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第三章
5.裏切り
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息を切らして、ルフト先生の研究室へ戻る。
「そんなはずないっ!!」
部屋へ入った瞬間、ジョシュア様の怒鳴り声が聞こえた。
何事かと思い、扉を開けると、ジョシュア様がユーリの襟元を掴んでいた。
慌てて二人の間に割り入る。
「ジョシュア様!落ち着いて下さい!!
なんで、ユーリにこんなこと…何かあったんですか?」
私がグッとジョシュア様をユーリから離そうとすると、大きく抵抗するでもなくジョシュア様は後ろの席にドサっと座り込んだ。ひどく落ち込んだ様子で、その顔に色は無かった。
私はユーリに向き直り、理由を聞く。
「ユーリ、何があったの?ユーリはルフト先生の所へ行ってたのよね?見つからなかった?」
「裏切ったんだ、先生が。」
「…え?」
ユーリの言うことに頭が追いつかない。
「俺はジョシュア先輩に言われて、グラウンドに戻った。その場にルフト先生はもう居なかった。周囲を探しても見つからないから、近くにいた用務員のおっちゃんに聞いたんだ。
そしたら、さっき男子生徒と二人で今は使われていない裏門から出て行ったって。」
「だ、だからって、先生が裏切ったとはー」
「おっちゃんが言ってた生徒の特徴からして、先生といたのはリィナの取り巻きの奴だ。それだけでも十分に疑う余地はある。
その上、結界は張られていなかった。先生は俺たちとは違うタイミングで、後から来た。今日に限って、結界を張るところを俺たちは見てないだろ。」
「確かにそうだけど…!誰かに破られた可能性も…。」
「ルフト先生より魔法が使える奴なんてこの学園内に…いや、この国内にいない。先生の結界が破れるのは、恐らく先生自身だけだ…。」
「でも…っ!!」
ルフト先生がソフィアの誘拐に加担したなんて信じられない…信じたくない。
だって、ルフト先生はジョシュア様にとって兄のような存在で、ソフィアにとっては初恋の人で……。
ソフィアのことを考えると、胸が痛い。
初恋の人に…好きな人に裏切られるなんて……辛すぎる。
「俺だって、先生を疑いたくない。
だが、状況的に一番怪しい。
……ジョシュア先輩。俺の言うことは間違ってるか?」
「……すまない。取り乱した。」
ジョシュア様が取り乱すのも仕方ない。兄のように慕ってた人に裏切られたかもしれなくて、実の妹が拐われているんだから。
「ユーリの言う通りだ。ルフトが怪しい。
結界を張り忘れるなんて、そんなミスをルフトがするはずない。と言うことは、意図的にソフィアの誘拐に協力したと見るのが正しいだろう。今日はアンナ達と来るタイミングも違ったし、やたらと遅かった。
……信用しすぎた俺が悪い。今、この学園内で信用できるのは、ユーリとアンナしかいない。二人とも力を貸してほしい。」
「「勿論。」」
「ありがとう。じゃあ、まずは状況整理だ。」
そう言って、ジョシュア様は風魔法での探索結果を共有してくれた。学園内、及び学園周辺にソフィアの痕跡はなかった。公爵邸にも戻っていない。今は公爵邸の諜報部隊を使って、ソフィアの居場所を探しているということだった。
ユーリはルフト先生の出て行ったという裏門付近を捜索したが、もう人影は無かったということだった。
「アンナは何かあったか?」
「……リィナに会ったの。最初は何のことだかってはぐらかしてたけど、途中からはクスクス笑って…何か知ってるようだった。きっとリィナの取り巻きがソフィアを拐ったんだと思う。」
「あの女……っ!」
「特別な部屋にソフィアを隠したみたいだった。
貴女には見つけられないって言われた。」
「リィナは一体何者なんだ…?隠し部屋に魔宝まで…
おかしなことが起こりすぎてる…!」
「とりあえず、探すしかねぇだろ。俺は裏門付近にある古い建物の中を見てくる。じっとなんかしてられねぇからな。」
ユーリは勢いよく出て行く。
「……一体、ソフィアはどこにいるんだっ!?」
ジョシュア様は、苛立ちを隠し切れずに拳を机に叩きつけた。
いつも綺麗に整っている髪は乱れ、あからさまに憔悴している。
その時、研究室の扉がノックされた。
「あのぉ……ジョシュア先輩、いますか?」
動かないジョシュア様に代わって、扉まで行く。
一年生なのか、恥ずかしそうにオドオドと下を向いている。
気弱そうな青年だ。
「何か御用ですか?」
