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第二章
4.味方
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……まずいことになった。
私は今、ユーリに誰もいない講義室の壁に追い詰められていた。
「これはどういうことだ?」
「あー、えー…っと、その……。」
ユーリの手にはゲームの内容を書き記したノートがあった。私は屋上でユーリと再会したあの日、ノートをベンチの上に忘れてきてしまったのだ。
「この内容はアンナが考えたのか?」
「まさかっ!」
ユーリは眉間に皺を寄せている。
「じゃあ、なんなんだよ、これは。」
「……よ、予知夢、みたいな?」
「アンナは予言が見れるのか?」
「いや、そういうわけじゃなくて……。」
さっきから煮え切らない回答を繰り返す私にユーリは呆れたように長く息を吐き出した。
「はぁ…。もう諦めて、全部話せ。」
「……でもー」
話したところでこんな荒唐無稽な話を信じてくれるわけない。私が俯くと、まるで私の気持ちを見透かすようにユーリは言った。
「アンナの言うこと、信じるから。
絶対に馬鹿にしたりしない。
アンナの力になりたいんだ。」
その目は真剣そのものだ。
「……ほんとに?……ほんとに信じてくれる?」
「あぁ。」
……ユーリは嘘をつくような人じゃない。
私はユーリに全てを話すことにした。
「……分かった。」
私は、ユーリにこれまでのことを話した。
十一歳の誕生日に死にそうになって、『杏奈』の記憶が入ってきたこと。
その記憶にあるゲームの中で親友のソフィアが婚約破棄して、破滅する結末を見たこと。
ソフィアが破滅する未来を変えたくて、自分が悪役令嬢の立ち位置であるライル様の婚約者になったこと。
今通っているこの学園がゲームの舞台であり、ヒロインと攻略対象四人が恋愛を繰り広げるだろうということ。
場合によっては恋路を邪魔した悪役令嬢が国外追放されて、死んでしまうかもしれないこと。
「……まじか…。」
「…ははっ。信じられないよね、こんな話。」
「何言ってんだ。信じるって言ったろ?」
ユーリは私を安心させるようにポンポンと頭を撫でてくれた。
「ユーリ…。」
「今まで一人で頑張ったな、アンナ。」
ユーリにそう言われて、ぐっと胸が熱くなる。
いつだって一人で不安だった。ソフィアを守りたかったけど、自分が死んじゃうかもしれないと思うと、怖くて仕方なかった。
どんどん学園に行く年齢が近づく度に恐ろしくて逃げ出したくて堪らなくなることもあった。でも、もし逃げて自分の知らないところで大切な人が傷付くのはもっと怖かった。
その恐怖に耐えられなくて、お父様やオルヒに話してみようかと何度も思ったが、信じてもらえないのも不安だったし、何より二人を心配させてしまうかと思うと、大きくなるにつれ、より言い出せなくなっていった。
私はずっと…一人で怖かったんだ。
「ふっ……ぅ……ぐすっ…。」
子供のように急に泣き出してしまった私をユーリは抱き寄せた。子供をあやすように頭をポンポンとしてくれる。
「よしよし。」
こんな風にユーリの胸を借りちゃいけないと分かっているのに、私は動くことが出来なかった。
ユーリの胸の中はあたたかくて…トクトクとユーリの心臓の音がして、それが心地よく響く。
……ごめんなさい。……今、だけ。
私はユーリの胸に額を預けた。
◆ ◇ ◆
暫くして落ち着いた私は、ユーリの隣に座っていた。
「大丈夫か?」
「うん。ごめんね、突然泣いたりしちゃって。」
「いいよ。泣けて良かった。
…いつもアンナは人のために無理し過ぎだ。」
いつも笑顔のユーリが眉を下げている。
心から心配してくれていることが分かる。
「そんなことないよ。」
「そんなことある。……親友のために自分の命をかけられる奴なんて、そうそういない。アンナはすごい。」
ユーリは真っ直ぐに私の瞳を見つめて言う。
平凡な私にすごいだなんて、少し照れる。
「ふふっ。ありがとう。」
「これからは俺が話を聞くし、困ったことがあれば、力になるから。一人で無理しすぎんなよ。」
私はまた感動していた。
せっかく止まったのに、また視界が滲む。
「……本当に信じてくれるんだ…。」
「当たり前だろ。俺は嘘はつかねぇ。」
「ありがとう…。」
私がお礼を伝えると、ユーリはいつもの通りニカッと笑った。
「でも、俺が見る限り、今のところはアンナやその親友が破滅するってことはないんじゃないか?王子だって、周りが引くくらいアンナに執着してるぞ。」
「あはは…。」
そうなのだ。ライル様は私への好意を周りに見せびらかすようにしているような節さえある。おかげで恋愛なんてしたことがない私はタジタジだ。
……嫌なわけじゃないけど、何故そこまでライル様が私を大切にしてくれるのか分からない。助けてもらったことはあっても、ライル様に何かしてあげたことなんて殆どないのに。
ついでに今日はどうしても外せない公務があり、ライル様は欠席していた。じゃなかったら、こんなにゆっくりユーリと話せていないだろう。
「俺としては王子が婚約破棄してくれたら、堂々とアンナを娶れるから、嬉しい限りだけどな!」
……全くユーリはどこまで本気なんだか。
私は呆れながら相槌を打つ。
「はいはい。」
「はぁ…ちょっとは本気にしろよな。
ま、俺も攻略対象の奴らについて、動向を探ってみる。リィナ?とかいう奴とどれくらい接触してるか、確認するよ。」
「本当に…?」
「あぁ。アンナの命がかかってるんだ、それくらい当たり前だろ。」
有り難すぎる。私の話を聞いて信じてくれるだけじゃなく、私が生き残るために協力してくれるなんて…!
