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第1章 奇跡の巡り合わせ
第5話 旅路の命は路用の金
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食べ終わった4人は食堂を出ると、お腹を膨らませて満足げに歩き出す。
タルモのために、船着き場に向かっていた。
「皆さんー、ちょっとお待って下さい!」
タルモは前を歩く、3人を呼び止めた。
プリムローズたちは立ち止まり、タルモを何事かと同時に体ごと方向転換。
彼はその場で、なんと靴を脱ぎ始める行動にでた。
靴底から小さな袋を取り出すと、金貨1枚がー。
「全然足りませんが、私にはこれしかありません。
どうか、受け取って下さい」
タルモはハンカチで丁寧に拭くと、プリムローズに金貨を渡そうとしていた。
「タルモ殿、無一文でヘイズに着いてからどう戻るのですか。
いりませんよ、お話したでしょう。
1人分は、余計に払っていたから要らないのですよ」
「私は油断しました。
商人で、旅の危険を知っているはずなのに。
この歳で恥ずかしながら、初めて強盗にあった経験しました」
顔を下に向け、手の中の1枚の金貨を強く握りしめた。
「【旅路の命は路用の金】ですか。
旅先では、命と同じくらいに所持金は大事ですものね。
私たちも、お金はバラバラに持っていますのよ」
彼女はそう言うと、ギルとメリーに目で合図する。
「ヘ~イ!ここに隠している。
腰に巻いて、あと靴の中にあるぜ。
靴は、タルモ殿と同じだ」
ギルは、ブーツを履いた長い足を高々挙げた。
「私はコルセットに縫い付けたポケットの中に。
多少は太って見えますが、まぁ仕方ありませんよね!」
メリーは恥ずかしげに、お腹をポーンと1度だけ叩く。
「フフン~、2人は甘いわねぇ~。
無防備に体に身につけるのは素人よ!
どこにあるかを教えてあげる。
私はねぇ~」
プリムローズは、指を輪にして口元に当てて指笛を鳴らした。
何処からか白い鷹が、プリムローズに飛んで近づいていた。
彼女の肩に留まると、鷹の首には首輪が付いてた。
「オーホホホ、ピーちゃんの首輪に数枚入れてますのよ!
ピーちゃん、もうちょいの辛抱です。
我慢して頂だいな」
プリムローズが鷹にお願いすると、鷹は理解しているのか首を振っていた。
それは、純金製で宝石まで付いている。
タルモは仰天して、その首輪を凝視していた。
なんと…、見事な首輪だ!
あれだけでも、高価な逸品に間違いはない。
職業がらか、頭の中でソロバンを弾いていた。
「さぁ~、ピーちゃん!
明日は海の上よー!」
プリムローズが元気よく話すと、鷹は一声鳴いてから空高く飛び立つ。
「ピーィー!!」と、白い鷹は青空に羽を広げてプリムローズの頭上高くを飛んでいた。
「そりゃないぜ。
ピーは、お嬢の命令しか聞かないじゃん。
俺の命令は、ぜんぜん聞かないしよぉー!」
ふて腐れて話すギルは、地面を軽く蹴った。
「ハハハ、これには驚きました。
実に賢い鷹をお持ちでー。
あれではけして、誰も盗むことは出来ないでしょう。
プリムローズ様、このご恩は忘れません!」
彼は今日出会ったばかりの自分を、信じて親切にしてくれた事に深く感銘していた。
そうこう話して歩いているうちに、目的の船着き場。支払いをする建物の前に立っていた。
四人が中に入ると、カウンターに肘をついて座っている男が見える。
「明日出港予定のカウニス号に乗るプリムローズ・ド・クラレンスよ。
担当者か、分かる人を呼び出して頂けるかしら?」
カウンター越しに、物怖じせずに声をかけた。
「お嬢さんが、代表者かい?!」
他の大人3人を見てから、不思議そうに質問する案内役。
「お嬢様は子供ですが、我が主でございます。
お嬢様のお名前で、船代はお支払しておりますわ。
こちらは、船の書類でございます」
メリーは無くさないようにと、ドレスに細工していたお金と一緒にしていたようだ。
店に入ってから隅に行きゴソゴソしていたのは、このせいかとプリムローズは納得する。
4人分の支払い済みの書類を、目の前に差し出し案内役に見せる。
「確かに、書類は間違いがないな。
そこで待ってろ。
奥に呼びに行ってやるからよ!」
どうも波止場の男は、横柄な態度の者が多い。
しばらくして揉み手をするように、奥から出てきたお偉いさんぽい人物がカウンターに現れた。
プリムローズたちを、値踏みするようなイヤらしい嫌な視線を落とす。
「これはこれは、クラレンス公爵令嬢!
