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2章
6.5
しおりを挟む「陛下。」
「時が来たのか。」
「・・・はい。時が満ちてしまいました。このようなめでたい日に。」
「そうか。しかたあるまい。運命は意地が悪いな。もう少し先でも良かっただろうに。なあ。我が愛しき妻よ。」
「もうそのキャラはいいわよ。昔のように呼んで、レイ。あの子達は強いわ。乗り越えていけるわよ。」
「そうだな。ケイト。俺たちもそろそろ心の準備をしないとしんどいな。」
「?っ」
「アイ、泣かないで。あの子達を任せることができるのはあなただけよ。」
「おまえにしか任せることはできない。」
「でも、だって、」
「しっかりなさい。私達に白羽の矢がたってしまった以上、しかたな、い、」
「もう、ケイト姉も泣いてるー」
「アイだって敬語忘れてるー」
「俺は泣かない!」
「「空気読め!」」
「ほら、2人とも涙を拭いて。気づかれるよ。」
「ふぅ。この私、アイは、愛しいあなたたちの大事な子供たちを、立派に育て上げてみせると誓います。」
「誓われました!ちゃんと見てます!」
「誓われましたってなに。」
「なんでもいいでしょ。雰囲気よ。雰囲気。レイは黙ってて。」
「うい。」
「さあ、仕事に戻りますよ、陛下、猊下。」
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