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やり直しの人生 ソフィア十四歳スタンピード編
第百九十九話 ソフィアの計画
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「そんなすぐに……半年後だとばかり……しかも魔獣が強くなるなんて!」
精霊王様やサラマンダーから聞いた話を、お父様に報告したらガクッと膝から崩れ落ちてしまった。
相当なショックを受けたみたいで、今も床に膝をついたまま。
「お父様! 想像もつかないので怖い気持ちは同じですが、私も頑張りますし……どこからスタンピードが発生するのが分かったので、きっと良い対処法も考えられますよ!」
お父様に近寄り大丈夫ですよと、そっと肩に手を置いた。
「フィアたん……」
「ね!」
そう言って私は最高の笑顔で微笑んだ。
お父様は私をギュッと抱きしめた後、スッと立ち上がると。
「そうだね。落ち込んでいる時間が勿体無いね。スタンピードが火山から発生するのが分かっただけでも、良しとしないとね。私はこの事を国王様に話してくるよ。フィアたんはもう寝るんだよ」
「はい」
やる気を取り戻したお父様は、足早に執務室を出ていった。
★★★
次の日私は、外にあるガセボにてリルをブラッシングしながら、スタンピードについて考えていた。
ーーソフィア? どうしたの?
考え事をしていたのがリルに伝わっちゃったのか、不思議そうに首を傾げて私をみている
「ん? ええとね。スタンピードの事を考えてて」
ーーああ。それなら大丈夫! ソフィアは僕が守るから、安心して。精霊王様や妖精王たちは、世界の理に触れちゃうから手助けできないけど、僕はそんなの関係ないからね。
リルがフンスッと鼻息荒く嬉しいことを言ってくれる。
実は私は、一人で火山に直接向かおうなんて考えていた。
私の魔力が一番高いだろうし、魔法だって強く願えば全て使える。
全ての魔獣を殲滅するのは無理だとしても、先に私が少しでも減らしておけばみんなも助かるはず。
それに私には強い味方、リルがいるんだから。
魔獣が溢れ出る本拠地に行ったとしても、リルが守ってくれるからケガしないと思う。
この事をお父様やアイザック様達に、バレないようにしないと。
バレたら絶対にそんな事させてくれないから。お屋敷に閉じ込められちゃう。
リルとこっそり計画を立てよう。
私の魔法が一番強力なのは一目瞭然。創造神様のおかげなんだけど。
このすごい力、今のためにあったんじゃないかとさえ思う。
「リル? 火山から魔獣が溢れ出てくるってサラマンダーが言ってたでしょ?」
ーーんん? 言ってたね。
「私、そこに行こうと思うの」
ーーええ!? そんなのダメだよ! いっぱい魔獣がいるんだよ?
「お願いリル。私が先に行って、魔獣を少しでも減らしておきたいの!」
ーーうう~ん。出来る事なら1番遠い場所にいて欲しいけど、ソフィアは言い出したら聞かないし。まぁ僕が側に居て守るから……はぁ。分かった!
「リルありがとう」
リルを抱き上げお腹に顔を埋める。
ーーわっぷ!? でも約束だよ? 無理はしないで。
「もちろん!」
後はどうやってこっそり、みんなから離れるか考えないと。
★★★
予約投稿の時間をミスり、ちゃんと朝6時に投稿出来ていませんでした。すみません。
精霊王様やサラマンダーから聞いた話を、お父様に報告したらガクッと膝から崩れ落ちてしまった。
相当なショックを受けたみたいで、今も床に膝をついたまま。
「お父様! 想像もつかないので怖い気持ちは同じですが、私も頑張りますし……どこからスタンピードが発生するのが分かったので、きっと良い対処法も考えられますよ!」
お父様に近寄り大丈夫ですよと、そっと肩に手を置いた。
「フィアたん……」
「ね!」
そう言って私は最高の笑顔で微笑んだ。
お父様は私をギュッと抱きしめた後、スッと立ち上がると。
「そうだね。落ち込んでいる時間が勿体無いね。スタンピードが火山から発生するのが分かっただけでも、良しとしないとね。私はこの事を国王様に話してくるよ。フィアたんはもう寝るんだよ」
「はい」
やる気を取り戻したお父様は、足早に執務室を出ていった。
★★★
次の日私は、外にあるガセボにてリルをブラッシングしながら、スタンピードについて考えていた。
ーーソフィア? どうしたの?
考え事をしていたのがリルに伝わっちゃったのか、不思議そうに首を傾げて私をみている
「ん? ええとね。スタンピードの事を考えてて」
ーーああ。それなら大丈夫! ソフィアは僕が守るから、安心して。精霊王様や妖精王たちは、世界の理に触れちゃうから手助けできないけど、僕はそんなの関係ないからね。
リルがフンスッと鼻息荒く嬉しいことを言ってくれる。
実は私は、一人で火山に直接向かおうなんて考えていた。
私の魔力が一番高いだろうし、魔法だって強く願えば全て使える。
全ての魔獣を殲滅するのは無理だとしても、先に私が少しでも減らしておけばみんなも助かるはず。
それに私には強い味方、リルがいるんだから。
魔獣が溢れ出る本拠地に行ったとしても、リルが守ってくれるからケガしないと思う。
この事をお父様やアイザック様達に、バレないようにしないと。
バレたら絶対にそんな事させてくれないから。お屋敷に閉じ込められちゃう。
リルとこっそり計画を立てよう。
私の魔法が一番強力なのは一目瞭然。創造神様のおかげなんだけど。
このすごい力、今のためにあったんじゃないかとさえ思う。
「リル? 火山から魔獣が溢れ出てくるってサラマンダーが言ってたでしょ?」
ーーんん? 言ってたね。
「私、そこに行こうと思うの」
ーーええ!? そんなのダメだよ! いっぱい魔獣がいるんだよ?
「お願いリル。私が先に行って、魔獣を少しでも減らしておきたいの!」
ーーうう~ん。出来る事なら1番遠い場所にいて欲しいけど、ソフィアは言い出したら聞かないし。まぁ僕が側に居て守るから……はぁ。分かった!
「リルありがとう」
リルを抱き上げお腹に顔を埋める。
ーーわっぷ!? でも約束だよ? 無理はしないで。
「もちろん!」
後はどうやってこっそり、みんなから離れるか考えないと。
★★★
予約投稿の時間をミスり、ちゃんと朝6時に投稿出来ていませんでした。すみません。
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