この者が、なにか失礼を致しませんでしたか?!」
「こんな服を着ていたから、どうやら誤解されたみたいね。
ドレスだと、ここでは目立つでしょう?!
明日のカウニス号に、もう1人追加して下さらない!?
元々1人分余計に払っているから、問題ありませんわよね!」
プリムローズが強気に話すと、お偉いさんはペコペコして返答した。
「もちろん、結構でございます!
お連れ様のお名前を、こちらで控えさせて頂きます。
お部屋のほうは1番上等なのをご用意致しました。
アルゴラ国王陛下より、直接指示されています!
どうぞ、素敵な船旅をお楽しみ下さい!」
「アルゴラ゙国王、自らとは光栄だわ。
まぁ、私も遠からずこの国の王族の血が流れてますから!」
タルモは、このときに美少女の正体を知った。
エテルネルの筆頭公爵クラレンス家のご令嬢にして、あの戦の神の孫娘だ。
こんな高貴なお方に助けて頂けたのか。
私はなんと幸運なのだ!
いまさら態度を改めるのも不自然だし、タルモは書類に名を書きながらどうするか困っていた。
「タルモ殿、これで船に乗れるな!
お嬢に態度を変えたりするなよ。
あの方は、そういうのが嫌いなんだ。
普通にしてた方がいいぞ」
タルモは、ギルに心を読まれていた。
自分よりも、若者の洞察力に恐れ入った。
あの戦の神が、孫娘に護衛に付けただけある。
タルモはツバを飲み込んでから、大きく首を縦に振ってギルに返事した。
「明日の7時半までにカウニス号の前に集合してね。
8時に出港、乗り遅れたらヘイズに帰れないからくれぐれも気をつけて!」
タルモに時間を教え、船に乗る証明書を渡す。
「はい、手続きして頂き有り難うございました。
プリムローズ様、楽しい船旅を致しましょう」
彼は差し出された書類を、彼女の目をしっかり見て微笑んで紙を受け取った。
「ええ!そうしましょう!タルモ殿には、ヘイズ国のお話を聞かせて下さいな。
よかったら色んな話を、私たちにお聞かせ下さい」
プリムローズは、タルモの態度を一発で気に入った。
彼らはそこで一旦別れ、お互いの宿屋に帰っていく。
「私は、タルモ殿が気に入りました。
あの方は、私を誰か知っていたはずよ。
それでも…、彼は態度を変えてこなかった。
ギル……、貴方が忠告してもね。
変える人は、変えるのよ」
横に歩く護衛は、両眉を挙げて目線を少しだけ下げた。
メリーと話していたはずのお嬢が、一体いつ気づいたんだ。
微かに口元だけ笑い、両手を挙げたる素振りをした。
「親父様の、孫だよな!