「あ、いえ…。さっき二年生の先輩にこれをルフト先生の研究室に届けて欲しいと頼まれまして…。ジョシュア先輩がいるだろうから、渡してくれって…。」
それを受け取り、お礼を言うと、一年生はカァっと顔を赤くして、走り去って行った。
「ジョシュア様。今、手紙が…。」
「誰から?」
「分かりません。一年生が頼まれたと言って持ってきました。」
「……そうか。」
ジョシュア様はそれを受け取ると、中身を開く。
手紙を見つめるその瞳には確かに怒りが滲んでいた。
ジョシュア様はそれを折り畳み、少し乱雑に内ポケットに仕舞った。
「何が書いてありましたか?ソフィアについて何かー」
「いや、ただのラブレターさ。よく貰うんだ。
こんな時に困っちゃうよな。」
「……私に見せられない内容ですか?」
「…そうだね。他の女性からのラブレターを意中の相手に見せるなんて、そんな馬鹿なことはしないだろう?」
ジョシュア様は、力のない笑みを見せる。
手紙の内容は、十中八九、リィナかその取り巻きからのものだろう。ソフィアについて書かれているんだ、そしてきっと……私のことも。リィナのことだ、私かソフィア、どちらかの犠牲を求めるような内容なのだろう。
ジョシュア様の初めて見る弱々しい顔を見てー
私は心を決めた。
「ジョシュア様、お願いがあります。」
「…なんだ?」
「私の魔力を止めてください。」
私のお願いにジョシュア様は眉を顰めた。
「……魔力を止める?」
「出来ませんか?」
「いや……昔、祖父にやってもらったことがあるし、理論は理解してるから、出来ないこともないが…。でも、どうして突然?」
さっきリィナと話した帰りに思い出したのだ。
以前、魔力をルフト先生に止めてもらった時、失神している間、杏奈の記憶を見たことを。内容までは覚えていなかったが、今回は前回よりも魔力感知が済んでいるので、痛みが増すだろう。それならば、もっと鮮明に思い出せるのではないかと思ったのだ。私の十一歳の誕生日も死にかけて、杏奈の記憶を思い出したのだから。
嬉しくはないが強い痛みを感じると、思い出すようなのだ。
確かに杏奈が夕方に見てたドラマの再放送では、階段から落ちて頭を打って記憶を失ったり、記憶を取り戻したりしていた。だから、そういうものなのかと一人納得している。
「……可能性は低いんですが、ソフィアの居場所が分かるかもしれないんです。」
「どういうことなんだ?」
「すみませんが、詳しく説明している時間が惜しいです。全てが終わったら必ずお伝えします。だから、今は協力してもらえませんか?」
ジョシュア様は、眉間の皺を深くした。
しかし、私の決意が固いことを感じてか、頷いてくれた。
「……分かった。アンナを信じるよ。それに、何も有力な情報が掴めていない今、少しでも手がかりが欲しいからな。
でも、魔力を止めるのは時に激痛を伴うと聞く。前も失神するほどの痛みだったんだろ?それに魔力感知が出来ている時に止めると、より痛みがー」
「えぇ、知っています。でも、ソフィアを助けられると思えば、どんな痛みだって耐えられます。死んでも…助けます…!」
本当だ。怖くないわけではないが……ソフィアに助けてもらった命、ソフィアのために使うなら惜しくない。
すると、ジョシュア様が立ち上がり、私を強く抱きしめた。
その身体は、震えていた。
「……滅相なことを言わないでくれ。
私は…ソフィアも、アンナも、二人が大事なんだ…!」
その声は悲痛で、ジョシュア様が泣いているのかもしれないと思った。私は、ジョシュア様の背中に手を回し、あやすように背を軽く叩いた。
「分かっています。それくらいの意気込みだってだけです。
私は死んだりしません。……絶対に。」
「……あぁ。約束だぞ。」
ジョシュア様は、私から身体を離す。
その辛そうな顔を見ながら、私はニコッと笑った。
「一思いにやっちゃってください!魔力を止めただけで死んだ人はいないって言ってたし、大丈夫です!!」
「前回は何分気絶した?」
そう言って、ジョシュア様は私の胸の前に手を翳す。
「二十分くらいです。今回はもう少し長くなるかもしれません。
……でも、必ず戻ってきます。」
「分かった、待ってる。……いくぞ。」
「はい。」
ジョシュア様が何かを呟くと、身体が引き裂かれるような痛みが広がる。息が出来なくなって…頭が割れそうになって……
私は、意識を、手放した。
「そんなはずないっ!!」
部屋へ入った瞬間、ジョシュア様の怒鳴り声が聞こえた。
何事かと思い、扉を開けると、ジョシュア様がユーリの襟元を掴んでいた。
慌てて二人の間に割り入る。
「ジョシュア様!落ち着いて下さい!!
なんで、ユーリにこんなこと…何かあったんですか?」
私がグッとジョシュア様をユーリから離そうとすると、大きく抵抗するでもなくジョシュア様は後ろの席にドサっと座り込んだ。ひどく落ち込んだ様子で、その顔に色は無かった。
私はユーリに向き直り、理由を聞く。
「ユーリ、何があったの?ユーリはルフト先生の所へ行ってたのよね?見つからなかった?」
「裏切ったんだ、先生が。」
「…え?」
ユーリの言うことに頭が追いつかない。
「俺はジョシュア先輩に言われて、グラウンドに戻った。その場にルフト先生はもう居なかった。周囲を探しても見つからないから、近くにいた用務員のおっちゃんに聞いたんだ。
そしたら、さっき男子生徒と二人で今は使われていない裏門から出て行ったって。」
「だ、だからって、先生が裏切ったとはー」
「おっちゃんが言ってた生徒の特徴からして、先生といたのはリィナの取り巻きの奴だ。それだけでも十分に疑う余地はある。
その上、結界は張られていなかった。先生は俺たちとは違うタイミングで、後から来た。今日に限って、結界を張るところを俺たちは見てないだろ。」
「確かにそうだけど…!誰かに破られた可能性も…。」
「ルフト先生より魔法が使える奴なんてこの学園内に…いや、この国内にいない。先生の結界が破れるのは、恐らく先生自身だけだ…。」
「でも…っ!!」
ルフト先生がソフィアの誘拐に加担したなんて信じられない…信じたくない。
だって、ルフト先生はジョシュア様にとって兄のような存在で、ソフィアにとっては初恋の人で……。
ソフィアのことを考えると、胸が痛い。
初恋の人に…好きな人に裏切られるなんて……辛すぎる。
「俺だって、先生を疑いたくない。
だが、状況的に一番怪しい。
……ジョシュア先輩。俺の言うことは間違ってるか?」
「……すまない。取り乱した。」
ジョシュア様が取り乱すのも仕方ない。兄のように慕ってた人に裏切られたかもしれなくて、実の妹が拐われているんだから。
「ユーリの言う通りだ。ルフトが怪しい。
結界を張り忘れるなんて、そんなミスをルフトがするはずない。と言うことは、意図的にソフィアの誘拐に協力したと見るのが正しいだろう。今日はアンナ達と来るタイミングも違ったし、やたらと遅かった。
……信用しすぎた俺が悪い。今、この学園内で信用できるのは、ユーリとアンナしかいない。二人とも力を貸してほしい。」
「「勿論。」」
「ありがとう。じゃあ、まずは状況整理だ。」
そう言って、ジョシュア様は風魔法での探索結果を共有してくれた。学園内、及び学園周辺にソフィアの痕跡はなかった。公爵邸にも戻っていない。今は公爵邸の諜報部隊を使って、ソフィアの居場所を探しているということだった。
ユーリはルフト先生の出て行ったという裏門付近を捜索したが、もう人影は無かったということだった。
「アンナは何かあったか?」
「……リィナに会ったの。最初は何のことだかってはぐらかしてたけど、途中からはクスクス笑って…何か知ってるようだった。きっとリィナの取り巻きがソフィアを拐ったんだと思う。」
「あの女……っ!」
「特別な部屋にソフィアを隠したみたいだった。
貴女には見つけられないって言われた。」
「リィナは一体何者なんだ…?隠し部屋に魔宝まで…
おかしなことが起こりすぎてる…!」
「とりあえず、探すしかねぇだろ。俺は裏門付近にある古い建物の中を見てくる。じっとなんかしてられねぇからな。」
ユーリは勢いよく出て行く。
「……一体、ソフィアはどこにいるんだっ!?」
ジョシュア様は、苛立ちを隠し切れずに拳を机に叩きつけた。
いつも綺麗に整っている髪は乱れ、あからさまに憔悴している。
その時、研究室の扉がノックされた。
「あのぉ……ジョシュア先輩、いますか?」
動かないジョシュア様に代わって、扉まで行く。
一年生なのか、恥ずかしそうにオドオドと下を向いている。
気弱そうな青年だ。
「何か御用ですか?」
「あ、いえ…。さっき二年生の先輩にこれをルフト先生の研究室に届けて欲しいと頼まれまして…。ジョシュア先輩がいるだろうから、渡してくれって…。」
それを受け取り、お礼を言うと、一年生はカァっと顔を赤くして、走り去って行った。
「ジョシュア様。今、手紙が…。」
「誰から?」
「分かりません。一年生が頼まれたと言って持ってきました。」
「……そうか。」
ジョシュア様はそれを受け取ると、中身を開く。
手紙を見つめるその瞳には確かに怒りが滲んでいた。
ジョシュア様はそれを折り畳み、少し乱雑に内ポケットに仕舞った。
「何が書いてありましたか?ソフィアについて何かー」
「いや、ただのラブレターさ。よく貰うんだ。
こんな時に困っちゃうよな。」
「……私に見せられない内容ですか?」
「…そうだね。他の女性からのラブレターを意中の相手に見せるなんて、そんな馬鹿なことはしないだろう?」
ジョシュア様は、力のない笑みを見せる。
手紙の内容は、十中八九、リィナかその取り巻きからのものだろう。ソフィアについて書かれているんだ、そしてきっと……私のことも。リィナのことだ、私かソフィア、どちらかの犠牲を求めるような内容なのだろう。
ジョシュア様の初めて見る弱々しい顔を見てー
私は心を決めた。
「ジョシュア様、お願いがあります。」
「…なんだ?」
「私の魔力を止めてください。」
私のお願いにジョシュア様は眉を顰めた。
「……魔力を止める?」
「出来ませんか?」
「いや……昔、祖父にやってもらったことがあるし、理論は理解してるから、出来ないこともないが…。でも、どうして突然?」
さっきリィナと話した帰りに思い出したのだ。
以前、魔力をルフト先生に止めてもらった時、失神している間、杏奈の記憶を見たことを。内容までは覚えていなかったが、今回は前回よりも魔力感知が済んでいるので、痛みが増すだろう。それならば、もっと鮮明に思い出せるのではないかと思ったのだ。私の十一歳の誕生日も死にかけて、杏奈の記憶を思い出したのだから。
嬉しくはないが強い痛みを感じると、思い出すようなのだ。
確かに杏奈が夕方に見てたドラマの再放送では、階段から落ちて頭を打って記憶を失ったり、記憶を取り戻したりしていた。だから、そういうものなのかと一人納得している。
「……可能性は低いんですが、ソフィアの居場所が分かるかもしれないんです。」
「どういうことなんだ?」
「すみませんが、詳しく説明している時間が惜しいです。全てが終わったら必ずお伝えします。だから、今は協力してもらえませんか?」
ジョシュア様は、眉間の皺を深くした。
しかし、私の決意が固いことを感じてか、頷いてくれた。
「……分かった。アンナを信じるよ。それに、何も有力な情報が掴めていない今、少しでも手がかりが欲しいからな。
でも、魔力を止めるのは時に激痛を伴うと聞く。前も失神するほどの痛みだったんだろ?それに魔力感知が出来ている時に止めると、より痛みがー」
「えぇ、知っています。でも、ソフィアを助けられると思えば、どんな痛みだって耐えられます。死んでも…助けます…!」
本当だ。怖くないわけではないが……ソフィアに助けてもらった命、ソフィアのために使うなら惜しくない。
すると、ジョシュア様が立ち上がり、私を強く抱きしめた。
その身体は、震えていた。
「……滅相なことを言わないでくれ。
私は…ソフィアも、アンナも、二人が大事なんだ…!」
その声は悲痛で、ジョシュア様が泣いているのかもしれないと思った。私は、ジョシュア様の背中に手を回し、あやすように背を軽く叩いた。
「分かっています。それくらいの意気込みだってだけです。
私は死んだりしません。……絶対に。」
「……あぁ。約束だぞ。」
ジョシュア様は、私から身体を離す。
その辛そうな顔を見ながら、私はニコッと笑った。
「一思いにやっちゃってください!魔力を止めただけで死んだ人はいないって言ってたし、大丈夫です!!」
「前回は何分気絶した?」
そう言って、ジョシュア様は私の胸の前に手を翳す。
「二十分くらいです。今回はもう少し長くなるかもしれません。
……でも、必ず戻ってきます。」
「分かった、待ってる。……いくぞ。」
「はい。」
ジョシュア様が何かを呟くと、身体が引き裂かれるような痛みが広がる。息が出来なくなって…頭が割れそうになって……
私は、意識を、手放した。
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