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第1章 奇跡の巡り合わせ
第4話 三人旅の一人乞食
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昼時、繁盛する時間帯の食堂は活気ありガヤガヤしている。
頼んだ追加のワインとジュースがやっと運ばれ、3人はますます陽気な気分になっていくのだった。
「・・・・・(無言)」
(たぶんだが…。
1番の幼いが、権限あるのは彼女なんだろう)
彼は黙って会話に聞き入り、頭の中で考察していた。
「今日は、もう無礼講よ!
どうせ明日の今頃は海の上だし、目一杯楽しもう。
ご亭主、ワインもう1本追加ね。
私にも、何か飲み物を頂戴」
楽しく美味しい食事に、どうでもいい常体になる3人であった。
紳士はこの話を聞きながら、ただ黙々と食べていた。
しかし、少女のある言葉に目を丸くして見開き突然それに話しに飛びつく。
「あっ、あの~。
いま、確かにー。
お嬢様が明日は…、海の上と言いましたよね。
あなた方は、ヘイズに行かれるのですか?!
カウニス号に乗られるのですか?!」
凄い勢いでまだ名乗り合っていない紳士は、突然大きな声で質問してくる。
切羽づまって聞こえるその声に、三人はビックリするのだった。
いっせいに思わず食事の手を止めて、彼の顔をジッと見てしまう。
「……??え~と、もしかして?
貴方も、その船に乗りたいの?!
ヘイズの方、だったのかしら?」
プリムローズは質問の返事を考えると、彼に向かい逆質問するのである。
「はい、私の名前はー。
タルモ・コルホネンと申します。
ヘイズの商会で働いていて、外国で買い付けした帰りなのです。
私だけ、途中で体調を崩してしまい。
他の仲間たちは、先に船に乗って先に行きました」
タルモ殿の説明によると、運悪く明日の私たちが乗るカウニス号に乗る船賃を払いに行く途中に襲われたそうだ。
ちなみに、明日までの宿屋代は前金で支払ずみ。
「ふ~うん、そうだったの。
貴方も、一緒に船に乗って帰れば?
私たち3人なのに、4人分払わされたのよ。
2人部屋しか無いって、押し付けられたの。
良かったわね、ギル!
お仲間さんが出来たわよ」
簡単にプリムローズは承諾し、護衛のギルに話を振ってみた。
「おーう!いいぜ、お嬢!
【三人旅の一人乞食】って言葉あるじゃん。
俺さぁ~、1人男でとっても寂しかったのよ。
宜しくな、タルモ殿!」
これまた簡単に軽いノリで返事を返すギルに、前に座るメリーは呆れて話を遮った。
「……、よく考えないでまた勝手に決めてー。
タルモ殿が、不審な方と言っているんではないんです。
この2人が、余りにも軽々しいので忠告しただけなのです」
真面目に不安になってくるのだ…。
(こんな調子でヘイズの生活はどうなるのかと、自分は二人についていけるの?!
この私が二人を、しっかりと監督しなくてはならない!)
独り心の中で火をつけて使命感に盛り上がる、メリー。
「これは……、厚かましくて誠に申し訳ない!
帰国したら、必ずお支払いします。
ですが私を信じて、その船に乗せて下さいませんか。
どうか、お願い致します!!」
タルモは3人に向い、頭を何度も下げて願ってくる。
何故にこうまで便乗のお願いをするかは、行き先ヘイズにあった。
ヘイズは孤島の島国で、この国に渡る船は制限されて便数が少ないのだ。
機会を逃しては帰国が延びる。ましてや、タルモには船に乗る金が手元にない状態。
「………メリー、貴女はー。
このタルモ殿の態度を見ても、駄目と私に言ってくるの。
私は貴女の主人であり、私に全ての権限があります」
プリムローズは幼いが、さすがにエテルネルの筆頭公爵のご令嬢である。
空気が一変される、オーラを周りに放った。
「大変申し訳ございませんでした。
ですぎた事を申しました。お許しをー、プリムローズ様」
丁重に頭を下げ、主人プリムローズに謝罪する。
ピリピリしたムードを変えようと、ギルがまぁまぁと言うように割って入ってきた。
「じゃあ、決まりだな!
新しい仲間を歓迎してさ。
お嬢、ワインもう1本いっとく?!」
ギルが調子よく、ワインの追加を主にちゃっかりおねだりをする。
「ギル、それは駄目よ!
食べ終えたら、タルモ殿を船に乗せるように手配しに行きましょう。
出航は明日の朝なのよ!」
調子良すぎるギルに、ウンザリした表情してダメ出しした。
「いいのですか、有難うございます!
本当に、助かりました!
ところで…、貴女さまはー。
どのようなご身分のお方なのでしょうか?!」
タルモは普通の方ではないと、プリムローズの態度で感じ取っていた。
「そんなの、船の上でもいいですわ。
それより、食事の続きをましょう」
どこまでも食べ物が最優先の彼女は、またスープを飲み始める。
「お嬢様の仰る通りです。
冷めてしまったら、こんなに美味しい料理が台無しになります」
あんなに不安がっていたメリーさえも、決まったらタルモに優しくなっていた。
「うん、食おう!
どうせ周りは海ばかりで、どこにも行けないしよ。
船上では、何もすることないし暇だよな。
ゆっくり、海の上で挨拶しようぜ!
アーハハハ!」
馬鹿笑いしていたギルに、プリムローズは喧しく思う。
「ギル、もう酔っぱらったの?
ワインを飲むのは、その一杯で控えなさい!