怖いね~、お嬢はどんな大人になるんだろう。
もうお嬢は、本当はすでに大人ではと思っている」
ギルは、プリムローズの中にたまに大人の存在が見えていた。
そんな事を他人に話したら、頭がおかしいと言われそうだ。
「お嬢様は子供でも大人で、このメリーは大人の子供ですの。
人それぞれ、成長の度合いは違いますよ。
ガキ大将みたいな、ギル師匠!」
メリーも、プリムローズの普通とは違う不思議な力を肌で感じていた。
2人は同時に思う、どんなプリムローズもプリムローズに変わらない。
このお方は、主に相応しい方だ。
地平線の海にゆっくり沈んでいく、美しい夕日を浴びながら3人は宿に続く道を歩く。
すべてを茜色に染めて、アルゴラ゙での最後の夜を迎える前の一時であった。
タルモのために、船着き場に向かっていた。
「皆さんー、ちょっとお待って下さい!」
タルモは前を歩く、3人を呼び止めた。
プリムローズたちは立ち止まり、タルモを何事かと同時に体ごと方向転換。
彼はその場で、なんと靴を脱ぎ始める行動にでた。
靴底から小さな袋を取り出すと、金貨1枚がー。
「全然足りませんが、私にはこれしかありません。
どうか、受け取って下さい」
タルモはハンカチで丁寧に拭くと、プリムローズに金貨を渡そうとしていた。
「タルモ殿、無一文でヘイズに着いてからどう戻るのですか。
いりませんよ、お話したでしょう。
1人分は、余計に払っていたから要らないのですよ」
「私は油断しました。
商人で、旅の危険を知っているはずなのに。
この歳で恥ずかしながら、初めて強盗にあった経験しました」
顔を下に向け、手の中の1枚の金貨を強く握りしめた。
「【旅路の命は路用の金】ですか。
旅先では、命と同じくらいに所持金は大事ですものね。
私たちも、お金はバラバラに持っていますのよ」
彼女はそう言うと、ギルとメリーに目で合図する。
「ヘ~イ!ここに隠している。
腰に巻いて、あと靴の中にあるぜ。
靴は、タルモ殿と同じだ」
ギルは、ブーツを履いた長い足を高々挙げた。
「私はコルセットに縫い付けたポケットの中に。
多少は太って見えますが、まぁ仕方ありませんよね!」
メリーは恥ずかしげに、お腹をポーンと1度だけ叩く。
「フフン~、2人は甘いわねぇ~。
無防備に体に身につけるのは素人よ!
どこにあるかを教えてあげる。
私はねぇ~」
プリムローズは、指を輪にして口元に当てて指笛を鳴らした。
何処からか白い鷹が、プリムローズに飛んで近づいていた。
彼女の肩に留まると、鷹の首には首輪が付いてた。
「オーホホホ、ピーちゃんの首輪に数枚入れてますのよ!
ピーちゃん、もうちょいの辛抱です。
我慢して頂だいな」
プリムローズが鷹にお願いすると、鷹は理解しているのか首を振っていた。
それは、純金製で宝石まで付いている。
タルモは仰天して、その首輪を凝視していた。
なんと…、見事な首輪だ!
あれだけでも、高価な逸品に間違いはない。
職業がらか、頭の中でソロバンを弾いていた。
「さぁ~、ピーちゃん!
明日は海の上よー!」
プリムローズが元気よく話すと、鷹は一声鳴いてから空高く飛び立つ。
「ピーィー!!」と、白い鷹は青空に羽を広げてプリムローズの頭上高くを飛んでいた。
「そりゃないぜ。
ピーは、お嬢の命令しか聞かないじゃん。
俺の命令は、ぜんぜん聞かないしよぉー!」
ふて腐れて話すギルは、地面を軽く蹴った。
「ハハハ、これには驚きました。
実に賢い鷹をお持ちでー。
あれではけして、誰も盗むことは出来ないでしょう。
プリムローズ様、このご恩は忘れません!」
彼は今日出会ったばかりの自分を、信じて親切にしてくれた事に深く感銘していた。
そうこう話して歩いているうちに、目的の船着き場。支払いをする建物の前に立っていた。
四人が中に入ると、カウンターに肘をついて座っている男が見える。
「明日出港予定のカウニス号に乗るプリムローズ・ド・クラレンスよ。
担当者か、分かる人を呼び出して頂けるかしら?」
カウンター越しに、物怖じせずに声をかけた。
「お嬢さんが、代表者かい?!」
他の大人3人を見てから、不思議そうに質問する案内役。
「お嬢様は子供ですが、我が主でございます。
お嬢様のお名前で、船代はお支払しておりますわ。
こちらは、船の書類でございます」
メリーは無くさないようにと、ドレスに細工していたお金と一緒にしていたようだ。
店に入ってから隅に行きゴソゴソしていたのは、このせいかとプリムローズは納得する。
4人分の支払い済みの書類を、目の前に差し出し案内役に見せる。
「確かに、書類は間違いがないな。
そこで待ってろ。
奥に呼びに行ってやるからよ!」
どうも波止場の男は、横柄な態度の者が多い。
しばらくして揉み手をするように、奥から出てきたお偉いさんぽい人物がカウンターに現れた。
プリムローズたちを、値踏みするようなイヤらしい嫌な視線を落とす。
「これはこれは、クラレンス公爵令嬢!
この者が、なにか失礼を致しませんでしたか?!」
「こんな服を着ていたから、どうやら誤解されたみたいね。
ドレスだと、ここでは目立つでしょう?!
明日のカウニス号に、もう1人追加して下さらない!?
元々1人分余計に払っているから、問題ありませんわよね!」
プリムローズが強気に話すと、お偉いさんはペコペコして返答した。
「もちろん、結構でございます!
お連れ様のお名前を、こちらで控えさせて頂きます。
お部屋のほうは1番上等なのをご用意致しました。
アルゴラ国王陛下より、直接指示されています!
どうぞ、素敵な船旅をお楽しみ下さい!」
「アルゴラ゙国王、自らとは光栄だわ。
まぁ、私も遠からずこの国の王族の血が流れてますから!」
タルモは、このときに美少女の正体を知った。
エテルネルの筆頭公爵クラレンス家のご令嬢にして、あの戦の神の孫娘だ。
こんな高貴なお方に助けて頂けたのか。
私はなんと幸運なのだ!
いまさら態度を改めるのも不自然だし、タルモは書類に名を書きながらどうするか困っていた。
「タルモ殿、これで船に乗れるな!
お嬢に態度を変えたりするなよ。
あの方は、そういうのが嫌いなんだ。
普通にしてた方がいいぞ」
タルモは、ギルに心を読まれていた。
自分よりも、若者の洞察力に恐れ入った。
あの戦の神が、孫娘に護衛に付けただけある。
タルモはツバを飲み込んでから、大きく首を縦に振ってギルに返事した。
「明日の7時半までにカウニス号の前に集合してね。
8時に出港、乗り遅れたらヘイズに帰れないからくれぐれも気をつけて!」
タルモに時間を教え、船に乗る証明書を渡す。
「はい、手続きして頂き有り難うございました。
プリムローズ様、楽しい船旅を致しましょう」
彼は差し出された書類を、彼女の目をしっかり見て微笑んで紙を受け取った。
「ええ!そうしましょう!タルモ殿には、ヘイズ国のお話を聞かせて下さいな。
よかったら色んな話を、私たちにお聞かせ下さい」
プリムローズは、タルモの態度を一発で気に入った。
彼らはそこで一旦別れ、お互いの宿屋に帰っていく。
「私は、タルモ殿が気に入りました。
あの方は、私を誰か知っていたはずよ。
それでも…、彼は態度を変えてこなかった。
ギル……、貴方が忠告してもね。
変える人は、変えるのよ」
横に歩く護衛は、両眉を挙げて目線を少しだけ下げた。
メリーと話していたはずのお嬢が、一体いつ気づいたんだ。
微かに口元だけ笑い、両手を挙げたる素振りをした。
「親父様の、孫だよな!
怖いね~、お嬢はどんな大人になるんだろう。
もうお嬢は、本当はすでに大人ではと思っている」
ギルは、プリムローズの中にたまに大人の存在が見えていた。
そんな事を他人に話したら、頭がおかしいと言われそうだ。
「お嬢様は子供でも大人で、このメリーは大人の子供ですの。
人それぞれ、成長の度合いは違いますよ。
ガキ大将みたいな、ギル師匠!」
メリーも、プリムローズの普通とは違う不思議な力を肌で感じていた。
2人は同時に思う、どんなプリムローズもプリムローズに変わらない。
このお方は、主に相応しい方だ。
地平線の海にゆっくり沈んでいく、美しい夕日を浴びながら3人は宿に続く道を歩く。
すべてを茜色に染めて、アルゴラ゙での最後の夜を迎える前の一時であった。
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