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やり直しの人生 ソフィア十三歳魔法学園編
第百三十六話 作戦会議
しおりを挟むとりあえずはこの後どうやって一網打尽にするかよね。うう~む。この閉じ込められている場所に、悪人全てが集まってる訳ないだろうし……ドレイを購入している貴族だって捕まえたい……ん?
それって……このまま大人しくしてて、競売される会場にまで入れば全員揃ってるんじゃ?
それだわ! 私って天才。その後で会場でコテンパンにしてやれば良いのよ。
何も知らない女の子達を攫って、ドレイとして売るなんて最低な奴は、絶対に許さないんだから。
そうと決まれば、シャルロッテに相談ね。
「ねぇねぇシャルロッテ?」
「はい? なんでしょう」
「あのね?…………ゴニョニョ」
「まあ! その手で行きましょう! 悪人退治ですね」
私とシャルロッテが作戦会議で盛り上がっていると、一人の女の子が話しかけてきた。
「あんた達これから売られるって言うのに、何笑ってるの? 神経う疑っちゃう」
「まぁ! 何を言ってるんです。この方は貴方達を助ける計画を立ててくれた、素晴らしいお方なんですよ? その言葉使いはどうかと思いますよ?」
シャルロッテが自分の事のように、必死に私の事をアピールしてくれる。嬉しいんだけど少し恥ずかしい。
「助けるって……はぁ。何を根拠に? 私達みたいな平民が多少居なくなった所でね、国は動いてくれないわよ。貴族様でもあるまいし……」
「何をおっしゃいますやら! 私の横にいらっしゃるお方は公爵家が令嬢ソフィア様ですよ?」
「「「なっ!?こっこっこうっんーー!?」」」
公爵家と叫びそうになったので、シャルロッテが慌てて口を塞いだ。
「しぃーっ! 声が大きいですよ」
「ごっごめんなさっ……すみませんでした」
三人の女の子が頭を深く下げる。その姿はもう平伏している。
「あっ! ちょっと頭を上げて下さいね。気にしてませんし、公爵家令嬢がこんな所にいるのがおかしいんですし……」
「!! なんてお優しい。貴族の方は皆私達平民を道端に落ちているゴミの様に見るので……この様な貴族の方もいらっしゃるんですね」
それって絶対あれだわ。プルーチン令嬢がこの街で横暴に振舞ってる所為よね。貴族のイメージ を悪くするなんて……はあ。
私は女の子達の目をじっと見つめ。
「私達が絶対に助けてあげるから、信用してくれる?」
「「「はい!」」」
「はい」と言った女の子達の姿は、先程までの悲痛な表情はなく晴れやかになっていた。
良かった。
ーーおーい。ソフィア? こんな檻に入って何の遊びだ? 楽しいのか?
ーーホントにね。ソフィアの遊びが良く分からないわ
「シルフィ! ウンディーネ!」
窓をスっとすり抜け、シルフィとウンディーネが中に入ってきた。
「これは遊びじゃなくてね? 重大な任務遂行中なの! 分かる?」
ーー何の任務だよ? それよりアイザック達が探してたぞ?
ーーそうなのよ。余りにも必死だったから教えに来てあげたの。
「あっ! そうか何の連絡もしてないから……困ったな。でもまだまだ帰れないのよね」
ーー帰れない? 檻から出られないならオイラが出してあげるよ?
シルフィが不思議そうに首を傾げる。
「違うの。この後に一大イベントがあるから! 檻に入ってないとダメなの」
ーー何だ? なにやら楽しそうだな。決めたっオイラも一緒に行く。
困ったわ。シルフィ達も一緒だとハチャメチャにならないかしら……アイザック様達にも連絡しないといけないし……困ったわ。どうやって連絡をとろう。
私……魔法鳥持ってないのよね。こんな時に必要だわ。今度お父様にオネダリしよう。
ーーどしたんだ? ソフィア?
シルフィが顔の近くまで飛んで来て覗きこむ。
ん? そうだわ! シルフィにお手紙運んでもらったら良いんじゃない! そうよナイスアイデア!
幸いバックは取られてないから、中に紙とペンもある。
「シルフィお願いがあるの!」
ーーんん? お願い? ご褒美はあるんだろうな?
「もちろんよ! シルフィの今ハマってる甘味よ!」
ーーよっしゃー! それなら聞いてやる。
良かった。
これで一安心ね。
私はサラサラッと手紙を書いて、シルフィに持たせアイザック様の所に運んでもらった。
シルフィはこの後また遊びに来るからな! っと捨て台詞を残して飛んで行った。
さぁ! 後はお仕置タイムね!
★★★
次話はアイザックsideになります。(*ˊ꒳ˋ*)
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