10 / 91
第1章 思い出は夢の中へ
第9話 秘密の本と妻の思い出
しおりを挟む
不可解な面持ちでいると、ニコライが教えてきた。
「いや、驚いたよ!
夫人がもしかしたら、プリムローズ様の秘密の本を持っていたとはねぇ?!」
秘密、前にニコライが盗見た本か。
「秘密の本って、あのカバーをした本か?!
お前が女性って、怖いと話をしていた」
足音をたてて戻って来た妻は、まるで少女のような顔付きである。
「これよ、これに間違いないわ。
あぁ~、とても懐かしい。
もし、これが無かったら。
今の私たちは、存在しなかったのよぉ~」
2人の目の前に本を突き出していい放つ、マーガレット夫人!
「真実の愛を求めて」
目に入ったタイトルは、純愛小説としか思えない本。
妻曰く、中味は逆だけど純愛だそうだ。
マーガレット夫人の言葉に、よく理解できないが頷く男性陣であった。
そして妻はページを開くと、いきなりポーズをとった。
まさかと思った、一瞬だ!
「貴女たち、いいことぉーっ!
今日はあの生意気な令嬢を、人前に出れなくなるほど恥をかかせるのよぉー」
座っている私たちに指を指した。
その姿に圧倒された。 何が起きたのだろう。
私たちは、息が止まりそうになる。
妻は、生き生きと本を読み続けた。
「お任せ下さい。
カサンドラ様!
カサンドラ様は、王子様や王妃様のお側で高みの見物をなさって下さい。
私たちが、きっとキッチリ地獄に落としてみせますわ!」
紅茶のカップを持ち立ったままは一口飲んで、カップを置きながらニコライに笑みを向けた。
「ねぇ、これではない?!」
ニコライは、少し考えながら答える。
「ん~?!
もう少し後かなぁ。
それっぽいんだけど?
しかし、夫人は演技がお上手ですね」
ニコライは、余計な一言を妻に言ってしまった。
最後まで夫として見守ろうと、リンドールは自分に誓った。
本をジーっと読み、席に座った。
終わりかと思ったら…。
「んまぁ!
私のドレスに紅茶をかけるおつもり?!
酷いわぁ、貴女!」と、私を見た。
テーブルは、そのままだよなぁ。
私はとっさに妻に言う!
「えっ、なんだ?
いきなり、どうかしたのか」
妻は私を睨んだ。
まるで、夫婦喧嘩のような気分だ。
「惚けるおつもり?
私にかけるつもりが、自分にかかって言い掛かりをつけるつもりなの。
なんて、お人なの?!」
誰もいない隣に話しかける。
「そんな!
貴女が私にお茶をかけたのよ。
ねーぇ、隣の貴女は見たわよね?!」
また、私たちの方へ顔を向ける。
「ええ、見ましたわ!
トレーバー伯爵令嬢が、キャサリン様にカップを傾けて失敗して自分の胸に紅茶をかけた瞬間をねぇ?!」と、ニャーっと笑う。
「嘘、嘘よ!」と、頭を左右に揺らし前のニコライを見ながら必死の形相で迫る。
「ねぇ、貴女は見たわよね?!
私ではないでしょうー!!」と、叫ぶんだ。
「それ、それですよ。
夫人、まさしく同じ場面です」
ニコライは、目を輝かせ興奮していた。
満足げにゆっくりと椅子に座ると、マーガレットは紅茶を優雅に飲んだ。
「凄い迫力でしたね。
夫人、夫人はまるで大女優のようでした」
前に座る妻に、盛大に拍手するニコライ。
私は唖然として、妻を見ながらつい言ってしまった。
「なぁ、お前?!
まさか、実際にしてないよな。
違っていたらすまないが、余りにも現実味があるので…」
片眉を上げながら不満そうにする。
「あらっ、旦那様。
私が、そのような女だと思いまして?!
そんな事、神に誓ってもしてませんわ」
おもむろに、本の最終ページをぬくると見せながら説明し始めた。
「私は学生時代に、読書会のメンバーでしたの。
だから、ほらこのページをご覧下さいな?」
妻の旧姓を先頭に、5人の令嬢の名が順に書かれていた。
「私の生涯の友人たちよ!
