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第5章 永遠の愛をあなたに
第8話 恋が愛に変わるとき
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休日にドロシーに会いに行くグレースは、訪問する連絡を忘れてしまい困ってしまう。
前にタイラー父様は、あんな店は仮面祭り以外は暇だから何時行っても平気だと言っていた。
「暇か…、行きづらいし。
お店に、入りづらいな。
ここまで来て、会わないのもね」
グレースが思い切って入ると、女性のお客様がドロシーに話しかけている姿が目に入ってきた。
「おやっ、珍しい客が続いた。
グレースや、久しぶりだね」
ドロシーは、親しげに声を掛けて入りやすいようにしてくれる。
「はい、ご無沙汰しております。
お客様がいたのなら、もう少ししてから改めます」
女性にしては少しだけ背が高く、背筋をピーンとして立ち姿が美しい印象を与える人が振り返ってグレースを見る。
(うわぁ~、綺麗な方だわ。こんな場所には似合わない)
その女性は何歳か想像できないくらい、光り輝く感じがした。
「こんな場所で、悪かったよ。
たまに訪れては、そんな事を言ってくれるんだね。
この娘はまったく!」
怒ってはいない呆れている様子が分かるから、三人は笑い合う事が出来たのだ。
「すみません、そんなつもりはないんです。ドロシーさん」
ペコペコと謝るグレースの二人のやり取りを、微笑んで美しき人は聞いていた。
「可愛らしい娘さんだこと。
やはり、私も歳を取ったわ」
金髪にグレーが入った青い瞳をした女性は、グレースを見てそう話しかける。
「いえいえ、めっそうな!
そんな御歳は変わらないのではないでしょうか。
とても美しい方で、私は驚いてます」
初対面同士の会話にドロシーは吹き出し二人を知る者として、彼女は紹介を始めるのだった。
「紹介するよ!
こちらの小娘は隣国エテルネルから来ている、グレース・マロー子爵令嬢だ。
地味な子だが、貴族さまだよ」
ぶっきらぼうで嫌みのある紹介の仕方に、グレースは複雑な表情を漂わせてしまう。
「まぁ、エテルネルから来てたのですか?!
それも貴族の方とは、大変な失礼をしましたわ」
彼女はお辞儀をする様子は、まるで舞台で喝采を受けているようにグレースに連想させた。
「あの、もしかしたら舞台女優さんですか?
違かったら、申し訳ありません」
グレースに言われた本人は、目を丸くして苦笑いをしていた。
「失礼な子だね!
大女優のマノンを顔を存じないとは情けない!!」
「も、申し訳ありせん。
なにせ、エテルネルから来てお屋敷とここしか知らないものですから」
恐縮して謝罪する年若い娘に、それでは仕方ないわと寛大に許すのである。
「お芝居なんて、一部のお客様ぐらいしか名なんて覚えないものよ。
気にしなくて構わないわ」
「それより、アンタ悩みごとのある顔してるね。
恋とみた!そうだろう!」
ドロシーは前にカルロスからの話を聞いていたので、表情を見て一発で見抜く。
「恋ですか?!素敵ですわ。
私もね、やっと恋から愛に変わったのよ。
女優の仮面を外して本気の恋愛をすると、ドロシーに報告しに来たのよ。ふふふっ」
はにかんで言う彼女は、綺麗から愛らしいに変化する。
「恋から愛に変わる…。
本気の恋愛ですか?
とても情熱的な表現ですわ!」
この方のお相手なら、さぞかし凄い素敵な男性なんだろうな。
大人の真剣な恋か…。
「マノンはねぇ。
次回の公演が終わったら、舞台を降りて結婚するんだよ。
今日は、その知らせを教えに来てくれたのさぁ」
舞台を降りるって、女優を引退するの?!
「そんな暗い顔しないでよ。
分かりきっていたの。
若い子が出てきて、私はもう主役をはるのは難しくなってきていたのよ。
でもねぇ、次回終わったら主役から外すって言われて…。
すごく寂しく悲しかったわ」
輝く太陽の光が雲で陰るようだと、グレースはマノンを見て思う。
「この子は、10歳の子役からずっと舞台一筋だったんだ。
いいのかい、劇団を退団して」
カウンター越しに、彼女の白い美しい手を握りながら言ってくる。
「彼ねぇ、舞台に立つ私を好きだと言ってくれてたの。
もう、女優でなくなるから別れると思っていた。
違っていたの。
今度は、自分の妻という舞台に立ってほしいって…。
そう言ってくれた」
その場面を思い出しているのか、彼女は彼を思い語ってくれている。
二人はマノンのお芝居を間近に見てる、そんな錯覚を起こしていた。
「それは愛の告白ですか?!
