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第二章
2.出会いイベント
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入学式では新入生代表としてライル様がスピーチをする。麗しのキラキラ王子ぶりに会場の令嬢の目がハートになっている。
私はボーッとライル様を見る。原稿も見ずにスラスラと挨拶をするその姿には十五歳ながらも、もはや威厳さえ漂っている。頭がいい、剣も魔法も使える、優しい…乙女ゲームの攻略対象なのも納得のイケメンぶりだ。
……あんな人に愛してるなんて言ってもらったなんて信じられない。それに……
私は壇上で話すライル様の唇を見つめる。
……キス、しちゃったんだよねぇ。
あのキスは恋愛経験が皆無な私にとって、杏奈の記憶を含めてもファーストキスだったわけだがー
次の瞬間、バチッと私と目が合う。
ライル様が少し微笑んだ。
それだけで「きゃー!」と会場から声が上がる。
私は唇を見つめていたとバレたらまずいと思い、慌てて下を向いた。
◆ ◇ ◆
その後、入学式の会場を出て、私はソフィアやジュリー達と共に教室に向かっていた。みんなと話しながらも、私はどこかソワソワしてしまう。
何故なら、きっと今頃ヒロインとライル様との出会いイベントが発生しているはずだからだ。
入学式が終わった後、先生方に囲まれるライル様は教室に戻るのが遅れ、一人で教室に向かう。その途中、廊下で校章を落として、探しているヒロインのリィナと出会うのだ。先に行って構わないというリィナにライル様は自分の校章を外し、付けてあげる。
「僕は校章が無くても、ここの生徒だってみんなが知ってるから。気にしないで。」と優しく笑いかけて去っていくのだ。その優しさにリィナはときめくのである。
「……上手く会えたかなぁ。」
その時、後ろがザワザワとして、振り返ると、何故か皆が端に寄っていく。
「どうしたのかしら?」
ソフィアがそう呟いた時、姿を表したのはライル様だった。
「ラ、ライル様っ?!」
今、出会いイベントをこなしているはずのライル様がなんでここにいるの?!
私は予想外の出来事にパニックだ。
「な、な、なんでここに?!」
ライル様は苦笑を浮かべる。
「そんな驚かなくても。朝はスピーチの準備で会えなかったからね。一刻も早くアンナに会いたくて、追いかけて来たんだ。」
「あの…ここに来る途中にすごい美少女が探し物をしてる場面に遭遇しなかったですか?」
「すごい美少女…?特に気付かなかったよ。ここに来るまで多くの生徒に声をかけられたから、その中にいた可能性はあるけど。
でも、どんな女性にも興味なんてないよ。僕にはアンナがいるんだから。」
ライル様は私の手を握ると、自らに引き寄せた。私はバランスを崩し、ライル様の胸に飛び込むような形になってしまう。
「ちょっ……ライル様!!」
みんなが見てるのになんてことを…!!
すぐそこでソフィアやジュリーがクスクスしている。
あとで、絶対冷やかされるやつだわ……。
私が二人をジトッと見ると、ライル様は眉を下げて悲しそうにした。
「ねぇ…アンナは僕に会えて、嬉しく無いの?」
いや、一週間前に会ったばっかりだし。
それに無駄に瞳をキラキラさせないで欲しい。
……最近その目で見られると動悸がするのだ。
「……いやっ、その……。」
「…それとも、何か思い出しちゃう?」
ライル様はそう言って、私の頬に手を伸ばそうとする。
「……っ!思い出しません!!」
私はライル様の手を避け、手を振り解くとズンズンと先に歩き出した。それをライル様が楽しそうに追いかけてくる。
交流会などによく出ていた生徒にとっては見慣れた光景だが、あまりそういう場に参加しない生徒にとってはこの光景はあまりにも予想外なのだろう。口を開けたまま固まっている者や、涙目の令嬢なんかもいる。
私は皆の注目を振り払うべく歩く速度を早めるが、足の長いライル様には簡単に追いつかれてしまう。
「そんなに急ぐと危ないよ?」
私は諦めて、ライル様と二人で教室に向かった。
◆ ◇ ◆
初日のため、今日は説明だけで終わりだ。
私はライル様と学舎を出る。帰りはライル様が王家の馬車で公爵家まで送ってくれるらしい。門に向かって歩く途中、地面にしゃがみ込み、何かを探している子がいた。
……あのピンクの髪ってー
そう思った瞬間、彼女が顔を上げて、私たちの方を大きく潤んだ瞳で見つめた。
やっぱりヒロインのリィナだ…!