わかったー、良いわね!」
命令すると、ギルはそんな~と子供みたいに駄々をこねる。
タルモは、初対面の自分を信じ受け入れてくれた。
そんな楽しげな3人を見て微笑み目を細める。
どうやら賑やかで愉快で素敵な旅になりそうだとー。
神に、この出逢いに感謝していた。
頼んだ追加のワインとジュースがやっと運ばれ、3人はますます陽気な気分になっていくのだった。
「・・・・・(無言)」
(たぶんだが…。
1番の幼いが、権限あるのは彼女なんだろう)
彼は黙って会話に聞き入り、頭の中で考察していた。
「今日は、もう無礼講よ!
どうせ明日の今頃は海の上だし、目一杯楽しもう。
ご亭主、ワインもう1本追加ね。
私にも、何か飲み物を頂戴」
楽しく美味しい食事に、どうでもいい常体になる3人であった。
紳士はこの話を聞きながら、ただ黙々と食べていた。
しかし、少女のある言葉に目を丸くして見開き突然それに話しに飛びつく。
「あっ、あの~。
いま、確かにー。
お嬢様が明日は…、海の上と言いましたよね。
あなた方は、ヘイズに行かれるのですか?!
カウニス号に乗られるのですか?!」
凄い勢いでまだ名乗り合っていない紳士は、突然大きな声で質問してくる。
切羽づまって聞こえるその声に、三人はビックリするのだった。
いっせいに思わず食事の手を止めて、彼の顔をジッと見てしまう。
「……??え~と、もしかして?
貴方も、その船に乗りたいの?!
ヘイズの方、だったのかしら?」
プリムローズは質問の返事を考えると、彼に向かい逆質問するのである。
「はい、私の名前はー。
タルモ・コルホネンと申します。
ヘイズの商会で働いていて、外国で買い付けした帰りなのです。
私だけ、途中で体調を崩してしまい。
他の仲間たちは、先に船に乗って先に行きました」
タルモ殿の説明によると、運悪く明日の私たちが乗るカウニス号に乗る船賃を払いに行く途中に襲われたそうだ。
ちなみに、明日までの宿屋代は前金で支払ずみ。
「ふ~うん、そうだったの。
貴方も、一緒に船に乗って帰れば?
私たち3人なのに、4人分払わされたのよ。
2人部屋しか無いって、押し付けられたの。
良かったわね、ギル!
お仲間さんが出来たわよ」
簡単にプリムローズは承諾し、護衛のギルに話を振ってみた。
「おーう!いいぜ、お嬢!
【三人旅の一人乞食】って言葉あるじゃん。
俺さぁ~、1人男でとっても寂しかったのよ。
宜しくな、タルモ殿!」
これまた簡単に軽いノリで返事を返すギルに、前に座るメリーは呆れて話を遮った。
「……、よく考えないでまた勝手に決めてー。
タルモ殿が、不審な方と言っているんではないんです。
この2人が、余りにも軽々しいので忠告しただけなのです」
真面目に不安になってくるのだ…。
(こんな調子でヘイズの生活はどうなるのかと、自分は二人についていけるの?!
この私が二人を、しっかりと監督しなくてはならない!)
独り心の中で火をつけて使命感に盛り上がる、メリー。
「これは……、厚かましくて誠に申し訳ない!
帰国したら、必ずお支払いします。
ですが私を信じて、その船に乗せて下さいませんか。
どうか、お願い致します!!」
タルモは3人に向い、頭を何度も下げて願ってくる。
何故にこうまで便乗のお願いをするかは、行き先ヘイズにあった。
ヘイズは孤島の島国で、この国に渡る船は制限されて便数が少ないのだ。
機会を逃しては帰国が延びる。ましてや、タルモには船に乗る金が手元にない状態。
「………メリー、貴女はー。
このタルモ殿の態度を見ても、駄目と私に言ってくるの。
私は貴女の主人であり、私に全ての権限があります」
プリムローズは幼いが、さすがにエテルネルの筆頭公爵のご令嬢である。
空気が一変される、オーラを周りに放った。
「大変申し訳ございませんでした。
ですぎた事を申しました。お許しをー、プリムローズ様」
丁重に頭を下げ、主人プリムローズに謝罪する。
ピリピリしたムードを変えようと、ギルがまぁまぁと言うように割って入ってきた。
「じゃあ、決まりだな!
新しい仲間を歓迎してさ。
お嬢、ワインもう1本いっとく?!」
ギルが調子よく、ワインの追加を主にちゃっかりおねだりをする。
「ギル、それは駄目よ!
食べ終えたら、タルモ殿を船に乗せるように手配しに行きましょう。
出航は明日の朝なのよ!」
調子良すぎるギルに、ウンザリした表情してダメ出しした。
「いいのですか、有難うございます!
本当に、助かりました!
ところで…、貴女さまはー。
どのようなご身分のお方なのでしょうか?!」
タルモは普通の方ではないと、プリムローズの態度で感じ取っていた。
「そんなの、船の上でもいいですわ。
それより、食事の続きをましょう」
どこまでも食べ物が最優先の彼女は、またスープを飲み始める。
「お嬢様の仰る通りです。
冷めてしまったら、こんなに美味しい料理が台無しになります」
あんなに不安がっていたメリーさえも、決まったらタルモに優しくなっていた。
「うん、食おう!
どうせ周りは海ばかりで、どこにも行けないしよ。
船上では、何もすることないし暇だよな。
ゆっくり、海の上で挨拶しようぜ!
アーハハハ!」
馬鹿笑いしていたギルに、プリムローズは喧しく思う。
「ギル、もう酔っぱらったの?
ワインを飲むのは、その一杯で控えなさい!
わかったー、良いわね!」
命令すると、ギルはそんな~と子供みたいに駄々をこねる。
タルモは、初対面の自分を信じ受け入れてくれた。
そんな楽しげな3人を見て微笑み目を細める。
どうやら賑やかで愉快で素敵な旅になりそうだとー。
神に、この出逢いに感謝していた。
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