その愛を、マノン様はお受けしたのですね」
ドロシーは、グレースの嬉しそうな笑顔を眩しそうに眺めていた。
「えぇ、彼と新しい舞台に立つわ。
芝居とは違う、脚本もないけど自分たちで作り上げる。
私は、彼を恋して愛するわ。
やっと、恋愛が出来る。
偽りのない自分の役をー」
真っ直ぐな瞳に、カルロスの瞳を思い出し重ねていた。
「私も恋ができるのかしら?
初めて会った時に、彼を見てドキッとしたんです。
あれは恋の予感だったのか。
これからは、予感から実感に変化できるのかしら?!」
ドロシーが大きな声で笑い出すと、マノンもクスクスと一緒に笑う。
「グレースさん。
それは、貴女次第よ。
その恋は愛は、貴女だけのものなのですからね」
グレースと自分に対しても言い聞かせていると、ドロシーは恋する女二人を面白げに見つめ昔の自分の追憶を思い出す。
「グレース、気持ちは決まったね。
カルロスと幸せにおなり。
苦労するが、あの坊っちゃんならアンタを支えるさ。
ちゃんと手を離さずに、掴んでるんだよ!
今度こそ、わかったね!!」
「はい!私はカルロス様を最初から好きだったんだわ。
彼に気持ちを伝えます。
今度は誰が来ても、けして渡さない!!」
どんな綺麗で魅力的な女性が何人来ても、逃げないし取られたりしない。
惨めになろうが最後まですがり付き、彼を離さない!
「やっと、知りました。
私は本気で前の婚約者を愛してはなかったのだと…。
気づいていても、どこかまだ認めてはいなかった。
有難うございます。
私から彼に、今度は愛の告白を致します」
二人の女性たちは、グレースに励ましを送る拍手を叩いて頷き合っていた。
「なんだか、甘いいい匂いがするね。
グレース、それは何だい?」
ドロシーが、彼女の持つ物が興味を示す。
「食べて頂こうと、私が焼いたお菓子です」
「なら、三人でお茶でもするかい。
グレースは、またお茶でも買ってきておくれ」
裏に行きポットを持ってきて渡すと、グレースは前に買いに行った経験があるので何も言わずに受け取り店を出た。
「ドロシー、あの子はいい子ね。
彼女に、最後の舞台を観に来て欲しくなったわ」
微笑んで彼女に言うと、ぜひ誘ってやってくれ。
たが、チケットは2枚だよ。
代金は、自分が払うと片目を瞑る。
仮面の館の主人は、仮面たちが優しく見守っているように感じていた。
前にタイラー父様は、あんな店は仮面祭り以外は暇だから何時行っても平気だと言っていた。
「暇か…、行きづらいし。
お店に、入りづらいな。
ここまで来て、会わないのもね」
グレースが思い切って入ると、女性のお客様がドロシーに話しかけている姿が目に入ってきた。
「おやっ、珍しい客が続いた。
グレースや、久しぶりだね」
ドロシーは、親しげに声を掛けて入りやすいようにしてくれる。
「はい、ご無沙汰しております。
お客様がいたのなら、もう少ししてから改めます」
女性にしては少しだけ背が高く、背筋をピーンとして立ち姿が美しい印象を与える人が振り返ってグレースを見る。
(うわぁ~、綺麗な方だわ。こんな場所には似合わない)
その女性は何歳か想像できないくらい、光り輝く感じがした。
「こんな場所で、悪かったよ。
たまに訪れては、そんな事を言ってくれるんだね。
この娘はまったく!」
怒ってはいない呆れている様子が分かるから、三人は笑い合う事が出来たのだ。
「すみません、そんなつもりはないんです。ドロシーさん」
ペコペコと謝るグレースの二人のやり取りを、微笑んで美しき人は聞いていた。
「可愛らしい娘さんだこと。
やはり、私も歳を取ったわ」
金髪にグレーが入った青い瞳をした女性は、グレースを見てそう話しかける。
「いえいえ、めっそうな!
そんな御歳は変わらないのではないでしょうか。
とても美しい方で、私は驚いてます」
初対面同士の会話にドロシーは吹き出し二人を知る者として、彼女は紹介を始めるのだった。
「紹介するよ!
こちらの小娘は隣国エテルネルから来ている、グレース・マロー子爵令嬢だ。
地味な子だが、貴族さまだよ」
ぶっきらぼうで嫌みのある紹介の仕方に、グレースは複雑な表情を漂わせてしまう。
「まぁ、エテルネルから来てたのですか?!
それも貴族の方とは、大変な失礼をしましたわ」
彼女はお辞儀をする様子は、まるで舞台で喝采を受けているようにグレースに連想させた。
「あの、もしかしたら舞台女優さんですか?