「ありがとう!ほんっとに助かる!
リィナがどのルートに進むか分かっていれば、ある程度対策は出来ると思うから。出来れば、私たちと接触が多いライル様やジョシュア様じゃないといいんだけど……。」
「だな。アンナの従兄弟のウィルガって奴とは全然会ってないのか?」
「うん。入学してからはまだ一度も。お父様には挨拶に来たみたいだけど、その時、ちょうど私は出掛けてて会えなかったの。あまり一緒の講義もないから、会えないのよね。」
ウィルガに会えていないことは気になっていた。そして、リィナが公爵家の跡取りではないウィルガを攻略対象と見做しているかどうかも気になるところだった。
「そっか。もう一人の攻略対象のルフトって教師は?」
「先生もまだ会ったことない。
でも、先生のルートで私とソフィアが悪役令嬢ってことはないと思うのよ。第一、関わりがないもの。」
「そうか…リィナは魔法学の授業で会うんだっけか?」
あのノートをしっかり読んだのだろう。私が細かいことを説明しなくても、ユーリの頭には入っているようだった。
「うん、そうよ。ソフィアに魔力はないはずだから、大丈夫だと思う。」
「アンナは?」
「へ?」
「アンナに魔力は?」
そんなこと考えたこともなかった。
「まさか。お父様だって持ってないのに、私にあるはずないわ。」
「母親の方もか?」
「私を産んで亡くなったから分かんないけど…ほとんど屋敷の中で過ごしてたくらい身体が弱かったって聞いてるから。」
「そうか…。」
ユーリは眉を顰めて、考え込んでいる。
私は慌ててその可能性を否定した。
「……いやいや!そんな偶然あるはずないよ!!
それは心配しすぎだって!」
「心配で終わればいいけどな。」
ユーリがぎこちなく笑う。
そんな会話をした数日後、ユーリの心配が的中してしまうとは、この時の私は夢にも思わなかった。
私は今、ユーリに誰もいない講義室の壁に追い詰められていた。
「これはどういうことだ?」
「あー、えー…っと、その……。」
ユーリの手にはゲームの内容を書き記したノートがあった。私は屋上でユーリと再会したあの日、ノートをベンチの上に忘れてきてしまったのだ。
「この内容はアンナが考えたのか?」
「まさかっ!」
ユーリは眉間に皺を寄せている。
「じゃあ、なんなんだよ、これは。」
「……よ、予知夢、みたいな?」
「アンナは予言が見れるのか?」
「いや、そういうわけじゃなくて……。」
さっきから煮え切らない回答を繰り返す私にユーリは呆れたように長く息を吐き出した。
「はぁ…。もう諦めて、全部話せ。」
「……でもー」
話したところでこんな荒唐無稽な話を信じてくれるわけない。私が俯くと、まるで私の気持ちを見透かすようにユーリは言った。
「アンナの言うこと、信じるから。
絶対に馬鹿にしたりしない。
アンナの力になりたいんだ。」
その目は真剣そのものだ。
「……ほんとに?……ほんとに信じてくれる?」
「あぁ。」
……ユーリは嘘をつくような人じゃない。
私はユーリに全てを話すことにした。
「……分かった。」
私は、ユーリにこれまでのことを話した。
十一歳の誕生日に死にそうになって、『杏奈』の記憶が入ってきたこと。
その記憶にあるゲームの中で親友のソフィアが婚約破棄して、破滅する結末を見たこと。
ソフィアが破滅する未来を変えたくて、自分が悪役令嬢の立ち位置であるライル様の婚約者になったこと。
今通っているこの学園がゲームの舞台であり、ヒロインと攻略対象四人が恋愛を繰り広げるだろうということ。
場合によっては恋路を邪魔した悪役令嬢が国外追放されて、死んでしまうかもしれないこと。
「……まじか…。」
「…ははっ。信じられないよね、こんな話。」
「何言ってんだ。信じるって言ったろ?」
ユーリは私を安心させるようにポンポンと頭を撫でてくれた。
「ユーリ…。」
「今まで一人で頑張ったな、アンナ。」
ユーリにそう言われて、ぐっと胸が熱くなる。
いつだって一人で不安だった。ソフィアを守りたかったけど、自分が死んじゃうかもしれないと思うと、怖くて仕方なかった。
どんどん学園に行く年齢が近づく度に恐ろしくて逃げ出したくて堪らなくなることもあった。でも、もし逃げて自分の知らないところで大切な人が傷付くのはもっと怖かった。
その恐怖に耐えられなくて、お父様やオルヒに話してみようかと何度も思ったが、信じてもらえないのも不安だったし、何より二人を心配させてしまうかと思うと、大きくなるにつれ、より言い出せなくなっていった。
私はずっと…一人で怖かったんだ。
「ふっ……ぅ……ぐすっ…。」