私とこの令嬢は婚約破棄になりましたがー。
今は、とても幸福になったわ」
妻は私に、ニッコリと微笑んで言った。
「マーガレット、この本は君が学生時代の頃の本だって言ったな。実は、今回の担当のお嬢様は姉上のお下がりの本だと伺っている。
しかし、それでは年代が合わないんだ?!」
夫の言葉に首を傾むける、妻マーガレット。
「そのお嬢様は、お幾つにおなりですか?!」
リンドールはニコライに、同意を求める表情をして見る。
「リンドール。
夫人を信じてやれ。
ここでの話は、誰にも他言無用でお願いします」
マーガレットは目を大きくしてから、口角を上げた。
「勿論、誰にも喋ったりしないわ」
妻を不安げに見ながら、押し殺した静かな声で伝えた。
「その子、3歳なんだ」
マーガレットは、口をポカーンと開けた。
「ちょ、ちょっと!
それは嘘でしょう?!!
あなた、冗談を言ってない。
その子は、ほんとうに文字が読めるの?!」
2人は、夫人に細やかにプリムローズの事を説明した。
「それは、規格外なお嬢様ですわねぇ」
3人はため息を同時につきながら、その本を眺めた。
「絶対に年齢からして、絶対に母親の本よ。
きっと、紛れ込んだのね。
全部読んだとしたら、かなりのおませさんね」
マーガレットは、口元を隠してクスクス笑っている。
「そんなに大人びた本なのか?
お前は全部読んだんだろう!
その、言えない描写とか書いてあるのか?!」
リンドールは、顔を赤らめて夫人に聞いていた。
「そんなのないわ!
ただ、愛する人に捨てられた。
女心や相手に対する嫉妬心!
心の葛藤を書いた本よ。
当時こんなにも赤裸々に婚約破棄された女性を、題材にして書いた作家は彼女しかいない」
マーガレットは、明日の私たちの仕事があるかを問う。
2、3日は休暇を取ると話すと、妻は若き頃の思い出話を2人に始めたのだった。
「いや、驚いたよ!
夫人がもしかしたら、プリムローズ様の秘密の本を持っていたとはねぇ?!」
秘密、前にニコライが盗見た本か。
「秘密の本って、あのカバーをした本か?!
お前が女性って、怖いと話をしていた」
足音をたてて戻って来た妻は、まるで少女のような顔付きである。
「これよ、これに間違いないわ。
あぁ~、とても懐かしい。
もし、これが無かったら。
今の私たちは、存在しなかったのよぉ~」
2人の目の前に本を突き出していい放つ、マーガレット夫人!
「真実の愛を求めて」
目に入ったタイトルは、純愛小説としか思えない本。
妻曰く、中味は逆だけど純愛だそうだ。
マーガレット夫人の言葉に、よく理解できないが頷く男性陣であった。
そして妻はページを開くと、いきなりポーズをとった。
まさかと思った、一瞬だ!
「貴女たち、いいことぉーっ!
今日はあの生意気な令嬢を、人前に出れなくなるほど恥をかかせるのよぉー」
座っている私たちに指を指した。
その姿に圧倒された。 何が起きたのだろう。
私たちは、息が止まりそうになる。
妻は、生き生きと本を読み続けた。
「お任せ下さい。
カサンドラ様!
カサンドラ様は、王子様や王妃様のお側で高みの見物をなさって下さい。
私たちが、きっとキッチリ地獄に落としてみせますわ!」
紅茶のカップを持ち立ったままは一口飲んで、カップを置きながらニコライに笑みを向けた。
「ねぇ、これではない?!」
ニコライは、少し考えながら答える。
「ん~?!
もう少し後かなぁ。
それっぽいんだけど?
しかし、夫人は演技がお上手ですね」
ニコライは、余計な一言を妻に言ってしまった。
最後まで夫として見守ろうと、リンドールは自分に誓った。
本をジーっと読み、席に座った。
終わりかと思ったら…。
「んまぁ!
私のドレスに紅茶をかけるおつもり?!
酷いわぁ、貴女!」と、私を見た。
テーブルは、そのままだよなぁ。
私はとっさに妻に言う!
「えっ、なんだ?
いきなり、どうかしたのか」
妻は私を睨んだ。
まるで、夫婦喧嘩のような気分だ。
「惚けるおつもり?
私にかけるつもりが、自分にかかって言い掛かりをつけるつもりなの。
なんて、お人なの?!」
誰もいない隣に話しかける。
「そんな!
貴女が私にお茶をかけたのよ。
ねーぇ、隣の貴女は見たわよね?!」
また、私たちの方へ顔を向ける。
「ええ、見ましたわ!
トレーバー伯爵令嬢が、キャサリン様にカップを傾けて失敗して自分の胸に紅茶をかけた瞬間をねぇ?!」と、ニャーっと笑う。
「嘘、嘘よ!」と、頭を左右に揺らし前のニコライを見ながら必死の形相で迫る。
「ねぇ、貴女は見たわよね?!