彼女の髪は桃のように綺麗なピンク色で、瞳も少しピンクがかった茶色でどこか神秘的だった。目は驚くほど大きいが、決してバランスが悪いわけではなく、すっと綺麗な鼻筋に、小さく形のいいローズ色の唇、全てがあるべき位置に収まっているという感じだ。さすがヒロイン…これなら美形の攻略対象者の隣に並んでも見劣りしない。
私がぽぉっと彼女に見惚れていると、ライル様が私に話しかける。
「どうしたの、アンナ?彼女は知り合い?」
「あ、いえ……。」
リィナはうるうるとライル様を見つめる。その隣にいる私には目もくれない。しかし、ライル様は彼女の視線に気付かないふりをしているようだった。
……ライル様、いいの?!ヒロインが見てるのよ?!
私はライル様とリィナを交互に見るが、ライル様はニコニコと私を見つめるだけだ。
「アンナ、彼女とは別に知り合いじゃないなら、行こう?」
ライル様はそう言うと、私の手を引いた。
「あ、待ってー」
私はライル様の手を引き、その場に留まらせた。
「ライル様。彼女、校章をなくして、困ってるみたいです…よ?」
ライル様はいかにも迷惑そうな顔をするが、私が困った顔をすると、溜息を一つ吐いて、その子に話しかけた。
「…君ー」
「あの…だ、大丈夫です!
一人で探しますので…っ!」
そう言うと再び地面に視線を落とし、探し始めた。
……散々さっきからその場所探してたと思うんだけど。
地面にでも埋まっちゃったのかしら?
「そう。じゃあ、僕たちは行くから。
見つかるといいね。」
ライル様はそう言うと、歩き出そうとしてしまう。
「ま、待って!ライル様!!
……えっと、ライル様の校章をあげたらどうでしょうか?」
ライル様の目が点になる。
「は?僕のを?」
「……はい。」
そんなに驚かなくてもいいのに。
ゲームじゃやっていたじゃない。
ライル様はこれみよがしに再び大きく息を吐くと、私の校章を取り外した。そして、それをリィナの前に置く。
「「…え?」」
私もリィナも意味が分からず呆然とする。
次にライル様は自分の校章を外すと、私に付けた。
「君にはアンナのを。僕のはアンナに。
アンナ以外に僕から何かを贈るなんて御免だからね。後々面倒なことになったら、困るし。校章はアンナから貰ったと言うんだよ。絶対に僕の名前は出すな。
じゃあ、これで。」
ライル様は私の手を引いて、門を出ると、私を馬車に押し込んだ。馬車からリィナの様子を覗くと、苦々しい顔をして、こちらを睨んでいるように見えた。
私は、ライル様に尋ねる。
「なんで、わざわざあんなことを?」
ライル様は不機嫌な顔を隠しもせずに言う。
「それはこっちの台詞だよ。
アンナこそどういうつもりなの?」
どういうつもりも何も……私はライル様の運命の人であるリィナがうまく出会えればと思っただけでー
黙ったままの私にライル様は呆れたように言う。
「例え校章一つでも僕が彼女に何かを渡せば、それを贈りものと見なす人がいるかもしれない。それに彼女がそれをふれ回ったりすれば、僕が彼女に好意を持ったと勘違いする奴が出てくることも考えられる。
そんなことになったら面倒だろう?
はぁ……僕はアンナ以外に興味はないと、何回言えばわかってくれるの?」
私は俯く。
この前、ライル様が本気で私を想ってくれていると分かったはずなのに、それを無視して行動して、彼を傷付けてしまった…。申し訳ないと思う。
でも……ライル様とリィナの邪魔をしたら、悪役令嬢として破滅してしまうかもしれない……。私は…どうしたらいいの?
ずっと黙っている私にライル様は手を伸ばし、頭を撫でてくれた。その表情はどこか寂しげだ。
「ごめん。アンナはただ優しさであの子を助けようとしただけなんだよね。
…でも、僕の立場上、近付きたいという令嬢は山ほどいる。さっきの令嬢もわざとああやって気を引こうとしたのかもしれない。
僕は少し冷たく見えても疑われるような行動は一切したくない。」
「ライル様……。
……私も考えなしに、ごめんなさい。」
私がそう謝罪をすると、ライル様は私の顔を覗き込み、微笑んだ。
「ん、いいよ。」
ライル様は私の頭に手を置いた。
私はボーッとライル様を見る。原稿も見ずにスラスラと挨拶をするその姿には十五歳ながらも、もはや威厳さえ漂っている。頭がいい、剣も魔法も使える、優しい…乙女ゲームの攻略対象なのも納得のイケメンぶりだ。
……あんな人に愛してるなんて言ってもらったなんて信じられない。それに……
私は壇上で話すライル様の唇を見つめる。
……キス、しちゃったんだよねぇ。
あのキスは恋愛経験が皆無な私にとって、杏奈の記憶を含めてもファーストキスだったわけだがー
次の瞬間、バチッと私と目が合う。
ライル様が少し微笑んだ。
それだけで「きゃー!」と会場から声が上がる。
私は唇を見つめていたとバレたらまずいと思い、慌てて下を向いた。
◆ ◇ ◆
その後、入学式の会場を出て、私はソフィアやジュリー達と共に教室に向かっていた。みんなと話しながらも、私はどこかソワソワしてしまう。
何故なら、きっと今頃ヒロインとライル様との出会いイベントが発生しているはずだからだ。
入学式が終わった後、先生方に囲まれるライル様は教室に戻るのが遅れ、一人で教室に向かう。その途中、廊下で校章を落として、探しているヒロインのリィナと出会うのだ。先に行って構わないというリィナにライル様は自分の校章を外し、付けてあげる。
「僕は校章が無くても、ここの生徒だってみんなが知ってるから。気にしないで。」と優しく笑いかけて去っていくのだ。その優しさにリィナはときめくのである。
「……上手く会えたかなぁ。」
その時、後ろがザワザワとして、振り返ると、何故か皆が端に寄っていく。
「どうしたのかしら?」
ソフィアがそう呟いた時、姿を表したのはライル様だった。
「ラ、ライル様っ?!」
今、出会いイベントをこなしているはずのライル様がなんでここにいるの?!
私は予想外の出来事にパニックだ。
「な、な、なんでここに?!」
ライル様は苦笑を浮かべる。
「そんな驚かなくても。朝はスピーチの準備で会えなかったからね。一刻も早くアンナに会いたくて、追いかけて来たんだ。」
「あの…ここに来る途中にすごい美少女が探し物をしてる場面に遭遇しなかったですか?」
「すごい美少女…?特に気付かなかったよ。ここに来るまで多くの生徒に声をかけられたから、その中にいた可能性はあるけど。
でも、どんな女性にも興味なんてないよ。僕にはアンナがいるんだから。」
ライル様は私の手を握ると、自らに引き寄せた。私はバランスを崩し、ライル様の胸に飛び込むような形になってしまう。
「ちょっ……ライル様!!」
みんなが見てるのになんてことを…!!
すぐそこでソフィアやジュリーがクスクスしている。
あとで、絶対冷やかされるやつだわ……。
私が二人をジトッと見ると、ライル様は眉を下げて悲しそうにした。
「ねぇ…アンナは僕に会えて、嬉しく無いの?」
いや、一週間前に会ったばっかりだし。
それに無駄に瞳をキラキラさせないで欲しい。
……最近その目で見られると動悸がするのだ。
「……いやっ、その……。」
「…それとも、何か思い出しちゃう?」
ライル様はそう言って、私の頬に手を伸ばそうとする。
「……っ!思い出しません!!」
私はライル様の手を避け、手を振り解くとズンズンと先に歩き出した。それをライル様が楽しそうに追いかけてくる。
交流会などによく出ていた生徒にとっては見慣れた光景だが、あまりそういう場に参加しない生徒にとってはこの光景はあまりにも予想外なのだろう。口を開けたまま固まっている者や、涙目の令嬢なんかもいる。
私は皆の注目を振り払うべく歩く速度を早めるが、足の長いライル様には簡単に追いつかれてしまう。
「そんなに急ぐと危ないよ?」
私は諦めて、ライル様と二人で教室に向かった。
◆ ◇ ◆
初日のため、今日は説明だけで終わりだ。
私はライル様と学舎を出る。帰りはライル様が王家の馬車で公爵家まで送ってくれるらしい。門に向かって歩く途中、地面にしゃがみ込み、何かを探している子がいた。
……あのピンクの髪ってー
そう思った瞬間、彼女が顔を上げて、私たちの方を大きく潤んだ瞳で見つめた。
やっぱりヒロインのリィナだ…!