子供のように急に泣き出してしまった私をユーリは抱き寄せた。子供をあやすように頭をポンポンとしてくれる。
「よしよし。」
こんな風にユーリの胸を借りちゃいけないと分かっているのに、私は動くことが出来なかった。
ユーリの胸の中はあたたかくて…トクトクとユーリの心臓の音がして、それが心地よく響く。
……ごめんなさい。……今、だけ。
私はユーリの胸に額を預けた。
◆ ◇ ◆
暫くして落ち着いた私は、ユーリの隣に座っていた。
「大丈夫か?」
「うん。ごめんね、突然泣いたりしちゃって。」
「いいよ。泣けて良かった。
…いつもアンナは人のために無理し過ぎだ。」
いつも笑顔のユーリが眉を下げている。
心から心配してくれていることが分かる。
「そんなことないよ。」
「そんなことある。……親友のために自分の命をかけられる奴なんて、そうそういない。アンナはすごい。」
ユーリは真っ直ぐに私の瞳を見つめて言う。
平凡な私にすごいだなんて、少し照れる。
「ふふっ。ありがとう。」
「これからは俺が話を聞くし、困ったことがあれば、力になるから。一人で無理しすぎんなよ。」
私はまた感動していた。
せっかく止まったのに、また視界が滲む。
「……本当に信じてくれるんだ…。」
「当たり前だろ。俺は嘘はつかねぇ。」
「ありがとう…。」
私がお礼を伝えると、ユーリはいつもの通りニカッと笑った。
「でも、俺が見る限り、今のところはアンナやその親友が破滅するってことはないんじゃないか?王子だって、周りが引くくらいアンナに執着してるぞ。」
「あはは…。」
そうなのだ。ライル様は私への好意を周りに見せびらかすようにしているような節さえある。おかげで恋愛なんてしたことがない私はタジタジだ。
……嫌なわけじゃないけど、何故そこまでライル様が私を大切にしてくれるのか分からない。助けてもらったことはあっても、ライル様に何かしてあげたことなんて殆どないのに。
ついでに今日はどうしても外せない公務があり、ライル様は欠席していた。じゃなかったら、こんなにゆっくりユーリと話せていないだろう。
「俺としては王子が婚約破棄してくれたら、堂々とアンナを娶れるから、嬉しい限りだけどな!」
……全くユーリはどこまで本気なんだか。
私は呆れながら相槌を打つ。
「はいはい。」
「はぁ…ちょっとは本気にしろよな。
ま、俺も攻略対象の奴らについて、動向を探ってみる。リィナ?とかいう奴とどれくらい接触してるか、確認するよ。」
「本当に…?」
「あぁ。アンナの命がかかってるんだ、それくらい当たり前だろ。」
有り難すぎる。私の話を聞いて信じてくれるだけじゃなく、私が生き残るために協力してくれるなんて…!
「ありがとう!ほんっとに助かる!
リィナがどのルートに進むか分かっていれば、ある程度対策は出来ると思うから。出来れば、私たちと接触が多いライル様やジョシュア様じゃないといいんだけど……。」
「だな。アンナの従兄弟のウィルガって奴とは全然会ってないのか?」
「うん。入学してからはまだ一度も。お父様には挨拶に来たみたいだけど、その時、ちょうど私は出掛けてて会えなかったの。あまり一緒の講義もないから、会えないのよね。」
ウィルガに会えていないことは気になっていた。そして、リィナが公爵家の跡取りではないウィルガを攻略対象と見做しているかどうかも気になるところだった。
「そっか。もう一人の攻略対象のルフトって教師は?」
「先生もまだ会ったことない。
でも、先生のルートで私とソフィアが悪役令嬢ってことはないと思うのよ。第一、関わりがないもの。」
「そうか…リィナは魔法学の授業で会うんだっけか?」
あのノートをしっかり読んだのだろう。私が細かいことを説明しなくても、ユーリの頭には入っているようだった。
「うん、そうよ。ソフィアに魔力はないはずだから、大丈夫だと思う。」
「アンナは?」
「へ?」
「アンナに魔力は?」
そんなこと考えたこともなかった。
「まさか。お父様だって持ってないのに、私にあるはずないわ。」
「母親の方もか?」
「私を産んで亡くなったから分かんないけど…ほとんど屋敷の中で過ごしてたくらい身体が弱かったって聞いてるから。」
「そうか…。」
ユーリは眉を顰めて、考え込んでいる。
私は慌ててその可能性を否定した。
「……いやいや!そんな偶然あるはずないよ!!
それは心配しすぎだって!」
「心配で終わればいいけどな。」
ユーリがぎこちなく笑う。
そんな会話をした数日後、ユーリの心配が的中してしまうとは、この時の私は夢にも思わなかった。
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