私ではないでしょうー!!」と、叫ぶんだ。
「それ、それですよ。
夫人、まさしく同じ場面です」
ニコライは、目を輝かせ興奮していた。
満足げにゆっくりと椅子に座ると、マーガレットは紅茶を優雅に飲んだ。
「凄い迫力でしたね。
夫人、夫人はまるで大女優のようでした」
前に座る妻に、盛大に拍手するニコライ。
私は唖然として、妻を見ながらつい言ってしまった。
「なぁ、お前?!
まさか、実際にしてないよな。
違っていたらすまないが、余りにも現実味があるので…」
片眉を上げながら不満そうにする。
「あらっ、旦那様。
私が、そのような女だと思いまして?!
そんな事、神に誓ってもしてませんわ」
おもむろに、本の最終ページをぬくると見せながら説明し始めた。
「私は学生時代に、読書会のメンバーでしたの。
だから、ほらこのページをご覧下さいな?」
妻の旧姓を先頭に、5人の令嬢の名が順に書かれていた。
「私の生涯の友人たちよ!
私とこの令嬢は婚約破棄になりましたがー。
今は、とても幸福になったわ」
妻は私に、ニッコリと微笑んで言った。
「マーガレット、この本は君が学生時代の頃の本だって言ったな。実は、今回の担当のお嬢様は姉上のお下がりの本だと伺っている。
しかし、それでは年代が合わないんだ?!」
夫の言葉に首を傾むける、妻マーガレット。
「そのお嬢様は、お幾つにおなりですか?!」
リンドールはニコライに、同意を求める表情をして見る。
「リンドール。
夫人を信じてやれ。
ここでの話は、誰にも他言無用でお願いします」
マーガレットは目を大きくしてから、口角を上げた。
「勿論、誰にも喋ったりしないわ」
妻を不安げに見ながら、押し殺した静かな声で伝えた。
「その子、3歳なんだ」
マーガレットは、口をポカーンと開けた。
「ちょ、ちょっと!
それは嘘でしょう?!!
あなた、冗談を言ってない。
その子は、ほんとうに文字が読めるの?!」
2人は、夫人に細やかにプリムローズの事を説明した。
「それは、規格外なお嬢様ですわねぇ」
3人はため息を同時につきながら、その本を眺めた。
「絶対に年齢からして、絶対に母親の本よ。
きっと、紛れ込んだのね。
全部読んだとしたら、かなりのおませさんね」
マーガレットは、口元を隠してクスクス笑っている。
「そんなに大人びた本なのか?
お前は全部読んだんだろう!
その、言えない描写とか書いてあるのか?!」
リンドールは、顔を赤らめて夫人に聞いていた。
「そんなのないわ!
ただ、愛する人に捨てられた。
女心や相手に対する嫉妬心!
心の葛藤を書いた本よ。
当時こんなにも赤裸々に婚約破棄された女性を、題材にして書いた作家は彼女しかいない」
マーガレットは、明日の私たちの仕事があるかを問う。
2、3日は休暇を取ると話すと、妻は若き頃の思い出話を2人に始めたのだった。
27
あなたにおすすめの小説
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
【完結済】破棄とか面倒じゃないですか、ですので婚約拒否でお願いします
紫
恋愛
水不足に喘ぐ貧困侯爵家の次女エリルシアは、父親からの手紙で王都に向かう。
王子の婚約者選定に関して、白羽の矢が立ったのだが、どうやらその王子には恋人がいる…らしい?
つまりエリルシアが悪役令嬢ポジなのか!?