彼女の髪は桃のように綺麗なピンク色で、瞳も少しピンクがかった茶色でどこか神秘的だった。目は驚くほど大きいが、決してバランスが悪いわけではなく、すっと綺麗な鼻筋に、小さく形のいいローズ色の唇、全てがあるべき位置に収まっているという感じだ。さすがヒロイン…これなら美形の攻略対象者の隣に並んでも見劣りしない。
私がぽぉっと彼女に見惚れていると、ライル様が私に話しかける。
「どうしたの、アンナ?彼女は知り合い?」
「あ、いえ……。」
リィナはうるうるとライル様を見つめる。その隣にいる私には目もくれない。しかし、ライル様は彼女の視線に気付かないふりをしているようだった。
……ライル様、いいの?!ヒロインが見てるのよ?!
私はライル様とリィナを交互に見るが、ライル様はニコニコと私を見つめるだけだ。
「アンナ、彼女とは別に知り合いじゃないなら、行こう?」
ライル様はそう言うと、私の手を引いた。
「あ、待ってー」
私はライル様の手を引き、その場に留まらせた。
「ライル様。彼女、校章をなくして、困ってるみたいです…よ?」
ライル様はいかにも迷惑そうな顔をするが、私が困った顔をすると、溜息を一つ吐いて、その子に話しかけた。
「…君ー」
「あの…だ、大丈夫です!
一人で探しますので…っ!」
そう言うと再び地面に視線を落とし、探し始めた。
……散々さっきからその場所探してたと思うんだけど。
地面にでも埋まっちゃったのかしら?
「そう。じゃあ、僕たちは行くから。
見つかるといいね。」
ライル様はそう言うと、歩き出そうとしてしまう。
「ま、待って!ライル様!!
……えっと、ライル様の校章をあげたらどうでしょうか?」
ライル様の目が点になる。
「は?僕のを?」
「……はい。」
そんなに驚かなくてもいいのに。
ゲームじゃやっていたじゃない。
ライル様はこれみよがしに再び大きく息を吐くと、私の校章を取り外した。そして、それをリィナの前に置く。
「「…え?」」
私もリィナも意味が分からず呆然とする。
次にライル様は自分の校章を外すと、私に付けた。
「君にはアンナのを。僕のはアンナに。
アンナ以外に僕から何かを贈るなんて御免だからね。後々面倒なことになったら、困るし。校章はアンナから貰ったと言うんだよ。絶対に僕の名前は出すな。
じゃあ、これで。」
ライル様は私の手を引いて、門を出ると、私を馬車に押し込んだ。馬車からリィナの様子を覗くと、苦々しい顔をして、こちらを睨んでいるように見えた。
私は、ライル様に尋ねる。
「なんで、わざわざあんなことを?」
ライル様は不機嫌な顔を隠しもせずに言う。
「それはこっちの台詞だよ。
アンナこそどういうつもりなの?」
どういうつもりも何も……私はライル様の運命の人であるリィナがうまく出会えればと思っただけでー
黙ったままの私にライル様は呆れたように言う。
「例え校章一つでも僕が彼女に何かを渡せば、それを贈りものと見なす人がいるかもしれない。それに彼女がそれをふれ回ったりすれば、僕が彼女に好意を持ったと勘違いする奴が出てくることも考えられる。
そんなことになったら面倒だろう?
はぁ……僕はアンナ以外に興味はないと、何回言えばわかってくれるの?」
私は俯く。
この前、ライル様が本気で私を想ってくれていると分かったはずなのに、それを無視して行動して、彼を傷付けてしまった…。申し訳ないと思う。
でも……ライル様とリィナの邪魔をしたら、悪役令嬢として破滅してしまうかもしれない……。私は…どうしたらいいの?
ずっと黙っている私にライル様は手を伸ばし、頭を撫でてくれた。その表情はどこか寂しげだ。
「ごめん。アンナはただ優しさであの子を助けようとしただけなんだよね。
…でも、僕の立場上、近付きたいという令嬢は山ほどいる。さっきの令嬢もわざとああやって気を引こうとしたのかもしれない。
僕は少し冷たく見えても疑われるような行動は一切したくない。」
「ライル様……。
……私も考えなしに、ごめんなさい。」
私がそう謝罪をすると、ライル様は私の顔を覗き込み、微笑んだ。
「ん、いいよ。」
ライル様は私の頭に手を置いた。
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