違かったら、申し訳ありません」
グレースに言われた本人は、目を丸くして苦笑いをしていた。
「失礼な子だね!
大女優のマノンを顔を存じないとは情けない!!」
「も、申し訳ありせん。
なにせ、エテルネルから来てお屋敷とここしか知らないものですから」
恐縮して謝罪する年若い娘に、それでは仕方ないわと寛大に許すのである。
「お芝居なんて、一部のお客様ぐらいしか名なんて覚えないものよ。
気にしなくて構わないわ」
「それより、アンタ悩みごとのある顔してるね。
恋とみた!そうだろう!」
ドロシーは前にカルロスからの話を聞いていたので、表情を見て一発で見抜く。
「恋ですか?!素敵ですわ。
私もね、やっと恋から愛に変わったのよ。
女優の仮面を外して本気の恋愛をすると、ドロシーに報告しに来たのよ。ふふふっ」
はにかんで言う彼女は、綺麗から愛らしいに変化する。
「恋から愛に変わる…。
本気の恋愛ですか?
とても情熱的な表現ですわ!」
この方のお相手なら、さぞかし凄い素敵な男性なんだろうな。
大人の真剣な恋か…。
「マノンはねぇ。
次回の公演が終わったら、舞台を降りて結婚するんだよ。
今日は、その知らせを教えに来てくれたのさぁ」
舞台を降りるって、女優を引退するの?!
「そんな暗い顔しないでよ。
分かりきっていたの。
若い子が出てきて、私はもう主役をはるのは難しくなってきていたのよ。
でもねぇ、次回終わったら主役から外すって言われて…。
すごく寂しく悲しかったわ」
輝く太陽の光が雲で陰るようだと、グレースはマノンを見て思う。
「この子は、10歳の子役からずっと舞台一筋だったんだ。
いいのかい、劇団を退団して」
カウンター越しに、彼女の白い美しい手を握りながら言ってくる。
「彼ねぇ、舞台に立つ私を好きだと言ってくれてたの。
もう、女優でなくなるから別れると思っていた。
違っていたの。
今度は、自分の妻という舞台に立ってほしいって…。
そう言ってくれた」
その場面を思い出しているのか、彼女は彼を思い語ってくれている。
二人はマノンのお芝居を間近に見てる、そんな錯覚を起こしていた。
「それは愛の告白ですか?!
その愛を、マノン様はお受けしたのですね」
ドロシーは、グレースの嬉しそうな笑顔を眩しそうに眺めていた。
「えぇ、彼と新しい舞台に立つわ。
芝居とは違う、脚本もないけど自分たちで作り上げる。
私は、彼を恋して愛するわ。
やっと、恋愛が出来る。
偽りのない自分の役をー」
真っ直ぐな瞳に、カルロスの瞳を思い出し重ねていた。
「私も恋ができるのかしら?
初めて会った時に、彼を見てドキッとしたんです。
あれは恋の予感だったのか。
これからは、予感から実感に変化できるのかしら?!」
ドロシーが大きな声で笑い出すと、マノンもクスクスと一緒に笑う。
「グレースさん。
それは、貴女次第よ。
その恋は愛は、貴女だけのものなのですからね」
グレースと自分に対しても言い聞かせていると、ドロシーは恋する女二人を面白げに見つめ昔の自分の追憶を思い出す。
「グレース、気持ちは決まったね。
カルロスと幸せにおなり。
苦労するが、あの坊っちゃんならアンタを支えるさ。
ちゃんと手を離さずに、掴んでるんだよ!
今度こそ、わかったね!!」
「はい!私はカルロス様を最初から好きだったんだわ。
彼に気持ちを伝えます。
今度は誰が来ても、けして渡さない!!」
どんな綺麗で魅力的な女性が何人来ても、逃げないし取られたりしない。
惨めになろうが最後まですがり付き、彼を離さない!
「やっと、知りました。
私は本気で前の婚約者を愛してはなかったのだと…。
気づいていても、どこかまだ認めてはいなかった。
有難うございます。
私から彼に、今度は愛の告白を致します」
二人の女性たちは、グレースに励ましを送る拍手を叩いて頷き合っていた。
「なんだか、甘いいい匂いがするね。
グレース、それは何だい?」
ドロシーが、彼女の持つ物が興味を示す。
「食べて頂こうと、私が焼いたお菓子です」
「なら、三人でお茶でもするかい。
グレースは、またお茶でも買ってきておくれ」
裏に行きポットを持ってきて渡すと、グレースは前に買いに行った経験があるので何も言わずに受け取り店を出た。
「ドロシー、あの子はいい子ね。
彼女に、最後の舞台を観に来て欲しくなったわ」
微笑んで彼女に言うと、ぜひ誘ってやってくれ。
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