そんな役どころなんて御免被りたいが、王サマからの提案が魅力的過ぎて、王宮滞在を了承してしまう。
報酬に目が眩んだエリルシアだが、無事王宮を脱出出来るのか。
王子サマと恋人(もしかしてヒロイン?)の未来はどうなるのか。
2025年10月06日、初HOTランキング入りです! 本当にありがとうございます!!(2位だなんて……いやいや、ありえないと言うか…本気で夢でも見ているのではないでしょーか……)
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
※小説家になろう様にも掲載させていただいています。
※作者創作の世界観です。史実等とは合致しない部分、異なる部分が多数あります。
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体等とは一切関係がありません。
※実際に用いられる事のない表現や造語が出てきますが、御容赦ください。
※リアル都合等により不定期、且つまったり進行となっております。
※上記同理由で、予告等なしに更新停滞する事もあります。
※まだまだ至らなかったり稚拙だったりしますが、生暖かくお許しいただければ幸いです。
※御都合主義がそこかしに顔出しします。設定が掌ドリルにならないように気を付けていますが、もし大ボケしてたらお許しください。
※誤字脱字等々、標準てんこ盛り搭載となっている作者です。気づけば適宜修正等していきます…御迷惑おかけしますが、お許しください。
断罪される前に市井で暮らそうとした悪役令嬢は幸せに酔いしれる
葉柚
恋愛
侯爵令嬢であるアマリアは、男爵家の養女であるアンナライラに婚約者のユースフェリア王子を盗られそうになる。
アンナライラに呪いをかけたのはアマリアだと言いアマリアを追い詰める。
アマリアは断罪される前に市井に溶け込み侯爵令嬢ではなく一市民として生きようとする。
市井ではどこかの王子が呪いにより猫になってしまったという噂がまことしやかに流れており……。
婚約破棄に、承知いたしました。と返したら爆笑されました。
パリパリかぷちーの
恋愛
公爵令嬢カルルは、ある夜会で王太子ジェラールから婚約破棄を言い渡される。しかし、カルルは泣くどころか、これまで立て替えていた経費や労働対価の「莫大な請求書」をその場で叩きつけた。
【完結】婚約破棄を3時間で撤回された足枷令嬢は、恋とお菓子を味わいます。
青波鳩子
恋愛
ヴェルーデ王国の第一王子アルフレッドと婚約していている公爵令嬢のアリシアは、お妃教育の最中にアルフレッドから婚約破棄を告げられた。
その僅か三時間後に失意のアリシアの元を訪れたアルフレッドから、婚約破棄は冗談だったと謝罪を受ける。
あの時のアルフレッドの目は冗談などではなかったと思いながら、アリシアは婚約破棄を撤回したいアルフレッドにとりあえず流されておくことにした。
一方のアルフレッドは、誰にも何にも特に興味がなく王に決められた婚約者という存在を自分の足枷と思っていた。
婚約破棄をして自由を得たと思った直後に父である王からの命を受け、婚約破棄を撤回する必要に迫られる。
婚約破棄の撤回からの公爵令嬢アリシアと第一王子アルフレッドの不器用な恋。
アリシアとアルフレッドのハッピーエンドです。
「小説家になろう」でも連載中です。
修正が入っている箇所もあります。
タグはこの先ふえる場合があります。
謹んで、婚約破棄をお受けいたします。
パリパリかぷちーの
恋愛
きつい目つきと素直でない性格から『悪役令嬢』と噂される公爵令嬢マーブル。彼女は、王太子ジュリアンの婚約者であったが、王子の新たな恋人である男爵令嬢クララの策略により、夜会の場で大勢の貴族たちの前で婚約を破棄されてしまう。
宮廷外交官の天才令嬢、王子に愛想をつかれて婚約破棄されたあげく、実家まで追放されてケダモノ男爵に読み書きを教えることになりました
悠木真帆
恋愛
子爵令嬢のシャルティナ・ルーリックは宮廷外交官として日々忙しくはたらく毎日。
クールな見た目と頭の回転の速さからついたあだ名は氷の令嬢。
婚約者である王子カイル・ドルトラードを長らくほったらかしてしまうほど仕事に没頭していた。
そんなある日の夜会でシャルティナは王子から婚約破棄を宣言されてしまう。
そしてそのとなりには見知らぬ令嬢が⋯⋯
王子の婚約者ではなくなった途端、シャルティナは宮廷外交官の立場まで失い、見かねた父の強引な勧めで冒険者あがりの男爵のところへ行くことになる。
シャルティナは宮廷外交官の実績を活かして辣腕を振るおうと張り切るが、男爵から命じられた任務は男爵に文字の読み書きを教えることだった⋯⋯
転生令嬢、シスコンになる ~お姉様を悪役令嬢になんかさせません!~
浅海 景
恋愛
物心ついた時から前世の記憶を持つ平民の子供、アネットは平凡な生活を送っていた。だが侯爵家に引き取られ母親違いの姉クロエと出会いアネットの人生は一変する。
(え、天使?!妖精?!もしかしてこの超絶美少女が私のお姉様に?!)
その容姿や雰囲気にクロエを「推し」認定したアネットは、クロエの冷たい態度も意に介さず推しへの好意を隠さない。やがてクロエの背景を知ったアネットは、悪役令嬢のような振る舞いのクロエを素敵な令嬢として育て上げようとアネットは心に誓う。
お姉様至上主義の転生令嬢、そんな妹に絆されたクーデレ完璧令嬢の成長物語。
恋愛要素は後半あたりから出てきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる