見るアデールに母が命じたのは、悪名高い辺地の子爵家への政略結婚。
わずかな希望を胸に、華やかな王都を後に北の辺境へと向かうアデールを待っていたのは、戦乱と過去の愛憎に囚われ、すれ違いを重ねる冷徹な夫と心を閉ざした継子だった。
「お前を愛する事はない」を信じたので
あんど もあ
ファンタジー
「お前を愛することは無い。お前も私を愛するな。私からの愛を求めるな」
お互いの利益のために三年間の契約結婚をしたアヴェリンとロデリック。楽しく三年を過ごしたアヴェリンは屋敷を出ていこうとするのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる